2018年牡羊座の下半期の占い

アーカイブ記事

自分が自分の味方になるとき、本当の味方がだれなのかわかる。

友だちと出会うとき、私たちはいつも、一人の独立した人間です。
別々の個性がまっすぐに、対等に出会って、そこに純粋な友情が生まれます。
友だちになって、更にそこに友が加わって、仲間の中で過ごすうち、
好きなものや考え、世の中の見方などが、お互いにだんだん、似てきます。
そんなふうに、ある心地良い集団に属しているとき、長い時間の中でいつのまにか、
私たちは自分を取り巻く集団と、自分自身の思いを、どこかで「同一視」する状態に陥ります。
これは、友だち同士だけでなく、職場やあらゆるコミュニティに当てはまることではないかと思います。
どこからどこまでが「自分」で、どこからが「自分ではない」のか。それが解らなくなると、
私たちは徐々に「元々の自分」ではなくなっていくこともあります。
その果てに、自分が自分の本質的なニーズを満たさず、
まるで集団のためだけに生きているような行動を取ることもあります。

これは極端な例かもしれませんが、私たちはいつも「自分自身」であるように感じつつ、
そうでもない部分を抱えながら生きているものではないかと思います。
もしそうなら、この下半期、牡羊座の人々は集団のなかであらためて「個人としての自分」を再発見し、
その上で、新しい形で集団に参加しなおすことができるはずです。
そのプロセスは、たとえば「今の自分は、本当に自分自身の味方だろうか?」という問いからスタートします。
というのも、私たちは状況によっては、いとも簡単に「自分自身の敵」になり得ます。
人に好かれようとか、負けたくないとか、そんな思いから、
本心では望まないことを引き受けたり、好きでもないものを選んだりします。
ときには、大事な人を傷つけたくない、期待を裏切りたくない、という、限りなく優しい気持ちから、
自分で自分を裏切ってしまう人もいます。
そうして無意識に「自分の敵」になったとき、元々自分の味方だった人々もまた、「敵」にかわります。
敵の集団の中に身を置いて、自分の中にも敵を飼っている。
そんな状況が生まれているなら、この時期、その状況を打破できるのです。
仲間や集団から自分を一度分離させて捉えられます。自分に敵対する自分を、味方になるよう説得できます。
そのプロセスの中で、仲間や身近な人をもう一度、新しい形で味方につけることができます。

2018年下半期は、壮大な野心を抱き、更にそれを現実にすべく、具体的な計画を立てて動き出せる時期に当たっています。そんな華やかな活躍の季節において、「自分と、仲間」の関係性を見直し、必要ならば新しい仲間を得る方向に向かうのは、当然のことなのかもしれません。
2011年頃から、真の自由と自立を目指して闘い続けてきた牡羊座の人々ですが、
そろそろそのプロセスを終えようとする中、卒然として、
今の自分の力や生き方にフィットする仲間が「必要になる」ということなのかもしれません。
いずれにせよ、この時期のあなたは、人からたくさんの力を受け取れます。
ゆえに、「どんな人たちから、どんな力を、どう受け取るのか」ということが、とても重要なのです。
11月を境に、あなたはもう一度「真の自由と自立」について、自分の出した答えをじっくり吟味したくなるでしょう。中には、遠く旅に出たり、学びの場に身を置いたりして、自分の答えに様々な光を当てる人もいるはずです。そのプロセスに協力し、あるいは同行してくれる「仲間」がいるとすれば、それはどんな人なのか。
もしかするとそのイメージが、この下半期のあなたを、きらきらと導いてくれるかもしれません。

・時期について
7月は好きなことに注力できる、気持ちの良い時期です。
体調も上向きになる時期で、コンディションの調整はスムーズでしょう。生活改善も上手くゆく時です。
7月下旬から8月中旬は星座を問わず、物事がゆっくり進む時間帯となっています。牡羊座の人にとっては特に、愛に関すること、子育てに関すること、趣味やクリエイティブな活動に関することで「一度立ち止まる」ことが必要になるかもしれません。過去に遡って大事な話をしたり、同じ話を繰り返したり、時には相手の心の動きを待ってあげたりすることで、掛け違えたボタンをきちんとはめなおすことができるでしょう。
7月半ば、家族に関することで大事な変化が起こりそうです。新しい家族が増えたり、新たな居場所を得たりする人もいるはずです。
7月末は、密かに抱いていた夢を、目標として堂々と掲げることができるようになるかもしれません。交友関係に新しい光が射し込む気配もあります。

8月から9月上旬は、3月から5月に取り組んだことの「最終的な仕上げ」のような作業が発生するかもしれません。春にやり残したことがあれば、ここで取り戻せそうです。特に仕事や対外的な活動に関して、もう一押しの勝負をして、大きな成果を出せるでしょう。
この時期は人間関係にも大いに恵まれる時期です。自分では思いつかないようなアイデアを、味方からいろいろ提供してもらえそうです。8月前半は、「愛のミラクル」が起こる気配もあります。

9月半ば以降、11月頭に跨がって、さらにチームワークが重要になります。
一人で抱え込むことなく、できるだけ人とプロセスをシェアし、成果を分かち合うことで、スケールの大きな活動ができます。
この時期試されるのは、あなたのプレイヤーとしての力以上に、マネージャーや監督、演出家、リーダーとしての力なのかもしれません。人の力を上手く引き出すことができるでしょう。
9月下旬から10月中旬は出会いも多い時期です。ただ、10月半ばから11月半ばにかけては、人の好意が見えにくくなったり、好意があるがゆえにこんがらがったり、という場面もあるかもしれません。性急に相手の意向を判断しようとせず、一貫性のある態度を心がけると、だんだんに真実が見えてくるようです。

11月上旬、木星と天王星が動きます。ここから2019年に跨がる「旅と学びの時間」が始まります。長期の出張や留学、遠征など、文字通りの旅に出る人も少なくないでしょう。
さらに、2011年頃から続けている挑戦に関して、ここから2019年3月までの間に「仕上げ」をすることにもなります。何をどうすれば「仕上がる」のかが、このタイミングでスッキリ見通せるようです。
11月半ば、これまで複雑な状態にあった相手を「受け入れる」ことができるようになるかもしれません。あるいは逆に、今までなかなか心を開いてくれなかった相手が、このあたりで不意に心を開いてくれるかもしれません。

12月も引き続き、旅の時間が続いています。精力的に勉強を進める人もいるでしょう。未知の世界への好奇心が強まりますし、まだ見ぬ世界へと誘ってくれる「ガイド」のような人と近づきになる機会も増えそうです。クリスマスは今年一年の集大成のような「ギフト」を受けとることになるかもしれません。あなたの今年一年の、他者へのひたむきで誠実な働きかけが、思いがけなくうれしいかたちで報われそうです。

・愛について
6月に始まった愛のドラマの季節は、9月頭まで続いていきます。愛に新しい命を吹きこんで、素晴らしい日々を実現できるでしょう。

この夏は特に、失ったと思った愛が戻ってきたり、倦怠期だった二人の関係がフレッシュなものに再生したりと、「愛が再生する・甦る」ような出来事が起こりやすい時期です。
「帰って来た愛・戻ってきた人」が今後本物になっていくかどうかは、ひとえに、あなた自身と相手の成長度合いにかかっています。
もし、あなたが十分に成長を遂げていたなら、戻ってきた相手と「同じことを繰り返すかどうか」はすぐに解るでしょう。また、相手のほうが成長を遂げて帰ってきたなら、まるで別人に出会ったような気がするはずです。

さらに9月下旬から10月中旬、11月から12月頭も、一対一の愛に溢れる関係にスポットライトが当たります。
カップルも、愛を探している人にとっても、この3つ、特に8月と11月は素晴らしい季節となるでしょう。真剣にパートナーシップに向き合えますし、一歩も二歩も踏み込んで、土台のしっかりした関係を構築できる時でもあります。

この下半期を通して、非常に官能的な時期でもあります。言葉以外でのコミュニケーションが分厚くなっていきますし、感受性や相手の表情を捉える眼差しがモノを言うでしょう。コミュニケーションデバイスを見つめる時間が多くなっている昨今ですが、「生身の相手」を感じとり、「生身の自分」で感情を発信する能力が、この時期の愛を育てる最大の力であろうと思います。

・住処、家族、人間関係について
7月半ば、そして12月後半に、家族や居場所、人間関係に関する転機が訪れそうです。特に7月半ばは居場所や家族に関することで「スタートを切る・仕切り直す」ような場面があるかもしれません。新しい家族を迎えたり、新たな居場所を得たりする人も少なくないでしょう。

人間関係については、まず「仲間」との関係が熱く盛り上がります。普段活動をともにしている人々の情熱に触れる機会が多いでしょう。衝突もあるかもしれませんが、お互いが本気だからこそぶつかる、ということであるはずです。お互いの本音を正直にぶつけ合うことで、かえってチームワークを強化できそうです。
さらに、8月から9月頭、9月下旬から10月中旬、11月から12月頭は総じて「人に恵まれる」時期です。どんな人間関係にも温かな愛や真摯な積極性がこもり、人とともに行動することの意味を改めて感じられるでしょう。

この下半期全体を通して、「人から受け取るもの・もらうもの」が多い時期で、人への甘え方・頼り方を考える場面も多いかもしれません。人にどう頼れば関係を育てることができるか、そのコツを掴める時期です。

・仕事、勉強について
仕事や対外的な活動に関しては、2017年の年末から骨太な上昇気流が生まれており、確実に成功・活躍の階段をのぼっている人が多いはずです。2018年の頭の時点ではなかなか見えなかった山の頂上が、この下半期はそろそろ見え始めるようです。「どこまでのぼれるか・どこまでのぼりたいか」ということが、徐々にビジョンとして具体化してきますし、周囲ともそのビジョンを共有できるようになるでしょう。
2020年にかけて大きな成功の道を歩んでいるあなたですが、2018年の下旬以降、専門性を拡大する時期に当たっています。「もう少し大きなことをやってみたい」という思いが生まれ、「できること」の範囲を拡げるべく、修行の旅に出たり、勉強を始めたり、「師」に弟子入りしたりする人も少なくないはずです。

勉強に関しては11月以降、怒濤のように勢いが増します。受験生ならば志望校を数ランク上に上げるなど、「心から目指したいもの」を目指す体制が整うでしょう。
この時期は「目指せるもの」と「目指したいこと」がごっちゃになりがちかもしれません。でも、牡羊座のあなたは「心から目指したいもの」でなければ、結局は途中で嫌になってしまうはずです。どんなに周囲から進められようとも、どんなに安全な道であろうとも、あなたがその道を行きたいかどうか、ということを常に、自問している必要があるだろうと思います。心から目指したいと思える道であれば、遅くとも2021年頃までにはその道の果てにあるゴールに、ちゃんとたどり着けるはずです。

・お金について
経済活動に関して、この下半期は、かなり大きな転換期にさしかかっています。
まず、「経済関係」が変わる時期に当たっています。人から使わせてもらえるリソースが大きくなりますし、人との経済的な関係性が拡大する時期と言えます。
たとえば、資金を借りて事業を始める、といったことに取り組みやすい時期です。あるいは、パートナーの経済状態が良くなり、自分も潤う、といったこともあるかもしれません。家族など個人的な人間関係から、仕事の取引先、金融機関などとの関係に至るまで、あらゆる面で「自分のサイフの中だけに収まらない、お金の流れ」が成長するときなのです。

経済的な支援も多い時期ですし、「お裾分け」のような物質的な「恵み」もあるでしょう。特に11月頭までは、「人からの好意や支援、サポートをどのように受け取るか」ということがひとつのテーマとなるはずです。9月から年末にかけて、ギフトを受け取る場面が多いでしょう。贈り物や支援をくれる相手に感謝しつつも、それを単に「貸し借りナシにする・精算する」のではなく、この恩や愛をもっと大きな形に育てて行くにはどうしたらいいか、という、非常に大きなスケールの視野が必要になるだろうと思います。

経済活動に関して「少しずつ冒険を始める」という人もいるでしょう。これまでの「稼ぎ方」に違和感があるなら、まったく新しい道を模索し始めることができます。この下半期の中で結論が出るというわけにはいかないかもしれませんが、とにかく「これまで通りの道筋」からは少し外れられるはずです。


・健康について
2011年頃から突発的な不調に悩まされたり、トラブルに巻き込まれたりしたことがあったなら、そうした流れからそろそろ脱出できます。体が「落ち着いてくる」のを感じられるでしょう。7月から8月頭は概ね上向きですが、体力の過信からの不摂生に注意したいところです。9月は体調を「調律」できる時期です。生活のリズムを整えて、長く走れる環境を作れます。