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2017年の終わりからの、いわば「自分探し」のようなプロセスが
2020年12月に、収束します。
もとい、「自分探し」ではなく、「自分を作る」というほうが、
ぴったりくるかもしれません。
この上半期はそのプロセスの「終わりの始まり」「終わりの前半」です。
「自分」はいろいろなものでできています。
自分の成し遂げたことや実力を「自分」の核としている人もいますし、
社会的立場や肩書などが真っ先に念頭に浮かぶ人もいるでしょう。
趣味や打ち込んでいる活動の中に「自分」を見出す人もいます。
また、身近な人との関係性の中に
「自分」の手応えを感じている人も少なくないようです。
生まれた国や地域、宗教や文化、言語などは、
多くの人がアイデンティティの基礎とするところですが、
実はこれらは、母国の外に出たり、外国から来た人と関わったりしない限り、
アイデンティティとして意識にのぼることは、ありません。
文化的「他者」に出会ってはじめて、自分のルーツに気づかされるのです。
集団や組織、地域への帰属意識は確かに、多くの人が大切にする気持ちですが、
「自分」「自己」は、そうした集団のイメージに埋没しきってしまうことのない、
独立した感覚です。
他者や外部から見れば十把一絡げで誰が誰だかわからないような光景でも、
「自分」にとっての「自分」はただ一人で、
これはほかの誰とも間違いようがありません。
どんなに強固なルーツを持ち、どんなに強力な集団に所属していても、
私たちは「それそのもの」になってしまうことは
決して、できないものではないでしょうか。
2020年の上半期、山羊座の人々は自分を取り巻く世界から、
「自分」という確固たるイメージを切り出してくることになるようです。
これは、2017年年末からあなたが模索してきた道のりの延長線上にあり、
過去と現在を結びつけたところに生まれる、
「かつての自分とは違った、今の自分」の像です。
大地に根差した自分像がいつか育って「巣立つ」ように、
ともすれば時代や集団に溶け入りそうだった自分自身を、
ぐっと自分の手の中に引き寄せ、独立させることができるタイミングなのです。
そうしたプロセスのカギとなるのは「得意なこと」かもしれません。
この時期のあなたは、いろいろな人から褒められることになるでしょうし、
自分からも「自分は、これをやるのがうまいのかも」と感じ、
積極的に様々な活動に取り組んでみることになるでしょう。
褒められ、期待され、自分でも手応えを感じるような活動や作業の中で、
あなたは「自分」の手応えを、
まずは五感で感じることになるのかもしれません。
経済面でも新しい動きが出てきます。
これまであまり意識したことのなかった方向に目が向かうでしょう。
「自分」という生き方がどんな「果実」を生むのか、ということを、
かなり具体的に、ドラマティックに体験できる場面がありそうです。
・時期について
1月から3月まで、ほぼぶっ通しでてんてこ舞いの忙しさとなるかもしれません。1月下旬から2月上旬は一息つけるかもしれませんが、それ以外は非常に密度の濃い時間となるでしょう。同時にどんどん新しいことが起こって、その対応だけで手いっぱいになりそうです。リアルタイムでは「何が起こっているかわからない」ような状況に陥るかもしれませんが、しばらく後になって振り返ると「あの時すべての芽が一斉に出たのだ」というように、納得できるはずです。
3月から4月頭は素晴らしい愛に恵まれる時期です。恋愛や子育てに強い追い風が吹くはずですし、趣味や遊びにもキラキラした光が差し込むでしょう。2018年ごろから「趣味嗜好がだんだん変わってきた」という人も少なくないはずですが、この時期は特に「かつて興味を感じたことがないようなものに心惹かれる」場面が多いかもしれません。
3月下旬から6月にまたがっては、ふわりとした開放感に包まれそうです。2017年の終わりごろから背負ってきた荷物を降ろせるような時間帯なのです。もっとも、ここで完全に解放されるわけではなく、夏から12月までまだ少し「後始末」が残っていますが、それでも「終わりの終わりが見え始める」ような、気持ちのいい展開になるでしょう。
この時期は経済面での動きも大きそうです。特に4月から5月半ばは、得るものが多いでしょう。この時期に開拓したフィールドはすべて、この先長い間、素晴らしい宝物をあなたにもたらすはずです。
6月以降、懐かしい人に出会える気配があります。人にやさしくできる時ですし、「助けてほしい」と頼まれる場面もあるでしょう。濃やかに人の世話を焼いて、愛情あふれる信頼関係を築くことができそうです。
・愛について
人生の大転換点に差し掛かる今、愛に関しても相当大きなターニングポイントが訪れてもおかしくありません。結婚など大きな選択をする人もいるでしょう。
今まで恋愛や結婚に興味がなかった人も、この時期突然そちらに関心が向かう、と言った変化も起こるかもしれません。
また、ファッションやヘアスタイルなど、物理的なセルフイメージが一変する人も多い時期です。雰囲気が変わることで、出会いのきっかけも増える可能性があります。
カップルは、あなた自身の変化が大きく、基本的に多忙なので、意識的に対話の機会を増やすことが大切です。今自分に起こっていることや取り組んでいることを相手に理解してもらう必要があります。
また、あなたの経済力がこの時期以降、どんどん強まっていく傾向があります。フラットな人間観を持つ相手なら心配はいりませんが、古い価値観を残して生きているパートナーや、経済力を心の支えとして生きているパートナーの場合、何らかの形でプライドが傷ついてしまうとか、パートナーシップ自体に自信を無くしてしまうようなことも起こりうるので、そのあたりも配慮が必要になるかもしれません。
愛に強い追い風が吹くのは3月から4月頭です。4月以降、8月頭にかけては、誰かの世話をしてあげたり、相談に乗ったりするところから愛がスタートするかもしれません。勤務時間中の愛の芽生えもありそうです。6月から7月は「愛の復活」の可能性があります。
さらに1月前半、6月後半に、ドラマティックな愛のドラマの気配が。
・住処、家族、人間関係について
家族や住処に関しては、6月末以降に大きな動きが出てきます。2020年の下半期に家族構成の変化が起こったり、引っ越しすることになったり、という人も少なくないはずです。ゆえに、この上半期はそうした変化を前にした「準備期間」と位置付けることができるかもしれません。引っ越し先を探したり、家族との結びつきを強めるために共に過ごす時間を増やしたり、といった準備の作業が展開していきそうです。
とはいえ、この時期はあなた自身の活動の変化が大きく、とにかく忙しいので、家族にサポートを頼むような場面も多くなるはずです。身近な人に感謝しつつ、自分に今起こっていることの「情報開示」を心がけると、心のすれ違いを防げるでしょう。
人間関係については、5月末から8月頭にかけて、じっくり取り組むことになりそうです。ただ向き合って話し合うだけでなく、手を貸したり、手を貸してもらったり、といった温かく優しい、現実的なコミットが大きな意味を持ちます。
古い人間関係が「復活」する気配も。
・仕事、勉強について
仕事や勉強のありかた、目標も、この時期は大きく変わるでしょう。特に年明けから3月にかけては、精力的に「新しい働き方」「新しい学び方」を見つけ出そうとする人が多いはずです。
学ぶことによって変わる人、働くことによって変わる人もいるでしょう。社会的立場が大きく変わり、やるべきこと・知るべきことの内容が変化します。
さらに4月から8月頭は、働くことがとても楽しく感じられる時期となっています。誰かのために動くこと、自分のために動くことが、喜びの光で照らされるでしょう。自分に合った仕事を見つけやすい時期でもあります。得意なことは「得意です!」と言ってみる勇気が大事です。完璧主義的な山羊座の人は、「立候補」を恐れるところもあるのですが、あなたは自分で思うよりずっと「できる人」なのです。
勉強や研究など知的活動に勢いがつくのは1月半ばから4月上旬です。
仕事に関しては上記の時期のほかに、4月前半、かなり大きな成果をあげられそうです。
・お金について
1月前半はとても豊かな時期です。平たく言って「金運の良い時期」と言えます。
さらに、3月後半から7月頭にまたがって、スケールの大きな経済活動が始まりそうです。
ここから向こう十年、二十年と収入を得られるような経済活動の形を構築し始めるタイミングとなっています。とはいえ、この活動が本格化するのは2020年の終わり以降で、この上半期では「予兆」のような動きが生じるということかもしれません。
・健康について
体質が大きく変わったり、生活の変化に伴って体系が変わったり、といったことが起こりやすい時期です。過去の記憶に惑わされず、あくまで自分の「現状」に合ったライフスタイルを新しく作る、という観点が大切です。
さらに4月から8月頭にかけては、健康に関することに楽しい光が差しこみます。楽しんでできるエクササイズに出会えたり、生活を自然に、楽しい形で変えたりできる時です。「生活改善」というとストイックな「自己を律する」イメージがつきまといますが、この時期は喜びや楽しみ、豊かさの側から生活や健康を変えていけるタイミングです。生活全体がより楽しく、健康なものに変わっていくでしょう。