2023年双子座の上半期の占い

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「時間をかけたい」と思えるものに出会う。

なんでもアリのごちゃごちゃした喧噪から、何かをひたむきに目指す静けさへ。この上半期のあなたには、たとえばそうしたシフトが起こりそうです。2022年8月下旬からこの方、何かと熱く闘ってきたあなたがいるはずです。その闘いのプロセスには常に共闘してくれる仲間がいて、とても賑やかな状態が続いていたはずです。この「闘い」は3月下旬に、仲間に囲まれた賑やかな状態は5月半ばに、それぞれ収束していきます。

年明けから5月半ばまでの時間は、活力に溢れるとても明るい季節となっています。将来の計画がたくさん持ち上がり、どれもキラキラと輝いて見えるでしょう。新しい希望がどんどん湧いてきて、意欲的に、積極的に動けるはずです。「これから」のためにいくつかの大事な条件を、闘って勝ち取ることもできそうです。積極的に動いて、ここから未来に向かって、できるだけ高い目標を設定したい時です。

そんな「明るい未来」への複数のプランの中に、特別な目標がひとつ、含まれています。
この3月から、あなたは非常に大きなものを目指し始めるはずなのです。一見キラキラした明るい夢に見えますが、実際にその夢を目指すレールに乗ってみると、意外な程その世界が大きく、目指しているものが非常に重みのあるものだということが解ってくるのです。
具体的には、社会的立場が重みを増し、人よりも高い場所に立つことになり、背負うものも、描く理想も、一回りも二回りも大きくなります。進学や昇進、結婚など、周囲からは「おめでとう!」と祝われるようなことでも、本人はその先に待つずっしりとした社会的な立場の重みの前で、喜びに勝るプレッシャーをひしひしと感じている、といったケースは少なくありません。この時期あなたに起こるのは、そうした種類の変化です。もちろん、この変化は、あなたの意志によって選択されることで、強制されるようなものではありません。

たとえば高い山の頂上を目指して進む時、フルマラソンを真剣に走るような時、人は饒舌ではいられません。また、王者やリーダーはたくさんの人に囲まれながら、「孤高」の状態になります。3月以降、あなたはある種の孤独や静けさを感じるだろうと思うのですが、その孤独は決して、虚しい疎外感ではありません。むしろ、あなた自身が自分の判断において、そのような状態を選択し、またはセッティングするのだろうと思います。「今、真剣に勉強したいから、ちょっと一人にしておいて」とか、「これから自分はみんなをまとめる立場に立つから、今まで通りに和やかに接するだけではなく、厳しいことも言うよ」などと、自ら周囲に伝える人もいるでしょう。この「孤独」は決して、「向こうからやってくるもの」ではないのです。

さらに2008年頃から、あなたの経済活動は他者との密接な関わりの中で、かなりドラマティックな展開を見せてきていたはずです。特に、人から多くの援助を受けてきた人、融資やリソースの提供、何かを譲り受けるような動きの中で、自分自身の力を活性化させてきた人が少なくないだろうと思います。こうした「他者の財との交流」が、そろそろ新しい段階へとシフトしていくようです。これまでは誰かと共同でビジネスをやってきたけれど、ここからは自分一人の力でキャラバンを組む、といった方向性で動き出せそうです。

この上半期が終わる頃、あなたの置かれている状況は2022年に比べて、だいぶ落ち着いた、安定感のあるものになっているでしょう。でも、そこには厳然と「目指すべきもの」「やるべきこと」がそそり立っていて、長期的な、静穏な、でも、本当の人間的な力を必要とするテーマのまっただなかに、あなたは身を置いているはずです。双子座の人々はいくつもの世界を身軽に渡り歩くのが好きで、基本的には飽きっぽく、長く一つのことを続けることが苦手、と言われます。でも、この時期のあなたが目指し始めるのは、非常に長期的な、継続的なテーマなのだと思います。目標が大きければ大きいほど、達成には時間がかかります。相手を大切に思えば思うほど、長く付き合っていきたいという気持ちが湧いてきます。飽きっぽいあなたをして「それだけの時間をかけてもかまわない」と思わせるような素晴らしい価値ある何かが、この上半期のあなたを待っているのだろうと思います。

[時期について]

引き続き3月まで、とにかく熱い時間の中にあります。
ですが年明けは多少、スローペースでスタートできそうです。徐々に体を慣らしながらスイッチを入れていく、という心の余裕を持てるでしょう。楽しい雰囲気に包まれる時期でもあり、愛や旅行にはあたたかな追い風が吹いています。去年の8月頃から「闘いっぱなし」の人ほど、1月は心安らぐ時間を持てそうです。

1月半ばを過ぎると、一気に勢いが出てきます。忙しくなってきますし、スピード感が出てくるでしょう。ここから3月末の「闘いのゴール」に向けて「駆け抜けていく」ことになりそうです。
2月は素敵なチャンスを掴みやすいタイミングです。人から褒められたり、評価されたりする場面が多いでしょう。人と自分を比較してしまうような気持ちになりやすいかもしれませんが、それは向上心の表れです。「褒められたからと言って満足しないぞ」という気持ちは、やがて努力に繋がり、結果に結びつきます。ただ、この時期はほめ言葉は遠慮せずにそのまま、ストレートに受け取っておいた方が良さそうです。人間関係がそのことによって、好転します。

3月は星座を問わず、大きな転機が巡ってきやすいタイミングです。双子座の人々にとっては特に、2022年8月下旬からの「闘い」が、25日までに収束する「ラストスパート」の時間と言えます。最後まで粘り強く闘い抜くことで、大きな勝利を手にできるでしょう。
また、この3月から社会的立場が重みを増す傾向があります。重要なポジションに抜擢されたり、昇進や引き抜き、独立など、社会的により大きなものを引き受けてゆくことになりそうです。2012年頃から追いかけてきた夢が、ここで現実のものとなる、という人もいるはずです。ビシッと気合いが入ります。
ここまでの時間は「バタバタと駆け回るような時間」だったなら、ここからの時間は「どっしりと大きな椅子に据わり、全てを見渡そうとする時間」というイメージのシフトが起こります。

4月から5月半ばは少し落ち着いた気持ちになれるでしょう。これまでのバタバタの中でやり残したこと、見過ごしていたことを振り返り、取り戻せます。「忘れ物をとりに戻る」ような展開もありそうです。
また、4月中旬から5月頭はとても楽しい時間となっています。キラキラの愛の季節で、公私ともに嬉しい出来事が多いでしょう。ファッションやヘアスタイルを刷新し「世界が変わる」ような体験をする人もいるかもしれません。

5月半ばから、木星があなたの「過去、秘密、救い、犠牲」などを象徴する場所に入ります。ここから1年ほどの中で、ずっと後悔していることに向き合ったり、抱え続けた問題を解決したりできそうです。助け合うこと、大切な人と心を交わすことなどにスポットライトが当たります。

また、5月は経済活動が盛り上がる時期でもあります。欲しいものをガンガン手に入れられる時です。2022年夏からの一連の奮闘の「果実」や「戦利品」をガッチリ確保できそうです。

5月下旬以降、外に出る機会が増えるでしょう。フットワークよく動き、多くを得られそうです。また、6月から10月上旬、旅やコミュニケーション、学びなどに明るい勢いが出る時期となっています。勉強が楽しくなりますし、発信活動は一気に活性化し、旅も素晴らしい経験になるでしょう。

[愛について]

3月までの「闘いの時間」は「情熱の時間」でもあり、積極的に愛のフィールドを開拓できる時間帯です。
愛を探している人は、自分から動いてチャンスを掴める時です。何事にも積極的であること、自発的・能動的であることが愛への近道となります。
交友関係が拡がる時期でもあり、敢えて恋愛だけに的を絞らず、「とにかくたくさんの人と知り合おう、友達の輪を拡げよう」と行動することで、自然にその中から愛が芽生える可能性もあります。「人」全般に対して積極的になることが、人を見る目を磨くことにも繋がり、自分自身の魅力を強める結果にもなります。
積極的な人、頑張っている人は、とにかく魅力的なのです。この時期のあなたはそういう輝きをガンガン放っています。

パートナーや恋人がいる人も、あなた自身の「熱量」が愛を育てる時と言えます。特に3月までは、受け身でいることはできないでしょう。また、パートナーと「未来のこと」について対話を重ねられる時でもあります。これからの人生をどう共有し、お互いがそれぞれの夢をどう追いかけていくか、ということについて、理解を深められます。お互いが考える「自由な生き方」のイメージや、「これだけはゆずれない」と思えること、世の中に対する考えなども、よく確かめ合えそうです。こうした対話を通して、リスペクトが強まり、信頼関係が増します。お互いの「社会的な、一人の大人としての顔」を見せ合える時と言えます。

さらに、6月から10月上旬にかけて「愛の対話」の時間となります。カップルは愛を語り合い、思いを伝え合う時間を多く持てるでしょう。一緒に出かける楽しい時間も増えるはずです。フリーの人も、仲良し同士の明るい会話の広がりから、愛のきっかけを掴めるかもしれません。気持ちや好意を伝えることがとても容易な季節です。

他に愛に特に強い追い風が吹くのは、1月、4月中旬から5月頭です。また、4月上旬、6月上旬にも、ピンポイントで愛のドラマの進展が起こる気配があります。

[人間関係・家族について]

5月半ばまで、交友関係が大きく拡がる時間の中にあります。仲間や友達が増えますし、味方に恵まれるでしょう。新たな活動の場を得て、仲間となるメンバーが一新される、といった展開も考えられます。人の輪の中に自分を置くことで成長できる時です。人に対して積極的にぶつかっていって、多くを得られます。

とはいえ、3月まで「闘いの時間」なので、あなたの中に闘志が燃えています。ゆえに、身近な人や他者とぶつかりやすいかもしれません。この時期は変にガマンしたり、内側に貯め込んだりしても、あまりいいことは起こらないように思います。むしろ、自分の中に燃える炎をどのように生きるか、ということがポイントなのです。
ただ、勢いあまって八つ当たりしている自分、言い過ぎている自分を感じたら、落ち着いてから素直にフォローをすることも大事です。

遠くにいる人と連絡がとりにくくなっていたり、尊敬する人と疎遠になっていたり、恩師や上司、目上の人と距離を置きがちだったりした人は、この3月を境に、そうした「心の距離」が消えそうです。「敷居が高い」といった思いが消えて、「もう一度連絡をとってみよう」「もっと信頼して、頼ってみよう」という気持ちになれそうです。

6月から10月上旬、家族や身近な人たちとの関係がとてもあたたかくなります。普段、近くにいてもあまり話をしない、といった状況にある人も、この時期は愛に溢れるコミュニケーションが回復し、心の中がとても明るくなるでしょう。

[仕事・勉強・お金について]

・仕事について

社会的立場が重みを増します。仕事のスケールが大きくなったり、責任ある立場に立たされたりする人が多いでしょう。仕事において「一つ大人になる」ような展開になりやすいのです。また、人に頼らず自分自身で進めなければならないことが増えるかもしれません。リーダー的立場に立つ人もいるでしょう。このような変化の中では、誰もが孤独を感じやすくなります。でも、この時期の孤独感は決して、悪いものではありません。社会的な階段を上がっていく過程だからこそ湧いてくる思いです。
ただし、立場的な孤独感はあっても、仲間にはむしろ恵まれますし、これまでより多くの人と関わりながら活動することになるはずです。

2022年8月下旬から、仕事においても果敢に挑戦し、闘っている人が少なくないはずです。この「闘い」は3月まで続きますが、ここで全てが「終わり」というわけではなさそうです。というのも、この時期のあなたの「闘い」は、未来のために選び取られた「闘い」だからです。「これから」の道を作るための闘い、ここから長く続いていく人生のための闘いが、去年8月末から続いていたはずなのです。ゆえに、ここで「闘い」が終わるということは、あなたがここから自分の願う未来を実現するための、いくつかの条件を勝ち取ったということを意味します。この勝利は、「未来への道」なのです。

・勉強について

2020年頃から「勉強しなければ!」といつも以上に強いプレッシャーを感じていたかもしれません。知的な力に関して自信を喪失したり、常に勉強不足を気にしたりと、知に対する緊張感が強まっていたのではないかと思います。一方、そうしたプレッシャーをはねのけるべく、コツコツ努力を積み重ね、いつのまにか非常に大きな知的実力を身につけた人も少なくないはずです。
自分のレベルでは追いつけないかも、と思えるような学びの場に身を置き、あるいは非常に高い目標を掲げて、劣等感と闘いながら勉強を続けて来た人は、この3月に「卒業」「修業」のようなタイミングを迎えます。3年前にはちんぷんかんぷんだったことも、今なら「自分のフィールド」として、自由に散策できる世界と見えているはずです。

さらに3月以降、これまでの「緊張感」が一転して、「もっと力を伸ばしたい」という野心に火がつきます。これまではストレスやプレッシャーと闘いながら学んできたのが、ここからは「好きで学ぶ」「学びたくて学ぶ」という状態に転換するのです。ここからの「学び」は2043年頃まで続く、長丁場のプロセスです。
勉強は、「入門」の段階では何も解らないため、辛くて仕方がありません。でも、ある程度解ってくると、「面白くなってくる」段階に入ります。過去3年は「解らない状態から、ある程度解る状態まで進む」ところだったのかもしれません。であれば、ここからは「どんどん面白くなって、探究したくなる」世界へと進んでいけます。

5月末以降、学ぶことがとても楽しく感じられるでしょう。10月上旬まで、楽しい学びの場や仲間に恵まれます。この時期に、今後の長期的な学びのテーマに出会う人もいるかもしれません。コミュニケーションの輪が拡がる時期でもあります。教科書や教室で学ぶことだけでなく、いろいろな場に出向いたり、様々な人と話したりする中で、楽しみながら多くを吸収できそうです。

・お金について

2008年頃からお金に関して、非常に複雑な道のりをたどってきたかもしれません。経済活動が「自分のお財布の中だけ」の単位では捉えられず、常にパートナーや家族、関わっている人々との関係性の中でお金のことを考えねばならなかったのではないでしょうか。
たとえばビジネスにおいて融資を受け、大きな仕事を成功させた人もいるかもしれません。ローンを組んで大きな買い物をした人もいるでしょう。あるいは、パートナーや大切な人のお金の問題を、我がこととして受け止めて、一緒に解決に臨んできた人もいるかもしれません。また、たとえば子供を持ったり介護を始めたりしたことで、パートナーや他の家族の収入に頼ることになり、精神的に大混乱に陥った、といった体験をした人もいるかもしれません。遺産や遺品、贈与などを受け、その管理に尽力して来た人もいそうです。いずれも、自分一人のものではない、もっと大きな範囲の財にコミットする体験です。
こうした「他者の財との格闘からの、大きな財力の形成」の時間が2023年3月から、一段落に向かいます。2008年頃からお金に関して嵐のような体験をしてきた人ほど、深い安堵感を得られるでしょう。ここまで頑張ってきた分、今のあなたには安定的な経済力が身についているはずです。のるかそるかのスリリングな状況を乗り越えてきた人ほど、「そろそろ安定に向かう」ということが嬉しく感じられるだろうと思います。

短期的には、3月末から5月中旬、お金について大きなことが起こりそうです。大きな買い物をしたり、経済活動全般についてかなり思い切った決断をする人が多いはずです。未来に向けて「これからはこんなライフスタイルを構築していこう」というヴィジョンが生まれます。どのように稼ぎ、どのように使い、何に価値を置いて生きていくか、ということを、自分なりに設定しなおせるのが、この3月末-5月中旬の時間帯です。
家族や関係者との経済的役割分担が、一気に大きく変わる可能性もあります。稼ぎ頭、大黒柱といった役割を、引き受ける人もいれば、手放す人もいるだろうと思います。