2024年双子座の上半期の占い

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新しい旅の前に、やりとげておくべきこと。

押し入れや物置を開き、中身をすべて出して、徹底的に整理するような時間です。

これはもちろん、比喩ですが、文字通り「押し入れ・物置の整理」をする人もいるかもしれません。

忙しい生活の中では様々なことが後回しにされ、棚上げされます。

ややこしいこと、すぐにはどうにもならないこと、苦手なこと、人に押しつけてしまえば短期的には乗り切れること。コンプレックスや改めるべき行動、考え、依存や過剰な拒絶、逃げてしまった謝罪、とるべきだった責任、中途半端なまま放り出した夢。

たとえばそんなものたちを、私たちは見えない押し入れに押し込んで、扉を固く閉め、「いつか、時間と心の余裕ができたらやろう」と考えます。

押し入れの中はいつの間にか満杯になり、その重圧が、生活自体をじわじわと圧迫するようになります。こうなると「原因がわからないけれども、いつも不調だ」「得体の知れない不安で、いつも心がふるえている」といった状態になってしまうのです。

2024年上半期は、そうした状況を回避する、または抜け出すための具体策を打てます。

つまり、押し入れを開けて、長い間の棚上げや後回しを、きちんと目の前に置き、今こそ「やり遂げる」ことができるのです。

昨今では「伏線の回収」という言葉がごく一般的になりました。

ドラマや映画で、最初の方にチラリと出てきた人やモノ、言葉、エピソードが、物語の最後の方になってから、意外な意味を持っていたと示されるのです。「あれは、そういう意味だったのか!」とわかると、不思議なカタルシスに満たされます。

2024年上半期は、あなたの世界にそんな「伏線の回収」が起こるかもしれません。

これは、前述の「押し入れを開ける」作業と連動している気配もあります。

過去に押し入れに突っ込んでおいたものを引っ張り出したところ、今まさにそれがぴったりと役に立つ、といったシチュエーションがあるのかもしれません。

あるいは、かつての自分にはやり遂げられなかったけれど、今の自分ならスキル、実力、経験を持ってしっかりやり遂げられる、といったことがあるのかもしれません。

編みかけのセーター、書きかけの絵、読みかけの長編作品、取りかけた資格、通いかけて行かなくなったジム。たとえばそうしたものに心当たりがあれば、2024年上半期は、それらに再着手し、完成させ、軌道に乗せることができます。

過去を振り返ったところに、「今やるべきこと」が見つかる時間なのです。

そして、それをやり遂げた時、不思議な「ブレイク」が起こります。

現在から未来に繋がる道をふさいでいた壁が、その作業を通して、壊れるのです。

5月26日、あなたの星座に木星が巡ってきます。

約12年に1度訪れるこの、輝かしい星は、ここから向こう12年をかけて育てていける「幸福の種」を蒔いてくれます。ここから2025年6月10日までの中で、人生を変えるようなアクションを起こし、華やかなスタートを切る人が少なくないでしょう。

ゆえに、2024年年明けから5月末までの時間は、「新しいスタートを切る前に、片付けるべきことを片付ける」時間なのかもしれません。

誰もが未来に向かおうとする時、一瞬、後ろを振り返ります。そこに「出る前にやること」が見つかります。損得や利害を超えて、ただ自分の心情のために、または誰かの心を護るために、一見何の意味もないように見えるその行為を「果たして」おく必要があるのです。

[時期について]

年明けから2月半ばは、経済活動が盛り上がりを見せます。特に、経済的な人間関係が活性化する時です。特別なオファーがあったり、価値あるものを譲り受けたりすることになるかもしれません。素晴らしいギフトを受け取る人もいるでしょう。特に、2008年頃から何かと「人から受け取るもの」が多かった人は、ここでその集大成のような贈り物を手にすることになるかもしれません。

1月下旬から3月中旬は、旅の季節となっています。突然、びっくりするような大遠征に出かける人も少なくないはずです。遠くから強く誘われたり、招かれたりするかもしれません。

この時期から精力的に学び始める人も多そうです。研究活動を始める人、進学や留学を検討する人もいるだろうと思います。

2月下旬から4月は、非常に忙しい時期です。仕事や対外的な活動の場で、非常に大きなミッションに取り組むことになるでしょう。ここで社会的立場が一変する人もいそうです。キャリアにおける転換点です。特に2023年から自分の目標やポジションに不安を感じていた人は、このタイミングで「どっちに向かって頑張れば良いか」が明確になり、気持ちにハッキリしたシフトチェンジが起こるかもしれません。

また、3月中旬から5月は、交友関係が大きく動く時となっています。特に、旧交を温める機会が増えるでしょう。懐かしい友達と交流を深めたり、チームを「再結成」したりする中で、新しい夢に出会う人もいるはずです。

過去を遡り、そこから得られるものがたくさんあります。また、2023年後半からの試みが、このあたりで大団円を迎えるようです。

5月下旬、「約12年に1度の、人生の一大ターニングポイント」に入ります。ここから向こう1年は、何が起こってもおかしくない、大転機となっています。新しいことにチャレンジする人、新たな世界に踏み込む人、「変身」する人もいるでしょう。経験則に囚われず、大胆に生きたい時です。

[愛について]

支え合うこと、助け合うこと、場合によっては、かばいあい、救い合うことがこの時期の愛のテーマです。誰もが弱さを持ち、辛さを抱え、その多くを人に見せないようにして生きていますが、愛の世界ではその部分をどのようにやりとりするか、そのことが最も大きなテーマです。あなた自身、愛する人をより深く頼れるようになりますし、愛する人をどのように助けられるかを学べるでしょう。

ダイレクトな要求よりも「弱さの自覚」が役に立つかもしれません。相手が何を求め、期待してくるかより、もっと大きな知恵で相手を見つめることが求められるかもしれません。この時期は、交渉や相談の俎上には載らないことに光が当たります。非言語的なコミュニケーション、行動を通してしか伝わらない思いが、愛を支えます。

5月末からの約1年は、パートナーとの関係が非常に濃密になる時間でもあります。お互いに思い切ってぶつかって行くような、懐に飛び込んで行くような試みができます。車間距離が曖昧になり、どのくらい踏み込んでいいのかわからなくなる場面もあるかもしれません。この時期は、きれいに関係を整えようとするよりも、一度古いバランスを崩した上で、改めて新しいバランスをつくっていこうとする試みが、フィットするようです。

愛を探している人は、遠い場所、外界、外の世界にチャンスがありそうです。「いつもの環境」からできるだけ外に出て、新鮮な場所に身を置くことで、出会いのきっかけを掴めます。遠距離恋愛が始まりやすい時でもあります。

5月下旬以降、約1年間「人生を変える」ような出来事が起こりやすい時で、この時期に文字通り、人生を変えるような出会いがあったり、パートナーを得たりすることになりそうです。安心できる世界、安らげる世界よりも、どこか緊張感のある場所、気持ちを引き締めて臨む場に、愛が見つかりやすいかもしれません。ピリッとした環境にあって初めて、「この相手なら、味方になってくれる」「この人が、安らぎをくれる」といったことがわかります。均質性の高い場所から離れることが、愛への扉となる可能性が高いようです。

愛の強い追い風が吹く時期は、1月、2月半ばから3月半ば、5月下旬から6月半ばです。

4月は旧友との再会からの出会いがあるかもしれません。また、失った愛が復活する可能性もあります。

3月末、「愛のミラクル」が起こる気配も。ドラマティックな転機です。

[人間関係・家族について]

古い人間関係が復活する時期です。また、普段の人間関係においても、何度も同じテーマで語り合ったり、同じ相手にくり返し会ったりすることになるかもしれません。さくさく先に進むのではなく、立ち止まり、振り返り、踏み止まって、より強い信頼関係を築くことができます。未来に向かおうとすればするほど、まずは過去から現在に至るプロセスを見つめ直す作業が意義を増します。

とにかく「外に出て活躍する」場面が多いので、家族と過ごす時間が短くなったり、すれ違いが増えたりする可能性があります。ゆえに、意識的に家族のための時間を確保することが求められます。自分の都合で家族にガマンや予定の変更をお願いした時は、必ずなんらかの形で埋め合わせをしたいところです。また、周囲の気持ちをできるだけ丁寧に汲み取る姿勢が功を奏します。

[仕事・勉強・お金について]

非常に忙しい時期です。2023年に感じていた孤独感や不安、疑念などが、この上半期を通して少しずつ、経験を通してほぐれていくでしょう。ひとつひとつ積み重ねて来た結果、「馴染んできた」「こなれてきた」自分を実感できそうです。

2月下旬から4月は、特に忙しい時期となっています。目立つポジションで活躍する人、リーダーを任される人、複数の任務を兼任する人、突然スポットライトを浴びる人も少なくないはずです。ガンガン挑戦し、勝負して、多くを得られます。

春の間は多少、周囲の足並みがそろわなくとも、5月から6月にリカバリできます。

勉強他、知的活動全般に、新しい野心が燃え始めます。新たな勉強を始める人、学校に通い始める人もいるでしょう。留学に向けて新たなアクションを起こす人もいるかもしれません。この時期にスタートした知的活動は、2043年頃まで続く、長い取り組みとなる可能性があります。競争心や情熱、欲望から始めた学びほど、長続きしそうです。

お金については、年明けから2月半ばに追い風が吹きます。自分の手の中だけのことではなく、周囲との役割分担や関係性の中でお金とモノの流れを捉えることが重要です。また、この年明けは「遠慮しないこと」がポイントです。気持ちよく受け取り、おおらかに感謝することで、お金の巡りがよくなりそうです。