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思いつく中でも最も高い山に登り、頂上にたどり着ける年です。
この「山」はもちろん、比喩です。それは「憧れの場所」かもしれませんし「夢の職業」かもしれませんし「理想の生活」なのかもしれません。いずれにせよ、それは高く、遠くに見えています。とても美しく、自分の手など届かないように感じられるかもしれません。「高嶺の花」「雲の上の人」などという表現がふさわしいものを、この上半期のあなたは、まっすぐ見つめているだろうと思うのです。
でもそれは今、「手の届かないもの」ではありません。少し背伸びをすれば、手が届く可能性があります。2022年上半期の双子座のテーマは、「高度なこと、できそうもないと諦めていたこと、限りない憧れや願いの対象に、ぐっと背伸びして手を伸ばす」ことなのです。それは心から納得できる「真のミッション」であり、人生の意義の象徴のような活動です。外に出てする仕事やあらゆる活動はもちろん、恋愛や子育て、家の中でのこと、創作活動など、あらゆる活動にこのテーマが当てはまります。
「理想と現実のギャップ」に悩むことができるのは、一度でも本気で理想を追求した経験がある人だけです。2022年上半期は、理想を本気で目指すことができる時間です。たとえそれが、単なる「経験」に過ぎないような、長い人生の中の一時期だけのシーンに終わったとしても、充分以上に意味があります。この時期の「理想を追求する」アクションは、もしかすると観光旅行や留学のように、「いずれ帰ってくる」ことが前提なのかもしれません。それでも、人生にはそういう時間が必要なのです。理想や夢、正義、ユートピアなど、自分の心が「本当に正しい」と感じられることに、片手間ではなく全力で向かっていかなければ意味がない時間、というものが、人生にはあるのだろうと思うのです。
たとえばマラソンや水泳などの競技では、何十人もの人々が挑戦していながら、勝者はたった一人だけです。では、勝者以外の人の挑戦は、その人にとって無駄だったのでしょうか。決してそうではありません。その意味や価値は、そこからその人自身が建設していくものだったとしても、一度は本気で「最高のもの」を目指したことこそが、厳然たる出発点になるはずです。2022年上半期の双子座の人々は、非常に高度に思えるもの、非現実的なほど美しく正しいものを、その念頭において行動していくだろうと思います。その中のいくつかは、もしかすると、現実のものになります。また、叶わなかった夢も、5月以降の「より新しく熱い夢」へとメタモルフォーズされ、現実の中に勢いよく流れ込みます。
名誉や誇りといった概念は、現代社会ではあまり重きを置かれません。経済的な成功や高い地位、肩書きといった事象はわかりやすく、広く注目されますが、人が心の底から感じる社会的満足、自分はよくやったのだという自信は、もっと別のかたちで求められるのではないかと思います。2022年上半期は星座を問わず、非常にスケールの大きなものを目指すのにふさわしい時間なのですが、12星座中双子座の人々が最も「大きな目標」を達成することになるようです。それは、現世的な利益ももちろん、生み出すはずなのですが、それ以上に人間的に大きな「成果・成功」をあなたの目は見つめているだろうと思うのです。
[時期について]
1月は前月に引き続き、熱い人間関係の中にあります。交渉や相談事などにパワーを注ぐことになりそうです。そんな中、遠くから懐かしい人が声をかけてくれて、そこから話が一気に進展! といった展開もあるかもしれません。
1月末から3月頭にかけては、経済活動が大きく動きます。特に、自分の財布の中だけでなく、他社の財布との「関係」がテーマになりそうです。たとえば、パートナーや普段関わっている人の経済活動が一気に活性化し、その影響で自分自身のお金の使い方・稼ぎ方が少なからず変わる、といったことが起こるかもしれません。あるいは、融資を受けてビジネスを拡大するなど、自分の経済活動の中に他者のお金が「流れ込んで来る」ような動きも起こりやすいときです。
2月後半から4月半ばは、「冒険と学びの季節」です。コロナ禍でまだまだ「どこにでも自由に行き来できる」状況ではありませんが、それでも双子座の人々は、2021年もかなり「新しい世界」に足を踏み入れる機会を得たのではないでしょうか。物理的な「移動」以外にも、コミュニケーション手段や知的活動の中で「新境地に足を踏み入れる」「開拓する」ような取り組みを重ねてきただろうと思います。そんな2021年の試みが、この2022年2月半ばから4月半ばに「再燃」します。あの時開いた扉のその先にぐんぐん進み、経験値をぐっと上げることができそうです。
4月から5月にかけて、「大活躍の季節」となっています。新しい目標を掲げてそこに一気に到達したり、新たな社会的立場に立って、多くの人を束ねることになったりするかもしれません。社会的に、ぐっとステップアップできる挑戦のタイミングです。
そんな大活躍の流れの中で、4月末から6月は、少し腰を据えて物事を考える時間となりそうです。自分の現在地を確かめたり、自分の心身のコンディションを詳しくチェックしたり、一人になって深く考える時間を持ったりすることになるかもしれません。さらに、過去のことを振り返り、やり残したことをしっかりやりきる、といった場面もあるでしょう。
実は、少々フライングですが、5月半ばから2023年前半にかけて、あなたは「未来のヴィジョンを描く」ことになります。ゆえにこの初夏の時間に「過去を振り返り、今の自分を確かめる」ことが重要なのです。現在地がわかって初めて、次の目的地を設定できます。
5月から6月は上記のような「振り返り」をしつつ、既に「未来」の時間に入っていきます。この先一緒に活動できる仲間に出会えるかもしれません。活動の場をガラッと変える人も少なくなさそうです。
[愛について]
年明けは、パートナーシップや人間関係全般に熱がこもるときで、恋愛にもかなりドラマティックな進展が起こりそうです。
パートナーがいる人は、情熱的な時間を過ごせそうです。3月頭までは特に、非常に官能的な時間でもあり、とても濃密です。
その一方で、1月はケンカや衝突が起こりやすいタイミングでもあります。どんな形にせよ「情熱をぶつけ合える」「ストレートに渡り合える」のは、悪いことではありません。自分がこの関係の中で何を望んでいるのか、ということさえ見失わなければ、ケンカも「膿を出す」ような、のぞましい方向へと向かうでしょう。
フリーの人、愛を探している人は、この1月は、ある種のトラブルがきっかけとなるかもしれません。ドラマや映画ではしばしば、道の曲がり角で出会い頭にぶつかるような「出会いのシーン」が描かれますが、まさにそれに似たことが、この年明けは起こりやすいようです。
また、3月頭までは出会いからの一連の展開が、「順番が狂いやすい」かもしれません。フィジカルな関係が先になってしまったり、お金の貸し借りが発生したりするなど、「信頼関係を作ってからでないと、そこに踏み込みたくない」というようなテーマが浮上しやすいのです。自分で心から納得できないのに、敢えて相手に貸しを作るような判断をしてしまうと、後悔することになりかねません。恋愛の場では、焦りや自信のなさなどが手伝って、ついうっかり「普段の自分ならけっしてしないようなこと」も、してしまいがちです。でも、この時期は敢えて自分の気持ちと戦いながら、「相手は人間として信頼できることをしているのか?」「自分は人として、信頼に値する行動ができているか?」ということを、一呼吸置いて考える心の余裕が大切だろうと思います。
愛に追い風が吹く時期は3月から4月頭です。ただ、愛の物語が本格的に展開し始めるのは、6月下旬以降となるかもしれません。上半期はあまり焦らず、愛の本質をじっくり見つめようとする眼差しが重要になりそうです。
[目標・仕事について]
約12年に1度の、キャリアの大転換点です。大チャンスを掴む人もいれば、大チャレンジに挑む人、昇進や独立など、活動の形ががらっと変わる人もいるでしょう。「今の自分の実力では、ちょっと難しいかもしれない」と思えるようなチャンスでも、あえて背伸びして手を伸ばしてみる勇気が功を奏します。
2021年の5月から7月頃、すでにその「チャンスの気配」は感じられていたはずです。あの時感じた予感が、この上半期で現実になります。
長年の夢を叶える人もいるでしょう。思わぬきっかけをパッと掴んだら、それが自分にぴったりのライフワークになった、といった展開も考えられます。この時期は、あなたの仕事や社会的立場、キャリアに関して、星占い的にかなり特別な時期と言わねばなりません。木星のチャンスは約12年ごとに巡ってくるのですが、今回だけはそこに、海王星が同座してくれるのです。たとえるなら、会長と社長が揃って面談して、なんでも要望を聞いてくれる、といったイメージです。ダメ元でも、願いの全てをぶつけてみないと、ソンなのです。
この時期のテーマに「名誉」があります。心から誇らしいと思える仕事に就く人もいれば、メダルや勲章のようなものを「授与」される人もいるでしょう。仕事の目的は人それぞれですが、この時期は特に、あなたがなんらかの形で「誇りに思えること」が起こるはずです。
上半期全体を通して大活躍の季節となっていますが、特に忙しくなりそうなのが4月から5月です。ずっと夢見ていること、望んでいることがあれば、この時期、思い切って現実的な行動に「打って出る」ことも検討して頂きたいと思います。
[家族・人間関係について]
年明けは前述のとおり、熱い人間関係に揉まれます。ユニークな人々との刺激的な出会いもある一方で、タフな交渉や衝突も発生するかもしれません。ガンガンストレートにぶつかって、得るものが多いでしょう。この時期の「対決」では、「戦利品」が非常に多いので、一歩も引かない姿勢が対峙です。
5月以降は素晴らしい仲間に恵まれます。友達も増えそうですし、既にある交友関係も一気に活性化します。人の輪の広がりの中で、新しい夢に出会う人もいるでしょう。
この上半期全体を通して、星があなたから見て「外側の世界」に集まっています。ゆえに、身近な人や家族に向き合う時間が、少しおろそかになりがちかもしれません。毎月定期的に家族会議の時間を設けるとか、毎日のコミュニケーションのルーティンを必ず守るとか、なにかしら意識的な対策によって、身内の心をケアする必要があるかもしれません。
人は鏡です。たとえばあなたが忙しそうにしているのを見て、相手は「今は甘えられない」と、心を閉ざしてしまうこともあります。相手の様子を何となく見ていれば大丈夫、という考え方は、「自分自身の変化を相手がどう見ているか」という点を見逃しています。大切な人のために、意識して「立ち止まる」こと。忙しい時ほど、その小さな意識が、愛のきらめきとなってお互いの心を照らすはずです。
[お金について]
年明けから3月頭まで、勢いよく動きます。特に1月半ばは大きな転機となるかもしれません。普段関わっている人々やパートナーなどの経済環境が好転し、その結果、あなたの方にも良い流れが来る、という展開になりやすい時期です。経済活動を自分の手の中だけで考えようとせず、より大きな人間関係の中を「流れる」「まわっていく」ものとして捉えると、チャンスも掴みやすいかもしれません。
素敵なギフトを受け取れる時でもあります。遠慮は禁物です。