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「他人のために努力する」というフレーズは、イコール「他人のために自分を犠牲にする」というふうに受けとられがちです。
自分がガマンしたり苦労したりすると、相対的に相手は楽になったり幸せになったりする、という考え方ですが、本当にそうでしょうか。
この時期は「誰かに対する責任を果たすこと」イコール「自分がゆたかになること」という等式がテーマとなっています。
たとえば、愛する人が生き生きと幸せでいてくれることは、とても嬉しいことです。自分の子供が、自分の信じた生き方をし、好きなものを食べて好きなことをしているならば、それは親にとって、非常に大きな喜びであるはずです。
相手を喜ばせる、相手を幸せな気持ちにする、そのために、自分がゆたかになり、力強くなる、ということは、ごく当たり前のこと、と言えるかもしれません。
2013年上半期、あなたは自分の内なる貪欲を種や土壌とし、そこに大きな花を咲かせ、実をならせることができると思います。
世の中には「自分が幸福になれば人から非難される」と感じてしまう人もいます。たしかに、妬みや羨みという感情が、罪のない人を傷つけている様子を、見かけることもあります。
でも、それは「あるべきあり方」ではありません。
さらに、自分が充実した状態にあるときは、自然に「他者」に対しても心を砕き、力を貸すことができるようになるものだと思います。
この時期は、まず自分自身が「欲しいもの」をまっすぐに手に入れ、その結果、果たすべき責任を果たしていける、という流れが生じているようなのです。
時期的なことを申しますと、まず1月、大きなチャンスに向かってぐんぐん前進する人が多いでしょう。
「勝負」をかけるときですし、それをサポートしてくれる力にも恵まれます。
この時期は向学心もキラキラ輝く時で、様々な事を自然に学んでいけるはずです。
2月になると、自分の「夢」が大きく膨らみます。
高い理想に向かって至って真面目に情熱を燃やすことができる時期です。
このところ「何をやる気もわかないなあ」と思っていた人にも、新しく「追いかけたい!」と思える目的地が見つかるかもしれません。
3月は、ずっと引っかかっていたことに対して、ストレートパンチを浴びせるようにして取り組める時です。
心の奥に抱えていた、あなたの人生の進展を邪魔する大岩を、ここで一発破壊できるような場面が巡ってくるかもしれません。
4月から5月にかけては、とても大きな「転換点」が巡ってきます。
2011年の後半以降、あなたの人生は大きなターニングポイントを迎えたと思うのですが、その転換が「着地」する場所がこの辺りにあるかもしれません。
または、5月から6月にかけて、自分が耕してきた畑にやっと「根がおりた」ことがわかるような出来事も起こるかもしれません。
この時期は、直線的に進むのではなく、どこか「自分の周りに輪が広がっていく」という感覚があるでしょう。
4月から6月にかけては、健康に関する大転換を経験する人もいると思います。
身体の不調には敏感になり、療養が必要な場合は思い切ってしっかり休養することで、更にその後長く安定的に走れる力を手に入れることができるでしょう。
愛情関係については、「真剣さ」「現実」がキーワードです。
婚約や結婚、同棲などといった「パートナーシップ」が長期的なテーマとなっており、この時期に大切な約束を交わす人も少なくないと思います。
すでにパートナーを得ている人は、相手の問題を共有して前に進むことが必要になるかもしれません。
刹那的な恋愛や、ときめきをもとめるだけの幼い恋愛は、この時期にはあまりそぐわないだろうと思います。
愛に強い追い風が吹くのは、年明けと、4月半ばから5月上旬です。