2022年双子座の下半期の占い

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荒ぶる衝動、熱い思いをひたむきに生きる時。

「心を燃やせ」とは、少し前に大人気を博した『鬼滅の刃』の名台詞です。この下半期の双子座の星回りを見ていて、すぐにこのセリフが思い浮かびました。2022年の下半期、双子座はとにかく「熱い」のです。情熱を燃やし、意欲を燃やし、闘争心を燃やし、場合によっては怒りを燃やして、敢然と闘うことになるはずなのです。
風の星座、知性の星座である双子座のもとに生まれた人々は、「クール」と表現されることも多いようです。でも、実際にはその胸の中に、誰よりも熱い衝動を秘めています。誰も変えられないと思っていたルールを変える力、強固にできあがっているシステムを破壊するような荒ぶる力が、双子座の世界には備わっているのです。2022年下半期、そんな双子座の「荒ぶる」部分に燃料が注がれ、点火されます。
この時期のあなたが一番嫌うのはおそらく「生ぬるさ」でしょう。中途半端さ、ユルさ、ヌルさは、この時期には全く似合いません。どんなことでも「針を振りきる」ような勢いで、この時期は突き進みたくなるはずです。足して二で割るような答えや妥協の産物などは、窓からぽいぽいと放り出せます。タフに頑張りたい思い、汗をかきたい思い、刺激やスリルを求める気持ち。そうした思いがこの下半期のあなたの心を沸き立たせます。そしてこの「熱い」状況は、2023年3月まで続いていきます。

2021年頃から高い目標を掲げ、ひたむきに頑張って来たあなたがいるはずです。その大きなミッションを2022年12月中旬までに「コンプリート」することになっています。この「ミッション」は、単なるキャリアアップや利益のための活動に留まりません。この時期にあなたが達成すること、やりとげること、到達するポジションは、あなたの理想や名誉、誇り、自信などと直結しています。現世的な成功の向こう側に、精神的な成功を見いだせる時と言えます。特に、2012年頃から憧れてきた大きなヴィジョンがある人ほど、ここで成し遂げるミッションのスケールが大きいだろうと思います。ずっと願ってきたことが叶うような、夢見た世界に入り込んで思いきり楽しめるような、そんなことが起こりやすい時と言えます。

さらに、もう少しロングスパンで見渡すと、2020年頃から長い一人旅を続けている人が多いだろうと思います。この「長い一人旅」は、もちろん比喩的な意味合いです。現実にはこの期間ほど「旅」が難しかった時期はないわけですが、だからこそ、いつもとは違った形での精神的な旅、異世界の体験を重ねた人が多かったのかもしれません。双子座の人々の多くは「旅好き」です。毎年必ず海外に行くとか、休みの日にはたいてい遠出をする、といった習慣を持っている人が多いのです。にもかかわらず、過去2,3年は「旅に出にくい」状況が続いていたということですから、この状況自体があなたにとって「異世界」だったと言えないでしょうか。「出かけられない」世界で、あなたは時間をかけて、何か新しいものをゆっくりと発見してきたのではないかと思います。この「出かけられない」世界の出口があるとすれば、それは2023年3月以降なのかもしれません。であれば、そこまでに見つけきっておくべきものがあるのかもしれません。特に、新しい分野についての学び、専門性の拡大・強化のプロセスは、この下半期、佳境に入ります。

2022年下半期は、不思議なところに縁が見つかりやすい時期でもあります。特に、「自分から意図して作ったわけではない流れ・状況」の中に、面白い出会いがありそうなのです。たとえば、助けを請われて手を差し伸べたところで誰かに出会うとか、気が進まないながら状況的に自分がやらざるを得ない作業の中で、意外な人に才能を見いだされるとか、そんなことが起こるかもしれません。どちらかと言えば目立たない場所、舞台裏やサポート役のようなポジションで、不意に未来への扉がパンと開きます。ひたむきに頑張っているうち、いつの間にか美しい場所に立って「ここはどこ?」と驚くところから、新しいドラマが始まりそうです。


[時期について]

7月から8月中旬は、「隠れた問題を解決できる」時間となっています。8月下旬からの大チャレンジの前に、是非とも片付けておくべきこと、解決しておくべきことがあるのかもしれません。ずっと気になっているのにやってこなかったことや、後回しにし続けてきたことがあれば、ここで思い切ってやっつけておくと、スッキリ先へ進めそうです。
7月半ばから8月前半は、経済的に強い追い風が吹く時期となっています。収入が増えたり、いい買い物ができたりする時です。ただ、物欲が嵩じやすいタイミングでもありますので、使いすぎには気をつけたいところです。

8月下旬から2023年3月にかけて、熱い勝負の季節です。自分から何かを始めたり、変えたりすることができる時となっています。チャレンジ精神全開で、なにかしらアクションを起こしたいタイミングです。スポーツを始めたり、エクササイズに取り組んだりと、「身体を動かす」ことを始める人も少なくないかもしれません。

9月から10月上旬は、居場所や家族に力を注ぐことになりそうです。家族と過ごす時間が増えそうですし、故郷に帰るような場面もあるかもしれません。また、「遠く離れていた人が帰ってくる」可能性もあります。原点回帰の時ですし、自分のルーツをたどって得るものが多い時でもあります。

9月末から10月は、楽しいことが多い時期です。愛にも追い風が吹きますし、創造的な活動や趣味にも、勢いが出てきます。「好きなこと」に心から打ち込めるでしょう。

11月からは少しペースを落とす感じがあるかもしれません。8月下旬から情熱を燃やしてガンガン勝負してきた人が多いはずですが、ここへ来て少しその手を緩め、これまでの勝負のありかたを見直して、軌道修正できるでしょう。外に向かっていたエネルギーを内側に向けるとか、攻撃の手を休めて戦略を立て直す、などのシフトが起こりそうです。

11月半ばから12月中旬は、人間関係が大いに盛り上がります。人と熱く関われますし、公私ともに出会いに恵まれるでしょう。誰かと「共闘」することになる可能性も。同じ未来を見つめられる相手、夢を共有できる相手と、固く手を結べるかもしれません。

12月から年明けは、経済的に「恵み」の多い時期となっています。勝負に必要なリソースの提供を受けられるかもしれません。物質的・精神的な協力により、ここまでのチャレンジをここからさらにスケールアップできる可能性もあります。


[愛について]

愛にも情熱的に、積極的になれる時です。この時期のあなたは普段の数倍勇敢で、大胆で、そして魅力的なのです。たとえば、いつもなら「話しかけたいけれど、恥ずかしいからやめておこう」と思ってしまうような場面でも、思い切ってぐっと前に出て声をかけ、相手の心に簡単に火をつけることができるでしょう。

カップルも、とてもストレートに愛情表現できる時です。相手のために一生懸命になれますし、自分の熱さを相手にぶつける勇気が湧いてきます。相手のためになにかしら頑張れることがあるかもしれません。また、相手のために「一緒に怒る」ようなこともできるかもしれません。自分がパートナーの最大の味方であること、いざとなれば一緒に闘えるということを意識する時、この時期の愛の関係はどんどん好転していくでしょう。

とはいえ、あらゆる意味で「熱量」が大きい時期なので、恋人との何気ない雑談がいつの間にか熱い議論に発展し、さらに口論になってしまう、といった展開も考えられます。また、普段から相手に遠慮したり、ガマンしたりしていることが多い人は、貯め込んできたものが一気に「爆発!」する可能性もあります。正直な思いをぶつけ合い、衝突することは、基本的には決して悪いことではありません。ただ、「ケンカに勝って勝負に負ける」ようなことは、望ましい展開とは言えません。言い合いに勝利しても、相手を傷つけたり、愛を失ったりする結果になっては元も子もないはずです。どうしたら正直に思いを伝えることと、愛を守ることを両立できるか。それがこの下半期の大きなテーマとなる人もいるだろうと思います。この場合、ポイントとなる時期は秋です。9月から10月頃、お互いの関係を立ち止まってじっくり「編み直す」「結び直す」ことができるタイミングとなっています。

同じくこの秋、失った愛が復活する可能性もあります。復活した愛が新たな展開を見せるか、それとも過去と同じ展開になるのかは、あなたと相手の成長度合いによるだろうと思います。特に、未来への思い、社会に対する考え方、怒りの持ち方などにおいて共鳴できるなら、二人の愛が新しい形を得て育っていく可能性が高いはずです。

愛について長い間問題を抱えている人は、この時期あなた自身の勇気によって、その問題を根本解決できるかもしれません。また、この時期は友達に恵まれる時でもあります。親友や仲間が、愛の問題の解決に一役買ってくれる可能性があります。

愛に強い追い風が吹くのは6月下旬から7月半ば、9月末から10月、11月半ばから12月中旬です。


[目標・仕事について]

仕事についても「勝負」の時間となっています。特に、自分から発案する人、自分の意志で何かを始める人が多いはずです。誰かの後についていくような形ではなく、自分自身で勝負をセッティングできる時なのです。
さらに、2021年から大きめのミッションに取り組んでいる人、新しいポジションで奮戦している人が多いはずなのですが、その一連のミッションが2022年12月中旬にひとつの到達点に達します。去年から頑張っている活動において、この8月下旬から新しい試みを「投入する」ような展開も考えられます。

全体に、非常に忙しい時ですし、目立つポジションで活躍する時期と言えます。キャリアがガラッと変わる人も少なくないでしょう。この時期の挑戦には孤独感はほとんどありません。一人ではできないこと、みんなでやることにスポットライトが当たっています。もし、今のあなたが「一緒に活動している人々に満足していない」「自分に合わない場におかれていると感じる」ならば、2022年下半期から2023年前半にかけて、新しい活躍の場に移動することになるかもしれません。この時期にあなたが求めるのは、新しい仕事というよりは、新しい仲間、新しいチームなのだと思います。「何をやるか」ももちろん大事なのですが、それと同じくらい、「誰とやるか」に光が当たるタイミングです。

前述のとおり、10月末から12月中旬が重要な山場であり、ひとつのゴールとなっています。このタイミングでキャリアを大きく転換させる人もいるでしょう。あるいは、2021年からの頑張りが、ここで「表彰」されるようなこともあるかもしれません。


[家族・人間関係について]

仲間や友に恵まれます。家族もまた、ともに人生を生きる仲間であり、チームなのだと捉えると、さわやかに協力していけそうです。「信頼関係」と「自由」は、この時期を通してのキーワードです。誰かが誰かをあれこれ細かく管理したり、縛ったりすることは、この時期の流れに全く合いません。より自由に、より広やかに活動する中でこそ、仲間や家族の大切さが実感できます。家族が友達のように感じられたり、仲間が家族のように思えたりする場面も多いかもしれません。「家族ぐるみのつき合い」のように、人間関係が大きなまとまりを持って、ふわっとあなたを包み込みます。そこには、お互いが自由な人間としてリスペクトされる、気分の良い距離感があるはずです。

あなた自身が非常に忙しい時期なので、距離が近い相手ほど「いつもの自分とは少し違う」ということを分かってもらう必要もありそうです。自分が死ぬほど忙しい状況なのに、「周りに迷惑をかけまい」として、普段のこともいつも通りにこなそうとすると、きっと破綻します。自分のおかれている状況や、今一番優先順位の高いことをきちんと整理して、その情報を身近な人たちとできるだけ共有することで、誤解を避けられます。「勝負」の時はどうしても、身近な人へのケアや、自分自身へのケアがおろそかになりがちです。スケジュールの中に、意識的に自分や大切な人のケアの時間を組み込んでおくことは、長い目で見て、とても役に立つでしょう。

人に怒りや苛立ちをぶつける時は、普段以上に配慮したいところです。普段よりもあなたのパワーが強くなっているからです。特に、八つ当たりはしないよう、心がけて。

家族や身内のために特に時間を割くことになりそうなのは、8月から10月上旬です。交友関係や仲間との関係は、この下半期を通してとてもあたたかで、発展的です。


[お金について]

情熱や意欲が「燃える」時期ですので、その「燃料」が必要になるかもしれません。様々な活動の資金、挑戦のためのリソースなど、調達に追われるような場面もあるかもしれません。この時期はどちらかと言えば、経済的に何かを「確保する」感じが少ないかもしれません。持ち出しがあったり、利益が度外視になったりするかもしれませんが、しばらくするとちゃんと結果につながるはずです。ただ、「権利を放棄する」ことは、この時期には合いません。もらえるものはしっかりもらうことも、責任の一環です。遠慮する必要はありませんが、自分が「今、必要だ!」と思ったらしっかり投資する、というスタンスが合っているかもしれません。

勢い余ってつい使いすぎてしまう、という流れも考えられます。リスクをとって勝負すべきかどうか、悩む場面もあるかもしれません。お金について迷いや悩みが生じたら、この時期恵まれているところの「仲間」を頼ると良さそうです。冷静な意見を求めたり、使える手だてがないか情報共有をお願いしたりすることで、お金についての見通しが良くなります。

経済的な追い風が吹くのは、7月後半から8月前半、12月から年明けです。