2021年牡牛座の下半期の占い

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「新しく入った若い人が、古いルールやシステムを壊して、新しいものを創ろうとする」。
この下半期、牡牛座の世界で起こるのはたとえば、こんなことかもしれません。
「それはいやだな、混乱しそう」と感じたでしょうか。
でも、この「新しく入った若い人」こそが、実は牡牛座のあなたなのです。

一般に「社会に出る」と言えば、「すでにある世の中のルールを、ひとつひとつ学んで身につけていく」ことを意味します。
でも、それはすでに社会にどっぷり馴染んでいる「大人たち」の望みです。
これから社会に出ようとする人々は、「自分たちで新しい社会を創りたい」と考えているかもしれません。すでにある社会は、否定されようとしているのかもしれません。

新しいことを始めようとすると「出る杭は打たれる」とばかりに、ジャマされたり、つぶされたりすることもある世の中です。
でも、この下半期の牡牛座の人々がスタートさせることは、むしろ「大歓迎」される気配があります。誰もが「これはもう、変えた方がいいな」と思いながら変えられないでいたことを、あなたが変えようとするからです。
もとい、多少の混乱や衝突、摩擦が発生する可能性もあります。それでも必ず、その衝突や摩擦のなかから、新しく目指すべき道が見つかります。

牡牛座の人々は元々、物事を変えることが苦手です。でも、2019年頃からのあなたは、不思議と変化を求め、様々な変更を選択してきたのではないでしょうか。
2021年下半期、その勢いは更に外側へ、外側へと向かっていきます。
自分の小さな世界の中だけでなく、自分を取り巻いている大きな世界に向けて、「変化」を発信し、実現していけるのです。
既にあるルールや居場所を探し出そうとするのではなく、最も自由な「暴れん坊」として、新しい、ユニークでオープンなスタイルをどんどん創造できます。誰かの言うとおりにしようとか、誰かのマネをしようなどとは、夢にも思わないあなたがいるでしょう。あくまで実験的で、能動的で、自律的な生き方を追求できる時なのです。
すべて古いものを壊し尽くして一旦は瓦礫のようになったとしても、しっかりと時間をかけて、新しい世界を構築していけます。

この下半期は牡牛座の人々にとって「大活躍・大成功の季節」です。大チャンスを掴む人もいれば、大きな目標を掲げてそれを達成する人もいるでしょう。
ただしこの「大チャンス」は決して、既存の枠組みの中で、古い価値観の持ち主から「よくやった!」とほめてもらえるようなことではないのだと思います。すでにある世の中の一番高いところに昇って満足するような形の「大成功」ではないのです。

2021年5月から7月にかけて、あなたは少し先の未来を見るような体験をしたのではないでしょうか。そのとき見た風景はあなたに、「『今までどおりにする』という方針は、決して安全策ではない」と、教えてくれただろうと思うのです。
未来は待つものでも、「乗り遅れないようにする」ものでもなく、自分から創っていくしかないものなのだと、初夏に学んだはずなのです。

8月以降、あなたはその「未来からの教え」に従って、とてもフレッシュな行動をどんどん起こしていけるでしょう。いくつかの壁を破り、いくつかの岩を粉砕して、「その先」の風景を自分の手で描いていくことになるでしょう。
秋以降は、とても美しく楽しい時間が待っています。牡牛座はもともと貪欲とされる星座ですが、その「欲」がもっとも気高い理想に向けて打ち上げられます。塩水を飲むようなジャンクな欲望ではなく、人生の神髄を追求しようとする芸術のような知的精神的「欲」が発動し、あなたの住む世界全体を、深い金色に照らし出すはずです。

[時期について]

7月は家の中や身の回りの環境がバタバタと動きそうです。引越や家族構成の変化などが起こる可能性もあります。これは「将来的なことを考えて、先手を打っておく」ような意味合いの選択なのかもしれません。

7月下旬から9月前半にかけては、「愛と創造の季節」となっています。自分のアイデアを活かし、自己主張し、大きな成果を挙げられるでしょう。恋愛にも熱い意欲が湧き、アクションを起こせばちゃんと結果が出そうです。

年明けから挑戦を続けて多忙だった人が多いはずですが、5月から7月に跨がって、「小休止」的な雰囲気があったかもしれません。ひと息ついて未来についてゆっくり考えるとか、身近な人とコミュニケーションをじっくりとって、更なる挑戦のための環境を整える、といった時間を過ごした人もいるでしょう。
7月末にはそんな「小休止タイム」が終了し、一転、攻勢に出ることになります。今年の頭から志したことを、ここから年末に向けて一気に加速させていけるのです。

9月から10月は「段取り」がとても重要になります。大きな目標を目指す時ほど、日々の体調管理や作業手順の整理など、細かい部分に気を配る必要があるのです。今あなたが目指しているものは、かなり長期的なテーマであるはずで、長い時間にわたって挑戦を続けていくために必要な条件を、ここで整えていけます。
周囲の人との役割分担、自分が「背負うもの」「担うもの」をきちんと整理し、自分の心身にフィットするように調整できます。たとえば機械を修理するときは、いったんその機械を止めなければなりません。この時期も、そうした「修理のための一時停止」が必要な場面があるかもしれません。

11月から12月前半は、人間関係が大きく盛り上がります。刺激的な出会いもあれば、有益な交渉もできるでしょう。また、遠くにいる人が力になってくれる気配もあります。

さらに、11月から年明け3月頭にかけては、精力的に学び、楽しめる時期となっています。まだ自由に遠出することは難しいかもしれませんが、なんらかの重要な用事で遠く移動して、大きな喜びを得る人もいそうです。
2010年頃から密かに志していたことが、そろそろ叶うかもしれません。この年末は、そんな「志」のためのアクションを一気におし進めることができる時です。

[愛について]

7月下旬から9月前半、強い動きがありそうです。特に愛を探している人は、ここで具体的なアクションを起こすと、一気に物事が動くでしょう。

さらに11月から2022年3月頭にかけては、爽やかな愛の追い風が吹き続けます。フリーの人もカップルも、愛を通して精神的に大きく成長を遂げることができるでしょう。愛の学びの季節となっています。

ともに学ぶことを通して愛を育む人もいれば、バックグラウンドが大きく違った相手と出会う人もいそうです。ここでは特に「教え合う」関係を持てることが大切です。「教える」ということは、一方が他方に対して優位性を持つかたちですが、これをシチュエーションによってしばしば「交代」できるなら、その関係は自由で豊かなものとなりやすいはずです。いつも一方が他方に「教え続ける」ことが固定化してしまうと、関係性が次第に歪んでくる可能性があります。

11月半ばから後半にかけて、ドラマティックな出来事が起こるかもしれません。強い「縁」を感じられる場面がありそうです。

[目標・仕事について]

2021年は1年を通して「大活躍の季節」で、公私ともに高い目標を掲げ、大胆にチャレンジして、大きな成果を収められる時間となっています。キャリアの大転換を経験する人も少なくない時期で、下半期はそうした変化が一気に展開していくでしょう。「できそうなこと」「慣れていること」のなかに閉じこもるには、少々勿体ない時期と言えます。思い切ってちょっとアクションを起こすだけで、意外なほど新鮮な体験ができるはずです。

この時期の「大活躍」には、ちょっとした衝撃がつきものです。「自然に何となくうまく行く」「気がついたら今の場所にいた」などというなめらかさは、あまり感じられないかもしれません。むしろ、「意を決して思い切ってぶつかって行ったら、壁だと思ったところが扉で、すんなり開いた」といった展開になりやすいのです。「ぶつかって行く」「乗り越えていく」意志と気迫が必要なのですが、想像よりもその衝撃はやわらかなものだろうと思います。ただしどうしても、一度は「ガツンといく」姿勢が必要になります。摩擦や衝突を回避しようとしてしまうと、なかなか道が見つからないかもしれません。一度ぶつかってしまえば、そのあとはとても広やかに、のびやかに動けるはずです。

[家族・人間関係について]

6月から7月が、「居場所が動く」時期となっています。家族と何度も「家族会議」を開いたり、協力して生活環境の整備に取り組んだりできる時です。引越や模様替えなど、物理的な変更も。

人間関係については、「新たな人間関係」が視野に入ります。引越や転職など、物理的に「周囲の人々の顔が一変する」ような変化も起こりやすいタイミングです。新たな繋がりをまずは受け入れていくことがテーマとなるでしょう。
5月から7月に出会った人々とは、年末から2021年にまたがって、更に仲良くなれそうです。

10月末から12月前半は、人間関係が大きく動く時です。人とガンガン関わって、得るものが多いでしょう。ストレートに、正直に思いをぶつける勇気が功を奏します。

[お金について]

10月から年末に、前向きな動きがあるかもしれません。必要なリソースを手に入れるために、多方面に働きかけて、結果が出るときです。
身近な人やパートナーの経済活動が前向きに動き出すのも、秋から冬です。信頼と応援が、相手のやる気と勇気につながります。