アーカイブ記事
2011年上半期の牡牛座は、ちょっと不思議な時間の中にいます。
あなたの力を求めている人に手を貸し、ちょっとオオゲサかもしれませんが、その人を「救う」ような立場に立つのではないかと思うのです。
あるいは、もしかすると、自分の中にいる、傷ついたもう一人の自分を「救う」のかもしれません。
いずれにせよ、何らかの対象の痛みや悲しみを救い、力を注ぎ、生き返らせるような作業に取り組むことになりそうなのです。
このプロセスの中で、あなたは時に「自分は犠牲を払っている」という感覚を感じるかもしれません。でも、本当の意味で「犠牲を払う」というのは、決して嫌なことでも辛いことでもなく、ある種の喜びを伴うことです。ほんとうに誰かのために犠牲を払う人は、「イヤイヤやる」「仕方なくやる」のではありません。
人はいろいろな事のために犠牲を払います。好きなことをするためにもうけ口をことわったり、早朝に出勤しなければならないときでも、恋人の悩みを長電話で聞いてあげたりします。
そのことが「いやだ、くるしい、損だ」と感じるでしょうか。もし、自分の心にウソをついてやっているならそう感じるでしょうが、心からそうしたくて犠牲を払う場合、そこには充実感ややりがいが生まれることがほとんどです。それは、なにか自分にとって大きな目的のためにそれをしている、という思いから生まれます。または、誰かに強く必要とされている、という気持ちが、犠牲を払う人を満たすのです。
たとえば、プレゼントをもらうときと、プレゼントをあげるときと、どちらが喜びが大きいでしょうか。たぶん、後者なのではないかと思うのです。心を込めて選んだ贈り物を誰かに渡すということも、広い意味では一種の「犠牲を払う」行為ですが、それによって相手が笑顔になってくれたときの喜びは、とても深く大きいはずです。
2011年の上半期にあなたが感じるのは、そうした喜びなのだろうと思います。
ポイントとなるタイミングは、6月上旬です。
この時期、牡牛座の人の多くが、時間の大きな節目、ターニングポイントにさしかかったことを感じるでしょう。それを象徴するような、印象的な出来事が起こり、新しい世界に向けて一歩踏み出すことを選択することになるかもしれません。
愛情関係については、2010年の後半をかけてじっくり育てたものがあると思います。それを軌道に乗せていく、という流れができています。今まで見えていなかった相手の欠点に気づいたり、相手にも自分の欠点を認めてもらったりする「受け止め合う」という作業が、この時期発生するかもしれません。ただ相手の魅力に惹きつけられるだけではない、もっとスケールの大きな関係を作る時期だと思います。
フリーの人には、5月にチャンスが多そうです。