2013年魚座の上半期の占い

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「守る」ことは、なかなか難しいテーマです。
なにかを守っているつもりで、実際は「守られている」「寄りかかっている」人も、少なくありません。
誰かを守っているつもりで実はその人に依存している場合、守ってあげているはずの人が自分の人生を振り回してくるように感じられることもあります。
あるいは、「あなたを守ってあげています」という人々が実は、自分を利用していた場合、その「守る」力は、優しく包み込んだり応援してくれたりする力ではなく、縛る力や強制する力に感じられます。「守ってあげる」という意志が、守られているはずの人を押しつぶしてしまうとしたら、これはすでに「守る」事から大きくズレています。

2013年上半期、魚座の人は「場」を作り、大切な人を守ろうとするのではないかと思います。
あるいは、誰かを守っていこうと決意するのかもしれません。
そこで「守る」ことの意味を深く考えることになるはずです。
誰かの「守り」が自分をおしひしいでいないか。あるいは、自分が「守る」と決めた決意が、依存の裏返しになってはいないか。
「守る」と決めたとして、果たして本当に守るだけの力があるのか。
こうしたことが、この時期にベース音の様に流れているテーマです。
このテーマは2012年後半から既に、あなたの世界に流れ込んできていると思います。

「守る力」という課題は、「社会的な力」というテーマに結びついていきます。
この時期の魚座の人々は、社会において自分はどんな能力を使い、どんな分野で生きていけるのか、ということを、深く考えるようになるだろうと思うのです。
既に専門分野を持っている人は、それを強化して更に外側に拡げ、自分が守りたいものを守る力をガッチリ固めていこうとすることになるでしょう。
あるいは、未知の世界に飛び込んで、自分の「専門性」をゼロから作り始める人もいるかもしれません。
そこでは「守る」という言葉が連想させる、どんどん場が狭くなっていくような動きではなく、「守備範囲が広がる」「行動範囲が広がる」というような、外への広がりが生じます。
この時期、何かをかたく守りたいと思うことによって、世界は縮まるのではなく、むしろ外側へとゆたかに広がっていくのです。

新たに家族を得る人もいると思いますし、今までよりコミュニティに強くコミットする人もいると思います。
あるいは、遠い場所に引越をしたり、家を得たりする人もいるでしょう。
さらに、自分のフィールドを強化するために、外の世界に向かってフィールドワークをしていく人もいるでしょう。
「外の世界への広がり」と「大事なものを守り育てること」とは、そんなふうにしっかり連動しているのです。

時期的なことを少し申しますと、まず1月は、ひそかに進めていくプロセスがあるかもしれません。
人に見せないところで積み重ねたものが、後で大きな力を発揮します。
あるいは、自分の弱さと闘って、自分がかねてから理想としているような態度をとれるような場面もありそうです。
いつも後悔し続けていたような行動パターンを、ここで終わらせることができる可能性があるのです。
2月になると、非常に忙しくなります。
自分から手を挙げてスタートさせるプロジェクトがあるはずです。
あるいは、非常に個人的な部分で、思い切ってハデにスタートさせることがあるかもしれません。
2012年春先からじわじわと構想していたことを実行に移す、という人もいると思います。
3月は、経済的にかなり大きな変化のありそうな時期です。
2011年頃から始まっている変化が、加速する、というイメージです。
あるいは、2011年頃から挑戦していた新しいことが、ここでようやく利益を生み始めるのかもしれません。
日ごろから自分の収入に納得がいかなかった人にとっては、状況を改善するための行動を起こせるタイミングです。
4月から5月は、面白い対話が生まれます。
誰かと継続的に話しているうちに、ぽこん!と意外なものが生まれそうです。
また、この時期は必死になって勉強する人も少なくないと思うのですが、その勉強のテーマとの出会いは、かなり突飛な形で訪れるかもしれません。
6月は「足元を大事にするとき」です。
自分が最も大切にしなければならないものを意識し、そこにパワーを傾けるときです。
自分の居場所が環境として整っていくような時期でもあります。
この時期に居場所を変える人も少なくなさそうです。

愛情関係については、このあと、2013年下半期からの1年が、非常に熱い時期となっています。ですが、その前にフライングではありませんが、出会いが訪れる人も多いだろうと思います。
カップルは「家族」としてのお互いを意識するようになるでしょうし、子供を持つことへの関心が高まることで、結婚に踏み切ることになる人もいるかもしれません。
この時期、恋愛に追い風が吹くのは2月末から3月、そして6月です。
6月以降は、しばらく「愛の季節」が続いていくことになります。