2010年双子座の下半期の占い

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「大活躍」という言葉がぴったり来る時期です。
おそらく、2004年頃から取り組んできたテーマについて、
一気に完成させるようなプロセスの
今、まっただ中にいるのではないでしょうか。
それはあなたのキャリアや対外的な活動に関することで、
これまであなたは
「自分はこの世界の中で何を担っていくべきなのだろう」
ということを、探し続けてきたのではないかと思います。
それはいわば
「自分の使命」と呼べるようなものだと思います。
人は、個人的な文字通りの「居場所」と、
社会的な、仕事や役割のような「居場所」との
両方を必要とするものだと思います。
これまであなたは、社会における自分の居場所を
いろいろな形で模索してきただろうと思うのです。

特に、この模索が大変だったのは、
それが「型にはまらない」ものだった点です。
伝統的な選択肢の中から「適当なものを選ぶ」のではなく
誰も見たことのないような、全く新しい形をした「使命」を
新規に創造しなければならなかっただろうと思うのです。
既に見たことがあるものならば、
人に説明することも簡単です。
でも、これまで、あなたが探し続けていたものは
イメージはできても見たことがないため、
自分をも他人をもなかなか説得できずに
迷ったままの不安な時間を過ごすことも
すくなくなかったかもしれません。

ですが、ここへ来てそんな
「見たこともない形を作るプロセス」が
「見える形」に、
とうとう、完成しつつあるのではないでしょうか。
あるいはこの下半期をかけて一気に、
それを完成させることができるのだろうと思います。

一つの世界を完成させると、
人は「その先」を見つめ始めます。
双子座は、同じ場所にずっととどまりたいとは
あまり思わない星座です。
一つの場所を「極めた」と感じると、
新たな世界を目指して旅立ちたくなります。
この夏、あなたはそんな未来のビジョンを
一瞬の光のように、目に焼き付けることになります。
そして、秋から冬にかけて
未来のために、これまでのプロセスを
あますところなく完成させよう、と行動するのです。

秋から冬のあなたは、非常に忙しいだろうと思います。
この忙しさがあなたに、
社会における確固たる「椅子」を生み出してくれます。
あなたは自分がなすべきことをとても具体的に見出し、
あなたの活動を必要とする人の数も
どんどん増えるだろうと思います。
ニーズがあって、それに応えていく中で、
ニーズ自体がどんどん膨らんでいくような、
そんな流れが出来上がるのです。
動けば動くほど、その動きがダイナミックになり、
影響力を増し、活動の幅が広がって、
確かなものになっていきます。
あなたの活動が社会に深く根を張り、
それによって、あなたは縛られるどころか
逆に、ずっと自由に動けるようになるでしょう。

今まで見ていた景色よりも
ずっとスケールの大きい風景を見渡すようになります。
お金や時間、関わる人の単位も
もしかすると、ケタが1つくらい、
違ってしまうかもしれません。
或いは、今まで矛盾の多い状況で動いてきた人は、
ここで、その矛盾を強いられた環境を
自ら切り離すことができるだろうと思います。
転職を決意する人も多い時期ですし、
「今度こそ本当に目指せることをやろう」
という決意が、心に深く根付くかもしれません。

冬になると、少し不思議な出来事が
起こりそうな気配もあります。
それは、冒頭から述べた
「今まで取り組んで来た、変化への道のり」
が結実し、その過去の中から、
奇妙な流星が飛び出してくるような出来事です。
これには、誰か特別な人物が関係していて、
おそらく、その人からなにか大変貴重なものを
過去の経緯に基づき、受け取れる
というような出来事ではないかと思います。
さらに、この時期は、双子座で月食が起こります。
この月食では、誰かとの驚くような再会があって、
その人物から、
あなたの過去10年から6年ほどの物語が完成し、
次の年から全く新しいものに向かうことを
詳しく話してもらえるような
そんな出来事が起こるかもしれません。
あるいは、その人物との再会こそが
あたらしい扉を開けてくれるのかもしれません。
時期的なことを少し申しますと、
まず、7月は 「未来」が広々と見える高台に立つような時期です。
そこから、過去6年とは全く違った景色を見晴らし、
これから向かっていく、新しい目的地の姿と、
そこに向かう前に決着をつけるべきミッションの意味を、
同時に心に焼き付けることになるはずです。
新しい友人を得たり、
サークルやネットワークに参加する人も多いでしょう。
ここで広がる人間関係もまた、
あなたの将来の展開としっかりつながっています。
8月になると、あなたの愛情の世界に
いくつかの追い風が吹いてきます。
創造力を刺激されたり、やりたいことが増えたり、
自分の「心」の活動を広げるような出来事が 自分の内側から起こるのではないかと思います。
9月から、非常に忙しくなっていきます。
いくつかのミッションが並行して進んだり、
いろいろな方面から声をかけられるかもしれません。
あなたはそれらにどんどん応えていき、
そこで、自分が以前よりずっと大きな力を持ったことを
実感することになるはずです。
または、力不足を痛感して
なんらかの訓練や学習を自らに課し、
比較的短時間で実力を強化するのかもしれません。
10月から11月は、
ぐんとドライブをかけていけるときです。
おそらく、息つく暇もないほど、
一気に駆け抜けるような時期となるでしょう。
12月になると、少しスピードが落ちてきて
ゆっくり、今までのことを見渡せる時間ができるでしょう。
疲労が溜まった人は、
ここで体調を回復することになるかもしれません。
それと同時に、
今までの「成果」を、
自分の目で確かめることができそうです。
年末、誰かから受け取るものがあると思います。
助力か、物理的支援か、なにかはわからないのですが
それがあなたを、ある意味において「救う」ような
すばらしい力を持っているのは確かだと思います。

愛情関係については、この下半期を通して、
とても大切な時間の中にあります。
すでに2009年の秋頃から、
そのプロセスの中にあるのですが
あなたはあなたの中にある愛そのものを、
強化し、成長させようとしているところなのです。
「愛とはこういうものだ」という定義や観念、
自分なりに決めてきた愛におけるルールなどが、
徐々に変容していきます。
7月末から9月中旬まで、
あなたは、とても熱く美しい愛を経験することになります。
でも、その熱さや美しさの中に
人間が本質的に抱えている弱さや、孤独への恐れ、
過去に一人で背負ってきた傷などを
発見することになるのではないかと思います。
この「傷や弱さ」は、
相手のものかもしれませんし
あなた自身の心にずっと眠っていたものかもしれません。
この時期の愛は、そうした本質に触れようとします。
単に「一緒にいて幸せ」というような、簡単なものではなく
人一人の心を引き受けるということはどういうことか、
人一人の心を長い時間、受け止めるとはどういうことか、
を、この時期、真正面から考えることになるでしょう。
本当の愛は、努力や犠牲を自然に行います。
それは楽なことではありません。
だからこそ、愛は尊重され、求められ、
貴重なものとされているわけです。
簡単なものならば、こんなにたくさんのラブソングやラブストーリーが描かれるはずはないのです。
ラクで簡単な愛はすぐに壊れます。
この時期のあなたが作っていく愛は、
一生もののタフな愛なのです。

あなたはもともと、
好奇心に富んだ意欲的な人です。
でも、この時期はさらに、それに加えて
「野心と自己主張」
を求められるのではないかと思います。
求められる、というより、
あなたが自らにそれを課すのではないかと思うのです。
多くの人々の中で、光り輝くこと。
認められ、一目置かれ、必要とされること。
頼られること、本気で引き受けること。
そうしたことの重みを
この時期のあなたは、嫌わないだろうと思います。
むしろそれを積極的に求めていくとき、
あなたの足取りは、不思議なことに
重くなるどころか、
翼が生えたように、
どんどん軽くなっていくのだろうと思います。