2022年魚座の下半期の占い

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夢のお城を作ること、幸福に「生き抜く」こと。

子供の頃、レゴブロックで「夢のお城」を作るのを楽しんだことがあるでしょうか。もし自由に自分のお城を作れるなら、こんな場所にしたい! とあれこれ想像しながらお絵かきをした人もいるかもしれません。もちろん、大人になっても「自由に自分のお城を作る」ことができる人は、そう多くはありません。それでも、私たちは自分の住む場所をできるだけ、自分の気に入る世界にしたいと考えます。住処を探し、しつらえを考え、家具を揃え、必要なものを配置しながら、叶う限りの夢を現実のものにしたいとがんばるのです。もとい、こうした営為を「頑張っている」とは、あまり自覚しない人も多いはずです。好きな世界を作ることは、面倒や限界はあっても、基本的には楽しいことだからです。

居場所は、人や物でできています。物理的な家屋があり、そこに人が住み込みます。どんなに立派な家であっても、人の気持ちが温かく結ばれていなければ、そこは「居心地のいい住処」にはなりません。一方、人の気持ちが強く結ばれていても、必要なものがなかったり、いまいち好きになれないものに囲まれていたりすれば、何となく気持ちが晴れないだろうと思います。
2022年下半期、魚座の人々はどちらかと言えば「物理的な環境を作る」ことに注力することになるかもしれません。家を建てたりリフォームしたり、引越ししたりする人も少なくないでしょう。家の中の古い家電や家具を処分して、思い切って新しいものをどしどし導入する! といった作業に注力する人もいるかもしれません。環境を物理的に変えるのは、あなたの「心の中の整理」と結びついている可能性もあります。生き方を変えたい、生活を変えたい、物事の思い方、捉え方を変えたい。そんな思いが、住環境を変えるというアクションの動機となります。実際「住処を変える」ことは、「心を変える」効果を持っています。ふと見渡した自室の景色や、仕事机の上、キッチンの風景は、そのままあなたの心を移しだしている、と言っても過言ではありません。たとえば、「仕事が忙しいときは必ず、部屋の中が散らかる」とか、「人間関係がうまくいかないときは、妙にモノが捨てられなくなる」など、生活の状態と部屋の風景の連動に、あるパターンを持っている人もいます。「部屋がこういう状態の時は、自分はこういうコンディションなんだよな」というふうに、部屋を見れば自分の調子が分かる人もいるようです。こうした「日々の変化」の延長線上に、ドラスティックな「住処の変更」があります。壁の色を塗り替えることで、人生の方針を変える、という人もいるのです。

2021年から、大きな人生の転機を迎えている人が少なくないはずです。この「転機」はまだ完了したわけではなく、10月末から12月中旬に「第三幕」が待っています。特別な出会いを得た人、新しい世界に飛び込んだ人、古い場所から抜け出した人もいるでしょう。まだ何も起こっていない、という人も、この秋から冬にかけて、何か新しいことがガツンとスタートするかもしれません。夢見たことを実現する人、計画を実行に移す人、愛をみつけて育て始める人もいるだろうと思います。
そんな、2021年から2022年にまたがるあなたの一連の体験は、急成長のプロセスでもありました。精神的に強く、大きくなったところで、住処も「より広く、大きく」する必要がある、ということなのかもしれません。あるいは、この秋から冬にかけて、家にじっとしている暇がないほど飛び回る! という状況になる人もいるだろうと思います。言わば「旅を住処とする」ような状況の中で、新しい生き方を発見することになるのかもしれません。

経済活動は、この下半期から2023年5月にかけて、強い上昇気流に包まれます。平たく言って「金運の良いとき」であり、収入が増えたり、価値あるものを手に入れたりと、とてもゆたかな時間帯となっています。この下半期は特に、欲しいものを手に入れることが、「この世の楽園を作ること」に直結しています。疫病や戦争など、今の世界は多くの人が様々な問題や不安を抱え、「生き延びる・生き抜く」こと自体が、一つの大きなテーマとなっている、と言えなくもありません。そんな厳しい世の中ですが、この時期の魚座の人々は強く「生きる力・生活力」を志向するのかもしれません。自分を活かし、大切なものを守り、生活を継続し、持続させていくこと。この基本的なことを自分自身の手で実現するために、力強いアクションを起こせます。今の自分ならばそれができる、と思える瞬間が、この下半期に巡ってくるでしょう。生活を再生産していくことは、現代社会では「闘い」と言えなくもありません。この「闘い」に勝利し、愛のために幸福な暮らしを実現することが、今の魚座の人々の率直なテーマなのかもしれません。


[時期について]

7月から8月中旬は、熱いコミュニケーションの時間となっています。議論を闘わせたり、意外なコミュニケーションチャネルをひらいたりすることができる時です。ただし、ふざけあいが口論に発展したり、SNSでのいわゆる「炎上」など、舌禍には注意したいところです。
また、この時期は精力的に勉強する人も多いでしょう。短期決戦で結果を出せます。

7月後半から8月前半は、愛に溢れるとても楽しい時間となっています。恋愛には強い追い風が吹きますし、クリエイティブな活動には素晴らしいチャンスが巡ってきます。趣味の活動や遊びにも、ストレートに情熱を注ぎ、充実した時間を過ごせそうです。特にこの時期は、形ある「作品」を制作する人が少なくなさそうです。

8月下旬から2023年3月にかけては、「居場所が動く」時です。引越や家族構成の変化など、ハッキリした物理的な変化が起こりやすいでしょう。また、家族の誰かが人生の転機にさしかかり、それをサポートするために、自分の生活のあり方を大きく変える、という人もいるかもしれません。

9月から10月上旬は「人に恵まれる」時です。公私ともに出会いが多そうですし、人と会い、関わる場面が増えるでしょう。また、懐かしい人との再会も期待できます。旧交を温める中で、新しい活動の芽が見つかるかもしれません。懐かしい人が懐かしい場所へと誘ってくれる気配もあります。誰かの手に導かれて、自分の原点となるような場所、ルーツを象徴するような場所に「再訪」することになるかもしれません。あるいはそれは「帰還」なのかもしれません。

10月末から12月中旬は、約12年に1度巡ってくる「人生の一大ターニングポイント」の第三章です。2021年から断続的に、大転機を生きてきている人が多いはずですが、ここにその最後のステップが置かれています。大きな人生の決断をする人、新しい世界に飛び込んでゆく人も少なくないでしょう。

11月半ばから12月中旬は、非常に忙しい時期となっています。この時期、キャリアにおいても大きめの選択をする人がいるはずです。長年の目標を達成する人、新しい活動を始める人もいるでしょう。

12月から年明けは、交友関係が拡がる賑やかなタイミングです。人から声をかけられる場面が増えるでしょうし、特に「故郷の仲間」からお声がかかる傾向がありそうです。久しぶりにふるさとに帰省する、という人も多いだろうと思います。


[愛について]

2021年から「人生の一大ターニングポイント」に入っているため、人生を変えるような出会いがあったり、パートナーシップを結んだりと、愛についてもかなり大きな変化が起こったのではないかと思います。「愛を探しているけれど、まだ何も起こっていない」という人も、この10月末から12月中旬に跨がって、なにかしら「人生を変える、愛のドラマ」を経験することになるはずです。

この下半期から2023年3月にかけて、「暮らし方・住まい方が変わる」時期となっています。ゆえに、恋人が家族になるとか、同棲を始める、家庭を持つ、といった展開も期待できます。ただ、このような変化に際しては、あなたが積極的に主導権を握り、話を進めていく必要があるかもしれません。この時期の「暮らし方の変更」は、あなた自身の情熱が向かう先にあります。自分が強く「そうしたい!」と思うのでなければ、話はなかなか進まないかもしれません。

カップルは、ともに暮らすライフスタイルのあり方を、真剣に見つめ直すことになるかもしれません。普段の生活に不満を抱えているカップルほど、この時期は熱い議論を闘わせることになるでしょう。自分が「してあげている」ことと「してもらっている」ことの認識は、お互いに大きくズレていることもよくあります。そうしたズレを修正すべく、ただ感情をぶつけ合うだけでなく、現実的な調整や整理ができる時です。

あなた自身の「人生の転機」の内容や方向性を、パートナーに分かってもらう必要もあるかもしれません。普段自由を大切にしているカップルほど、敢えて立ち止まって対話の機会を設ける必要があるようです。「自分のことを解ってほしい」と同じくらい、「相手のことを分かりたい」という意識を持つことに、大きな意義があります。8月から10月上旬は特に、「立ち止まって向き合う」時間を持ちやすいようです。

愛を探している人は、意外に身近なところに見つかるかもしれません。家族の紹介や地域コミュニティでのイベントなどが、出会いのきっかけとなる可能性も。普段の生活の場、よく立ち寄る場所、「テリトリー」の中に、素敵なチャンスが隠れているようです。

愛に強い追い風が吹くのは、7月後半から8月上旬、9月です。さらに、10月末から12月中旬は、なにかしらダイナミックなドラマが進展しやすくなっています。


[目標・仕事について]

2021年から「人生の一大転機」に入っており、10月下旬から12月中旬にその最後の山場が訪れます。ゆえに、このタイミングで新しい世界に飛び込んだり、独立したりといった、キャリアにおける一大アクションを起こす人も少なくないだろうと思います。約12年のサイクルの「スタートライン」であり、新しい行動を起こす人が多い時なのです。既に計画してきたことを、ここで実行に移す人もいるでしょう。作ってきたものを「リリース」するようなタイミングでもあります。

経済活動が活性化する時期なので、仕事に関しても「収入・支出」「メリット・デメリット」の面から捉え直すことになるかもしれません。シンプルに収入アップのために転職を考える人もいれば、時間や労力のコストを評価し直して、より本質的な「生活の豊かさ」のために活動の場を変える人もいるだろうと思います。今の自分に一番必要なものは何かを考え、そこから仕事のありかたを変えられる時です。
たとえば、これまであまり収入のことを考えてこなかった人が、「もっとお金に貪欲になってもいいのかも」と、価値観を切り替えるような変化も起こるかもしれません。あるいは、突然車や家など大きなものが欲しくなり、「目標のものを手に入れるために、働き方を根本的に変えよう」と腹を決める、といったことも起こるかもしれません。「もっと欲しいと思っていいのだ!」という、「欲望の解禁」が起こり、そこから働き方や日々の活動の在り方が変わるようなタイミングでもあると思います。

この時期、特に仕事が忙しくなりそうなのは、7月後半から9月頭、11月半ばから12月です。特に秋は、目標達成や転職の実現など、大きめの節目が訪れやすくなっています。


[家族・人間関係について]

家庭、家族に関することで、大いに「汗をかく」必要がありそうです。家族会議を開いたり、長い間に溜まった「膿を出す」ような試みをしたりする人も少なくないはずです。また、遠く離れた家族との間に、新たな関係性を築く必要が出てくるかもしれません。身近な人と真剣に向き合うことで、非常に大切なことを発見できます。「近すぎて分からなかったこと」がこの時期、ハッキリしたイベントを通して意識化されるでしょう。「今まで通り」「普段通り」を一旦解体し、新しい日常を構築する人も多いだろうと思います。

引越しや家族構成の変化、家のリフォーム、住環境の激変など、なにかしら「いつもの風景」が変わるような出来事が起こりやすい時です。特に、経済的な条件の変化がきっかけでそうした変化が起こる可能性があります。たとえば、ベタなところでは「収入が増えたので、より暮らしやすい場所に引っ越す」「家を持つための頭金が貯まったので、家を建てる」「ものが増えすぎて収納が足りないので、住み替えをする」などのことが考えられます。物質的・物理的な「居場所の変化」が起こりやすい時なのです。

9月から10月にかけて、古い人間関係が「復活」するかもしれません。懐かしい人と再会できる時です。特に、誤解が原因で遠ざかっていたり、悪感情のもとに疎遠になったりしていた相手があれば、このタイミングでお互いの気持ちを癒やし、関係を修復することもできるかもしれません。

年末、交友関係や対外的な人間関係が大いに盛り上がります。いろいろな人が声をかけてくれますし、自分からも交流の輪を拡げていけるでしょう。新しい年に向けて、色々な約束を交わせそうです。


[お金について]

この下半期から2023年5月は、平たく言って「金運の良い時期」です。経済活動が大きく活性化し、「自分の手で掴めるもの」が増えます。収入が増える人もいれば、大きな買い物をする人もいるでしょう。経済力、生活力が強まり、自信も増します。

家のため、家族のため、身近な人のためにお金を使うことになるかもしれません。たとえば「家を買う・リフォームする」ようなことが起こりやすい時期と言えます。また、家族の誰かが人生の転機にさしかかり、それを支援するためにお金を使うというパターンもあるでしょう。いずれも、自分の心の深い納得から出た出費なら、きっと満足できるはずです。一方、誰かの気持ちをつなぎ止めるためとか、いわゆる「マウンティング」のような見栄のためにお金を使ってしまうと、後悔することにもなるかもしれません。お金を使う時、その目的が「他者からの反応、自分への評価」になっていると、その出費は少々危険です。一方、長い間夢見たことを叶える、といった意味合いでの出費は、きっと人生の可能性を広げてくれるでしょう。

価値あるものを「創り上げる」「生産する」人も少なくないはずです。自分の手で素敵なものを作れる時なのです。料理や手芸、家庭菜園など、生活を潤すものを作る「腕」を磨くこともできる時期です。

9月から10月は、過去に失ったものを取り戻したり、貸したものを返してもらったりすることができるかもしれません。また、経済的なアンバランスを是正し、望ましい経済関係を再構築できる時でもあります。