2015年双子座の上半期の占い

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「全体のイメージ」
「暗号」が、人の姿を借りて、あなたの前に立ちます。
この上半期、あなたの好奇心と、コミュニケーション欲求と、知的才能と、向学心によって、その暗号をみごとに解き明かせます。

こう書くとなんだか謎めいているようですが、これはつまり、あなたの目の前に「簡単には理解できない人物が現れる」ということを意味しています。
具体的には、たとえば「先生」のような存在かもしれません。「先生」は、生徒にはわからないたくさんの知識を持っています。そして、生徒をどう導いていくか、というロードマップも持っています。生徒は、先生の抱えている謎を必死になって引き出し探し当てる立場と言えるかもしれません。

あるいは「つきあいにくい人」「取っつきにくい人」「エライ人」などに出会うのかもしれません。こうした人とコミュニケーションを取り、気持ちを通じ合わせるのは、なかなか大変なことです。でも、時間をかけて少しずつ近づいて行ったとき、思いがけない理解者となってくれることも珍しくありません。

さらには「権威を持った人」「目上の人」の可能性もあります。この人たちはあなたに、難しいミッションやややこしいなぞなぞを仕掛けてくるようです。あなたはそのミッションを果たすため、必死に勉強することになるかもしれません。その勉強はあなたを、急激に成長させてくれるでしょう。
権威や立場に関係なく「恋人」もしばしば、私たちに勉強を強います。恋に落ちると、相手の考えていることを知りたくて、相手の仕事を理解したくて、私たちは猛勉強することがあります。この時期起こるのはひょっとすると、そんな愛のドラマなのかもしれません。

私たちは人生の随所で「もっと勉強したい」と考えます。その動機には、好きな学校に入りたいとか、イイ仕事を得たいとか、様々なものがありますが、その中に「人」もあります。つまり、人から褒められたい、評価されたい、という気持ちから勉強する場合は多いと思います。
この時期の「勉強」は、「人から評価されたい、褒められたい」という目的で行われるのかもしれません。目的が何であれ、勉強したことは必ずあなたの財産になります。でも、これは少々幼い段階にとどまった姿勢といえるでしょう。
もし、この時期のあなたが真の成長を遂げるとするなら、その勉強の目的は「人のためになにかしたい」「関わっている相手を深く理解したい」「相手と解り合いたい」といったようなものとなると思います。これらは「相手に褒められたい、気を惹きたい」という欲求と、実際、よく似ています。ですが、よく似ていても、ナカミはまるで違います。

他人と解り合うことは、基本的に、とても難しいことです。
お互いにちがったバックグラウンドや価値観を持ち、置かれている立場も違います。
人間関係は私たちを簡単に傷つけてきます。ゆえに、知識やコミュニケーションを、他者から自分を守るための「防具」として身につける人も少なくありません。
でも、この時期の学習や対話は、「防具」のようなものであってはならないと思うのです。たしかに、自分を不当な攻撃から守ることはだいじなことですが、それ以上に、他者と理解し合いたい、という思いの元に学び、語り合うことが、あなたの未来を明るく広くしてくれるはずなのです。
関わる価値のある相手は、多くの場合、最初は扉を閉じています。この時期、あなたはその扉をしっかりと叩き、相手から受け取れるものを両手を出して、受け取ることができるだろうと思います。

「仕事や勉強など、外向きな活動への取り組み」
過去2年ほどにわたり、自分の実力に納得がいかず、訓練や修行を重ねてきた人にとっては、その「修行期間」が終わり、トンネルの外に出るような時間帯となっています。実は、6月から9月にかけて、ちょっとだけトンネルの中の忘れ物を取りに行くことになりそうなのですが、基本的にはすでに「トンネルを抜けた」状態です。今まで苦労して養った筋肉を、ここからバリバリ使っていけるでしょう。
一方、同じく過去2年ほど、仕事や勉強の場で困難を抱え、苦労や苦悩を重ねてきた人にとっても、この2015年上半期は「突破口」を見つけられる時です。重すぎる任務から解放されたり、あまり得意でないテーマを終了して好きなものの方へ進んだりすることができるかもしれません。
健康上の問題を抱えていて、思うように活動できなかった人もいるかもしれませんが、その状況にも明るい変化が生じるでしょう。

2月は大活躍できる時期ですが、2月上旬は少し混乱気味かもしれません。先を急ぐことなく、既に身についていることを「復習」すると流れを変えられそうです。

3月後半、あなたの社会的立場が不思議な形でくるんと変わるような出来事が起こるかもしれません。面白い偶然が重なって、いきなり新しい社会的立場に立つ人もいるでしょう。運命を感じるようなきっかけを得て、古い世界から新しい世界へと思い切ってジャンプするような、ドラマティックな出来事が起こるかもしれません。

5月中旬から6月前半は、仕事や勉強においてちょっとした混乱が生じる可能性があります。あたふたせず、じっくり腰を据えて状況を見極め、いろいろな人に意見をもらい、情報共有するところから、隠れたチャンスをつかめます。「学ぶ」姿勢を忘れないことと、一人きりで抱え込まないことが大切です。

「やりたいことが見つからないけれど、みつけたい!という場合」
たくさん本を読むこと、人とたくさん話すこと、どこでもいいから外に出ることが、あなたの力になるでしょう。普段からやっていることかもしれませんが、この時期は特に、電車に乗ってどこかへ行くような動きが「合っている」と思います。

また、よく知った仲間や気の合う人ではなく、敢えて「気むずかしい人」「会うと緊張するような相手」「(いろんな意味で)怖い人」「世代ギャップのある人」などに会いに行くようにすると、道が拓けるかもしれません。本質的な意味での「他者」との交流を通して、自分に「カツ」を入れられるようなときです。

「人間関係について」
人間関係における「責任」を強く意識することになるでしょう。
ふわふわした一時的な関係であれば、大して深く考えずに気軽につきあえますが、未来に向かって何年もしっかり関わっていこうとするなら、自然に「人を見る目」がシビアになります。ずっとつきあっていっていい相手なのかどうか。自分は相手にどんなことをしてあげられるのか。自分は相手にふさわしいか。相手を見る目が厳しくなると同時に、自分への目線もまた、鋭いものになっていくでしょう。こうした、人間関係において研ぎ澄まされる「眼力」が、結果的にあなた自身の成長に結びついていきます。

子ども同士の関わりであれば、敬語やマナーは大して重視しないでいられます。一方、年上の相手や目上の人と関わるようになると、敬語と礼儀は必須です。
この「敬語と礼儀」は、一度覚えてしまえばあとはずっとそのままでいいかというと、そういうわけにもいきません。自分の年齢や置かれている立場、関わっている相手の立場などに合わせて、人生で何度もバージョンアップしていく必要があります。
この時期、あなたは人と関わる時の「顔」を、大きくバージョンアップする作業に入ります。この作業は二年半ほど続いていきますが、人と関わる力がそこで、ぐっと強く大きくなっていくはずです。相手から見たあなたが、「成熟した、懐の深い人」となるのです。

集団でいる人物よりも孤独な人物、簡単そうな相手よりも複雑そうな相手に惹きつけられるでしょう。一対一での貴重な人間関係を、小さな苗から大樹へと育てていきたいときです。

「恋愛や愛情について」
「パートナーシップ」を真剣に意識する人が多いでしょう。
キラキラした恋の興奮の向こう側で、お互いに信頼しあえるか、責任を持てるか、永続的に関われるか、といったことに意識が向かいます。家の柱を立てていくように、愛情関係の中にある人間的な「骨格」を重んじる時期なのです。
カップルも、フリーの人も、片思い中の人も、「自分が必要としているパートナーとはどんな存在か」「相手にとって、自分はパートナーであり得るか」といったことを深く考え、そのことについて語り合う時間を持てるでしょう。
相手を理解したいという思いが強まりますし、相手もまた、あなたを理解しようと努力し、お互いに歩み寄ることができそうです。

この時期、年齢差のある相手に心を惹かれる気配もあります。
経験の差、見えている世界の差、持っている力の差などが、恋愛をスタートさせるきっかけとなるかもしれません。平らなところに水が流れないように、お互いの「差」が恋の急流の原因となることはしばしばあります。
その「差」が容易に埋められるものだった場合は、恋が直ぐに萎んでしまうこともあります。たとえば、新入社員として会社に入ったときには経験豊富な先輩に強く惹かれたものの、すぐに仕事に慣れて同じような仕事の力が身についたとき、先輩がそれほど魅力的に感じられなくなる、というようなケースです。これはごく卑近な例ですが、お互いの内なる「差」が真に貴重なものなのかどうか、それを見抜く眼差しも、この時期、養われるのではないかと思います。

4月上旬、かなりドラマティックな出来事が起こるかもしれません。「愛のターニングポイント」と言えるような時間帯です。愛が思いがけない形で実りそうなときなのです。蛹から蝶が出てくるような、神秘的な雰囲気の愛の転機です。

4月半ばから5月上旬、恋愛に強い追い風が吹きます。いろいろな人から声をかけられますし、褒められたり誘われたりと、嬉しい出来事が多いでしょう。この時期は「誘い出される」ようなイベントが頻繁に起こるのではないかと思います。

「大まかな流れ、タイミング」
1月から2月はとても忙しい時期です。大きな、そしておそらく、とても魅力的な目標に向かって、情熱的に取り組む人が多いでしょう。チャンスが巡ってきやすく、自分から勝負をかける人もいるはずです。「大活躍」できそうなときです。
ただし、1月下旬から2月上旬の期間は、物事の進み方が遅くなったり、「やり直し」「待ち」が発生しやすくなっています。先を急がず、物事に時間をかけ、特に仕事や対外的な活動の場では、スケジュールを柔軟に調整すると、無用の苛立ちを避けられるでしょう。トラブルがあっても、2月半ばになれば解決に向かうはずです。

2月下旬から3月は、未来の展望がひらけ、たくさんの新しい可能性が見えてくる時期となっています。これまでに成し遂げてきたことが、あなたを一段階上の世界に押し上げてくれるようなタイミングです。
また、とても大きな視野でものを考えられるときでもあります。目先の結果を出すことに縛られず、長い目で物事を育てて行くことに着手できるのです。
仲間が多く集まってきますし、友達との関係も盛り上がるでしょう。「自由」と「賑やかさ」を同時に楽しめる時期です。

4月は人から見えないところでの活動に忙しくなるかもしれません。
身近な人をサポートしたり、あなた自身の密かな問題を解決したりできるときです。心の中で、ダイナミックなドラマが展開していきます。個人的に非常に重要な脱皮ができる時です。
また、クリエイティブな活動に取り組んでいる人、恋愛をしている人、子育て中の人などには、積み重ねて来た努力が報われるような「ミラクル」が起こる気配もあります。

5月から6月は、熱い「勝負」の季節となっています。
自分を変えたい人、生き方を変えたい人、イメージチェンジしたい人にとっては、果敢に変化を選び取っていける時期です。自分から手を上げて大きなうねりを作り出し、周囲を巻き込んでいく人もいるでしょう。
この時期、何も取り組んでいることがない場合は、少々苛立ちを感じるかもしれません。ランニングやウォーキングなど、少し身体を動かすだけでも、その苛立ちを解消できそうです。自分の中に燃え上がるエネルギーを注ぐ場を作ることが必要なのだろうと思います。
とはいえ、5月下旬から6月前半の一時期は、停滞感や調子の悪さを感じる人もいるかもしれません。ここはエネルギーに満ちた時期の中だけあって、ややこしさに輪が架かったような状態になる可能性もありますが、基本的には「時間が問題を解決してくれる」可能性の高い時期です。先を急がず、じっくり腰を据えて物事に取り組む姿勢が大事です。6月半ばになれば、混乱の感覚は消え去り、むしろいつも以上にスピードを上げていけるムードとなるはずです。