2015年水瓶座の上半期の占い

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「全体のイメージ」
人生や時間を「旅」になぞらえると、2015年上半期の水瓶座のテーマは「未来に進むために、一緒に行ける相棒に出会う」です。

私たちは常に過去を抜けだして、現在を生き、未来に向かっていく生き物です。でも、そんな直線的な時間の中でも、みょうに過去を振り返り続けたり、「次の展開」のための準備に打ち込んだり、過去も未来も忘れて目の前のことにどっぷり浸かったりと、ひょいひょい、意識が時間軸を移動することがあります。場合によっては、自分の意識の置き方で、過去を生きたり、未来を生きたりしていることもあるのではないかと思うのです。

2015年上半期、水瓶座の人はそのような意味で、「未来にいる」状態になっています。未来に向かって夢や目標を設定し、それへのアクションを起こすのかもしれません。または、まっさらな状態から未来図を描き始めるのかもしれません。あるいは、今まで夢想してきた未来を捨て去り、別の未来へ続く道へと、舵を切り直すのかもしれません。いずれにせよ、かなり遠い未来をつくりだすための場所に立つことになるだろうと思うのです。これは、この上半期から向こう二年半ほど続く、少々長丁場のストーリーです。
ここで言う「未来」は、あなた自身の未来も勿論ですが、少々社会的な意味も含んでいるかもしれません。この世の中はどうなっていくべきか、という問題意識が、あなたを未来に向けさせるのです。または、周囲の人々に対して果たすべき役割とか、置かれている場所で背負うべき責任ということも、「未来」への目線に繋がっているのかもしれません。将来的に、自分は何をどう担っていくべきなのか、という鋭い意識が立ち上がります。この思いは、今までよりもずっと現実的で、力強いだろうと思います。2015年上半期からあなたが描き始める「未来の夢」は、叶っても叶わなくてもいいようなものではなく、必ず自分の手で現実化しなければならないテーマだからです。

さらに、2015年上半期は特に、「未来に一緒に進める誰か」に出会うことになります。
個人としてのパートナーやビジネスパートナー、親友やサポートしてくれる相手など、何らかの形で、未来を共有できる相手が見つかるのではないかと思います。あるいは、あなた自身が積極的にそうした相手を探すためのアクションを起こすことになるのかもしれません。いろいろな人のいる場所に出向き、人をじっくりと見つめ、これはと思った相手に声をかけていく、そうした手間をかけて、信頼できるパートナーを探し当てることができるのかもしれません。
2014年の中で、既にそうした相手と出会っている人もいると思いますが、その場合は2015年上半期に、「一緒に未来を目指そう」という意識あわせができていくはずです。
人として尊敬できる相手、信頼できる相手、友情を育んでいける相手、「二人の世界」に閉じこもらずに、その外側に広がる世界にも手を携えて向かっていける相手。2015年上半期にあなたが創り上げるのは、そうした関わりだろうと思います。1人、あるいは幾人かのひとと、一対一の強い糸で結ばれる一方で、その関わりを通して、もっと外側に広がる人と人とのネットワークにも、繋がっていけるのかもしれません。

もし、この時期に未来がありふれた、味気ないものに感じられるなら、それが転機の合図です。かつて夢見たことに現実味が感じられないなら、それは新しい夢を描く時間がきたことの証です。未来に夢も希望もない、と感じられたなら、それは「これまで見てきた夢や希望を脱ぎ捨て、別の夢と希望を1から創り上げる」ミッションが始まったことを示しています。夢や希望、未来のヴィジョンは、一般にとても美しく魅力的なものです。でも、不思議な事に、それらは時間が経って古びてくると、人の心を縛る障害物となる場合もあるのです。夢や希望にも「新陳代謝」は起こります。子どもの頃描いた夢と、大人になってから描く夢はちがうはずです。2015年上半期、あなたは、今のあなたにふさわしい夢を丁寧に描き始めることになります。そしてさらに、「一緒に夢を描ける誰か」に出会える時期でもあるというわけです。

「仕事や勉強など、外向きな活動への取り組み」
2012年頃から、大きな責任を背負って、日々プレッシャーに晒されてきたかもしれません。あるいは逆に、先に進むことを阻まれるかのように、じっと足踏みをし続けてきた人もいるだろうと思います。過去二年ほどの中で、あなたは「動きそうもない大岩をじりじりと時間をかけて動かし続ける」ような作業に取り組んでいたのではないかと思うのです。
2015年上半期、そんな気の遠くなるような長い、緊張感に満ちた、気の抜けない状態から、不意に解放されるかもしれません。もし上半期にそれが叶わなくとも、9月以降には遅くとも解放されるはずです。仕事や対外的な活動において、大きな重荷のようなものを背負い続けていた状態から、脱出することができるのです。

前述の通り「未来を共有できる相手」が見つかる時期というのは、仕事や対外的な活動に関しても当てはまります。ビジネスパートナーやコーチなど、信頼できる相手に出会えるでしょう。あるいは、誰かとの出会いがあなたを新しいキャリアへと導いてくれるのかもしれません。

この時期は「非営利の活動」に取り組み始める人も多そうです。NPOに参加したり、ボランティアを始めたりと、社会的な活動に携わる選択をすることになるかもしれません。これもまた、「誰かに誘われて」そうなったり、あるネットワークに参加したところ、それに付随してそうした非営利活動に興味を持つことになる、といった展開も考えられます。この時期の新しい展開は、常に「出会い・人間関係」とセットになっているところがあるのです。
6月下旬から8月頭にかけては、非常に忙しい時期となっています。また、新しい役割を得たり、転職や異動が叶ったりしそうな時期でもあります。大事なのは「自分の身体や生活にフィットしたルーティンをつくる」ことです。これまで無理を重ねていた人は、それを是正する転機が巡ってくるでしょう。

勉強や研究を続けてきた人には、4月に面白い転機が訪れるかもしれません。これまで積み重ねて来た努力が、不思議な「ブレイクスルー」を遂げる気配があります。また、2月下旬から3月は、かなり情熱的に学べる時期となっています。新しい発見があり、身につくものも多いはずです。

「やりたいことが見つからないけれど、みつけたい!という場合」
「人」から入るといいかもしれません。憧れの人に会いに行ったり、話し合えそうな相手を紹介してもらったりと、人から人へ繋がる糸が、あなたを未来に連れて行ってくれる気配があります。
自分より年齢が上の人々や、社会的立場の高い人たちの集まりに参加するのもおもしろいかもしれません。目上の人たちから見て自分がどんな状態にあり、何を目指したらよいのか、いいアドバイスをもらえそうです。

「人間関係について」
非常に賑やかですが、変化に富んでいる時期でもあります。

交友関係には、長くずっと続いていくものもあれば、どこかで「卒業」する関わりもあるものなのかもしれません。この時期は、新たな出会いがあり、長く育てていける関わりの再確認があり、古い関わりの再生があり、さらに、噛み合わなくなった人々からの離脱もあるだろうと思います。
人は変化し、成長していきます。ある段階で話が合った人々とも、だんだんズレを感じるようになることは当然、あり得ます。しかし、ズレを感じていても、即「さよなら!」というわけにはいかないことのほうが多いのではないでしょうか。気を遣いながら違和感に耐え、辛い関係を続けている人にとっては、2015年上半期はそうした関わりから思い切って脱出する機会を得られるだろうと思います。

一方、新しい出会いや好きな人々とのつきあいは、どんどん活性化していくでしょう。場合によっては「活性化しすぎ」てしまい、人に振り回されて疲労を感じるような場面もあるかもしれません。また、人と結びつくことを最重視した結果、自分自身の立ち位置が心許なくなってしまうことも、もしかしたら、あるのではないかと思います。キャパオーバーを感じたら、少し頭を冷やす時間を作ることも大事だと思います。特に交友関係や個人的な人間関係については「少数精鋭」ということも視野に入れるといいかもしれません。

この上半期全体にわたって、人間関係には強い追い風が吹き続けています。さらに、6月から10月頭にかけては、魅力的な人々と関われたり、多くの好意をうけとったりできそうな、とても華やかな時期に当たっています。

「恋愛や愛情について」
2014年後半から2015年上半期にかけては、冒頭から述べているとおり「パートナーシップ」に焦点が当たっています。これは愛の世界にもしっかり当てはまります。この時期、パートナーとなるべき相手に出会えたり、あるいは、既にいる恋人とのあいだに将来の約束ができたりするかもしれません。
一時的な恋愛の盛り上がりより、「一緒に未来を共有できるか」に意識が向かいます。ゆえにこの時期、あなたの愛を見つめる目はとてもシビアなものかもしれません。さらに、あなた自身が「相手のパートナーとしてふさわしいか」ということにも関心が向かいます。相手を鏡として自分自身を成長させようとする意識が強まる時期と言えます。

もし、ずっと恋愛に関して問題や悩みを抱えているならば、その問題をしっかり分析し、理解しようとする試みを、2011年頃から続けていたのではないでしょうか。もしそうであれば、2015年3月、その試みがひとつのピークに達するかもしれません。何があなたの愛をジャマしているのかを、意識の上でつかみ取り、それを超えていく未知へと入っていけるのではないかと思います。
コンプレックスや幼い頃の記憶、愛に関する様々な思い込み、欠乏感や自信のなさ、罪悪感、悲観的な想像、不安や恐怖など、恋愛を阻害するものはたくさんあります。こうした問題を洗い出し、向き合い、乗り越えていくのはなかなか大変なことですが、この時期はその作業を手伝ってくれる、愛に溢れる誰かの手に恵まれるでしょう。心の奥に封印されたものを探り当てるために、特別なコミュニケーションが必要となる場面もあるかもしれません。そのようなコミュニケーションを2011年頃から重ねてきている人もいるかも知れませんが、その「出口」を2015年の春に発見できる可能性が高いようです。

愛に強い追い風が吹くのは4月半ばから5月上旬、5月後半から6月です。中でも5月下旬から6月上旬は、「失ったと思ったものが戻ってくる」ような時期です。過去にその愛が失われた原因と深く向き合えているならば、この「再生」は新たな生命力を得て生き存える可能性も大いにあると思います。

「大まかな流れ、タイミング」
年明け、とても忙しい状態になっています。1月半ばまでは、熱く動き回る場面が多いでしょう。ですが1月は同時に、とても楽しい時期でもあります。愛に恵まれますし、好きなことができる時ですし、「イメージチェンジ」も上手くいくような時です。「一皮むける」ようなタイミングと言えます。
1月下旬から2月上旬は、体調を崩したり、物事の進み方が遅く感じられたり、ちょっとした行き違いが生じたりしやすいかもしれません。ここは焦らず、じっくり時間を使うと問題を解消できます。無理をして先を急いでも、あまり効果が上がらないので、のんびりかまえて。

2月は経済的な動きが大きい時期でもあります。入る方も出る方も、少々ドラマティックです。臨時収入があったり、イイ買い物ができたりするときです。ただし、楽観が嵩じて大盤振る舞いになりすぎないよう、注意が必要かもしれません。記憶が曖昧になりがちなので、メモを残したり、家計簿をつけるなど、目に見える形でお金の流れを把握するとよいでしょう。

2月下旬から3月は、かなりアクティブに動き回ることになるでしょう。外に出る機会が増えますし、コミュニケーションが素晴らしく活性化します。語り合うこと、学ぶこと、耳を傾けること。そこから新しいチャンスが立ち上がる気配もあります。

4月から5月半ばは「居場所」が動くかもしれません。引越やリフォームなど、環境を変化させる人も多いでしょう。また、家族構成が変わったり、家族の誰かが人生の勝負に出るなど、身近な人の変化によって自分の生活も変化する、といったことも起こるかもしれません。

4月半ばから5月頭、そして5月半ばから6月は、やりたいことにとことん打ち込める、とても楽しい時期となっています。特に前者は、愛に恵まれるキラキラした季節となるでしょう。クリエイティブな活動に取り組んでいる人にとっては、素晴らしい成果を出せるときです。また、子育てにおいても、とても強い追い風が吹くでしょう。充実した、愛に溢れる時間をすごせそうです。
6月以降、すでに十分活性化している人間関係やパートナーシップが更に輝きを増していきます。人と出会うこと、人と関わることの中から、たくさんの「未来への芽」が顔を出すはずです。