2018年魚座の上半期の占い

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社会的重圧から解放されたから実現できる、人生観の方向転換。

旅をすると少なからず、周囲のものを見る目が変わってきます。日頃当たり前だと感じていることが、そうではないことがわかってきます。たとえば、私は数年前、海外を頻繁に旅したあとで、それに気づきました。日本では「赤信号で止まる、青信号で進む」ということが、誰もが守らなければならない正義であり、道徳である、といったように教えられます。でも、私が旅した国々では、信号機はどちらかといえば老人や子供などのための道具であり、元気な大人は信号によらず、左右を見て適当にわたる、ということになっているようでした。日本に帰ってきてから、赤信号で横断歩道を渡ってしまう人を見ても以前ほどは嫌悪感を感じなくなっている自分に気づきました。私の中で、ルールに対する価値観が変わったのだ、と思いました。

これはもちろん、些細なことですが、小さな価値観の変化の積み重ねで、世界全体に対するまなざしは、けっこう大きく変わっていきます。2018年上半期、魚座の人々はそんな「価値観・世界観を変える旅」に出ることになりそうです。長期出張や留学、移住など、大スケールの「旅」をする人が少なくないでしょう。もちろん、魚座の人々の全員が旅行をするわけではないかもしれませんがたとえば、海外からきた人と親密になったり、外国語を学び始めたりする人もいるはずです。また、なにごとによらず「学ぶ」こと自体が、一つの旅のような経験でもあります。何かを深く学ぶと、価値観も世界観も大いに変わります。2018年以降、魚座の人々は腰を据えて「新しいこと」を学ぶことになりそうです。

価値観や世界へのまなざし、生き方などを変えるには、「自由」が必要です。2018年上半期の魚座の人々は、生活の随所で揺るがぬ「自由」を実感するでしょう。「自由」といっても様々なものがありますが、この時期の魚座の人々に特徴的なのは「背負うものからの自由」「組織や支配的な環境からの自由」です。2015年ごろから、仕事や対外的な活動の面で、重圧に苦しんできた人が多いかもしれません。達成か不可能に思えるような目標を目指して孤独に努力を続けたり、重すぎる責任を引き受けてきたり、あるいは、活動が様々な面で制限を受け、制限の中でどうやって結果を出すか、と苦悩してきた人もいたはずです。そうした「重荷」から、この2018年上半期、あなたは解放されています。ゆえに、人生の方向転換もしやすくなっているだろうと思うのです。

若いころは、1歳違いでも十分「先輩」です。でも、年齢を重ねるにつれて、上下関係は歳の差だけで決まらなくなっていきます。自分より若い人を「先生」と呼んで教えを乞う場面もあれば、年上の人を管理職としてまとめたり、年長者から「先輩」と呼ばれたりすることもあります。この上半期、あなたは新しい仲間に恵まれるのですがその人たちは「年上の後輩」のように、関係性を作るのが少し面倒な存在かもしれません。でも、そうした文化的・心理的ハードルを越えて生まれた仲間は、この先ずっと信頼し、協力していける、素晴らしい味方となるでしょう。

この上半期、一朝一夕には実現しないような、大きな夢を描き始める人も多そうです。人生を「旅」になぞらえることがありますが、ここから人生の新しい旅をスタートさせる人も、きっと、少なくないでしょう。この段階ではおそらく、その旅はどこか「一人旅」の様相を呈しています。自由気ままで、のびのびと進める一方で、すべての旅程は自分自身で決めなければなりません。自分で決めるのが億劫なばかりに、人生を他人に全権委任してしまうような生き方をする人も、世の中には決して、少なくありません。でも、この時期のあなたは決して、そうはしないでしょう。自分の手に人生を取り戻し、学ぶことによって、旅することによって、新しい大きな夢を自ら、牽引していけるはずです。

・時期について
行動範囲が限りなく広い年明けとなりそうです。ちょっと隣町に行くような感覚で海を越えてゆく、といったこともあるかもしれません。いつもより世界が小さく感じられ、どこにでも行くことができます。また、色々な場所からあなたのもとに「人が集まってくる」感じもあるかもしれません。年明けはだれもが新年の抱負を思い描き、計画を立てるタイミングですが、今年のあなたは特に、2018年1年を一つの冒険旅行のように見立て、「旅程」を立てるような気持ちで計画を立ててゆくのではないかと思います。物理的にも、知的・精神的にも、新しいフィールドを切りひらくことのできる年ですが、その糸口を見つけられるのが、この年明けとなるかもしれません。

2月はキラキラしたとても楽しい時期です。また、非常に忙しい時期でもあります。やるべきことが山盛りですが、好きなことやおもしろいことに向かう情熱もとても強くなります。公私ともにみっちり中身の詰まった日々となるでしょう。褒められたり誘われたりする場面が多そうです。

3月は経済面での動きが大きいかもしれません。多忙さのプレッシャーは月の半ばほどで収まっていきそうですが、「収穫」の作業はむしろ、ここから4月の方が盛り上がるでしょう。今まで取りこぼしていたものを拾い上げる機会にも恵まれます。また、情熱的な仲間や友だちがこの辺りから、あなたに積極的なアプローチを仕掛けてくれるようです。

4月は出かける機会が多くなるでしょう。いろいろな人の集まる場に出向いたり、自ら人を集めて「場をつくる」ことになるかもしれません。

5月は星座を問わず、大きめの節目が巡ってきやすいタイミングですが、魚座の人にとっては特に「問いかける」ような動きが強まるかもしれません。疑問を抱くことがきっかけとなって、ずっと抱えてきた慢性的な問題の「根っこ」に近づくことができます。人に質問を投げかける場面も増えそうです。また、非常に広い意味で「隠れた敵」を粉砕できる気配もあります。

5月から6月は、とても楽しい時期でもあります。遊びや趣味に打ち込めますし、愛にも恵まれるでしょう。ずっと後悔していることがあれば、その後悔のタネと向き合って、解き放つこともできるかもしれません。

・愛について
2月から3月上旬、5月半ばから6月前半にかけて、強い追い風が吹くでしょう。この時期は特に「将来のこと」が視野に入ってくる時期で、恋愛やパートナーシップにおいても「いかに未来を共有するか」と同時に、「いかにお互いの未来を自由に生きるか」ということがテーマとなるかもしれません。パートナーは支え合って生きるものですが、同時に、それぞれの自由な人生を生きることも重要です。相手を縛ることなく支えること、お互いの人生の変化に合わせて柔軟に寄り添っていくこと。この、一見矛盾する条件をいかに調整していくかが、この時期の愛のカギとなるかもしれません。お互いのヴィジョンのズレを確かめ合ったり、相手の心配を論理的に解きほぐしたりすることもできるでしょう。フリーの人や片思い中の人も、自分が愛やパートナーシップに何を求め、何を怖れているのかが、かつてよりはっきり見えてくるかもしれません。誰かと未来への不安などについて語り合っていくなかから、愛が生まれる、といったことも起こるかもしれません。

・住処、家族、人間関係について
住処や家族についても「未来」を重視して行動していくことになるでしょう。長く暮らせる家、ずっと一緒に居られる人、続けて行きたい交友関係、などの観点から、焦点を絞ってじっくり取り組んでゆく人が多いだろうと思います。人間関係でも生活でも、「長くいとなむ」ことを考えると、あまり欲張りにはなれません。あるいは、どんどん膨らませ、増やしていきたいものであっても、最初の段階ではわずかなところからスタートする必要があります。この時期はどちらかと言えば「長期性」という観点で、関わりや居場所を絞っていくような考え方になるかもしれません。たとえば色々なお店を巡り歩くより、「行きつけ」をいくつか重点的に作っていく、といった「関わりの創造」ができる時なのです。

この時期に生まれた交友関係は、この先長くあなたの人生を彩ることになるでしょう。また、この時期の家族との関係も、何らかの未来のテーマを共有する形で運営されていくでしょう。

家族に関して嬉しいことが多そうなのは4月下旬から5月です。人間関係に関しては3月半ばから5月前半に、精力的に動く場面が多くなりそうです。

・仕事、勉強について
2015年頃から仕事に関して「ガマン」する場面が多かったかもしれませんが、その「ガマン」を解除できるのが2018年です。年明けからすでに、何らかの制限をときはなって、「もっとやりたいことをやりたいようにやろう!」という熱い意欲を燃え立たせている人が多いだろうと思います。年明けは入念に調査や勉強、プランニングを行い、1月下旬頃から行動を起こすことになるかもしれません。もしかすると、この一連のアクションが本格化するのは2018年11月以降となるかもしれませんが、だとすれば上半期はそれへの大々的な準備期間と位置づけることもできそうです。

勉強に関しては、約12年に1度の活性期、と言っていいと思います。勉強や研究に打ち込む人が多いでしょう。おおいに学んで、価値観や世界観を根底から変えていける、知的成長期です。1年を通して追い風が吹いていますが、特に活性化しそうなのが1月、そして3月以降です。5月半ばからは、まったく新しい学びの場に身を投じる人も少なくないはずです。

・お金について
2011年頃からどこか不安定な雰囲気の中にあったかもしれません。経済観念を変えようとしてきた人、経済活動における「呪縛」を立ちきってきた人、物欲がいつの間にかなくなっていたという人もいるでしょう。物質的・経済的束縛から自由になり、本当に価値のあるものを手に入れようとする、ごく本質的な「改革」が、過去6,7年の中で展開してきたのではないでしょうか。この2018年、その「改革」が収束へと向かいます。ここまで少し観念的になりすぎたかな、とか、禁欲的すぎたかな、という思いを抱いていた人は、もう少し人間的な、血の通った経済活動を再開できるようになるかもしれません。これまでのプロセスをもちろん、いかした上で、新しい「欲」の充たし方を模索して行けそうです。

経済面で追い風が吹くのは3月から4月です。5月半ば以降、お金や物を手にしたとき、ふと「手馴染みがよくなっている」という気がするかもしれません。

・健康について
1月末から2月頭、6月に転機がありそうです。特に1月末は、蓄積してきた疲労やムリが意外な形で表れやすいので、注意したいところです。生活のあり方を変えるきっかけとなるでしょう。3月から4月は食生活の見直しができる時期です。問題点があると感じつつなかなか軌道修正出来ずにいた人は、ここでしっかり「食習慣」を改められるでしょう。