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水瓶座はどちらかと言えば「観念・思念」の星座です。思考の世界、イマジネーションの世界を生きる傾向があるのです。ゆえに、自分の生活を宇宙から俯瞰しようとしてみたり、「未来的な生活」を模索したりすることもできます。確かに現実を生きているはずなのに、同時に「異世界」にも住んでいるような状態が、水瓶座の人々にとっては居心地がいいのではないかと思います。
そんな水瓶座の人々にとって、2023年下半期は少し窮屈に感じられるかもしれません。というのも、あなたから見て星々が「現実」に近い場所に集まっているからです。今目の前にあるもの、周りにある物理的状況、そして、目の前にいる人。今まさに眼前にある「リアル」こそが、この下半期から来年に前半にまたがる、水瓶座にとってのメインテーマなのです。
水瓶座の2023年下半期は、居場所をつくる時間であり、経済的な基盤をつくる時間であり、そして、パートナーと愛し合う時間です。手元、足元、目の前にある「リアル」に対し、ストレートに向き合う必要があります。夢を追いかけ、未来に急ぐような眼差しを、ぐっと低いところに引き戻すような気分になるかもしれません。ですが、それがつまらない、面倒なだけのことかと言えば、決してそうではないはずです。
居心地の良い「この世の楽園」を創造する作業は、あなたにとってとても楽しいものとなるでしょう。そこにはおそらく、協力的なパートナーがいて、あなたと一緒にその世界をつくってくれるはずです。この「パートナー」とは、恋人やプライベートでのパートナーはもちろん、ビジネスパートナーや普段関わっている仲間の可能性もあります。いずれにせよ、6月から10月頭にかけて、あなたは誰かと一対一の関係の中で、深い情愛をやりとりし、大切な結びつきを大きく育てることになるはずなのです。
この下半期が始まった段階で、まだパートナーの気配もなく、居場所づくりも視野に入っていない、という人もいるかもしれません。その場合も、「この先どんな世界で、どのような人間関係を持ち、どのように暮らしていくか」というごく具体的なヴィジョンが、あなたの脳裏に描かれ始めているのではないでしょうか。あるいは故郷の家族に「帰ってきて欲しい」と言われたり、ペットを飼うことになったりする人もいるかもしれません。仕事で転勤が決まったり、転職に伴って引っ越したりすることで、生活環境がガラッと変わる人もいるはずです。中には留学や海外への長期出張などで、今ある場所から遠く離れ、そこに「これが自分の居場所だ」と思える世界を見いだせるかもしれません。
2018年頃から、自分の住むべき星を探して宇宙旅行を続けているような状態だった人も少なくないはずです。このオデッセイは遅くとも2026年前半には終わります。特にこの2023年下半期から2024年上半期は、探し求めたその星に辿り着けそうなタイミングとなっています。
居場所をつくることには、お金がかかります。この時期、あなたの金銭感覚は少しずつ変わり始めています。長期的な視野に立って、収入をしっかりと守り固め、新たに貯蓄を始める人もいるでしょう。どちらかと言えば「緊縮財政」になるのは、生活や未来、大切な人を守りたいという動機からです。あるいは思い描いた理想の生活と現状のギャップが、非常に際立って感じられるからなのかもしれません。ですが、この時期にコツコツ始めた経済的な努力は、やがて大きな実を結びます。最初は小さく手堅く始めたことが、数年後に、大きな大樹に育つのです。
あるいはこの時期、あなたがお金に関してシビアになったり、悲観しがちだったりするのは、ある予感のためなのかもしれません。それはすなわち、2024年以降、あなたの中に非常に大きな「欲」が燃え始めるという予感です。これからいろいろな野心が燃え始め、何かとお金が必要になる可能性があるのです。ゆえに、その直前であなたは、「まず、生活を守るためのしっかりとした基盤をつくろう」という意識を持っているのかもしれません。その見通しは概ね「正解」です。
[時期について]
7月から10月頭は、素晴らしい人間関係に恵まれます。パートナーや身近な人たちの関係にも愛が溢れ、とても楽しい日々を過ごせるでしょう。公私ともに出会いに恵まれますし、人と合ったり関わったりすること全体が楽しく感じられるはずです。
さらにこの時期は、経済活動が活性化する時期でもあります。あなた自身が不安に感じていること、経済面での不安や欠乏感などを、周囲の人々との関わりの中で丁寧に解消していけるかもしれません。サポートを受けたり、アドバイスをもらったりと、現実的な支援が得られます。一時的に人を頼ることも、とても前向きな選択です。
8月末から10月半ばは、遠出の機会が増えそうです。遠征、出張、留学など、遠い世界にかなりスケールの大きい冒険旅行ができるでしょう。この時期は特に「行ったことのない場所」に出かけていくことになるかもしれません。ここで訪れた場所に移住することになる、といった展開もあり得ます。ある種の「ロケハン」のようなことができる時です。
10月半ばから11月は、熱い多忙期です。仕事や対外的な活動においてガンガン挑戦し、大きな成果を出せます。大勝負に出て大勝利を収める人もいるでしょう。この時期は家族のサポートに恵まれる傾向があり、その安心感から普段よりも思い切って「打って出る」ことができるかもしれません。転職や独立など、ハッキリしたキャリアの転機を迎える人も多そうです。
11月から12月頭は、知的活動がとても楽しくなります。勉強や取材、研究、発信活動などに明るい勢いが出ます。また、旅がとても楽しくなります。旅先で素敵な出会いがあるかもしれません。
11月半ばから年明けにかけては、古い仲間と再会したり、チームを「再結成」したりすることになるかもしれません。旧交をあたため、そこに熱い盛り上がりが生じ、新しいプランが起ち上がるようなタイミングです。ただ、その「盛り上がり」の中では、一時的な衝突や混乱もあるかもしれません。ぶつかりながら友愛を再燃させるような時間です。
古い夢の埃を払い、もう一度夢を追いかけ始める、といった道を選ぶ人もいるかもしれません。「再挑戦」のチャンスが巡ってきそうです。
[愛について]
素晴らしい「愛のパートナーシップの季節」であり、「居場所、家族の時間」です。すなわち「パートナーを得て愛ある家庭をつくりたい」と願っている人には、文句なしの大チャンスの時間と言えます。現実的な行動を起こし、同じように「家庭」「ともにある暮らし」のヴィジョンを持っている人を探してみると、想像以上に早く結果を出せそうです。
恋人がいる人も、「一緒に生活する」「暮らしの一部を分かち合う」ということが視野に入るでしょう。同居し始めるなど、具体的な動きも出てくるはずです。
すでにパートナーがいる人は、改めて愛を確かめ合う時間を持てるでしょう。倦怠期を感じていた人も、この時期は「愛が蘇る」かもしれません。二人の時間を多く持てますし、互いを「見直す」「惚れ直す」ようなシーンもありそうです。
二人で暮らす場所や普段の役割分担などを、大きく見直すことができるかもしれません。普段ガマンを続けたり、不満を抱えたりしている人は、建設的な話し合いを重ねて、よりリラックスした楽しい生活の場を「再構築」できそうです。
家の中で突然の変化が起こり、それをきっかけとしてお互いの関係性がガラッと変わる、などの展開もあり得ます。パートナーとの関係において「変えたいけれど変わらない」と諦めかけていたことが、ここで劇的に変わる可能性があるのです。
この下半期を通して愛の追い風が吹き付けますが、特に7月から10月上旬までが、輝くような時間となっています。フリーの人もカップルも、素晴らしい愛のドラマを生きられます。
[人間関係・家族について]
2023年5月から2024年5月にかけて、「居場所・家族の時間」となっています。新しい家族や居場所を得る人も多いはずですし、すでにある家族との関係がぐっと深まる時間でもあります。パートナーを得て新たな家庭を持つ人もいるでしょう。
2018年頃から居場所を探している人、新しい居場所をつくるために試行錯誤を続けて来た人は、このタイミングで「夢が実現」するかもしれません。
居場所がとてもあたたかく、幸福になる時です。リフォームや家具の買い換えなどで「この世の楽園」をつくる人もいそうです。自分が心から「ここにいたい」と思える場所で暮らし始めることができる時です。
6月から10月上旬まで、素晴らしい人間関係に恵まれます。公私ともに素晴らしい出会いに恵まれますし、ここで生まれた関係はだんだんと「身内」のような親密な繋がりに発展してゆくでしょう。「家族ぐるみのつき合い」のような関係をつくれる時でもあります。
[仕事・勉強・お金について]
10月半ばから年末にかけて、仕事や対外的な活動が一気に盛り上がります。身近な人の応援や支えに恵まれるため、外では思い切って「大暴れ」できそうです。ガンガン勝負して、新しいフィールドを切りひらけます。また、「場」に恵まれる時でもあります。仕事の場にいる人々に心を砕いたり、仕事を包み込んでいる「場」について考えたりすることで、活動のスケールが広がります。
8月末から10月半ば、11月から12月頭は、熱い学びの時間となっています。特に秋に頑張ったことについて、冬に結果が出る、といった流れがあるようです。研究や取材活動、発信活動などにも勢いが出てきます。この時期はあまり背伸びをせず、自分の経験や地に足の着いた感覚を大切にし、「実感から知を起ち上げていく」という意識がポイントとなるかもしれません。
経済的には、「コツコツ頑張っていく」時期となっています。お金に関する不安や悲観から、「もっと頑張ろう」という思いを強めている人もいるでしょう。また、経済的に「自立したい」という強い意志を持って、ひとつひとつ小石を積んでいくような努力を試みている人もいるはずです。こうした努力は2,3年の中で確かに実を結びます。
お金についてひたすら厳しい見通しを抱いている人もいるかもしれませんが、この時期はお金に関する不安や悲観が過剰に膨らみがちになる傾向があります。緊縮財政を突き詰め過ぎて人間関係がギクシャクする、などのことは、本末転倒だと思います。もちろん気の進まないつき合いにお金を使ったり、見栄を張ったりする必要はありませんが、大切な人を喜ばせることや、好きな人と楽しむことについては、過度に節約し過ぎない方がいいかもしれません。