2017年牡羊座の下半期の占い

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「出会い」の時期から「多産」の時期へ。

「人と出会う」「未知の世界を旅する」時間が、2017年10月まで続いています。2016年の秋頃から、とにかく多くの人に会い、今まで知らなかった世界に「導かれてゆく」ような経験を日々、重ねてきたはずです。とはいえ、春から初夏にかけては、どちらかといえば人と関わることの面倒さや、ややこしさ、緊張やプレッシャーを感じる場面のほうが多かったかもしれません。それが、夏を境に一転して、今度は人と関わることの楽しさや面白さ、なにより「自分一人では見られなかった風景」を満喫できそうです。

この時期の「出会い」には、恋愛や結婚はもちろん、仕事や専門分野、外に出ての活動に関するものも多そうです。どんな形式・立場の「出会い」にせよ、ここでの出会いには尊敬や学び、視野の拡大、価値観の成長といった、「高みを目指す」動きが含まれています。長い間憧れていた人に会えるかもしれませんし、この先長く指導を受ける「師」に巡り会う人もいるだろうと思います。7月下旬から9月、素晴らしい愛のドラマを経験する人も少なくないでしょう。

「結婚」は、一般的には「一組のカップルが社会的に認められる」ことを意味します。ですが「人と人との出会いと結合」は、社会的な認知や契約というもの以上の、もっと深い意味を含んでいます。それは言わば、水素と酸素が反応して水が生まれる科学反応のように、「全く別のものが誕生する」出来事なのです。子どもを授かるという「誕生」だけでなく、すべての人間関係は、目に見えない何事かを新しく「生みだす」仕組みです。10月までになにかに出会ったあなたは、10月以降、その人と自分の間に「生まれたもの」を見つめることになります。これは、婚姻のような関係だけでなく、あらゆる一対一の関わりにあてはまります。

2017年秋から2018年にかけて、牡羊座の人々は多くを「生産」するでしょう。個人的にも、仕事や社会的活動においても、他者との交わりの中で新しいものを生み出す、ごく広い意味で「多産」な時機の到来です。

そして年末、あなたの心には新しい「野心」が芽生え始めます。もとい「野心」という言葉のはらむ、ある種の荒っぽさやがむしゃらな感じはこの時期あなたの胸に湧いてくるものには似合わないかもしれません。ここから2020年頃の中で、あなたの社会的な力は想像を遙かに超えて大きくなります。

・時期について
7月
とても明るい賑やかさに包まれています。コミュニケーションが盛り上がり、いろいろな人と嬉しいメッセージを交わせるでしょう。理解者にも恵まれそうです。月の前半は家の中がバタバタしがちですが、関係性の枠組みに甘えることなく、家族や身近な人ひとりひとりを「一人の個性的な人間」として対話することで、心の結び付きが強まります。月の後半は、思いきり好きなこと・やりたいことができる時です。愛にも強い追い風が吹き始めます。

8月
どの星座の人にとっても大事な転機が訪れるタイミングです。牡羊座の人にとっては特に、交友関係と愛情に関して、ドラマティックな出来事が起こりそうです。友だちが親友に変わったり、交友関係の中から愛が生まれたりするかもしれません。あるいは、やりたいことや夢が見つかる人もいるでしょう。夢が実現に向かって動き出すようなときです。そこにはおそらく、強い意外性が含まれていますが、不思議な「縁」のようなものとして、心にしっくりと受け止めることができそうです。7月中に家族や身近な人の事でゴタゴタがあった人も、8月には落ち着くはずです。13日以降、日頃の疲れが出たり、日常生活のほころびが気になったりする場面が増えるかもしれません。ここから9月にかけて、じっくり健康や生活を調整したい時期です。仕事や勉強も先を急がず、ゆっくり進める方がむしろ生産的であるようです。

9月
8月中にスローペースになっていたことがあれば、9月5日を境にリズムを取り戻せるでしょう。この間取り入れた「改善策」も、5日以降軌道に乗り始めます。9月は愛に強い追い風が吹くときで、恋愛はもちろん、子育てにも素敵な場面がたくさんあるでしょう。クリエイティブな活動にもチャンスが多いときです。とはいえ、9月は非常に忙しい時期でもあります。自分の責任を果たすために汗を流し、成果を挙げられるでしょう。日頃、今の役割が「自分に合っていない」と感じている人は、ここから10月にかけて、役割自体を変えるためのアクションを起こせます。転職活動や志望変更を試みる人もいるでしょう。20日から10月半ばにかけて、特にその動きが強まります。一方、今のポジションや方向性が「自分に合っている」と感じている人は、さらにその役割の重要性が周囲に認められるようになっていくでしょう。

10月
この下半期の「山場」の一つです。2016年秋からの「人間関係・パートナーシップ」の時間が、10日に収束していきます。そして、新たに「ギフト・継承・他者との融合」の時間がスタートします。月の後半、特に新しい方向性が強く意識にのぼるでしょう。特定の人たちとの距離感が非常に近くなり、「切っても切れないもの」を意識するようになるかもしれません。

11月
11月上旬に、2016年秋から培った他者との関わりの「強さ」を実感させられるような場面があるでしょう。あなたと誰かの関係が揺るぎない「タッグ」になったことを確認できそうです。月の半ば以降、今度はその人達とどのように「更に踏み込み合えるか」ということがテーマになります。特に、相手から提案されたことや差し出されたものを「どう受け取るか」をじっくり、経験を積み重ねながら考えていくことになるでしょう。愛やパートナーシップはとても「濃く」なっていきます。

12月
2017年下半期の三つ目の「山場」が訪れます。2015年から9室に位置していた土星が、10室へと歩を進めるのです。ここまで二年強をかけて学んだことを、ここから2年半ほどをかけて、「役立てる・現実の中で花開かせる」ことになります。3日から23日は、過去2年半の中で学んだこと・経験したことの「復習」ができるような期間です。懐かしい場所に懐かしい人を訪ねて、この間自分がどんなに成長したかを確認できるかもしれません。月の後半は、多くのギフトを受けとることになりそうです。経済面で人との結び付きが強くなる時期でもあります。年末、仕事や社会的な活動において、素敵なチャンスが巡ってくるかもしれません。

・愛について
2016年秋から「パートナーシップ・結婚」の場所に木星を迎えている牡羊座の人々です。すでに大切な関係を築きつつある人もいるでしょうし、この下半期にパートナーを得る人も少なくないと思います。この下半期に入った段階でまだ誰の姿も見えない、という人も、ガッカリするには早いと思います。8月から9月はドラマティックな出会いに恵まれる可能性の高い時期ですし、10月から11月も、出会いの気配が濃厚です。10月以降は、非常に官能的な時期となっています。誘惑も多そうですので、守りたいものがある人は「流されない」ことを意識したい時です。

・住処・家族について
7月は少々バタバタするかもしれませんが、その努力の甲斐あって、8月は家族関係や住処での時間が、とても豊かで美しいものになるでしょう。8月は、家の中に「自由・自立」というテーマが浮かび上がるかもしれません。お互いを犠牲にしあうような家族関係ではなく、お互いが「家族のお陰で自由に、好きなことができる」という関わりを作るための、大事なきっかけを掴めそうです。

・仕事、勉強について
仕事では、2017年12月から2年半くらいの「最も大きな山場」が巡ってくるのですが、この下半期はその「前夜」のような時期と言えます。2015年くらいから必死で高みを目指して努力を続けて来た人にとっては、その「トンネルの出口」が見え始めるでしょう。ちょうどこの下半期から2018年上半期にかけて盛大な「ブレイク」を果たす人も少なくないはずです。8月から10月にかけて「業務」「ルーティン」を新しい形に構築し直す人も多そうです。転職や独立など、かなりハッキリした形で「ポジションを変更する」人もいるかもしれません。これは、よりあなたに合った「毎日」を作る、という意味を持つ変更であるようです。長く走り続けられる態勢を整えて、ここから2年半の高い山登りに備えられます。

勉強や研究活動に関しては、2015年頃から今に至るまでの一連のプロセスを「総まとめ」するタイミングと言えます。ここまでに研究してきたことを大論文にまとめ上げるような、あるいは最終的な試験に臨むような、知的に大きな「扉」の前に立つような節目です。過去2年半ほどの中で、「これが自分の専門分野だ」と言える世界を得た人もいるでしょう。あるいは、このあたりで独自の仮説や思想をかためつつある人もいるかもしれません。過去2年ほどの時間という「土台」の上に立って、広く発信を始める人もいそうです。

7月は学ぶ事をとても楽しめる時期となっています。9月から10月は「自分を鍛えていく」という意識が強いかもしれません。頭ではなく心身で「体得」できるものがあるようです。

・お金について
10月以降、お金についてはとても強い追い風が吹いてきます。ただ、この追い風は「自分一人のお財布」に留まらないところがポイントです。この10月から2018年にかけて、あなたは経済活動の上での「人間関係」を強く意識することになるでしょう。あるいは「人間関係の中での経済活動」と言ってもいいかもしれません。たとえば、もっともベタな例で行けば、パートナーを得て、生活を共にするようになれば、たいてい二人の経済活動をどう「組み合わせるか」というテーマについて考える必要が出てきます。カップルが10あれば、その「経済的配分・役割分担」は10通りあるでしょう。同じ夫婦でもその関係性は千差万別であるように、経済活動もまた、お互いの関係性に沿って、独自に「創造」しなければならないわけです。上記はもちろん単なる比喩ですが、パートナーシップ以外でも、個人の生活でもビジネスの場でも、私たちの手にするお金や財は、常に外界と「他者との関わり」によって繋がり、循環しています。この循環を大きく捉え、経済的関わりを大きく育てていくことが、この10月以降の、牡羊座の人々のメインテーマとなっているのです。

・健康について
7月末から10月にかけて、かなり長い時間をかけてしっかり「健康と生活」を作っていける時期となっています。ずっと「このままの生活態度ではいけない」「こんなムリをし続けていたら、いつか身体を壊すだろう」と思いながら、なかなか生活改善に手をつけられずにいた人も、この夏から秋にかけて、根本的に生活を変えていくことができるでしょう。特に8月から9月は「見直し・問題点の洗い出し」ができる時です。