2012年牡牛座の上半期の占い

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やりたいことを、やりたいように、勢いよく、もっと自由に。
この時期の牡牛座には、いくらでも景気のいい言葉を並べたいような気がします。
それも、「何かいいことが降ってくる」式の他力本願な言葉ではありません。自分の中からどんどん自然に、進んで行くための燃料がわき上がってくるような時期なのです。
あなたの創造性を待っている人もいれば、あなたの愛を必要としている人もいます。映画やドラマの中に、「誰かがなにかしてくれるのを待っているヒロイン・なにかが起こるのを漫然と待っているヒーロー」というのがあまり見られないように、この時期のあなたはヒーローやヒロインとして、ドラマを引っ張っていく存在なのだろうと思うのです。

牡牛座の人はマイペースで穏やかですが、心の中は自分固有のこだわりに満ちています。
これだ!というものが揺るぎないので、しばしば、絶対に妥協を許しません。
この「妥協しない力」が、この時期はすこぶる生き生きと生きるのではないかと思います。
「こうしたい」「これが好きだ」「これがいい」という判断が、単なるあなた個人の趣味嗜好としてでなく、あなたの周囲に広がっている世界の指針となりやすいのです。
この時期のあなたには、周囲を巻き込み、周囲をリードしていく力があるのだろうと思います。
これは、あなたが望んでリーダーシップを取るということではなく、あなたの判断をなんとなく周囲の人々が「待っている」ということです。
そのニーズにガツンと応えていく形で、結果的にあなたが、みんなで乗っている船の行き先を決めているのだろうと思うのです。

12年に一度巡ってくる木星という星は、その人が秘めている可能性や才能を、ぐいっと、ちょっと荒っぽいようなやり方で引っ張り出します。
この時期は木星だけではなく、火星もそれに加勢しています。
牡牛座の人は「自分はこういう人間だ」と決めてしまっているような所もあるのですが、この時期はそんなセルフイメージを、自分の内側から覆していくようなタイミングに当たっています。
夏を迎える頃、自分へのイメージが大きく変わっている人も多いだろうと思います。
これは、たとえばファッションやヘアスタイルなどにも、ダイレクトに表れている可能性があります。
人から「変わったね!」と言われてはじめて、自分の内なる変化と、それに伴う表情や目の光の変化に、気づかされる人も多いかもしれません。

愛情関係については、非常に情熱的で積極的な時期となっています。
フリーの人にはこの上半期を通して出会いが多いでしょうし、その出会いの形も、かなり刺激的です。
カップルもこの時期は、とても「熱い」時間を過ごせるだろうと思います。
特に3月、あなたの魅力が強く輝きます。優しく温かな時間が過ごせる時期です。

この上半期は、愛に熱がこもっているため、情熱的になる反面、ケンカにもつながりやすい時期です。これは、真剣さゆえにそのようになってしまうので、決して頭から「ケンカするのは相性が悪いのだ」などと思ってしまうのは軽率だと思います。
心の底では大切にしたい関係であるなら、「別れる!」などのラストワードはできるだけ最後までとっておくことをお勧めします。
というのも、牡牛座の人の不思議なクセで、いったん自分から「別れる」と言ってしまうと、その言葉に自縄自縛状態になってしまい、本当はそんな気持ちではないのに、あとから撤回できなくなってしまうのです。
ですから、ケンカになっても結論は簡単に出さないことをお勧めします。
情熱的にぶつかることは決して、悪いこととは限らないのです。
それだけ真剣になれる関係だ、ということだからです。