2017年水瓶座の下半期の占い

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長い学びの旅を経て、新しい活躍の舞台へ。

2016年秋から必死に勉強を続けてきたでしょうか。あるいは、行動範囲をどんどん拡げたり、自分の力を試すような遠征や冒険を試みたりした、という人も少なくないはずです。2015年頃から、あなたの目には今までとは違った、遠い将来に続いていく「道」が映っていました。この「道」を確かに歩いて行くために必要なものを、あなたは去年の秋から、着実に手に入れてきただろうと思うのです。長期出張や留学など、「旅」を経験したかもしれませんし、引っ越しを経験した人、また、新しい「師」や学びの目標を得て、俄然奮起した人もいるでしょう。物理的に、あるいは知的に、非常に長い距離を超える意志があなたのなかにあって、その意志に沿って、未来に繋がる道筋をじっくり歩いてきたはずです。

2017年下半期、その「旅・学び」のプロセスが10月までに収束します。そして、この10月から2018年にかけて、晴れて「大舞台」に立つことになるでしょう。具体的には、昇進やポジションの変化、転職や独立、新しい肩書きを得るなど、社会的な立場が大きく変わる時期と言えます。一般に、結婚や出産はプライベートなことと受け取られがちですが、現実には、これらも立派な「社会的立場の変化」です。この時期は何らかの形で、あなたの外向けの肩書きが変わり、それにともなって活躍の場や内容が、新しくなるのです。

さらに、2015年から今に至るまで、「仲間から離れた」状態で過ごしてきた人も少なくないだろうと思います。水瓶座は「友情の星座」と言われるほど、「友・仲間」に恵まれた星座です。でも、過去2年ほどのあいだは、なんとなく一人で過ごすことが多かったり、友や仲間といった人々に対し、恐れや緊張を感じる場面もあったりするのではないでしょうか。その緊張感が、この2017年12月を境に、きれいに消えていきます。そして、かつてより伸び伸びと「友」と接することができるようになるでしょう。特に、出産や結婚、仕事の多忙さ、介護など、大人になればなるほど「友と過ごす時間」が減りがちですが、むしろそうした変化こそが、新しい交友関係へ踏み出す契機となる場合もあります。2018年秋から冬にかけて、新しい活躍の場と、のびやかな仲間との関係とが同時に、あなたの世界を包むだろうと思います。

・時期について
7月
とても楽しい時期です。遊びに誘われたり、趣味が充実したりと、クリエイティブな時間となるでしょう。さらに、恋愛にも強い追い風が吹きそうです。とはいえ、月の前半は6月からの忙しさが続いています。特に、仕入れた知識や情報を、生活や実務の中に「落とし込む」ような作業がはかどりそうです。あるいは逆に、今取り組んでいることに関してどうしても必要な道具や情報を、かなり遠い場所まで「取りに行く」人もいるかもしれません。すぐに役立つ資格取得などもスムーズに進みそうです。月の後半からは人間関係に活気が出てきます。刺激的な出会いもあれば、議論が発生する場面もあるでしょう。この時期はあまり「丸く収めよう」という策は機能しないようです。人とどんどんぶつかって、熱い前向きなうねりを巻き起こせます。

8月
どの星座の人にとってもターニングポイントが訪れやすい時期ですが、特に水瓶座の人にとっては大きな転機が巡ってきそうです。自分自身が、そして人間関係が、ドラマティックに「花開く」ようなときと言えます。運命を感じる様な出会いに恵まれるかもしれませんし、誰かから影響を受けて自分自身ががらりと変わってしまう人もいるかもしれません。人生を変えるような大事な決断を下す人もいそうです。生活や健康面では、明るい変化が見られるときです。生活が豊かに美しくなりますし、慢性的な不調も解消できるでしょう。13日から9月5日にかけて、人に貸していたものが返ってくるとか、逆に自分から負債を清算できるなど、他者との経済関係を正常化させるためのアクションを起こせるかもしれません。ギフトやお礼などが入り乱れて、ちょっと混乱を感じるかもしれませんが、あくまで「取引」ではない「恩義・礼義」のやりとりが、最終的には理想的なバランスで着地するはずです。

9月
人間関係がとてもあたたかくゆたかになるときです。7月から8月にかけての衝突や摩擦も、ここできちんと決着し、新しい信頼関係を楽しめるようになるでしょう。月の下旬から10月前半にかけて、人から受け取るものが多くなりそうです。モノだけでなく、たとえば仕事や技術、ポジションなどを「受け継ぐ」人もいそうです。

10月
この下半期で最も大きな山場の一つです。2016年秋から「旅・哲学・専門性」などを司る場所にいた木星が、今度は「仕事・社会的立場・キャリア・目標」を司る場所へと移動するのです。ここから2018年にかけて、新しい社会的ポジションを得たり、仕事や勉強に関して大きな成果を挙げたり、大活躍する人が少なくないでしょう。また、転職や独立、結婚などにより、肩書きが新しくなる人もいるはずです。月の前半は、人からの提案にはっとさせられることがあるかもしれません。自分で選んだのであれば決して手に入らなかったようなものが、意外に自分にフィットすることに気づかされるでしょう。人の話に「一度、乗ってみる」ことで、得るものが多そうです。月の後半はかなり忙しくなります。新しいポジションにむけて第一歩を踏み出すことになるかもしれません。

11月
11月頭は、旅に出る人もいそうです。特に月の半ば以降、新しい役割やミッションを引き受けるために必要な「勉強・情報収集」に取り組むことになるかもしれません。この勉強は、あなたにとってはあまり得意な分野ではないかもしれませんが、苦手なりに取り組んでいるうちに、ぐっと視野が広がりそうです。

12月
この下半期のもう一つのメイン・イベントである、土星の移動が起こります。2015年頃から「仲間・友だち・将来の夢・個人としての社会参加」などを司る場所に居た土星が、ここで「過去・秘密・犠牲・救済」などを司る場所へと歩を進めるのです。これまで友だちから離れて孤独を感じていたり、自由に活動することを自ら禁じていたりしたなら、ここからは伸び伸びと人と関わり、自由を満喫することができそうです。特にこの12月は、古い友だちとの再会が期待できます。ネットワークが「復活」するような時期です。月の後半から年明けにかけて、非常に忙しくなります。この年末年始で社会的な立場ががらっと変わる人も少なくないでしょう。

・愛について
この下半期、愛に恵まれるのは7月、8月下旬から9月、10月半ばから11月です。特に、8月は転機となりやすいでしょう。公私ともに、ドラマティックな出会いに恵まれる気配があります。パートナーシップにも新しい光が射し込みますし、愛を探している人は、意外な縁を得るかもしれません。

・住処・家族について
2016年から「移動」の時期にあります。かつてとは全く違った未知の世界に「移住」した人もいるかもしれません。ここから自分の王国を外向けに作っていけます。家の中が「閉じた世界」にならず、常に外の世界に向けて扉や窓が開かれているのが、この時期の特徴です。家が常に「外での活動を前提としたベースキャンプ」として感じられるかもしれません。仕事や勉強、対外的な活動など、「外向けの活動」が活性化するほど、それに合わせて住居をつくりかえていく必要が出てくるでしょう。家族との関係は、仕事や対外的活動に関するおたがいのコンセンサスが軸となるかもしれません。互いの外での取り組みをリスペクトし、応援する態度が、結果的に家族の結束を強くするでしょう。また、家の中のことを主たる活動としている人にとっても、不思議と「外に出る」機会が多くなり、そこで「我が家」の個性や豊かさに気づかされる、ということもあるかもしれません。11月前半、居場所や家族に関して、深い安心や満足を感じられる場面がありそうです。

・仕事、勉強について
仕事に関しては10月から2018年にかけて、ドラマティックな活性期がやってきます。夏はそのための下準備を進めている人も少なくないでしょう。あるいは、活動の場を探すような「ロケハン」的な遠出を繰り返すことになるかもしれません。

2016年秋から2017年秋までは「学びの季節」と言えます。つまり、10月まで学校に通い、10月から「デビュー」する、といった段取りになる可能性もあるわけです。過去一年に学んだことを武器として、ここからの一年で大ブレイクする、という人もいるはずです。

仕事に関しては10月10日以降ずっと強い追い風が吹き続けますが、その中でも特に追い風に勢いが増すのが11月から年明けにかけてです。勉強や研究活動に関しては、10月から12月頭にかけて、精力的に活動できるでしょう。この下半期で、志望や目標が大きく変わる可能性もあります。

・お金について
9月、経済活動の見直しをする人が多そうです。特に、人との経済的な分担や貸し借り、シェアのあり方に関して、細部まで検証を重ねた上で、新しい形を作ることになるかもしれません。パートナーの経済状況の変化を受けて、あなた自身の活動のあり方が変わる可能性もあります。

・健康について
7月から8月にかけて、健康と向き合うことになるかもしれません。特に8月は、健康や生活面での大幅な改善が可能になるようです。7月中に問題点を洗い出し、8月に解決する、という段取りになるのかもしれません。また、8月は色々な意味で「脱皮」ができる時期となっています。中にはアイデンティティやキャラクター、セルフイメージまで変わってしまう人もいるかもしれません。こうした変化は、心身の健康にも強い影響を及ぼします。水瓶座の人々は非常に理念的であるがゆえに、心身の発する「声」に気づきにくい傾向があるようです。疲れていてもそれを自覚できなかったり、「これが身体に良い」と考えると、その習慣を極端に推し進めて返って身体に負担をかけてしまったり、といったことが起こりやすいのです。8月はそうした「理念」から少し離れて、身体が発している「生身の声」に耳を傾けることも大事だと思います。