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2021年、すでに「人生の一大ターニングポイント」のまっただ中にある水瓶座ですが、5月半ばから7月の「小休止」を経て、さらに下半期いっぱいにわたり、「人生の一大ターニングポイント」が展開していきます。
「今年に入って、まだ特に目立った『人生の変化』など起こっていないぞ」という人も、この下半期になにかしら、「新しい扉を開く」ような出来事が起こるはずです。未知の世界へ入ってゆく人、衝撃的な出会いをする人、「脱皮」する人、牢獄から抜け出すような体験、あるいは価値観が一変するような体験をする人もいるでしょう。人生の新たな章の幕が上がるような、特別な転機が待っているはずなのです。
さらに、この下半期は、身近な人との心の交わりについて、不思議な変化が起こるかもしれません。特に「甘え方が変わる」可能性があります。
たとえば、子供はその成長段階に応じて、さまざまに「甘え方」を変えていきます。とにかくくっついてきて抱っこを求めるような甘え方をした後、「イヤイヤ期」と言われるような、保護者に苛立ちを思いきりぶつける甘え方をするようになったりします。「よその人」には決して見せない感情を身内にぶつけていくのは、その感情がどんなものであれ、良くも悪くも「甘えている」のです。幼い頃は相手の都合など考えず、ガンガン自分の思いをぶつけますが、成長すると、相手の心を慮りながら甘えられるようになります。これは、「よい甘え」「やさしい甘え」とでも言うべき、甘える方も甘えられる方も、お互いが救われるような行為です。
同じ甘えるにしても、「子供の甘え方」と「大人の甘え方」がある、と言うこともできます。子供の甘えは、自分の心を育てるため、周囲と自分の心の結びつきを確かめるための甘えです。まだ周りがよく見えないがゆえに、甘えという杖で周囲を叩くように確かめつつ進むのです。
一方、大人の甘えは「生きるための救いと許し」です。人間はお互いの弱さを許し合い、救われあいながら生きていくしかありません。
もちろん、決して許せない、許すべきでないようなこともあります。生涯誰かを憎んで生きていく、という人もいます。許したくても許せずに、苦しみ続けてしまう人もいます。そうした「許せない・許さない」という感情は、決して否定されるべきではありません。「許せない」状態なら、許すべきではないのです。むしろ、許されねばならないのは「許せない」という気持ちだろうと思います。許せない自分を許すことで救われる、ということもあるのです。
2021年下半期、あなたは今までにない、新しいやり方で周囲に甘えられるようになります。あるいは、周囲の人があなたの変化を感じて、かつてないやり方で甘えてくれるようになるのかもしれません。許され救われる幸福に充たされる場面もあるでしょう。
これは非常に大事な変化ですが、その変化のプロセスは、分厚い石の壁を大きな金槌で叩いて壊していくような、重みのある衝撃をともなうかもしれません。もちろん、この衝撃は外部から加わるのではなく、あなた自身の意志によるものです。ずっと無条件に受け入れてきた壁、あるいは自分自身でいつのまにか築き上げてしまった壁の「外側」に、自分の未来の世界が拡がっていることが解るのです。その壁を壊すことはできないと信じていたのに、今、あなたの手の中には、その壁を破壊するための全ての道具が揃っているようなのです。
5月半ばから7月のあいだ、あなたは壁の向こうにきらきら光る宝石が存在するのを、なんらかのかたちで垣間見ます。今まで「欲しがってはいけない」と思っていたものを、今なら欲しがる権利があると、気づかされるのかもしれません。
8月以降のあなたが「壁を壊す」のは、その宝石を取りに行くためです。手に入れる前から、それはあなたのものだと決まっていました。それが完全に手に入るのは2022年の半ば、もしくは後半かもしれませんが、この下半期、とにかくあなたは行動を始めるだろうと思います。
[時期について]
7月から8月中旬は「出会いと関わり」の季節です。まだなかなか人と直接会うのが難しい状況かもしれませんが、人との関わりが濃くなり、協力関係がたくさん生まれそうです。人に助けてもらう場面、力を貸してもらう場面も増えるでしょう。また、あなたの側から協力を申し出て、快く受けてもらえる場面もあるはずです。
7月下旬から9月中旬は、他者との経済的な関係の調整が進みそうです。お金にまつわる役割分担、配分が変化するかもしれません。あるいは、生活を巡るお金の流れを整理する人もいるでしょう。経済的なサポートも受けやすい時です。
さらに8月半ばから11月頭にかけては、腰を据えて勉強ができるときです。ステップアップのために粘り強く学び、最終的にひとつ、強力な武器を手に入れられるでしょう。高度な知識が身につき、専門性が鍛えられます。資格取得などにも強い追い風が吹きそうです。
10月は仲間や友だちに恵まれる時期です。自分が新しい人生のステージに進みつつあることについて、あたたかな理解を得られるでしょう。仲間のサポートによってはじめて可能になることもあるようです。
10月末から12月前半は挑戦・勝負の時です。高い目標を掲げて猛然と突き進み、大きな成果を挙げられるでしょう。勇気を出してチャンスを掴めます。
11月から2022年3月頭にかけては、密かに助けてくれる人や静かに支え続けてくれる人に恵まれるでしょう。目立たないところから惜しみない支援をくれる存在によって、大胆な冒険が可能になります。
12月から2022年1月は、仲間の情熱に導かれるような時間帯となっています。熱い人、積極的な人、勇敢な人に囲まれ、あなたのなかにも彼らの熱が流れ込んで来るでしょう。夢に向かっていく力が湧いてきそうです。
[愛について]
「人生の一大ターニングポイント」ですので、パートナーに出会ったり、パートナーとの関係がドラマティックに深まったり、といったことは、起こりやすい時期と言えます。
特に2019年からこの方、「家庭観・家族観」あるいは「生活観」のようなものが大きく変化しつつあるのではないかと思います。そうした「居場所」にまつわる価値観の変化が、パートナーを得ることへの眼差しを変え、結果、新しい出会いにつながる、といった展開になりやすいはずです。「探し方が変わる」ことにより、「今まで似ない出会いが見つかる」のです。
カップルも同じように「居場所」や「生活の場」についての考え方が変化し、それによってお互いの関係性や役割分担のありかたが、自然に変わる可能性があります。これまで窮屈だったこと、無意識に苦しんでいたこと、「言ってもムダ」と諦めていたことなどを、一気にがらっとひっくり返し、新たに「組み立て直す」こともできそうです。
11月から2022年3月頭にかけて、深く優しい愛に「救われる」「守られる」ような体験ができるかもしれません。ここでの愛は、キラキラしたものや刺激的なものとは、少し違っています。二人だけの世界で、お互いの「誰にも見せない部分」を温め合い、いたわり合うような、とても深い精神的交流の時間です。「優しくする」ということの意味は、愛し合う二人のそれと、他人同士のそれとでは、異なる部分があるものだと思います。愛し合っているからこその優しさのやりとりが、濃密に交わされるタイミングです。
[目標・仕事について]
10月末から12月半ばにかけて、大活躍・大チャレンジの時間となっています。人生の変革期のチャレンジということで、かなり変化に富んだ挑戦ができそうです。「独壇場」のような場面から「ここが正念場」といった局面まで、いろいろな熱い場面を通り抜け、夢見た場所にたどり着く人も少なくないはずです。
また、8月後半から11月頭にかけては、大いに「スキルを磨く」ことができるときです。専門分野を新たに開拓する人もいれば、レベル上げのためにみっちり勉強・修行する人もいるでしょう。10月は少し進みが遅いように感じられるかもしれませんが、10月下旬以降一気にスピードアップできます。
「人生の一大ターニングポイント」は、目立つイベントや変化が起こるに留まらず、なによりも「急成長」「脱皮」「蛹の羽化」のような時間です。大いに「伸びる」時なのです。ゆえに、上を目指せば目指すほど、大きく伸びることができます。目標は常に高めに設定し、自分がきっとその目標を達成できると信じ続けることで、大それた夢もけっこう、叶ってしまうはずです。
[家族・人間関係について]
「愛」の項でも触れましたが、2019年頃から「家族観・家庭観」が変化しつつあるはずです。それに沿って自分自身の生き方や生活のあり方を、大きく変えることができるのが、この下半期です。家族や身近な人も、そのサポートを引き受けてくれるでしょう。
ゆえに、日常の「コミュニケーション」が重要性を増します。
たとえば、自分自身が朝起きる時間が少し変わるだけでも、家族のだれかが、洗面を使うタイミングなど、ささやかな行動の変更を余儀なくされるかもしれません。小さなことであればぐっとガマンしたり、飲み込んだりすることもあるだろうと思います。ただ、そうした小さなことが気づかぬうちに積み重なっていくと、いつか大きな齟齬に発展しかねません。
日ごろから小さな愚痴や不満、不安などを伝え合える関係を作っておくと、柔軟に微調整や修正を加えつつ、できるかぎり「歪みの溜まらない関係」を維持できるはずです。こうしたことは、「時間があるとき、まとめて片付ける」ようなことが難しいものです。ちょっとしたことでも褒め言葉をかける、表情を見る習慣をつけるなど、自分の中にささやかなコミュニケーションのルールをつくると、変化の兆しをキャッチしやすいかもしれません。
他者との人間関係については、7月から8月が「動く」時です。刺激的な出会いもあれば、ストレートな議論もできるでしょう。特に7月はガンガンぶつかっておく方が、結果的に風通しのいい環境を作れそうです。
[お金について]
5月半ばから7月、そして12月末から2022年5月上旬、雄大な追い風が吹きます。この時期、長期的な経済活動の基盤をしっかりつくることができるでしょう。
2012年頃から経済面でぼんやりした悩みを抱えていた人、漠然とした不安を拭い去れずにいた人は、この初夏と年末以降、悩みの正体が判明するかもしれません。そして同時に、それをどう解決できるかという道筋が見えてくるかもしれません。
2012年頃からお金やモノに関して、大きな憧れや夢を描いてきた人は、2022年にその夢を叶えることができるかもしれません。そのための勉強や準備を、この下半期に精力的に進める、という展開になるのかもしれません。