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「全体のイメージ」
「させていただく」という言い方が気になる、という意見をたまに耳にします。
「させていただく」という言い方はそもそも、立場が上の人が下の人に向かって言う表現である、とか、そんな表現を使う必要は無く、冗長なだけである、等の批判があるようです。
もともとは浄土真宗の商人達が「おかげ様」の考え方から使い始めた表現で、人間はなんでも自分の力でやっていると思い込んでいるけれども、実際は自分の力ではなく、すべて阿弥陀様の力で可能になっているのだ、という「他力」の考え方に基づいている、と聞いたことがあります。
実際、私たちは多くの目に見えない力に支えられて生きていて、自分が生きるために必要なことをどれだけの人がしてくれているのか、数え上げることもできないほどです。
一方、自分の力では何もしていないかというと、そういうわけでもなく、努力しない人や行動しない人には、たいていは、何も手に入りません。
自分も頑張っている。でも、自分の力だけではどうにもならない。そういう世界に誰もが生きている中で「させていただく」という表現が、私たちの心に上手くフィットする、ということなのではないかと思います。
2017年上半期、魚座の人々は特に、このことを意識するのかもしれません。
すなわち「自分の力なのか、人の力なのか」ということです。
支えてくれた全ての人に感謝し、お礼を言うのは素晴らしいことですが、自分自身の力を過小評価してしまうと、意欲や自信を持つことが難しくなります。
かといって、自分の力だけをひとえに信じ、「他人の力など借りない!」と突っぱねてしまうと、お互い上手く行きません。
自分の力をどのように使い、相手の力をどのように借りるか。
両者の力がもっとも美しく交差する「交点」を模索すべく、この上半期、魚座の人々は様々なことを「試みる」ことになるようです。
自分でやってダメなら、人に任せる。人に任せてみてダメなら、自分が引き受ける。
あるいは、すぐに「ダメだ」と諦めてしまわず、何度も挑戦したり、やり方を変えてみたりして、お互いに上手く行く形を探していく。
そんな過程では「一人でやってしまった方が早い!」と思える場合もありますが、それに耐えて粘り強く「交点」を探していくと、その先で、一人では決してできなかった大きなミッションを成し遂げられるわけです。
2017年上半期、あなたは人からたくさんのギフトを受け取ることになるでしょう。
さらに、自分からも誰かに対して、色々な贈り物をすることになるかもしれません。
この「やりとり」は決して、「お返し」「精算」といった、計算に基づくものではありません。
むしろ、お互いが純粋に無償で提供し合っているがゆえに、「やりとり」として成立する、という種類のものだと思います。
贈り物を贈るのは、気持ちのいいことです。
一方、贈り物を受け取るには、度量や肝の太さ、勇気、責任感などが必要です。
自分が贈り物をして深い喜びを味わったことがなければ、人からの贈り物も、本当の意味では「受け取る」ことができないのかもしれません。
この時期、あなたは誰かに対して「本気で」贈り物をし、その経験を元に、夏から秋にかけて、更に「本気の」贈り物を誰かから受け取れるようになる、ということなのではないかと思います。
あなたは元々、非常に自由な人ですが、その自由な精神が、この時期は経済活動や物質的な面で、大いに「活きる」はずです。
「時期について」
1月は愛と情熱のドラマが展開する、とても熱い季節となっています。あなたの星座に金星と火星が同座し、すでにいる海王星とダンスを踊るのです。
この時期、何か始めたいことがあればガンガンスタートできますし、「変身」も容易にできるでしょう。イメージチェンジなどにも妙味のある時です。
クリエイティブな時期ですし、冒険的な時期でもあります。ちょっとしたきっかけで大きく動くことができます。
また、ここでスタートさせたことは、人間関係の中に何らかの形で深く根を下ろすため、一過性で終わることもないようです。
2月になると少し落ち着いた雰囲気になります。1月に新しくスタートさせたことを軌道に乗せる作業が始まります。
一方、経済的な環境が大きく動き出すかもしれません。ここから5月くらいまでの時間の中で、じっくり大きな買い物に取り組む人も少なくないでしょう。また、収入を増やしたい人も、2月から3月、そして5月と、段階的に勝負をかけていくことになるはずです。
多少、プロセスは紆余曲折するかもしれませんが、基本的にこの時期「ほしい」と思ったものは、行動を起こせば手に入るはずです。あなたが行動を起こすと、周囲が驚くほど強力なサポートの手をさしのべてくれる気配もあります。
2月下旬、特別な変化が起こるかもしれません。不思議な経緯で、新しいことを始めるチャンスが巡ってくる気配があります。「奇跡」を感じるようなドラマの気配も。
3月から4月は、外に出る機会が増えるでしょう。コミュニケーションも豊かに広がります。また、勉強にも精が出るときです。
特に4月は、過去のコミュニケーションが復活したり、勉強の上でも「復習」が求められたりするかもしれません。知的に「よみがえる」ものがある時期です。
4月末から5月は、居場所が動く時です。引越や家族構成の変化など、普段の風景ががらっと変わるような出来事が起こりやすいでしょう。この「居場所の変化」は、あなたの経済活動の変化とも直結しているかもしれません。たとえば、実家から独立して一人暮らしをすれば、経済面でも大きな変化が起こります。そのような展開が起こりやすい時と言えるでしょう。
6月は好きなことに打ち込める、楽しい時期です。
家族や身近な人に割く時間も多いかもしれませんが、やりとりはごくスムースで、解り合える喜びを随所に感じられるでしょう。
「愛について」
1月にいきなり、2017年の「愛のクライマックス」の1つがやってきます。クリスマスや初詣など、年末年始は意外に愛が生まれるきっかけが多いのですが、そこから発展して、1月に一気に恋愛関係が育っていく、という人も少なくないでしょう。
カップルも、相手と過ごす濃密な時間を楽しめそうです。
2016年後半から2017年秋にかけては、非常に官能的な時期となっています。官能は人生の秘密を宿した奥深い世界であると同時に、危険をはらんだ世界でもあります。誘惑に流されることなく、人生の秘密をすみずみまで味わうためには、「心の知性」が問われることになるのかもしれません。
フィジカルな愛に抵抗感を抱いていた人は、その固く閉ざした扉が自然に開かれることになるかもしれません。
「住処・家族について」
4月末から5月にかけて、変化が起こる可能性があります。引越や家族構成の変化などが起こりやすいときです。6月はその変化をきちんと軌道に乗せていく時期となります。
4月は、身近な人々と時間をかけたコミュニケーションを重ねることが必要になるかもしれません。特に兄弟姉妹との関係において、少し過去に遡って意識あわせをしなければならないところがあるようです。
子育てについては、6月にちょっとした「山場」がありそうです。一つハードルを越えて、お互いに成長し合えるタイミングです。
「仕事・勉強について」
2015年頃から一人で静かに目指し続けている山頂がやっと見え始めて、一歩一歩進む足取りに自信が漲ってくるときです。
2016年の終わりに少し混乱気味になっていたことがあれば、年明け、すぐにしっかり整理できるでしょう。遅れも取り戻せます。
さらに、経済面での力を強化することで、仕事にも具体的勝つ現実的な道筋をつけることができるでしょう。融資を受けるなど、外部からの力を得て新しい展開を模索する人もいるはずです。
2月には、役割分担や日々のルーティンが大きく変わる節目がめぐってくるかもしれません。より自分に合った働き方を、意外な形で見つける人もいるようです。
勉強や研究活動、取材活動などに関しては、3月から4月、そして6月に活発な時期が巡ってきます。特に春は精力的に動けそうです。
「お金について」
この上半期、魚座の人々にとってのメインテーマとなるのが、経済活動です。新しい収入の途を得る人もいるでしょうし、大きな買い物をする人も少なくないと思います。経済活動はどんなに堅実な選択であっても、必ずどこかにリスクが含まれます。どのリスクを取り、どんな果実を求めるか、その選択を何度か、重ねていくことになるでしょう。
経済力を身につけたい、「手に職をつけ」たい、という人にとっては、素晴らしい時期となっています。必ずチャンスを見つけることができるでしょう。
この上半期が終わる頃、あなたは確実に何か価値あるものを手にしているはずですが、そこで満足のいく結果を出すには、まず「何を望むか」ということが重要です。望んだものが与えられる時期ならば、まずは正しい望みを抱く必要があります。
自分の心と常に相談しながら、何が手に入れば一番満足できるのかを、見つめ続けたい時期です。
「健康について」
2月に、現在の健康状態をしっかり把握する機会があるかもしれません。問題があるかどうか、あるとすれば何を改善すべきかが、はっきり見えてくるでしょう。
生活のあり方を変えたいと思っていた人には、2月に少々意外な形でそのきっかけがめぐってくるかもしれません。