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2022年半ば以降「居場所を作る・場を広げる」ことに取り組んできたあなたがいるのではないかと思います。家族や身近な人と過ごす時間が増えたり、遠出するよりは近所を歩き回って世界を広げたり、といったことが生活の中心にあったのではないでしょうか。また、家族が増えたり、引越をしたりと、環境自体が物理的に変わった人も少なくないはずです。そのプロセスでは「自分はどんな世界に暮らしたいか」「自分の幸福とは何か」といったことを、何度も考えたのではないかと思うのです。
このプロセスには「汗をかく」場面が多かったかもしれません。物理的に体を動かして作業したり、細かい調整のために走り回ったり、家族や身近な人のサポートに注力したりと、「頑張る」ことが必要になる傾向があったのです。誰かに任せておけばいいとか、頭で考えるだけで体は動かさないとか、そういった「静的」なシーンより、バタバタと駆け回る動的なシーンが圧倒的に多かったはずです。
この「居場所を作る・場を広げる」プロセスは2023年5月半ばに収束します。特に「体を動かして、汗をかきながら作る」流れは3月までみっちり続くでしょう。動きながら場を作ると、自然に土地勘が生まれます。身近な人のささやかな心の動きや癖、今起こりつつある変化などにも敏感に反応できます。この時期は常に、活動の「中」にあることが大事なのかもしれません。会議室や遠隔で「現場はどうなっているかな」と想像するより、足を運んでみる方がいいのではないかと思います。たとえば自分の家を新築する時でも、頻繁に建設現場を見にゆく人と、工務店や設計士に任せきりの人とがいます。この時期はおそらく、前者でいる方が豊かな経験ができるでしょう。神経質に細部に拘るというよりは、プロセスのど真ん中に立ってその全体を吸収しようとするようなスタンスが、全体の流れを好転させるようなのです。
2020年頃から経済的に何度も荒波を乗り越えて来た人もいるでしょう。大きく盛り上がったと思ったら低く波の底にたどり着く、といった乱高下に、頭を悩ませてきたかもしれません。この不安定な状況の中、経済的な悩みを抱え続けていた人は、2023年3月に悩みが消えていきそうです。不足していたものがどーんと補充されそうですし、収入の途がいきなり見つかる人もいるだろうと思います。また、「節約、節制!」をモットーにしてきたのに、突然3月以降、ふつふつと物欲や食欲が湧き上がってくる、といった現象が起こる可能性もあります。生活が破綻するほどの大盤振る舞いはオススメしませんが、あまり無理に抑え込もうとせず、自分の中に湧き上がっている「欲」の熱量を、まずはじっくり味わって見てはと思います。
2023年上半期は無性に、2008年頃からのストーリーを振り返りたくなるかもしれません。
2008年より以前の自分と今の自分を比べてみて、どんな違いがあるでしょうか。もちろん、15年の月日が流れているのですから、誰でも大きく変わっているはずです。ですがとりわけ山羊座の人々は、最も大きな「自己の変化」を体験したはずなのです。人生が一変するような出来事が何度も起こったかもしれません。価値観が変わり、考え方が変わり、生き方が変わったかもしれません。そして何よりあなた自身のキャラクター、セルフイメージ、アイデンティティといったものが、あの頃と今とでは、大きく違っているのではないでしょうか。中には全く新しい自分へと「生まれ変わる」ような体験をした人もいるだろうと思うのです。それまでに築き上げ、自信を持っていたことを、一気に捨て去って、ゼロから自分を組み立てなおした、という人もいるかもしれません。非常に大きな力を手にして、その後その力を全てリリースし、より地に足のついた自分として再生した、といった実感を持つ人もいるでしょう。何かに夢中になって我を忘れたこともあれば、強い拘りを貫き通して人間関係の多くを失ったこともあったかもしれません。ですが今、そうした深い人生のトンネルを通り抜けて、「なるほど、自分はここに来ることになっていたのか!」という納得を得つつあるあなたがいるのではないでしょうか。約15年をかけた、人としての「再生」の物語が、そろそろ収束しつつあることが解るのが、2023年3月です。
[時期について]
年明けはスロースタートです。懐かしい人とのやりとりや、旧年中にやり残したことのフォローなど、過去を振り返るような作業が多くなるでしょう。あなただけでなく周囲もみんなスローペースなので、先を急ぐ必要は少しもありません。1月下旬から徐々にペースが上がります。
また、1月中はとても豊かな時間でもあります。経済的に嬉しいことが起こりそうですし、欲しいものが手に入ります。多少散財気味になる傾向もありますので、収支はしっかり把握しておきたいところです。
1月末から2月は明るいコミュニケーションに包まれます。いろいろな人に働きかけておくと、あとで「あの時連絡しておいて良かった!」と思えるかもしれません。「何もない時に連絡しておく」ことは、信頼関係を育てる上で、とても大事なのです。
3月は星座を問わず大きめの転機が巡ってくるタイミングです。山羊座の人々には特に、かなりハッキリしたシフトが感じられるはずです。山羊座の支配星・土星が魚座に移動し、さらに山羊座に位置していた冥王星が水瓶座へ出て行くからです。2020年頃からの心配事、あるいは2008年頃から抱えてきた案件が、この3月で「一段落」するかもしれません。
特に、お金に関する問題が解決しそうです。あるいはお金についてより積極的に動こう、という思いが湧いてきそうです。
3月半ばから4月上旬は、とても楽しい季節です。遊びや趣味の活動に勢いが出てきます。新たに「やりたいこと」に出会う人もいるでしょう。恋に落ちる人もいるかもしれません。ここで見つけたものは、5月半ば以降に大きく育つ可能性があります。
3月末から5月は、人間関係に熱がこもります。誰かと「真剣勝負」の状態になるでしょう。タフな交渉に臨んだり、「当たって砕けろ」で誰かにぶつかっていったりする人も多そうです。ライバルと競い合ったり、パートナーと大喧嘩したりするような場面もあるかもしれません。こうした熱い関わりを通して、自分の本当の気持ちに気づき、人間的に成長できます。
5月半ばから2024年5月にかけて、素晴らしい「愛と創造の季節」となっています。恋愛はもちろん、心から大切に思えるもの、やりたいことに、全力投球できる時です。夢中になれるものに出会う人もいるでしょう。子供を授かる人も多いかもしれません。
5月下旬から10月上旬までは、経済活動に追い風が吹きます。特に「人から受け取れるもの」が多い時です。融資を受ける、ローンを組むなど、他者の財と自分の経済活動が大きく交わります。経済活動がスケールアップする時です。
[愛について]
3月半ばから勢いが出てきて、5月半ば以降の約1年が「愛の季節」となっています。愛する人と一緒に、深い幸福と明るい喜びの時間を過ごせるでしょう。愛を探している人は、この春から来春までの間に、素晴らしい愛を見つけられそうです。これまで愛について懐疑心や抵抗感、「愛など不要だ」といった考え方を大切にしてきた人も、そうした愛との距離感がこの時期、薄まっていくかもしれません。
たとえば、愛には身体性が伴います。好きな人を見るとドキドキしたり、誰かの表情から目が離せなくなったりします。多くの人が「好きな人に話しかける時はうまく声が出ない、噛んでしまう」というような経験をします。片思いでも十分、体のコントロールがしにくくなるわけです。「愛など必要ない」といった論理的思考には、身体性は伴いません。自分で自分を管理できる、という前提に立っています。でも、この春からの「愛の時間」は、そうした論理を、体や心が簡単に飛び越えていってしまうのかもしれません。心身の反応を通して、「なるほど、自分は恋をしているのか」と悟るような瞬間が、2024年5月までの中で、巡ってくる可能性があるのです。
とはいえ、4月後半から5月半ばは少し特殊な時間です。この時期は愛について「立ち止まって振り返る」ようなプロセスが展開しやすいのです。失った愛が戻ってきたり、何か大切なことを思い出したりすることになるかもしれません。あるいは、自分の愛についての考え方やスタンスを振り返り、よりポジティブな展開への糸口を掴めるかもしれません。
5月半ばから6月頭は、愛の激動の時間となっています。大スケールの愛のドラマに、このタイミングで飛び込んでいき、そこからずっと熱い愛を生きていく、という人が少なくないでしょう。
[人間関係・家族について]
2022年8月下旬頃から職場での人間関係、先輩後輩との関係などに悩んでいた人は、2023年3月末までにその問題が解決しそうです。生活の中に闖入してきたややこしい人、トラブルメーカーなどが、この3月までに「退場」してくれるはずです。
とはいえ、3月末から5月中旬は、他者との衝突や摩擦が起こりやすい時期となっています。この時期、思い切って本音でぶつかって、膿を出し、矛盾を解消し、風通しのいい人間関係を作れそうです。
6月から10月上旬は「人から受け取るもの」が多い時です。信頼できる人々からのサポートの申し出や素敵な提案、自分のためのセッティングなどは、一度は「乗っかってみる」ことを検討するのがいいかもしれません。
2022年5月から2023年5月半ばは「家族、居場所の時間」です。この間、家族や身近な人々との関係は愛に溢れ、とてもあたたかなものとなったはずです。離れていた心の距離が縮まった人、たくさんの対話を重ねて、家の中に隠れていた問題を解決した人もいるでしょう。5月までに新しい居場所や家庭を持つ人も少なくないかもしれません。2023年年明けの段階で「居場所がない、帰るべき場所が見つからない」という思いでいる人も、5月頃までには「自分はここにいていいのだ」というあたたかな気持ちを抱ける場を、見つけられるだろうと思います。
[仕事・勉強・お金について]
・仕事について
2022年8月下旬以降、「縁の下の力持ち」的なポジションで、非常に忙しく奔走してきたかもしれません。誰かの世話をしたり、ケアをしたり、サポートをしたりといった役割を担った人も多いでしょう。あるいはビッグプロジェクトの準備をしたり、人からの期待やニーズに全力で応えたり、といった件で忙しかった人もいるだろうと思います。こうした熱い多忙さが、3月末まで続きます。
この上半期は、公私で言えば、「私」の方が忙しい時間となるかもしれません。外に出てガンガン派手に活躍する!というよりは、大切な人や身近な人のために汗を流す流れの中にあります。
一方5月以降は、クリエイティブな才能を活かす場に恵まれるでしょう。独自のアイデアを採用してもらえたり、才能を発見してもらえたりと、のびのびと力を発揮できる時間が巡ってきます。
創造的な活動については、5月半ば以降の1年間、素晴らしいチャンスが巡ってきそうです。「大ブレイク」する人もいるはずです。
・勉強について
3月以降、時間をかけた勉強をスタートさせる人が多そうです。コツコツ積み重ねて、2,3年後には素晴らしい実力を身につけることができます。特に資格取得、スキルの習得、語学の勉強などは、ここから始めれば三日坊主になりにくいでしょう。厳しい先生に指導してもらったり、真面目な人たちのいる学びの場に身を置いたりすることも効果的です。勉強は特に、最初の一歩はなかなか「楽しむ」ことができません。少し辛い「最初の関門」を抜けるまでは、たとえば「一日1分でもいいから続ける、やめない」ことを方針とすると、望ましい軌道に乗れそうです。
「人と一緒に学ぶ」ことは、この時期にはあまり合わないかもしれません。「一人でやる」ことが大事です。セミナーに参加したり、コーチングを求めたりすることはあっても、あくまで自分自身の主体性、責任に基づいて学ぶ姿勢が必要になります。自分のカリキュラムを自分で組む、という意識が学びの成果に繋がります。独学にはぴったりの時期です。
年明け1月から2月上旬も、集中して学べる時間です。特に、すでに知っていることの学び直しや復習が、素晴らしい効果をもたらすでしょう。
・お金について
2020年頃から経済的な不安を抱えてきた人は、この3月を境に、その不安な状況から抜け出せるはずです。足りないものが補充されたり、不安定だった収入の途が安定してきたりするかもしれません。
さらに3月以降、不思議な物欲、金銭欲がじわじわと強まってくるかもしれません。これまではお金について不安や恐怖、否定的な感情が支配的だったのが、ここからはお金に野心や情熱、欲望が向かっていくようになるのです。経済活動に関する冷たい気持ちが熱い気持ち
に転換する、その境目がこの2023年上半期から2024年なのです。
短期的には、1月にお金について嬉しいことが起こるでしょう。さらに5月下旬から10月上旬は「人から良くしてもらえる」時です。経済的なサポートを受ける人、臨時収入を得る人、ギフトなどを受け取る場面も多いでしょう。パートナーや関係者の経済的な問題に悩んでいた人は、この6月以降にその問題が解決に向かうはずです。