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2023年下半期は、牡羊座の人にとって、平たく言って「金運の良い時」です。経済活動が一気に盛り上がり、生活が豊かになるでしょう。これまでお金にまつわる問題を抱えていた人も、この時期に解決していくかもしれません。
2018年頃から経済活動に一大変動が起こっていた人も少なくないはずですが、この変革期も後半にさしかかり、過去数年間の試みの成果が徐々に、現れつつあるだろうと思います。そうした試みがひとつの「ブレイクスルー」を遂げるのが、この下半期から2024年前半です。
大きな買い物をする人もいれば、多過ぎるモノを処分する人もいるでしょう。経済力を強化するためにチャレンジする人がいる一方で、ミニマリストを目指して生活を変えていく人もいるはずです。お金やモノを手に入れることで自由になる人もいれば、手放すことで自由になる人もいます。この時期は「物質・経済的に自由になる」ことこそが、メインテーマなのです。「人生」というものを広く、大きく捉えて、そこから経済活動を刷新していける時です。
どんなにあやしても泣き止まない子供に、パンと牛乳を渡したところ、パクパク食べてスッキリ泣き止む、ということがあります。気力が湧かず怠けがちな自分を責めてばかりいた人が、偶然健康診断で過度の貧血だったとわかり、服薬を始めて人が変わったように意欲的になった、といった現象もあります。2023年下半期は、たとえばそんな「問題解決」ができるかもしれません。「気持ちの問題」「コミュニケーションの問題」など、言わばソフトウェア的に捉えてどうにもならなかったことが、「食べもの」「薬」「道具」「時間配分」等々、ハードウェア側からアプローチしてスッキリ解決する可能性があるのです。長い間の深い悩みが、「新しい部屋に引っ越した」「新しい車を買った」「毎日食べていたお菓子を断った」「煙草をやめた」など、ごく物理的な変更で、一気に吹っ飛ぶかもしれません。生活の「モノ」の条件が変わり、そこから生活全体が変わり、心が変わって、人生が変わるのです。
誰もが人知れず、悩みや不安を抱えています。この時期の牡羊座の人々は特に、人に言えない悩み、不安を内側に大きく抱え込んでいるようです。「人に言っても、どうせわかってもらえない」「誰にも知られたくない」と思えるような何かを自分の中に閉じ込めて、闘い続けているあなたがいるのではないでしょうか。
そんな深い思いが、この時期は物質的・経済的な面に現れてくる可能性があります。たとえば、ストレスが溜まって暴飲暴食に走る、というような現象はその典型です。大きなお金を使って「スッキリした」と語る人がいますが、お金を払うことが文字通り「お祓い」のような作用を持つこともあるのです。
「子供の頃にとても貧しかったので、大人になったら必ず稼ごうと決心した」と語る成功者がいます。その一方で「もう十分お金を稼いだので、今後は何か、世の中のためになることをしたい」と語る成功者もいます。事業を大成功させたあとで、宗教や慈善活動に打ち込む人は少なくありません。2023年下半期の牡羊座を巡る星を見て、そんなエピソードがあれこれ、思い浮かびました。
多くの人がまず、自分自身の、「今現在」の生活のために稼ぎます。家族の収入や財産で暮らしている人も、まずは「今の自分の生活」が土台です。
ただ、経済活動には「過去と未来」が紐付いていることも確かです。遠い未来の大成功を夢見て、今は薄給で頑張っている人がいます。過去の苦い経験をもとに、今と未来を変えるべく大奮闘している人もいます。心の空虚を埋めるためにお金を稼ぐ人もいれば、他人にあれこれ言わせないために財を築こうとする人もいます。自分の中に目指すものや理由があって、その先に経済活動が広がっているのです。
2023年は特に、その結びつきが強い時期です。過去の経験をありありと思い出し、それをモチベーションとして精力的に稼ぐ人もいるでしょう。一方、お金をどのように「活かす」か、そのことを未来に向かって真剣に考える人もいるはずです。
さらに2023年下半期は特に10月頭まで、純粋に「楽しくて嬉しい!」時間帯です。愛に強い追い風が吹きますし、クリエイティブな活動に取り組んでいる人には、大きなチャンスが巡ってくるでしょう。愛する気持ち、楽しむ気持ち、何かを好きだと思う気持ちが、この時期のあなたの世界を満たします。普段「やるべきこと」を優先して、遊びや楽しみを後回しにしがちな人も、この時期はその順番を逆にしたいところです。センスや才能を磨き、愛情を豊かに表現し、日々の中に「楽しみ」を増やして、人生の喜びを何倍にも育ててゆける時です。
[時期について]
7月から10月頭にかけては、素晴らしい愛の季節であり、喜びと楽しみ、創造性の季節です。大恋愛をする人、アーティスティックな何かを制作する人、趣味に打ち込む人、愛するものとの時間に没頭する人が多いでしょう。人に言われて何かをするのではなく、自分自身でやりたいことを決め、選び取っていける華やかな時間です。
さらにこの7月から10月頭は、大きな「問題解決」の時間でもあります。生活の中で不備な部分、歪んだ部分、故障した部分などを精力的に整備できます。心身の「オーバーホール」のような試みをする人もいるでしょう。
仕事や日々の任務がかなり多くなる人もいそうですが、タスクさえ片付けば良いという認識に留まらず、「こうした状況は、自分の人生にとってプラスになるのか、本当に心から望ましいことなのか」という問題意識を持って臨めます。もし「このままの状況では、苦しいばかりで、良いことはない」と思えたなら、ここで転職活動など、現状を根本的に変える試みをする人も少なくないでしょう。
8月末から10月半ばは、人間関係に熱がこもる時期です。タフな交渉に臨むなど「真剣勝負」をすることになるでしょう。パートナーシップにおいても摩擦や衝突が増えるかもしれませんが、言いたいことはしっかりぶつけ合っておくべきなのかもしれません。
10月半ばから11月は、ここまでの「衝突・摩擦」を受けて、あたたかな強い関係を結ぶフェーズに進めます。大切な人と深い愛情を確認できる時間となるでしょう。経済的な役割分担も、ここでしっかり調整し直せます。
特に11月は「人に恵まれる」時で、公私ともに人間関係に情愛が満ちてきます。
12月は懐かしい場所へと再訪することになるかもしれません。「長く帰っていない、遠く離れた故郷に、久々に帰郷する」といった動きも起こりやすい時です。あるいは、遠くから懐かしい人が訪ねて来てくれるのかもしれません。
[愛について]
絶好調です。特に10月頭までは愛の星・金星が牡羊座から見てズバリ「愛の部屋」に長期滞在し、恋愛に強い追い風が吹き続けます。さらに11月から12月頭もキラキラした愛の季節となっており、カップルにもフリーの人にも、ドラマティックな嬉しいことがたくさん起こるはずです。
恋人がいる人は、愛の関係がどんどん進展するでしょう。積極的に愛情表現を心がけたい時です。
パートナーとの関係において、「企画力」「演出力」がものを言う気配もあります。マンネリを打破するようなアイデアをひねってみたい時です。
愛を探している人は、とにかく行動を起こして見てはと思います。強い追い風が吹いていても、自分自身が立ち止まったままでは、その風もただ吹き過ぎてゆくだけです。自分から動き出した時初めて、「風」の有利さや効果を実感できます。
また、10月半ばは少し不思議な縁が結ばれる時間となっています。ちょっとしたきっかけから意外な愛のドラマが始まるかもしれません。
10月半ばから11月は、フィジカルな関係にスポットライトが当たります。特に10月中は、「順番が逆になる」感じもあります。守りたいものがある人、人間的・長期的な関係を求めている人は、「不本意に流される」状況に陥らないよう、じっくり自分の気持ちを確かめながら進みたい時です。
8月末から10月中ほどはいい意味でも悪い意味でも「熱がこもる」タイミングです。ちょっとした言い合いが大喧嘩に発展する可能性もあります。言いたいことを無理に飲み込む必要はありませんが、関係を継続しようという意志があるならば、そのことを全面に押し出してコミュニケーションすることが大事です。「愛情があるからこそ、話し合う必要があるのだ」という大前提を、何度も共有し直す姿勢が、決裂を防ぎます。
とはいえもし、このタイミングで大きな衝突が起こっても、11月から12月頭の「愛の季節」にしっかり仲直りできるはずです。自分の本当の気持ちを見つめ、過剰に意地を張らないように気をつけたいところです。
[人間関係・家族について]
経済的な役割分担を再調整する必要が出てくるかもしれません。人間関係においても、家族との関係においても、日々つき合っていく中ではどうしても、「お金の流れ」「金銭的な負担」が出てきます。普段からガマンしたり犠牲を払ったりすることの多い人は、自分の中に不満が溜まっていないか、無理をしすぎていないか、検討すべき場面があるようです。
8月末から10月半ばは強めの交渉など、「真剣勝負」が起こりやすい時です。しっかり自分の思うところ、権利を主張したいところです。
11月から12月頭は一転して、和解のための方向性を探れます。あたたかな関係を確かめ合えるタイミングです。
[仕事・勉強・お金について]
2008年頃から野心を抱いてチャレンジを続けて来た人は、その最終段階にさしかかっています。やり残したことはないか、来年いっぱいくらいまでの中でやり遂げたいことはないか、ここで確かめられるでしょう。
一気にポジションが上がったり、掌握する仕事のスケール、範囲が拡大したりする可能性もあります。これも、2008年頃からのあなたの取り組みの「到達点」です。
経済的に強い上昇気流が生じ、公私ともに「儲かる」時期と言えます。収入が増えたり、扱うお金の桁が上がったりするかもしれません。
この時期は、かつてなく「収益性」に意識が向かいます。たとえば、「儲けは度外視、お客さんが喜んでくれればいい」といった気持ちで取り組んできた仕事について「ちゃんと収益を出すことも大事だ、関わってくれている人のためにも、長く続けていくためにも、きちんと儲けよう」といった意識が芽生え始めるかもしれません。「結果を出す」ことの、「結果」の内容が変わるのです。
役職がついたり、マネジメントの側に回ったりして、「背負うもの」が増える人もいるでしょう。何でも人に打ち明けてきたけれど、だんだん自分だけで抱えなければならないことが増える、といった展開も考えられます。一人になって、自分自身の気持ちを整理する時間を確保することが、こうした状況のストレスを軽減してくれるかもしれません。
勉強については、11月下旬から年明けにかけて、熱い学びの時間となっています。精力的に努力して、大きな成果を挙げられるでしょう。この時期は復習、見直し、過去の成果の再検討なども捗ります。恩師のもとを久しぶりに訪ねる、といったこともあるかもしれません。辿ってきた道のりを振り返ることで、得るものが多い時です。