2019年山羊座の下半期の占い

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3年間の成長のプロセスにおける「折り返し地点」。

2017年の終わりに始まった山羊座の人々の「人生の転機」は、2020年の終わりまで続いていきます。
この約3年の「転機」の中で、最も華やかでドラマティックなのは2020年なのですが、
その直前に置かれている2019年後半という時間帯は、クライマックスへの準備期間であると同時に、
すでに始まりつつあるドラマの企画・演出に打ち込める時間と言えます。
2020年という節目の時間に、完全に新しい時間へと入って行くために、
2019年の中で「終わりを終わらせておく」という意識が出てきます。
ずっと抱えながらほったらかしてきた慢性的問題、文句を言い続けながらやめずにきたこと、
考えるだけで実行に移さないでいたことなど、あなたの生活の中の「倉庫」に眠るものをしっかり整理できます。
すでに整理の作業に取りかかっている人もいるでしょうし、この2019年後半に手を着ける人もいるでしょう。

古い夢や自分を縛るコンプレックス、歪んだ人間関係、意味のない重荷や罪悪感、
あふれかえった所有物に至るまで、もう機能しないものをこの時期、どんどん切り離していけるでしょう。
あるのが当たり前だと思っていたけれど、よく考えたら誰も使っていないガラクタだった、
という不思議な「オブジェ」が、生活の中にはけっこうあるものです。
身体の傷を覆うかさぶたは、新しい皮膚があがってくれば自然にはがれます。
それにも似て、私たちの生活における「かさぶた的なもの」が、2019年下半期、次々にはがれていくようです。

2019年後半は、2017年末から2020年末の「ターニングポイント」の中で、
「折り返し地点を曲がりきる」ようなタイミングでもあります。
時間の節目を象徴するような出来事も起こるでしょうし、「変わったね」と言われる場面もあるかもしれません。
ですが、その変化の全容は、少なくともまだこの時点では、第三者の目にはほとんど触れません。
「なにかが変わった」ことに気づく人はいても、「何が変わったのか」は、あなた自身にしかわからないのです。
おそらく、人生の転機というものは、自分自身のなかで一気に進展するタイミングと、
第三者に認識される時期とがずれていることが多いのではないかと思います。
映画は撮影から編集の時間に完成しますが、公開されるのはそれより後です。
この時期のあなたは「映画を作っている」最中で、2020年にその映画が公開される、
というような段取りになるのかもしれません。

山羊座の人々は伝統や歴史を重んじ、権威を大事にする傾向がある、とされます。
どちらかと言えば保守的で、コンサバティブな趣味の人が多いとも言われます。
ですがこの2019年後半は、妙に「新規なもの・珍奇なもの」に心惹かれるかもしれません。
これまでは「自分とは関係ないな」と思っていたジャンルや嗜好に、強く惹きつけられ、
「ちょっと試してみる」ような場面が増えるでしょう。
変わったものや歴史の浅いもの、見慣れないもの、俗っぽいもの、正直ちょっとバカにしていたようなもの。
そういうものの世界に心惹かれ、近づいてみるとき、新しい世界がそこにぱっと広がり、
新たなあなたの姿が現れます。

・時期について
7月は懐かしい再会が期待できます。誰かが遠くから訪ねて来てくれるかもしれません。勇気づけられますし、再会が刺激となって特別なインスピレーションが得られそうです。

7月から8月にかけては、経済活動に大きめの変化が起こりそうです。経済的なサポートを受けられることになったり、スポンサーが現れたりと、外部からの資金で活動の幅が広がりそうです。

他者のお金のマネジメントをしたり、投資に興味を持ったりする人もいるでしょう。自分の財布の外側まで、日々の経済活動が広がっていくような時期です。

8月後半から10月頭は、遠出する人が多いでしょう。旅行や出張、留学など、普段とは違う場所に立って多くを身につけられます。この時期は特に、「行ったことのない場所・未体験のこと」に拘りたくなるかもしれません。通り一遍の観光地を回るのではなく、何か特別な経験をしてみたい、という欲が出ますし、そこから新しい年に向かう目標を見出す人もいるはずです。

9月は仕事面で、素敵なチャンスを掴みやすい時期でもあります。10月になると更に忙しくなり、熱い「勝負モード」にスイッチが入ります。この時期の挑戦では「完全勝利」ではなく、6割から7割くらいの達成度でちょうど良いようです。勝利することや完成させることよりも、経験そのものが大きな意味を持つようです。

10月後半から12月にかけて、「チームの再結成」のようなことが起こりやすくなっています。懐かしい仲間に再会し、そこから意気投合してプロジェクトを起ち上げる、といった展開もあり得ます。特に11月下旬から年明けは、積極的で情熱的な仲間に恵まれるでしょう。

11月末から12月中旬は楽しいことの多い時期です。ですがその楽しさを味わう暇がないほど、強烈な忙しさに包まれることになるかもしれません。というのも、この12月に、一足早く「2020年というクライマックス」が幕を上げるからです。ここから2020年12月に跨がって、山羊座の人々は何が起こってもおかしくないような人生の大転換点を迎えます。2017年の終わり頃から目指してきた場所がここにありますし、まったく新しい場所を目指して一歩を踏み出すタイミングが、ここにおかれているのです。

・愛について
映画やドラマにはしばしば「全く立場の違う二人の出会い」「身分違いの恋」が描かれます。現代社会ではもちろん「身分制」のようなものはありませんが、それでも「生きている世界が違う」という気持ちになることはあるものです。
この時期、フリーの人や愛を探している人は「生きている世界が違う」ような相手と、強い縁が生まれやすいかもしれません。「ローマの休日」のように、違う世界に生きているからこそ教え合えることがある、という関係を、深く楽しめるはずです。

長くつきあったカップルも、相手の不思議なところ、神秘的なところに目を留める場面が少なくないでしょう。「何で今まで気づかなかったのだろう?」と思えるようなクセや考え方にはっとさせられ、新しい興味やトキメキを感じることができそうです。
どんなに知り合った仲でも、「自分以外の他者」である以上、完全に知り尽くすことはできないものです。この時期はその「知らない部分」が、妙に際立って、驚きをともなうような輝きを放つはずです。

愛に強い追い風が吹くのは、7月、11月末から12月中旬です。特に7月は「愛のミラクル」が起こりやすいタイミングとなっています。
11月半ばにも、素晴らしい愛のドラマが展開する場面がありそうです。

・住処、家族、人間関係について
人間関係の中ではしばしば、説明のできないような不思議なことが起こります。偶然の一致や神秘的な出会い、直観的に「この人だ!」とわかるような体験など、多くの人が他者との関わりの中に、「運命」のようなものを見てきています。この時期は不思議と、そうしたことが起こりやすいかもしれません。頭で考えて人を判断するのではなく、その人との関わりを一つのストーリーのように捉え、その中で自然に「この人は信頼できる」と悟るような、そんな展開になりやすいかもしれません。

人に助けられたり、身近な人の手篤いサポートを受けたりする場面もあるでしょう。「縁の下の力持ち」に支えられて、大きな仕事を成し遂げる人もいるはずです。

人間関係に嬉しいことが多そうなのは7月から8月です。特に7月は「再会」の気配が濃厚です。11月から12月は仲間や交友関係、人的ネットワークが盛り上がる時です。多くの人を巻き込んで、活動を拡大して行けそうです。

・仕事、勉強について
人から見えない所でひたむきに努力する人が多いでしょう。水面下での頑張りは、少なからず「人から見えるもの」に好影響を及ぼし、大きな仕事ができる時期です。損得なしで活動できる時期でもあります。誰かがあなたの努力によって救われるような場面もあるかもしれません。
仕事が非常に忙しくなりそうなのは9月から10月頭です。

勉強に関しては8月から10月頭に勢いが出るようです。この時期は特に「簡単には納得しないこと」がポイントとなるかもしれません。疑問を持つこと、批判精神を持つことが、そのまま知的活動の燃料となります。

・お金について
7月から8月に、様々な動きが起こるでしょう。他者との経済関係が大きく変わりそうなタイミングとなっています。嬉しい贈り物を受け取れるかもしれません。
7月は、生活の中の経済的な分担を見直す必要が出てくるかもしれません。物質的・経済的な面で頼っていること、頼られていることを意識化し、必要なら負担の調整ができるでしょう。

・健康について
心身の調子が2017年の終わり頃から少しずつ変化してきたなら、2019年後半もその変化が続いていくでしょう。11月末頃からはっきりと状況が好転し始め、12月にはこれまでの努力の効果が出始めるようです。

精神的な疲労が溜まりやすい時期なので、一人の時間を大事にすること、雑多な情報をシャットダウンする時間を作ることを意識するといいかもしれません。特に、スマートフォンと直結したような生活になっているなら、「デジタルデトックス」が体長改善に役立つようです。街から離れてみる時間も、心身に好影響を及ぼすはずです。