2022年水瓶座の上半期の占い

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自分の中に静かな自信を育てる、短い一人旅。

2021年は水瓶座の人々にとって、非常に大きなターニングポイントでした。
まったく新しい世界に飛び込んだ人、素晴らしいスタートを切った人、未来への特別なチケットを手に入れた人もいるでしょう。人生を変えるような出会いを得た人もいれば、今までとは全く違った世界観、人生観を生きる決意をした人もいるかもしれません。新たなものが押し寄せる時間はとにかく忙しく、「孤軍奮闘」でもあまり孤独感はなかったはずです。

2022年上半期は、その慌ただしさが一段落します。2021年にスタートさせたことを何とか軌道にのせ、リズムのある日常を作り、一歩一歩新しい世界を進んでゆく流れに入ります。ここでは、もしかすると2021年には慌ただしさのあまり感じずにいられた「孤独感」が、一時的に強まるかもしれません。たとえば、学生時代はみんなが同じような環境にいて、日々同じ経験をしていくため、周囲と容易に共感でき、話が弾みます。でも、大人になるとみんな少しずつ違った環境に進み、別々の人生を生きるようになり、互いの情報交換はなかなか噛み合わなくなっていきます。偶然同じ時期に同じような業界に就職し、似たタイミングで家庭を持ち、といった二人ならばいつもスムーズに話ができるかもしれませんが、人生の転機を迎え、独自の道を選んで進んで行くとき、これまでのように「阿吽の呼吸」では解り合えなくなることも、よくあるものです。2021年、水瓶座の人々の多くが選んだのは「みんなで足並みを揃えて進む広い道」ではなく、「自分一人だけで選ぶ、細く長い道」だったはずなのです。ゆえに、2022年上半期は、周りに自分の気持ちを本当にわかってくれる人がいない、自分の苦労は自分にしかわからない、という状態で前進を続けなければならないかもしれません。もちろん、支えてくれる家族や身近な人はいるはずですが、仲間と同じ気持ちや情報を分かち合う、といった状況からは、少し遠ざかるのではないかと思うのです。このことはもちろん、決して「悪いこと」ではなく「必要なステップ」です。

さらに言えば、そんな孤独な状況も、長くは続きません。5月から6月頃にさしかかれば、思いを共有できる「コミュニケーションの相手」が現れるでしょう。自分の気持ちを話す場を見つけられますし、孤独感から解放されるタイミングが増えていくはずです。これまでの孤独感についても、ここで語り合うことができるかもしれません。温かな対話の中で、寂しさが癒えていくでしょう。

2022年上半期、あなたは経済的な上昇気流に包まれます。2021年に蒔いた種から最初の収穫を得る人もいるでしょう。2012年頃から育ててきたものがあれば、ここでやっと「形になる」のかもしれません。2022年年明けから春にかけての時間は、「もの」や「お金」があなたに応えてくれる気配があります。欲しいものが手に入りますし、必要なものを揃え、あるいは自分でできることを形にしていく中で、心にどっしりとした自信が宿ります。おそらく、人とあれこれ議論したり、お喋りしたりする時間には、静かな自信は育てにくいものなのかもしれません。人にほめられたから自信を持つ、ということではなく、現実をきりひらいてきたここまでの道のりをひとり、噛みしめることで、無条件の自信が育ちます。2022年上半期、あなたはそうした自信を自分の中に育てることができます。そして、その自信を象徴する「記念品」を、手にするのかもしれません。

[時期について]

1月から2月にかけて、あなたは「新しい世界に向かうために、古い世界を振り返り、整理をする」という作業に取り組むことになりそうです。2022年はあなたにとって、「2021年に飛び込んだ世界に泳ぎ出してゆく、分け入ってゆく年」です。ゆえに年明けは「泳ぎ出す」前に、後にする家の整理をしておく必要があるようなのです。

2月後半から4月前半に跨がって、あなたは勢いよく「始動」します。自分の前に伸びている道をどんどん進み、次々に拡がる新しい景色を楽しめるでしょう。普段の自分なら恥ずかしくてできないような自己主張、自己表現にも、今なら大胆に取り組めるはずです。勇気と情熱があなたを内側から突き動かすでしょう。

4月から5月は経済的に熱い動きが生じます。2021年から年明けにかけて取り組んできた活動の、最初の「果実」を手にできそうです。更にその果実を今後殖やしていくべく、様々な方策を講じることもできるでしょう。

5月から2023年前半にかけては、「移動・コミュニケーション・学び」の季節となっています。新たに勉強を始める人もいれば、発信活動に打ち込む人、学校に入る人など、知的活動が活性化します。たとえば、2021年に飛び込んだ新しい世界を年明けからしばらく周遊してみて、「こういうことを学ぶ必要があるな」とわかり、ここから猛然と学び始める、といった展開になるのかもしれません。

「移動の季節」ですが、5月から6月は「新しい場所」だけでなく「懐かしい場所」「古巣」を訪れる人が多いでしょう。あるいはここで「ひとやすみ」の時間を持ち、リラックスして英気を養った上で、夏からまた「ガンガン攻勢に出る」ことになるのかもしれません。

[愛について]

2022年上半期、愛の追い風が吹くのは3月から4月頭、4月末から7月前半です。フリーの人にもカップルにも、嬉しい出来事が多いでしょう。
また、年明けから3月頭、5月から6月は「失ったと思った愛が息を吹き返す」「再会から愛が始まる」といった展開になりやすいかもしれません。
特に5月から6月の愛の物語は、好調ながら、多少のもどかしさや混乱を含んでいます。展開を急ぐことなく、今目の前にあるもの、相手の存在自体をしっかり見つめ、どっしりと構えたいところです。

2021年が非常に忙しく、変化に富んだ1年だったため、2022年の年明けは少しお疲れ気味かもしれません。ゆえに、「しばらくは自分一人でいたい」「自分のことだけで手一杯なので、今は恋愛はいいかな」「新しい活動が軌道に乗るまでは、恋愛はひとやすみ」という気持ちになる人も多いだろうと思います。ムリに恋愛へと自分をけしかけることなく、まずは「一番大事なことに集中する」というのも大事なことだと思います。
既にパートナーがいる人は特に、あなたの側に「一人でやりたいこと」が多いので、パートナーとの関係に誤解が生じやすいかもしれません。自分の思いをきちんと説明する機会を持ち、二人で過ごす時間はそれとして、きちんと確保することが大切です。5月以降は特に、パートナーとの対話の時間を多く持つことになるでしょう。

一方、孤独感がつのりやすい気配もあります。「ひとりぼっちでいるのが辛い」「孤独がこわい」という理由だけで恋愛関係にしがみつくと、傷が深くなります。一人になるのが怖ろしいあまり、自分を傷つけてくるような愛の関係を断ち切れずにいる、という状態なら、それは多少の誤解を含んでいるかもしれません。というのも、今のあなたは「いったん一人になる強さを持っている」からです。これは、「一人でいた方がイイ」ということではなく、自分を傷つけるような恋なら、それを手放す力がちゃんとある、という意味です。自分で自分をごまかしていないかどうか、自分にウソをついてガマンしていないかどうか、そのことを深く確かめる必要があると思います。

少々フライングですが、8月下旬から2023年3月にまたがって、水瓶座の人々は「愛と情熱の季節」に入ります。本格的な愛のドラマが展開するのは、星占い的には「夏以降」なのです。ゆえに、この時期はあくまで「自分の気持ちを大切にする」ことが重要です。もちろん、自分の心が恋愛に向かっているなら、迷わずその流れに身を任せてどんどん進むべきです。手を伸ばせばきっと、素敵なチャンスを掴めるでしょう。
一方、周囲を見渡して「自分だけが一人で、いやだな」などと、何となく自分の気持ちとは違うところで恋愛に臨もうとしているなら、一考の余地があります。まずは「自分の思い」をしっかり持つことをしなければ、恋をしても流されるばかりで、なかなか、得るものが少ないだろうと思うのです。この時期は「自分を持つ」ことができやすい時です。見失っていた「自分」を取り戻し、力強い愛のために体勢を立て直すことが容易なタイミングなのです。

[目標・仕事について]

2021年は「スタートのタイミング」でした。ゆえに、去年スタートを切り、今年どんどん走り続けてゆく、という展開になりやすいはずです。あるいは、去年新しい扉を開けて、2022年上半期にその扉の向こう側へ踏み出す、といった段取りになるのかもしれません。

新たな環境に慣れたり、自分で生み出した仕事を軌道に乗せたりするのは、なかなか大変なことです。この上半期は「とにかく新しい状況に食らい付いていく」だけで精一杯かもしれません。焦って最初からなにもかもをやろうとせず、できるところから順々に自分のものにしていくと、「いつのまにかちゃんと一人前になっていた」という地平に、想像より早くたどり着けるはずです。手元や足元を見つめながら、一歩一歩着実に進みたいときです。

「一人で新しい活動に取り組む」という人もいるかもしれません。これは決して、仲間はずれとか孤立とかいうことではなく、あなた自身がそれを望んで、自ら選ぶ状況だと思います。人と協力してやるのももちろん、とても楽しく、生産的なことではあるのですが、世の中には「船頭多くして舟山へ登る」といったこともよく起こります。「ここは、ためしに自分一人でやってみたい」という試みは、2022年、総じて功を奏するだろうと思います。

仕事による「実入り」は非常に良い時期です。収入アップのための交渉なども、かなりうまくまとまるはずです。

[家族・人間関係について]

5月から2023年前半にかけて、コミュニケーションが熱く盛り上がります。兄弟姉妹や幼なじみと交流する機会も増えるでしょう。とにかくたくさん話すことで、ゆたかな「人の輪」を作っていけます。

この上半期は不思議と「一人」の場面が多くなるため、人間関係や家族から疎外されたような気持ちになる人もいるかもしれません。でも、おそらくそれは「疎外」ではなく、一つの体験としての孤独、一時的に必要となる孤独なのだろうと思います。「ずっとそのまま」ではありません。むしろ、当たり前のようにそこにあった人間関係から離れることで、人とか変わることの大切さや幸福を、より確かに感じ取れるようになるはずです。
ここで「一人」になった体験は、少し後にめぐってくる「みんなで過ごす」時間に、大きな意味をもたらします。少々フライングですが、2023年後半から2024年前半、あなたは「一人」から一転して「みんなで過ごす」「家族を作る・ふやす」「場を作る」時間に入ることになるのです。その地点を見据えながら、今「一人で出来ること」があるのだろうと思います。

[お金について]

水瓶座の2022年上半期は、ズバリ「お金周りのいい時期」と言えます。稼ぐことに貪欲になれますし、新しい経済活動をスタートさせる人も少なくないでしょう。
2021年にスタートさせたことが実を結び「最初の収穫」ができるタイミングとなるかもしれません。思ったよりたくさんの収穫があってホクホクする人もいるはずです。

自立心が強まる時で、「経済的に独り立ちしたい」という思いがつのるかもしれません。悲観的になったり、他者に対して距離を置こうとしたりする気持ちから、「お金さえあれば」という先鋭化した考え方になりやすい傾向も。「自分一人で頑張ろう!」という気持ちは確かに立派なのですが、精神論で意地を張ったり、ムリをしたりしても、長続きしません。「自立する」ということは、「自分の現実に合わせて、人に頼ることができる」ということでもあります。「孤立」せずに他者と支え合いながら生きていくことこそが、本当の成長であり、自立であるはずです。「お金」だけを支えにして他者から孤立するような考えに陥りそうなら、そこは「落とし穴」です。

大きな買い物に臨む人もいるでしょう。希望や憧れと結びついた大満足の買い物ができる時です。一方、不安や恐怖心が動機となってお金を使うと、不必要な出費に至りがちかもしれません。たとえば、不安な想像が膨らみすぎて無用な保険にたくさん入ってしまう、といったことも起こりやすいのです。ネガティブな気持ちとお金・買い物が結びつかないよう、自分の心に問いかけながらお金を回したいときです。