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あなたの中から、今まで見たこともないような「もう一人の自分」が生まれつつあります。
でも、その姿はまだ、ハッキリとは見えないかもしれません。
もしかすると、その姿をある程度以上に明確に捉えられるようになるのは、まだ数年先なのかもしれません。「なるほど、これは今までとは全く違う自分だ!」と思えるようになった時、「そういえば、最初の兆候や違和感を感じたのは、2024年だった」と思い出せるはずです。
つまり、2024年上半期にあなたが感じる違和感、これまでの自分への反感、何か新しいものを求めたい気持ち、刺激的で少し奇妙な出会いなどはすべて、ここから先の大きな物語の「幕開け」を告げるものなのです。一時的な不安定感などではなく、非常に根源的で、本質的な「兆し」です。
生活の中で「現実」を見つめるのは、かなり難しいことです。
たとえば、ごくありふれた、小さなミスをした時、「今は疲れているから、うまく行かないんだ」と考えたとします。ですが、このミスが断続的にくり返されている場合、「今は」と限定したその疲労こそが、実は受け止めるべき慢性的な大問題なのかもしれません。
私たちが現実を見つめる眼差しには、少なからず「本来、こうあるべき」という理想の幻影が含まれています。「本来あるべき」理想の幻影からはみ出ている部分は「イレギュラー」「一時的なエラー」として、視界に入っているのに認識されません。すると、「いつも同じ問題が起こっていて、常にイライラしたまま、状況が一向に改善されない」という事態に陥るのです。
「今ちょっとだけ起こっている、ごく一時的なエラーで、本質的ではない」と考えたその問題が、妙に長い間くり返されているなら、この時期「これこそが現実だ」と捉え直すことができます。目の前の現実をまさに現実として受け止めた時、初めて、その状況を変える方法を探す準備が調います。
2024年上半期、水瓶座の人々は「今までイレギュラーとして見過ごしてきた条件を、より本質的な現実として捉え直し、そこから状況を変え始める」ことができるようです。
このことによって、生活全体が一変し、あなたの心の風景も、様変わりします。
2023年半ばから「居場所を創る・居場所を変える」作業に取り組んでいる人が少なくないはずですが、そのプロセスでも、上記の「現実を捉え直す」ことが輝かしい効果をもたらします。何をどう変えればより心地良く、幸福に暮らせるか、というテーマに、現実的に取り組めるからです。先に理想を掲げ、それに生活を近づけようとするのではなく、まずありのままの現実のど真ん中に立ち戻り、そこから少しずつ、大切なものを大切に選び取っていく作業が進展します。
3月から5月にかけては、「学び直し」の季節です。
既によく知っているはずのことをもう一度、勉強し直せるかもしれません。誰かに教える立場に立つことで、深い「復習」が叶う可能性もあります。
また、この時期は古いコミュニケーションが復活する気配もあります。懐かしい人々ともう一度語り合う機会を得て、その中で、新しい縁が結ばれ、さらに未来へのプランが起ち上がります。
この時期の旅もまた、なんらかの懐かしを湛えたものとなりそうです。過去を振り返ることの嫌いな水瓶座の人々ですが、ここは敢えて、時間を遡ってみたいところです。
[時期について]
年明けから2月半ばは、旧年中にやり残したことの整理のような作業が必要になるかもしれません。2023年の中で「今すぐには片付かないから、とりあえず後回し」となっていたことを、一気に捌いていけます。また、たとえば新しいものを導入するために古いものを処分する、といった、なんらかの「準備作業」に取り組む人も多そうです。第三者からは見えないところでボトルネックのようになっていた問題を、ここで解消できます。
1月下旬から3月中旬は、新しいことがどんどん始まる「スタートの時間」です。かなりスケールの大きなスタートを切る人も少なくないでしょう。特に、新しい欲望や情熱、愛に火がつく気配があります。何か特別なもの、目標を見出し、それに向かって全力でアクションを起こすような節目です。
2月下旬から4月は、経済活動が盛り上がります。ここでも「欲」がひとつの鍵となりそうです。貪欲に色々なものを獲得できます。2023年から経済的な悩みを抱えていた人は、ここで前向きな変化が起こるかもしれません。
3月半ばから6月頭にかけて、ゆたかなコミュニケーションが生まれます。特に4月は、過去のコミュニケーションが「復活」する気配があります。懐かしい人々との交流を得て、さらにその向こうに、新しい人間関係が広がるかもしれません。かつて訪れた場所を再訪し、そこに不思議な縁を見つける人もいるでしょう。
5月から6月頭は「旅の季節」です。あちこちフットワークよく動き回り、多くを得られます。
4月下旬から6月頭は、「居場所の時間」です。2023年後半から新たな居場所を見つけた人、新しい家族を得た人が多いはずですが、その一連のプロセスの最終的な着地点、最大の山場がここにおかれています。「たどり着いた!」という深い満足に包まれます。あるいは、この時期に新しい家族を得る人、新たな居場所を得る人もいるでしょう。
5月下旬から、雄大な「愛と創造の時間」に入ります。ここから2025年半ばにかけて、素晴らしい愛のドラマが展開します。大恋愛をする人もいれば、子供を授かる人もいるでしょう。クリエイティブな活動において、大チャンスを掴む人もいるはずです。心から好きだと思えること、愛せるもののために、全力で生きられる時間帯です。
[愛について]
5月末から2025年6月上旬にかけて、約12年に1度の「愛の季節」となります。愛を探している人はこの間に、素晴らしい愛を見つけられるはずです。
パートナーがいる人も、この時期はとてもロマンティックな時間を過ごせるでしょう。愛情を素直に表現できるようになりますし、お互いの良いところ、素敵なところを再認識し、深い愛情をやりとりできます。
年明けから春にかけては「家族」ということがテーマとなります。恋愛においても、一緒に暮らしていける相手かどうか、未来の暮らしのビジョンを共有できるか、といったことがテーマになりやすいでしょう。ドキドキできるような魅力的な人より、人生をともにするにあたり、信頼できるしっかりした人を探したい、という思いが強まるかもしれません。
カップルは、一緒に暮らすことが視野に入ります。同棲を始める人も多そうです。既に家族となっている二人は、新たな住処を構えることになるかもしれません。他の家族の同居や子供を持つこと、ペットを飼うことなど、家庭を拡大していくことがテーマとなりそうです。
ほかに、この上半期の中で愛に追い風が吹くのは、2月半ばから3月半ば、5月下旬です。
[人間関係・家族について]
ごく身近な人間関係にスポットライトが当たっています。家族、親族、近所の人との関係などが、この時期のメインテーマです。同年代・同世代・同じ職場の人といった存在は均質性が高く、見えているものも似ていますが、「近くに暮らしている人」は同じ生活圏にありながら、案外、見えている世界が大きく異なるものです。年齢や立場の違いを超え、互いの意見を尊重しながら関わっていく努力が必要になるかもしれません。
深い心情を込めた交流を通して、精神的に大きく成長できます。よく知っているはずの人から、意外な深い話を聞かされ、そこから新しい世界が広がる可能性もあります。
5月末から2025年6月上旬は、「子供」の時間でもあります。子供を授かる人も多いでしょう。また、子育て中の人にとっては、喜びの多い時期となります。悩みのいくつかが解決し、迷っていたことに答えが出るでしょう。子育ての負担が軽減するような条件、望ましい環境に恵まれます。
[仕事・勉強・お金について]
公私で言えば「私」に強いスポットライトが当たる時なので、「プライベートを優先するために、仕事をどう整理するか・捌くか」といったことが念頭に上りやすい時です。普段は仕事を優先しがちな人も、この時期だけは家族のことや自分のことを最優先にしないと、あとで後悔する可能性もあります。大切な人を大切にしている、という意識が自信に繋がり、ひいては、仕事への集中力に結びつきます。プライベートをおろそかにすると、この時期は仕事もなぜかうまく行かなくなる可能性が高いのです。
勉強は「復習」「学び直し」の流れが強まります。特に4月頃を中心に、知っているつもりのことを再度、じっくり学んでみたいところです。また、たとえば後輩を指導する立場に立ち、改めて新人時代の教科書に目を通したところ、新しい発見がたくさんあった、といったことも起こるかもしれません。人に教えることは最も大きな学びの機会です。この時期はそんなチャンスが巡ってきやすくなっています。
5月から6月頭は、精力的に勉強できる時です。集中して結果を出せます。
お金については、新しい「欲」が湧いてくる時期なので、何となく欲しいものが目につきやすいかもしれません。新しい自分に変身するために、これまで手を出したことのないようなものをどんどん入手する、といった展開もあり得ます。
3月半ばから5月頭は、何か素晴らしいものが手に入る可能性があります。経済的に飛躍のチャンスを掴む人もいるでしょう。「開拓」の時です。
2023年からコツコツ努力を重ねている人は、小さな芽が出始めます。2026年頭までの「コツコツ頑張る」プロセスにおいて、一番大事なところを乗り切るタイミングとも言えます。「継続は力なり」をいつも心に刻んで。