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「独立」という言葉には、「独りで立つ」、つまり「孤独感」がまとわりついています。「誰にも頼れない」という不安感や恐怖を、この言葉から感じとる人もいるかもしれません。でも、現実には「一人で立とう」とする時ほど、周りに「仲間」が存在するものです。
この「仲間」は、旧知の相手や身内ではありません。たいていは、外に出て初めて出会う「知らない人」です。たとえば、故郷から遠く離れて進学した先のクラスとか、就職して出会う先輩や同僚、旅先の現地ガイド、一人立ち寄ったバーのカウンターにいたお客、起業してスタッフ募集の広告を出して、初めて来てくれた応募者、等々がそれにあたります。
家族や友達と一緒に行動しているとき、こうした「仲間」にはなかなか出会えません。一人で行動し、一人で新しい場所に立ったとき、「一人だからこそ」出会える人々がいます。その人達とは、その時間だけの「仲間」なのかもしれませんし、その後ずっと一緒にやっていく「仲間」になれるのかもしれません。ゲームで言う「パーティーを組む」ような作業を、私たちは人生の中で何度も経験します。2022年上半期の牡牛座の人々は、そんな「仲間たち」に出会えるはずなのです。
2019年頃から、牡牛座の人々は「独立」を念頭に行動してきています。この「独立」は、「孤立」とは違います。周囲の人とはしっかり仲良くし、時に連携し、共有し、頼りあいながらも、あなたは「自分独自の思いを生きる」ことを模索し続けて来ただろうと思うのです。真の自由とは何か、精神的自立とは何か。「独立」と言えば一般には、経済的な問題ばかりを云々しがちですが、経済的に自力で大成功している人でも、精神的には誰かにべったり依存している、という人は決して珍しくないのです。新しい価値観を自分で選択し、自分の思いを育てながら生きること。この壮大なテーマを追求する上で、2022年上半期のあなたは「仲間」に恵まれます。同じ夢、同じ思いを分かち合える人々と、ともに進むことができる時間帯なのです。たとえば人生をともにするパートナーや、心から信頼しあえる親友、あらゆる意味で「身内」と呼べるような誰かが、その「仲間」の中から現れる可能性も、非常に高くなっています。
2021年11月から2022年3月頭にかけて、非常に魅力的な宝物を求めて遠く冒険に出かけるようなミッションが起ち上がっているかもしれません。心から欲しいと思えるものを手に入れるための楽しい旅のような活動が、この時期にスケジュールされています。上記の「仲間」とは、この冒険をきっかけに出会えるのかもしれません。遠い世界への憧れ、未知の世界に遊ぶ喜びが、「その先」の人間関係につながっていきます。
5月から6月は、我を忘れて誰かを救うような時間となるかもしれません。あるいは、誰かがあなたのために、多くの犠牲を払ってくれることになるのかもしれません。「見返り」を誰も考えないような特別な時間が、ここにおかれています。長い間の後悔の種がある人は、この時期にその「タネ」と真正面から向き合う事も出来るでしょう。これらの経験は、あなたの魂の深い痛みのいくばくかを、やさしく消し去ってくれるはずです。
さらに、2022年は「不思議な縁」が結ばれやすい時間となっています。人の縁から縁をつたって「これは自分のために特別に用意されたチャンスだ!」と思えるような機会が巡ってきそうです。
[時期について]
1月は年明けからかなり忙しいタイミングですが、スピード感には乏しいかもしれません。さくさく進むことだけを考えてしまうともどかしいはずですが、どっしり構えてゆっくり時間を使うこと、興味があることにとことん注力することで、時間を有意義に使えるでしょう。多少後れをとっても、2月以降一気にとりもどせます。
1月末から3月頭は、行動範囲が一気に拡がる時期です。遠出する人も少なくないでしょう。また、物理的に移動するのではなくとも、なにかしら「未知の世界」に足を踏み入れるような体験ができそうです。勉強や研究、発信など、知的活動に取り組んでいる人には、熱い追い風が吹くでしょう。
3月から4月半ばは、大チャンスが巡ってきそうです。大舞台に立つ人、大勝負に挑む人もいるでしょう。目立つ立場で活躍することになるはずです。開拓者的な動きをすることになったり、リーダーシップをとることになったりするかもしれません。
4月から5月は、「仲間」との熱い交流に包まれます。友達が増えるかもしれませんし、新たに「チームを結成」する人もいそうです。損得を超えて付き合えるフラットなネットワークに身を置き、個人として社会に関わることの喜びを感じられそうです。
5月末から6月は、非常に楽しい時間帯です。自分らしくのびのびと振る舞えますし、慢性的に抱え込んでいる問題にじっくり向き合い、根本解決できるかもしれません。この時期の取り組みを経て、雄大な解放感を味わえるでしょう。長年の自縄自縛から解き放たれる人もいるはずです。
[愛について]
上半期全体を通して、爽やかな追い風が吹きます。カップルも「二人だけの世界」に閉じこもることなく、お互いの関係を外界や未来に対して「開く」ことになりそうです。「心を開く」という表現がありますが、パートナーシップにも、外界に対して「心を開く」タイミングというものがあります。愛の関係を単なる個人的なものとしてだけ捉えるのではなく、そのまわりにひろがる社会全体との関係性を視野に入れることができるのです。この上半期の愛は、そういう意味で、とてもオープンな雰囲気に満ちています。
パートナーがいる人は、なにかと「これから」のことを話し合う時間が増えそうです。未来の計画や夢、ヴィジョンを語り合い、お互いの意識あわせをしていく中で、自然に信頼関係が強まります。社会的な価値観を擦り合わせる、と言った作業も必要になるかもしれません。お互いの考え方が完全に一致している必要は無いはずですが、相手の考え方について理解を深めることは重要です。この時期は、かなりスケールの大きな話ができそうなタイミングなのです。
愛を探している人は、「仲間との交流」がとても盛り上がる時期なので、交友関係や普段関わっている人々の中から、自然にパートナーとなる人の姿が浮かび上がる、といった展開も起こりやすいでしょう。この時期のあなたはじっと「未来」を見つめているので、刹那的なラブアフェアにはあまり興味が湧かないかもしれません。将来のヴィジョンを共有できる人、社会人として信頼できる人、確固たる生き方を持ちつつ、他者にたいして心優しい配慮ができる人。そうした人に心惹かれるだろうと思います。
愛についての悩みを抱えている人は、友達や信頼できる知人、医療の専門家等、「第三者」の存在が力になるかもしれません。ここでも「外側に問題をひらく」ことが、問題解決のきっかけになりそうです。
愛に強い追い風が吹くのは年明けから3月頭、5月待つから6月です。また、5月にはミラクルな愛のドラマが発生するかもしれません。
[目標・仕事について]
2021年、キャリアにおける一大ターニングポイントに立った人が少なくないはずです。この転機は2022年にもまだまだ続いていきます。2021年に大きく開いた扉の向こうに立ち、そこから伸びている長い道を、コツコツ歩き続けていく、というイメージが、2022年前半の風景にぴったりかもしれません。「コツコツ」という言葉に暗さや地味さを感じる人もいるかもしれませんが、2022年上半期は目一杯の希望と喜びに溢れています。この長い道がどこに続いているのか、あなたは自分で思う以上によく知っています。だからこそ、「コツコツ歩いてゆく道」も、決して退屈なものではないはずなのです。
社会的責任が増し、担うべきものの重みも増し、さらに「一人でひきうけねばならないこと」が増えるかもしれません。孤軍奮闘の場面が増え、孤独感を感じることもあるかもしれませんが、これはそれほど長いあいだ続くものではありません。少々フライングですが、2023年には「孤軍」を脱し、又新しいフォーメーションへと移行することになるでしょう。さらに、この上半期は「孤軍」ではあっても、その外側の理解者や友には大いに恵まれます。たとえば、活躍の舞台の上では誰にも頼れず、自分一人でパフォーマンスしていても、楽屋にもどればあたたかな仲間が待っている、と言ったイメージです。同じ立場で闘える相方はいなくても、現場を離れて頼れる人はたくさんいるはずなのです。
この上半期は「目の前のこと」に専念するだけでなく、いかに「遠い未来」に目を向けるかがポイントになります。数年先のことまでイメージしながら「今」の活動に取り組む時、活動の内容も自ずと違ってきます。
上半期を通して多忙なはずですが、特に3月から4月半ばは熱い忙しさに揉まれることになりそうです。ここがキャリアの一大転換点になる気配も。
[家族・人間関係について]
人間関係全般に関しては、この上半期は素晴らしく豊かな時期となっています。公私ともに「人に恵まれる」時です。交友関係が大きく拡がりますし、深い精神的信頼関係を随所に、新しく「結びあう」ことができそうです。新しくチームを結成したり、誰かとタッグを組んだりするなど、人と心を合わせて行動することの喜びを味わえるでしょう。
家族については、外に出ての活動が多くなるため、家の中・居場所にあまり目が向かなくなるかもしれません。でも、身近な人との関係は「ベースキャンプ」としてとても大事です。家族や身内を「戦友」と捉え、お互い自由に活動しつつもいつもコンタクトを取り合い、ある程度以上に理解し合えている状態を維持することが重要です。「家族」であっても、この時期はどこか「同士」的な感覚が強いかもしれません。
人との関係は、特に4月から5月が活性化します。「世の中にはいろいろな人がいる」ということに感動するとともに、自分自身がごく個性的な存在であることを、改めて実感できるでしょう。
[お金について]
1月は動きが多そうです。また、少々フライングになりますが、2022年は8月下旬以降、牡牛座の「お金が大きく動く時期」が長く続きます。ゆえに、この上半期はしっかりと、現状の棚卸しをし、お金の流れやもちものの有り様を「見える化」しておくことが強みになるかもしれません。普段のお金の使いよう・稼ぎかたはもちろん、預金やクレジットカードの運用、保険や金融資産、タンスの肥やしから押入の「お宝」まで、自分が何を持っていてどう使い、どう動かしているのかをよく整理しておくと、年の後半に「闘いやすくなる」はずなのです。
さらに、世の中の動向に目を向けることも、とても大切です。自分の賃金が多いのか少ないのか、今後どうなっていきそうか、といったことを、客観的に検討したことがあるでしょうか。「そういうことをすると落ち込むので、考えないようにしている」という人もいるようですが、敢えてこの時期は「世の中」という視点から自分の経済活動を見つめ直してみることが役に立ちます。年の後半「何と闘うべきか」が、そこでわかってくるかもしれません。