2023年牡牛座の下半期の占い

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約12年に1度の、人生の一大ターニングポイント。

2023年5月17日から2024年5月26日まで、牡牛座の人々は「人生の一大ターニングポイント」を迎えています。成長と拡大の星・木星が、あなたのもとに12年ぶりに巡ってきているのです。
この間、多くのことが新しく始まります。人生でそうしょっちゅう起こるわけではないこと、たとえば社会的立場の大変動、転職や独立、運命的な出会いや結婚や出産、引越、独立、移住等々、あとで振り返った時必ずハッキリ思い出せるような「一大イベント」が起こりやすいタイミングなのです。

ここで起こることは、過去に起こったことの焼き直しや、何度も繰り返されるようなパターン化したイベントではありません。何かしら「未経験」「未体験」「未知」の部分を含んだ、非常にフレッシュな挑戦こそが、この時期のテーマなのです。
さらに、この時期起こることは必ず、あなたを「今までのあなたのまま」にしておきません。この時期の体験はあなたのキャラクターや価値観、生き方などを一変させます。この5月に誰かに会い、来年5月頃にもう一度その人に再会したとしたら、おそらく相手はあなたを見て「変わったね!」と感嘆の声を上げるでしょう。髪型やファッション、物腰、身に纏う雰囲気までもが、この時期、丸ごと変わる可能性があるのです。

とはいえ、そのようなドラマティックな変化は、必ずしもここからの一年「だけ」で起こるものではないのかもしれません。すでに2018年頃の天王星牡牛座入りから、あなたはよりスケールの大きな自己変革の流れに乗ってきています。より自由な生き方、より独立性の高い生き方、より新しい時代に合った生き方、これまでの自分からの「変身」を、時間をかけて模索し続けて来たあなたがいたはずなのです。この「天王星的自己変革への模索」が最終的に完了するのは2026年春なのですが、2023年下半期はすでに後半戦に入っており、そこに木星という力強いブーストがかかります。天王星は自由と改革の星ですが、木星もまた「自由」を象徴する星です。「自由」の星が2つ、あなたの星座に集まっているこの時期、あなたは自分自身にもっとも合った「自由」の形を、探し当てることができるはずなのです。

牡牛座の人々は、物事をコロコロ変えることを嫌います。新しい試みの前ではたいてい、躊躇を見せますし、どんなに不満を抱えていても「変化するよりはマシ」と、現状維持を選択することも多いようです。でも、少なくともこの下半期から来年上半期にかけては、「変化しないというリスク」の方が大きいのかもしれません。
たとえばビジネスにおいて、経営がうまく行っている時、経営者は現状に甘んじ、安全策をとりがちなのだそうです。一方、経営不振の時は、負けを一気に取り戻そうと焦り、大きな賭けを選ぶことが多いと言います。冷静に考えれば、うまくいっている時の方が、大きなリスクをとってもリカバリーしやすく、うまくいかない時は「弱っている」状態なので、小さな試みを重ねてゆく方が合理的です。それでも、人間は「完全に合理的」に行動することはないものなのだなと思います。
この時期のあなたがリスクをとって大きく賭けるのか、それとも、小さな挑戦を積み重ねる方を選ぶのか、それはあなた次第です。ただ、この時期の新しい賭けは、それがあなたにとってフレッシュな内容であるほど、「成功しやすい」とは言えそうです。
もしかすると、この時期「どんな挑戦をし、どんなリスクをとるか」の判断基準は、2008年頃からのあなたの経験の中に潜んでいるのかもしれません。過去15年ほどの中であなたが選んできたこと、チャレンジしてきた経緯の中に、この時期賭けるべきものが何かを教えるヒントが見つかります。

新しいことを始める時は、遠い未来を想像します。この先どうなるかを考えて「今」を選択します。もちろん、「この先どうなるか」は、正確には誰にもわかりません。それでも私たちは様々にイマジネーションをこらし、過去に学び、データを分析し、時には占って(!)、未来を見通しながら「今」を決めようとします。
この時期のあなたは「未来」について、どちらかと言えば厳しい目を持っているようです。「このまま現状維持で進んでも、未来は薔薇色にはならない」という危機感を抱いている人が多いだろうと思うのです。その危機感を土台に、大きな自己変革を選択することになります。この時期のあなたの選択の特徴は、「未来を変えるために、自分自身を変えよう」というアプローチです。未来のプランに直接手を伸ばすのではなく、「今の自分を変える」という視点から出発する傾向があるのです。そのアプローチは概ね、成功します。

[時期について]

7月から10月頭まで、家の中がとにかく楽しい時期となっています。家族や身近な人と、自分のテリトリーで過ごす時間が増えるでしょう。家の中でやりたいことが増えそうですし、来客が多くなるなど、「普段の場所」がにぎやかに盛り上がりそうです。
さらにこの時期は、好きなこと、楽しめることに情熱的に打ち込める時でもあります。特に、普段気軽に取り組んでいる趣味の活動などに、不思議と「本気」を出せる傾向があります。クリエイティブな活動に取り組んでいる人にとっては、大チャレンジができる時です。時間をかけてじっくり取り組み、大きな結果を出せそうです。

8月末から10月半ばは、非常に忙しい時期となっています。慣れないことに挑戦したり、周囲のケアやサポートに奔走したり、様々な調整に苦労したりする場面もあるかもしれません。ただ、やるべきことを情熱的にこなしていくあなたの姿に、自然と信頼が集まります。最初のうちは動きにくいかもしれませんが、だんだんと慣れ、動きがこなれていきます。
一方、この時期に体調を崩したり、心身のコンディションが思わしくなかったりしたなら、休養をとることはもちろん、生活全体の在り方を見直す必要がありそうです。このタイミングで働き方を「大改革」する人もいるはずです。

10月半ばから11月は、人間関係が熱く盛り上がります。この時期のあなたの「大変革」に手を貸してくれる人、応援してくれる人が現れるでしょう。公私ともに熱い出会いもありそうです。タフな交渉に臨む人もいそうですが、大勝利を収められます。

11月は心身の調子が上向きになり、日々の生活のリズムが整うなど「気分がよくなる」「心地良くなる」時間です。生活の中に小さな楽しみをたくさん仕込める時です。

12月は経済活動において「取り戻せる」ものがあるかもしれません。過去の損失をリカバリーしたり、貸していたモノを返してもらえたりと、手の中に戻ってくるものがあります。

[愛について]

パートナーとの関係は、とても豊かなものになりそうです。「二人で暮らしていく」という意識が強まり、暮らしを豊かにすること、生活の場を明るくすることに、一緒に向かってゆける時です。あちこち出かけたりするより、家で一緒にゆっくりしたい、という気持ちが強まるかもしれません。

愛を探している人は、この下半期全体を通して、とにかく積極的にアクションを起こしてみたい時です。「具体的に動く」ことに追い風が吹いているのです。
特に7月から8月、10月半ばから12月は、動くと結果が出やすい時間帯です。身近な人の紹介、家族の紹介、地域コミュニティなど身近な場での出会いが有望です。
あなた自身が大きな成長期に入っており、「人を見る目」も変わります。今まで「いいな」と思えたタイプにあまり興味が湧かなくなり、これまで気づきもしなかった人が魅力的に見えてくるかもしれません。自分自身の成長が、出会いの傾向を変える時です。

あなた自身の変化の振り幅が大きい時期なので、パートナーや恋人にサポートを求めたくなる場面も多いでしょう。ただ、あなた自身の望み、変化の方向性を、相手がよくわかっていない場合は、相手はあなたに「振り回されている」というような不満を持つ可能性があります。また、あなた自身が自分自身のことで手一杯で、パートナーのケアがおろそかになり、心の距離が生まれる、といったパターンも考えられます。
この時期は、自分に起こっている出来事についてしっかり伝えると同時に、相手の思いにもいつも以上に注意を向ける必要があるかもしれません。

[人間関係・家族について]

この時期は妙に「人が少ない」「閑散としている」という気持ちになるかもしれません。いきなり味方が減ったように思えたり、これまで周りにいた人が物理的に遠ざかったりするかもしれません。仲が悪くなるということではなく、たとえば友達がそれぞれに用事があって、遠くに引っ越して会いにくくなる、等の状況が発生しやすいのです。これは、あくまで一時的な変化です。
一方、この時期に時間をかけて仲良くなれる人々もいます。この時期の仲間や味方は、言わば「少数精鋭」なのです。たくさんの人からの支持を得られなくとも、本気の味方の気持ちはむしろ、ガッチリと固まります。この時期仲良くなった人々とは、この先長く続く信頼関係を築けます。
さらに、これまで敵対していた人が、一転して素晴らしい味方になってくれるかもしれません。出会いの序盤がケンアクだった相手ほど、後々親密になっていく気配があります。

この下半期は、家族や身近な人との関係が素晴らしい愛に溢れます。特に6月から10月頭にかけては、居場所があたたかく、美しくなり、幸福感に包まれるでしょう。身内のことで喜びの多い時間帯です。

[仕事・勉強・お金について]

この下半期から2024年前半は、とにかく「新しいことが始まる」時期です。仕事においても、転職や独立など、大きな選択をする人が多いでしょう。
この時期は「種まき」的な動きが多いので、すぐには結果が出ない傾向があります。焦りを感じる場面もあるかもしれませんが、あれこれ不安な想像を膨らませたり、他人や世間と自分を比較して悩んだりするのは、単純に「杞憂」で、「時間の無駄」です。ここでスタートさせたことは、形になるまでにある程度時間がかかる、と覚悟を決めて、コツコツ進むことが大事です。

新しいことが始まる時ではあるのですが、「これまでやってきたこと」も、とても重要です。状況を変えたいと思う時、人はつい、外部にある新規なものを取り入れることを考えます。それも素敵なことではあるのですが、この時期はその前にまず「今までやってきたこと、今あることに、新しい伸びしろはないか?」と検討してみることも意味がありそうです。「まず隗より始めよ」という言葉がありますが、刷新すべきは「今目の前のもの」なのかもしれません。

学びに関しては、2008年からの時間をかけた大きな学び・旅が、2024年の終わりのゴールに向けて、最終段階に入っています。やり残していることはないか、今一度検討し、野心の燃え残りがあれば思い切ってチャレンジしてみるのも一案です。情熱的に学び、自分が何を成し遂げたのかを確認できる時です。

経済的には、11月から12月に大きめの動きがあるかもしれません。少々フライングですが、2024年5月末以降が大きな「経済活動の時間」となっています。その時期を視野に入れて、たとえばこの年末あたりに外部から資金調達をし、ビジネスを拡大する、などの選択もあり得ます。この下半期は「新しいことを始める」時なので、周囲の力を借りることもひとつのテーマなのだと思います。敢えて「出世払い」でサポートしてもらう場面もありそうです。