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「全体のイメージ」
自分一人の力だけでは生きていけませんが、自分一人で切りひらかなければならない道もあります。
2016年上半期は、その両方に目を向ける時です。
人から多くの力を借りることができるのですが、同時に、独力で目指せる未来を見つける時期でもあるのです。
おそらく、望めば望むだけ援助が受けられるような状況になるのかもしれません。
そのとき、なんのためにその援助を受けるのか、という命題が浮上します。
この命題には、自分一人の力で答えなければなりません。
独立心の強い水瓶座の人にとっては、「そんなことを考えなければならないくらいなら、いっそ、援助なんか受けたくない」と思えるかもしれません。
でも、人から力を借りることと、独力で道を見つけることは、必ずしも矛盾してはいません。むしろ、両者は一つのことなのです。
たとえば、チャンスはほぼ、他者の手を介して巡ってきます。人からもたらされるものです。
人から何かを受けとることなしには、「独力」を使えないこともあるのです。
2016年上半期、水瓶座の人の多くは、タフに活動し、大活躍することになるでしょう。
勝負を挑み、あるいは新しいことに挑戦して、立派な結果を出せるはずです。
リスクを取って勝利を収めることができる時期となっています。
この挑戦は、ある面から見ればあなた一人の戦いですが、別の面から見れば、人と力を合わせての戦いの意味を持っています。
爽やかでクールな雰囲気を纏っていることが多い水瓶座の人々ですが、ここでは「らしくない」ほど汗をかき、熱く立ち回ることになるでしょう。
その「熱さ」こそが、勝利を呼び寄せるきっかけとなるはずです。
遠慮せず前のめりになり、貪欲にしがみついて、結果を出すことができる時です。
この時期あなたを取り巻く仲間たちも、あなたの熱に引かれるようにして、集まってきます。
さらにいえば、情熱など忘れてしまったような人々が、あなたの熱に感染して「再燃」することもあるのではないかと思います。
目上の人が味方になってくれますし、戦い方次第で、重く厚い扉があなたの方に開かれます。
ちょっと進めばすぐにたどり着くような場所ではなく、時間をかけて登っていきたい山を、未来に見据えることになるはずです。
「時期について」
1月から2月は、過去に立ち戻るような場面があるかもしれません。ずっと気になっていたけれども手をつけずにいたことに、このタイミングで着手できるでしょう。
2月後半から3月上旬、キラキラした楽しさのある季節です。いろいろな人から声をかけられますし、なにかと嬉しいことが多いでしょう。
3月は経済面で大きな動きが起こりそうです。人から力を借りつつも、自分自身の手で掴めるものがあるでしょう。
また、下旬には遠くから面白いものが届くかもしれません。逆に、あなた自身が「満を持して」遠出することになる可能性もあります。
4月はコミュニケーションが盛り上がります。人とたくさん語り合える時で、「意気投合」して親友や仲間ができる気配もあります。
5月は居場所や土台をしっかり固めるような時期です。
家族に多くの時間を割いたり、環境を変えるために力を尽くしたりする人が多いでしょう。
自分の「ルーツ」を再確認する人もいるかもしれません。原点に返って、これから目指そうとするものを自分の世界に「根付かせる」ことができる時です。
6月はとても楽しい時期です。ただふわふわと一時的な楽しさを享受するだけでなく、これから先長く楽しんでいけるようなことを始めたり、スケールの大きな「喜び」をプロデュースしたりすることになるのかもしれません。
新しい趣味を見つけて、そこから世界が変わるようなこともあるでしょう。
「愛がすべてを変えていく」ような経験をする人もいるかもしれません。
「愛について」
相手に助けてもらったり、甘えさせてもらえたりする場面が多いでしょう。
格好悪いところや弱みを見せ合うことが、この時期のテーマです。
愛の世界において、「身内」になっていくことが必要になります。
恋をして、完璧なお化粧とファッションに身を包んだ姿だけを見せていられるのは、ほんの僅かな間だけです。
生活を共にし、人生を共有していくうちには、見た目の上でもナカミにおいても、欠点や醜いところを見せたり、見てしまったりせずにはいられません。
そうした面を受け入れあっていくとき、恋が本物の愛に変わっていきます。
水瓶座の人は、相手の欠点や弱点を、基本的には「理知的」に受け止めます。
「人間だから完璧にはできない」「そういう部分も、あってもおかしくないかもしれない」というふうに、あくまで思考ベースで受け止めるわけです。
ですから、受け止めつつも、批判することがあります。
つまり「おかしいことはおかしいと指摘するけれども、それが原因で別れるようなことはない」というようなやり方です。
これはリクツには合っていますが、ときどき、相手の心にフィットしない場合が出てきます。意図せずに傷つけてしまうことになるわけです。
その点、この時期はやわらかな、悪くいえば「いい加減な」受け止め方が必要になるかもしれません。無意識に心の中に作っていたルールを、思い切って「解除」したとき、愛の扉がバーンと音を立てて開くようなことも、もしかしたら、起こるかもしれません。
愛に追い風が吹くのは、2月半ばから3月半ば、4月下旬から6月半ばです。
「パートナーシップについて」
物質的に、大いに頼り・頼られる関係を作る時です。
「感謝が大切」ということはよく言われますし、その通りなのですが、感謝はどこか「精算」の意味合いを含んでいます。パートナーシップの中では、頼ったり頼られたりする中で、いちいち短期的に「精算」することは、ある意味不自然と言えるでしょう。長い時間の中で継続的に頼りあい、甘えあうためには、感謝というある種の精算の他に、賞賛や承認、贈与など、心を融け合わせるようなやりとりが求められるのだろうと思います。
この時期はそうしたやりとりを実現しやすく、より「切っても切れない仲」を深めることができるでしょう。
また、非常に官能的な時期でもあります。二人だけの時間を多く持てるでしょう。
パートナーを探している人は、一緒に何かを作るような場での出会いがあるかもしれません。
また、ビジネスなど経済活動の場でも、縁が見つかるかもしれません。
「子ども・家族について」
5月、久しぶりに自分のルーツとなるよう場に帰ることができるかもしれません。
あるいは、長らく会わなかった家族や親族が「帰ってくる」ようなこともありそうです。
失われていた家族という「場」を再構築する人もいるでしょう。
子どもとの関係においては、自分自身が子どもにとっての「希望」になっているかどうかを、考えることになるかもしれません。
子どもの尊敬や憧れを受けるような親となることはさておき、親自身が自分の手で自分を幸福にしているかどうか、ということが、とても大事な事だろうと思います。
輝かしい成功を収めたり、格好良く生きたり、ということでなく、あくまで親である人が「主体的に人生を充実させているか」という点を、子どもは見ているもだろうと思います。もちろん、人生においては、自分の意志や努力だけではどうにもならないこともたくさんありますが、それを踏まえた上でなお、幸福が誰かから与えてもらうものでなく、自分の力で生み出していくものである、ということを、身をもって子どもに示す事ができるときだろうと思います。そのメッセージは、子どもにとって、かけがえのない希望となります。
家の中に特に明るい光が射し込むのは4月末から5月、子どもとの関係を大いに楽しめそうなのは5月下旬から6月中旬です。
「仕事について」
勉強は「自分のためにやるもの」と思われがちですが、水瓶座の人はもっと広い見識を持っている傾向があるようです。
広く社会のために学ぶ人もいれば、自由になるために学ぶ人、誰かを助けるために学ぶ人、仲間のために学ぶ人もいます。要するに、自分のまわりに広がっている世界と関わり、影響を及ぼすために学ぶ人々なのです。
この上半期は特に、そうした意識が強まるでしょう。
特に4月、勉強や研究活動、取材活動、発信活動などに脂がのります。この時期の頑張りは、広い世界とあなたの間にチャネルを生み出すと同時に、未来のチャンスを準備する意味を持つようです。
1月から2月、そして6月は、仕事や対外的な活動において、大きなチャンスが巡ってくるでしょう。「勝負」を賭ける人も少なくないはずです。精力的に行動し、道を拓くことができる時です。
また、この時期は年長の仲間や先輩が、大いに力になってくれる傾向があります。年齢や立場が上でも、不思議な友情を感じられる相手というのはいるものです。困ったり迷ったりしたときは、そうした人に助けを求めると、良い案が浮かぶかもしれません。
「お金・買い物について」
2016年上半期、経済活動は水瓶座の人にとって、非常に大きなテーマです。
前述の通り、「自らコツコツがんばってお金を貯める」というよりは、「夢のためにお金を借りる」といったような、他者の財との結びつきがテーマとなっているようです。
すぐに結果を出そうとすることなく、ごく長い目で見たときに、どうすれば一番利益が大きくなるか、を考えると、やるべきことが見えてきます。
3月、経済面で前向きな動きが起こるでしょう。意外な臨時収入を得られたり、新しい収入の道が拓けたりするかもしれません。
「健康について」
良い睡眠を取ることが大事です。
精神的なストレスやプレッシャーは、この時期、予想外の不調に結びつくかもしれません。
不安なことや迷いがあっても、たいていは「考えすぎ」です。
特に、人の反応や人からの評価を気にして、自分で自分にプレッシャーをかけてしまうと、悪循環が生まれます。
他者の思惑についてはなるべく楽観し、未来のことも「ひとつひとつ、積み重ねて行くだけ」というふうに、見るべきものだけを見つめる意識を持つと、妙な不調に引きずられずにすむはずです。
人からの誘いはできるだけ受けて外に出る事を心がけると、気持ちが晴れやかになり、身体の調子も上手く回っていきそうです。
