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「全体のイメージ」
「やりたいことをやる」という言い方は、あくまで、個人の心の中に生まれたことを実現する、ということを意味しています。たとえば、絵を描きたいから絵を描く、歌いたいから歌う、といったようなことです。
でも、ある種の「やりたいこと」には、「その先」があります。
たとえば、服を作ったら、それを自分で着るに止まらず、誰かに着てほしくなります。音楽家や作家がしばしば「作品は、それを受け取って楽しんでもらって初めて完成する」というようなことを口にします。単に「作りたいから作った」では、完結しないのです。
2016年後半から、双子座の人々は「やりたいことをやる」世界に生きています。
ですが、2017年上半期は特に、それを「他者に受け取ってもらう」ことにスポットライトが当たっているように思えます。
ただ「やりたいからやる」で終わらず、それを受け入れられ、認められ、さらに求められてはじめて、「やりたいことをやった」という納得と喜びに包まれることができるわけです。
2017年上半期の双子座の人々は、とにかく忙しい日々を過ごすことになるでしょう。
チャンスもやってきますし、自分からチャンスを創造することもできます。そして上記のように、そうした取り組みを人に認めてもらえます。平たく言えば「恵まれた時期」と言うことができると思います。
そうした「恵まれる時期」には、ひとつのテーマが浮上します。「恵み」をどのように用いるべきか、考えなければならなくなるのです。
たとえば、ビジネスの世界であれば、環境に恵まれて事業が成功し、利益が出たならその利益をどのように運用するか、考えなければなりません。
従業員や株主に利益を還元することはもちろんですが、おそらく多くの事業主は、新たな投資を行い、事業を拡大していくことを考えるでしょう。
では、私たち個人の生活・人生においては、どんなことができるでしょうか。
やりたいことをやって、そこからなにかしら収穫が得られたとき、その収穫をどのように「やりたいこと」の拡大につなげられるか。これは、とても大事なテーマです。
更に言えば、それが「やりたいこと」のような「活動」ではなく、人を愛することや楽しむことだった場合は、どうなるでしょうか。人を愛して、そこで何らかの「恵み」を得たとき、その「恵み」がどのようにして「愛の拡大」に繋がっていくでしょうか。
これは、ビジネスや経済活動のように単純な話ではありません。
2017年上半期、双子座の人々は自分の中に生まれたクリエイティブなアイデアや、自己表現、自己主張などを、外の世界に向かって打ち出していくことになります。さらには、何らかの対象に対する激しい愛情などをも、「外の世界に出す」ことになるかもしれません。
そして、そこで受け入れられ、認められた時、あなたは次に、世界に向かって何を要望することになるのでしょうか。
雑誌やWebなどで、インタビュアーが有名人にインタビューする記事があると、そこにはかならず「これからどんなことをしたいですか?」という具合に、未来の夢やビジョンを問いかけるセリフが見つかります。
2017年上半期のあなたは、「これからどんなことをしたいですか?」という問いを、単なる美しい夢や希望としてでなく、もっと切実で現実的なテーマとして捉え、今のあなたとして可能な最大スケールの答えを出していくことになるはずです。
「時期について」
1月はとても忙しい時期です。目立つ立場で大奮闘することになるでしょう。
年明け早々、大事なミッションがスタートしたり、重要なポジションに大抜擢されたりするかもしれません。
この時期は特に、かねてからずっと夢見てきたことを「形にする」機会が与えられそうなタイミングなのです。向こうからチャンスがやってくるのでなければ、自分からチャンスを作ってやろう、というくらいの、アグレッシブな姿勢が合っている時期なのです。
2月はびっくりするような朗報が舞い込んできて、いきなり未来への扉が開く、といったような、ドラマティックな展開になるかもしれません。この時期は星座を問わず変化の振り幅が大きい節目なのですが、双子座の人にとっては特に「先のこと」「未来のこと」が全く新しい形で見えてくるでしょう。
または、フレッシュなチームに突然、参加することになったり、新しい仲間に出会ったりと、「人」との関わり方が変わる可能性もあります。周囲の人たちとの関わりを通して、新しい夢を見つける人も少なくないでしょう。
3月は人知れず奮闘する場面があるかもしれません。たとえば、夢を叶えるために是非とも片付けておかなければならないことと向き合う、といった取り組みがひつようになりそうです。隠れた問題を炙り出してしっかり片付けること、見て見ぬ振りをしてきたことにちゃんと向き合うことが求められるでしょう。
あるいは、身近な誰かのピンチを救うことによって、あなた自身が救われる、と言った場面もあるかもしれません。
4月は年明けの「大奮闘」について、その「番外編」のような出来事が起こるかもしれません。面白い芽が出てくる気配があります。
4月下旬から6月頭にかけては、非常に忙しい時期となります。自分を変えたい人、新しいことに挑戦したい人にとっては、素晴らしいスタートラインとなるでしょう。2月に描いた夢があり、3月から4月半ばにかけて夢に向かって行動する前に片付けておくべきことを片付け、晴れて4月末から5月、夢への第一歩を踏み出す、と言った段取りになるのかもしれません。
6月はとても気持ちの良い時期です。自分の持ち味を十全に活かして、フットワーク良く動き回ることになるでしょう。経済的に少し「片付けなければならないミッション」が出てくるかもしれませんが、自分自身に正直でいるかぎり、無事に乗り切れそうです。目立たない形でしっかりサポートしてくれる誰かの愛情に恵まれる気配も。
「愛について」
2017年は秋までどっぷり愛の季節なので、この上半期ももちろん、双子座の人の多くが様々な愛を生きているはずです。
愛を探している人はチャンスがたくさん巡ってくるでしょう。すでに愛する人とともに生きている人は、愛を大きく育てることができるはずです。
恋人を得る人、結婚する人、子どもを持つ人も多いでしょう。
この上半期は特に、愛する人とともに「未来を見つめる」機会に恵まれます。恋は「今この瞬間」のものですが、愛は長い未来を紡ぐ行為です。どんなふうに未来に愛を育てるか、そのことを深く考えるとき、愛についてより多くを学ぶことになるはずです。
2月には特に、愛のコミュニケーションが大きく膨らむでしょう。
「住処・家族について」
2016年秋頃までに「居場所」を確保した人が多いはずです。2017年上半期はその「居場所」において、いかに自由な羽を伸ばすか、ということに軸足が置かれます。たとえば、家の中にアトリエや書斎を確保してそこで楽しむ機会をつくる、といった、居場所における「自分の時間・自分の要望・自分自身になれる時空」を模索したいときなのです。
家族に対して「私はこうしたい」と主張し、それを叶えてもらうことも大事です。
特に、様々な事情から「自分さえガマンすればいい」というふうに、家族の犠牲者のような生き方を余儀なくされている人は、自分として生きる権利を居場所において勝ちとることが、結果的には周囲の人たちにとっても、良い影響を及ぼすことになるだろうと思います。
「仕事・勉強について」
大活躍できるときです。
特に1月は、大舞台に立つことになりそうです。自分からチャンスを作って、上昇気流に乗れるでしょう。短期決戦で大きな結果を出す人も少なくないはずです。昇進や独立などで、肩書きががらっと変わる人もいそうです。
2月以降は、大きなヴィジョンを描く時です。できるだけロングスパンで計画を練り、行動を起こしたいときです。また、「誰と一緒に夢を追うか」ということも、この時期の重要なテーマです。
2月は大いに勉強に力がこもります。研究活動や、専門分野における研鑚において、素晴らしい成果を出す人も多いでしょう。
「お金について」
年明け、関係者やパートナーとの経済的な関わりについてしっかり整理できるでしょう。負担のバランス、貸し借りの詳細などを検証して、未来への道筋をつけられます。
この上半期を通して、夢が大きく膨らむ時期なので、お金はいくらあっても足りないかもしれません。経済条件が整うのを待つより、色々な方面と交渉して、いかに現段階の条件で実現できるかを模索することも大事だと思います。特に、夢を叶えたい場合はお金に関して「広く相談すること」「公的な機関にも話をしに行くこと」がポイントです。わかった気にならないことが大事です。
6月に経済活動や経済的条件が大きく動きそうです。この時期は自分の「欲望」をしっかり乗りこなしたいところです。心の満足と納得を大切に。
「健康について」
「好きなことをする時間」が健康の上でも、とても大事だと思います。もちろん、疲れたときや体調を崩したときには休むしかありませんが、日ごろから「楽しむ時間」をしっかり確保することで、この時期は身体も調子が良くなるんじゃないかと思います。
さらに、「やるべきこと」を常に整理しておくことも大事なようです。やるべきことのアウトラインがきちんと視覚化されていると、心が落ち着いて余裕が出て、余力を持って活動できます。
目や背中、肩などを酷使しすぎないよう、注意したいときでもあります。心臓に不調を抱えている人も、体力の過信にご注意を。