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今、身の回りにある「好きなもの」や「お気に入りのもの」に出会うきっかけは、何だったでしょうか。
人から教えてもらったとか、偶然街角で出会ったとか、そんなちょっとしたことがきっかけとなって、ある世界に「のめり込む」ことも珍しくありません。
でも、いつも同じ友達とつきあっていたり、いつも同じ場所ばかり歩いていたりすると、そうした新鮮な「きっかけ」はいつのまにか、出会いにくくなります。
いろんな個性を持ち、いろんな家庭に育っている子供達がぎゅっと1つの教室に詰め込まれ、定期的にクラス替えが行われる学生時代のほうが、むしろ「新しいきっかけ」は得やすかったのかもしれません。
大人になってしまうと、人にもよりますが、出会いや偶然に頼っていると、「好きなもの」でさえ、いつのまにかマンネリ化して行くことがあるわけです。
2014年上半期は、「好きなもの」「好きな人」「好きなこと」を見つけ出すために、「発掘調査隊」として冒険に出るようなタイミングです。
昨今では、SNSなどで多くの人が個人としての「プロフィール」を公開していますが、そこに書かれることの多くは「好きなこと」です。
つまり、「好きなこと」は、「自分」や「自分の世界」を作っている、最も重要なものなのです。
でも、子供時代、あるいは学生時代、私達はいやなことをガマンしてやる訓練はさせられても、「好きなことを見つける方法」を教わることは殆どありません。
好きなことなど、自分で自然に見つけられる、と誰もが考えているからだと思いますが、実際はそうでもないような気がするのです。
事実、「好きなことがない」「やりたいことが見つからない」と苦悩している人はたくさんいます。
「好きなこと」を見つけて「自分」を形作って行くことも、おそらく、努力したり、失敗を重ねたりしながら、挑戦して行かなければならないテーマなのかもしれません。
2014年は、「好きなもの」「好きな人」に向かって行く勇気と冒険心に溢れる時期です。
チャンスにも恵まれると思いますが、自分から古い殻を破って新しいやり方を試すチャレンジ精神が必要だと思います。
この時期、あなたは何らかの壁を破るようにして「好きなもの」のある世界へと飛び込んで行くことになると思うのです。
そのとき、使い古したやり方や、いつのまにか自分を縛っていた固定観念を、どこかで思い切って切り捨てなければならないかもしれません。
自ら「自由」を選択したとき、新しい愛着や愛情の対象がそこに、たちあらわれるのではないかと思うのです。
2014年上半期は「欲」が大きなテーマです。
何かを欲すること、自分の力を大きくすることに意識が向かうでしょう。
経済的な追い風が吹いていて、「もっと豊かになりたい」という気持ちも増して行きます。
自分の手で価値あるものを創り出したり、獲得したりすることができる時期なのです。
具体的には、新たに収入の途を切りひらいたり、貯蓄を始めたりすることになるのかもしれません。
あるいは、「手に職」をつけて、未来の収益を増やそうとする人もいるでしょう。
欲しいものを手に入れるために、最大限の努力ができますし、その努力がストレートに結果へと結びつくだろうと思います。
また、2012年後半から2013年前半にかけて、新しいことをスタートさせた人は、2014年前半にそれがやっと起動に乗り、関係者や周囲の人々にも受け入れられ、「果実」を収穫することが可能になり始めるタイミングとなっています。
自分がやり始めたことが、世界に「根を下ろした」ことが解るような、どっしりとして豊かな季節となるでしょう。
時期的なことを少し申しますと、まず1月は「人から返してもらえるもの」があるかもしれません。
貸していたものを返してもらったり、以前やってあげたことに篤くお礼を言われたりと、人との関係において何か、「豊かになれること」がありそうです。
さらに、情熱が激しく燃えるような出来事の起こる気配もあります。
最も「情熱が燃える季節」ということは、上半期全体を通して言えることなのですが、その山場となるのがこの1月上旬、そして4月と6月になります。
2月は少々停滞感があるかもしれませんが、物事のなりゆきは決して不快なものではなく、むしろ「のぞましい方向に向かうためにペースを落とす」という感じがあると思います。
また、旅に出る人も少なくないはずですが、かつて行った場所に「再訪」することになる傾向が強いようです。
新しい場所を開拓するのではなく、すでに繋がりがある世界との結びつきをもっと強めて行く、そんな季節となっています。
3月は素敵な追い風が吹いてきます。
遠くまで遊びに出かけたり、好きな人に会いにいったりと、心躍る出来事が多いでしょう。
また、勉強することがとても楽しく感じられる時期でもあります。
4月になると、前述の「好きなもの・つかみ取る力」というテーマにおいて、大きな転機が訪れます。
自分から、ごく広い意味で「欲しい」と思えるものに手を伸ばし、それをつかみ取れるようなタイミングです。
経済的にも、少々インパクトは強いものの、総じて好ましい転機が訪れるかもしれません。
5月は「原点に返る」ことを意識させられるような出来事が起こるかもしれません。
物事を整理し、自分の現状を確かめ、地に足を着けて進めるように状況をマネジメントできるときです。
同時に、夢が大きく広がったり、友達に恵まれたりするタイミングでもあります。
6月になると、なんとなく「待った」がかかる感じがあるかもしれません。
体調を崩したり、コミュニケーションの行き違いが起こるなど、物事の流れが悪い感じがするかもしれませんが、ここは先を急ぐべきときではなく、一度立ち止まって、急いでいるときには見えなかったものをきちんと見つめる時期に当たっています。
「やり直し」を迫られることも多いかもしれませんが、時間をかければかけるほど、この時間の「停滞」の意味が解ってきます。
一方で、かつて失ったと思ったものが戻ってきたり、「復活」したりする嬉しい場面もあるでしょう。
愛情関係については、前述の「好きなもの」に関する記述がそのまま当てはまります。
自分から情熱を燃やし、誰かを愛する、ということが、この上半期の主要テーマと言っていいと思います。
新しく激しい恋をする人もいるでしょうし、すでにいるパートナーとの間で情熱を活性化する人もいると思います。
フリーの人や片思いの人も、愛に踏み出す勇気が出てきます。
中には「愛とは、受けとるもの」という観念を切り捨てることで、愛の世界に踏みいることが可能になる人もいるかもしれません。
一方、恋愛に「熱」がこもるということは、パートナーとの衝突の可能性も考えられます。
日ごろ溜め込んでいる不満や矛盾を解決するために、激しくぶつかりあう場面もあるかもしれませんが、これは「白黒付けるため」の戦いではなく、愛を育てるための戦いだということを、忘れてはならないと思います。
ここで、複雑な愛の道を歩ききった人は、「好きか嫌いか」といったような幼い愛の観念を超えて、もっと深く強い愛の力を手に入れることができるでしょう。
愛に追い風が吹くのは3月ですが、上半期を通して、「勇気と情熱の神様」があなたの愛の味方をしてくれています。