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この記事を目にする頃にはすでに、
あなたは「闘い」のまっただ中にあるだろうと思います。
燃えるような情熱、使命感、あるいはいくらかのプレッシャーを胸に抱き、
いつもとは少し違った、スリリングな活動の中に身を置いているあなたがいるはずなのです。
「闘い」がぴったりこなくても、「挑戦」「重要な任務」「目が回るほどの忙しさ」と言えば、ピンと来るでしょうか。
誰かと熱い議論を続けている人、ライバルと競り合っている人もいるかもしれませんが、
そうした場合であっても、なにより「自分自身との闘い」こそが、2020年下半期、牡羊座のメインテーマなのです。
この熱く、どこまでもストレートな闘いの時間は、どこまで続いていくのでしょうか。
あなたにはすでに、その見通しがある程度、ついているだろうと思います。
おそらく6月末頃から始まった「自分との闘い」「チャレンジ」は、
2021年1月7日頃まで続いていく、ほぼ半年いっぱいをかけた物語なのです。
牡羊座はそもそも「闘いの星座」です。あなたの中には生まれ月、戦士の魂がそなわっています。
あなたが意欲を燃やし、生き生きとしてくるのは、闘うべきテーマを見いだしたときです。
一方、あなたが意気消沈してしまうのは、何と闘えば良いのかわからなくなったときです。
2020年下半期、あなたはそんな「意気消沈」とは全く無縁でいられるでしょう。闘いのテーマが常に、鳴り響いているからです。
「闘いの星座」のあなたに最もふさわしい闘い、あなたが最もあなたらしく闘える勝負が、この下半期に置かれています。
純粋無垢で、ストレートで、勇敢で、恐れを知らないとされるあなたの内なる魂が、勝負の場で燦然と輝きます。
2020年下半期のメインテーマは「自分との闘い」だと前述しましたが、この時期の「闘いの相手」はもうひとつあります。
それは、あなたから見て「上の方」に位置しています。
あなたより強い存在、あなたを支配しようとしている存在、あなたから見て「動かしがたい」と思えるような、大きな力を持った存在。
ずっとあなたを抑圧してきた人物とか、ずっとガマンし続けてきたシステム、納得のいかない伝統文化や、慣習、お金や権力をバックグラウンドに、あなたやあなたの大切な人を傷つけてきた人などが、「闘いの相手」なのかもしれません。
あなたは「闘いの星座」に生まれた人ですから、闘いについての深い哲学を持っています。
ゆえに、弱い者イジメをしません。闘いの相手は常に自分より強い力を持った存在です。
もし、自分よりも本質的に力のない存在と闘わなければならない場合は、あなたは必ず相手にこまやかな配慮をします。
この2020年下半期のあなたの闘いには、そうした配慮はおそらく、少しも必要ないだろうと思うのです。
2020年12月、あなたはとても広い場所に出ます。それは、今まで隷属状態を強いられていたお城から、
支配者への反旗を翻した結果の「自由」なのかもしれません。
私たちは、自分を傷つけ押さえつけてくるものを、なぜか「自分を守ってくれているもの」と認識することがあります。
2020年下半期、そうした誤謬から解き放たれるための闘いを重ねていく人もいるでしょう。
誰が本当の仲間で、誰が信頼に足る存在なのか。2020年下半期のあなたの闘いは、そこに帰着するはずなのです。
・時期について
7月から8月頭はコミュニケーションが盛り上がる、とても楽しい時間帯です。
4月頃から多くの人と、実りある対話に恵まれてきた人が多いはずですが、その流れが盛り上がりながら8月頭まで続いていくのです。
さらに、家族や身近な人との語らいも、9月頭までとてもゆたかになるでしょう。住環境に愛を「充填」できるような時間帯です。
9月は好きなことに打ち込める時間を持てそうです。遊びや楽しみが増えるでしょう。
さらに10月から11月にかけて、懐かしい人との再会がありそうです。人間関係がとてもゆたかになるときです。
11月から12月は多くを学べる時期です。行動範囲も広くなり、目上の人や「師」のような相手と関わる場面も多くなるでしょう。
12月は星座を問わず、大きな人生の転機となっています。牡羊座の人にとっては特に、未来が大きく開けるような、今までとは違った場所に立つようなタイミングとなるでしょう。特に、古いシステムから脱出し、独立やスピンアウトを経験する人が少なくなさそうです。
[テーマ別ひとことコメント]
・愛について
愛に関しても「情熱の星」火星の勢いを駆って、ガンガン積極的に行動できそうです。
愛を探している人は特に、この時期にすぐ結果が出なかったとしても、ここで「動いておいた」という事実があとで、じわじわと威力を持つことになるでしょう。
カップルも情熱的な時間を作っていけるはずですが、「熱」がこもりすぎて口論やケンカに発展しやすい危険もあります。また、お互いに非常に忙しくなって、「愛の関わり」にまで手が回らなくなる危険も。大切なものに対しては常に、自分の積極性を振り向ける工夫をすることがポイントです。たとえば、忙しくて会えないときでも、大切な人への連絡や心遣いをおろそかにしないこと、会えない部分を別の方法で補おうとすることなどで、その行動全体のあり方から「積極的な気持ち」だけは伝えることができることもあるのです。
愛に強い追い風が吹くのは、7月下旬から8月中旬、9月から10月頭、10月末から11月中旬です。特に10月から11月は「失ったものが戻ってくる」気配もあります。
・住み処、家族、人間関係について
7月は身近な人との対話の時間をじっくりとりたいタイミングです。特に2020年は星座を問わず、年明けから春にかけて家族関係が大きく変化した人が多いわけですが、この7月は「春に起こったこと」について、振り返りや整理をしやすい時間帯なのです。
物事が大きく変動するリアルタイムでは、パニックになったり、目の前のことで一杯一杯になってしまって、なかなか自分の思うことをはっきり伝えられないこともあります。大変なときが一段落したあとで、「あのときはこんな気持ちだった」と語り合っておくことは、心の繋がりの上で、とても大切なことなのです。
8月から9月頭は、家の中に素晴らしい愛が満ちるときです。子育てに関しては9月から10月頭に、優しい風が吹くでしょう。
・仕事・勉強について
2020年下半期の「闘い」は、キャリアについての闘いとなるのかもしれません。この時期、バリバリ勝負してガツンと成果を出し、新しいステージに上がる人が少なくないはずです。2020年という時間そのものが、あなたにとっては「社会的な大活躍の時間」なのですが、年の前半、社会が大混乱したことによって、ちょっと立ち位置や方向性を見失った人もいるだろうと思うのです。でも、ひょっとすると前半の「混乱」こそが、あなたの年後半の「勝負」のきっかけとなっているのかもしれません。大きな仕事ができるときです。
勉強についても、できるだけ高い目標を掲げ、ガンガン勝負できる時期となっています。初夏から8月頭は学ぶことがとても楽しく感じられるでしょうし、11月からは勢いがつきます。
「勉強」はすでに答えのわかっていることを学ぶ、学校の教科書的な学びもありますが、「新しい時代について学ぶ」という方向性も存在します。この2020年下半期は、伝統的な価値観や枠組みの中で学ぶことから、徐々に新しい時代の学びへとシフトしていく感じもあるかもしれません。
・お金について
9月下旬から12月前半にかけて、経済関係が大きく動きます。パートナーや、日ごろ関わっている人々の経済状態が大きく変わり、経済面でのあなたが引き受ける役割の内容が変化していく可能性があります。踏み込んだ相談や打ち合わせが必要になりそうです。お金の話は、あまり赤裸々にできない、という向きもあるものですが、この時期はあえてはっきりと、細かい数字まで詰めて相談することが必要になるかもしれません。
10月末、経済面で大きな実りがありそうです。