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まずは「お疲れ様」と申し上げたいのです。
2020年の夏から2021年年明けまで、あなたはずっと「闘いの星」とともにありました。
なにか大きなもの、とてつもなく高い場所にあるもの、カベのようなもの、強すぎる力のかたまり。
そんなものを相手に、徒手空拳でガンガンぶつかってきたのが、2020年後半のあなたではなかったでしょうか。
そんな熱い、無謀とも言える挑戦が、2020年12月末から2021年の年明けにかけて、すうっと収束しました。
闘いのもっとも厳しい局面が過ぎ去った今、あなたが勝利できたのかどうかは、
意外にも、あまり気になっていないかもしれません。大切なのは、その闘いを生き抜いたこと自体だったのです。
今のあなたがここにあって、かつてよりずっと大きな実力を備え、未来を見据えている、
というそのことが、最も大きな「戦果」だっただろうと思うのです。
牡羊座の2021年上半期は、喩えるなら「若者が親元を離れる時」のような雰囲気に包まれています。
古風な価値観を持つ頑固な両親と、自由に生きていきたい自分との間で、
大ゲンカが起こったような時間が、2020年下半期でした。
そのケンカがなんとか決着し、これからは自分の人生を自由に生きていく! と決め、
広い世の中にどんどん突き進んでいくのが、2021年上半期なのです。
あなたの「これまで」と「これから」がまるで違う世界だということは、あなたも直観しているはずです。
「これから」のあなたは、とても自由です。2020年までには不可能だったことが、今ならできるかもしれません。
上下関係や支配・従属関係のいくつかが、2020年の闘いの最中に、壊れただろうと思うのです。
ゆえに、かつてなら反対されたり、阻まれたりしていた方向に、伸びやかに進んでいけるはずなのです。
美しく大きな夢を描くことが必要です。その一方で、責任ある計画を立てることも必要になります。
未来に対する希望と楽観が必要ですし、現実を見つめるシビアな眼差しも必要です。
この時期のあなたは、どちらの眼差しもしっかりそなえています。
仲間も集まってきます。2021年は本当に「人に恵まれる」時期で、信頼と愛を勝ち得ることができる年です。
あなた自身、仲間を集め、増やすために行動を起こすことになるはずです。
仲間の中には、楽観的な人もいれば、悲観的な人もいるでしょう。若々しい人も、成熟した人もいるでしょう。
この時期は特に、両者が備わっていることが、とても大切なのです。どちらかだけでは、道が狭まります。
友と未来を共有し、愛する人と未来を創造できます。2020年よりずっと「人に守られる」はずです。
この上半期は「収穫」の作業も発生します。2020年に奮闘して蒔いた種から、多くの実りが得られるのです。
ここでも「未来」のことが常に、視野に入るでしょう。
ただ今現在の満足や豊かさのためだけでなく、未来への漠然とした不安を埋めるためだけでもなく、
「この夢を叶えるために、この材料、この資金が必要だ」と、明確な意志を持って臨むことになるはずです。
この時期描いた夢は、叶います。
なぜなら、この時期のあなたの「夢」は、イコール「計画(ルビ;プロジェクト)」だからです。
・時期について
2020年6月末からの「勝負・自己変革」の時間は1月7日まで続いています。年明けはまだ少し落ち着かない、バタバタした雰囲気があるかもしれませんが、徐々に落ち着き、2020年の活躍から得られる「果実」を、盛大に収穫できるでしょう。1月から3月頭にかけて、この「収穫」の作業は続きます。少し意外な果実もまざっているかもしれません。ここで得たものは、これから先のあなたの経済活動の基盤となっていくようです。
1月から3月頭は、古い友達と再会できそうな時期です。チームワークを立て直したり、疎遠だった知人にコンタクトをとったりする人も多いでしょう。
2月は特に、交友関係について嬉しいことが多そうです。2021年の牡羊座のテーマに「友」がありますが、このタイミングでその方向性がびしっと定まるかもしれません。親友となっていける相手に出会える可能性も。
年末年始に一度立てた計画を、ここで一度白紙に戻して練り直す、という人もいるかもしれません。「見通し」を軌道修正できる時です。
3月から4月は、とてもアクティブな時期です。コミュニケーションが大きく拡がり、いろいろな人と話が出来ますし、遠くまであなたの声が届くでしょう。対話の中で過去を振り返りつつ、未来を探り当てていけそうです。フットワークよくあちこち出向き、点と点を線で結んで、大きな場を創れるでしょう。
勉強や取材など、知的活動にも強い追い風が吹きます。ビジネスでは強気に出られる時です。
4月半ばから5月は、経済面で追い風が吹きます。いいものが手に入りそうです。
4月後半から6月は、家族や居場所に関して、やるべき事が多くなるでしょう。普段、兄弟姉妹とあまりコンタクトをとっていない人も、この時期は兄弟姉妹との関係がとても密になるかもしれません。身近な人と協力して取り組むべき事が出てきそうです。
6月は特に、居場所が暖かく美しくなる時期です。あなたの世界にだんだんと愛が満ちてきて、楽しい気持ちになれそうです。この時期は先を急ぐことなく「この場にどーんと存在する」ことに意義があるようです。
[テーマ別ひとことコメント]
・愛について
上半期を通して、さわやかな追い風が吹き続けます。
特に2月は、素敵なことがたくさんありそうです。「失った愛が蘇る」気配もあります。愛について出来ることが多い時期です。
愛を探している人は、友達や仲間の紹介に妙味があります。折に触れて、素敵な人がいたら紹介して欲しい、と伝えておくといいかもしれません。
また、交友関係から愛が芽生える可能性も高い時です。婚活サイトやマッチングサービスなどを利用するのも良いと思いますが、なんといっても2021年は「仲間」の年です。敢えて恋愛や結婚に関係のない、趣味のサークルやイベントに参加し、「仲間」を増やす方が、自分に合った相手を見つける近道となるかもしれません。
1月末、3月後半から4月半ばも、出会いの可能性の高い時期です。
さらに6月中旬から8月にかけては、愛が大きく動きます。フリーの人も、カップルも、片思い中の人も、愛について主体的に、積極的に動ける時です。
ただ、この時期は「自分の弱さを認める」ことが、とても大事なポイントとなるかもしれません。一般に、愛においては、「強さ」はそれほど重要ではないのです。お互いの弱さを理解できるかどうか、受け止め合えるかどうかが、成熟した愛への入り口となります。この時期は特に「弱さ、傷つきやすい心」について考えることで、愛への道が拓かれる気配があるのです。この傾向は2022年にも続いていきます。
・住処、家族、人間関係について
家族や住処については、4月から6月に動きがありそうです。引越や家族構成の変化なども起こりやすい時期となっています。特に、一時的に誰かが泊まりにくるとか、長期滞在のお客を受け入れるようなこともあるかもしれません。暖炉に新しい火が入るような、温かな時間帯です。
また、時期のところにも書きましたが、3月から7月上旬までの時間は、兄弟姉妹や幼なじみなどとの関係が深まる時期となっています。たとえば、親族の冠婚葬祭や地域のイベントなどをきっかけに、しばらく疎遠だった関係が復活する、といったことも起こるかもしれません。
自分のルーツを再発見することで、未来の計画にも変化が出てきそうです。
1月から5月半ばまで、人間関係はとても盛り上がります。仲間や友達との交流がふくらみますし、色々なネットワークに参加することで、視野が拡がるでしょう。
この時期は「何をするか」よりも「誰と活動するか」のほうが先に決まるかもしれません。「この人とだったら、いっしょにやってみたい」と思えるような誰かに出会えるかもしれません。
・仕事・勉強について
2020年は仕事がとても忙しい時間でしたが、その時間が年明け1月まで続いています。「ガンガン勝負する」モードが1月の中で徐々に落ち着いて、自分がどこまで到達できたのか、その「現在地」をよく確かめることができるでしょう。
1月末から2月は、計画を見直して軌道修正できる時です。仲間も集まってきて、いい雰囲気を作っていけるでしょう。古い仲間とチームを「再結成」するような展開もあり得ます。
3月から4月は非常にアクティブな時期で、ビジネスも活性化します。
5月から6月は、仕事の上でのコミュニケーションスタイルを少し変えていくことになるかもしれません。これまでの経験をしっかり整理し、いつでも使える武器へと鍛えることもできるときです。
5月半ばから7月にかけては、損得を度外視して誰かを助けたり、あるいは、誰かが素晴らしい助け船を出してくれたりするかもしれません。「無私」の心でやったことが、あとになって大きな報酬に繋がっていく気配もあります。
6月末、この上半期の頑張りの「まとめ」のようなタイミングが巡ってきます。ステップアップが叶いそうなときです。
・お金について
1月から3月頭、そして4月半ばから5月半ばにかけて、大きめの動きがありそうです。特に年明けから3月頭にかけては、2020年の奮闘への大きな報酬が期待できます。
「お金の稼ぎ方・使い方」について、2019年頃から大きな変化を経験している人も少なくないはずです。ここでは特に、自由な稼ぎ方・使い方ができるようになるかもしれません。
お金についての価値観や考え方は、幼い頃に「すり込まれる」ところがあります。その「スリコミ」に、非合理な点や窮屈なところがある場合、大人になってからそうした呪縛を解除していくタイミングが巡ってくることがありますが、この時期はそうした体験もできそうです。
たとえば、幼い頃に親から厳しく禁じられて食べられなかった駄菓子が、大人になって大好物になった、という人がいます。これはごくベタな例ですが、自分でも気づかずに「禁止」していたことを、この年明けにぱっと解禁する人もいるかもしれません。