2019年双子座の下半期の占い

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もっと深く入り込んでいける「他者の世界」。

上半期に引き続き、テーマは「人」です。
人との出会いから物語が始まり、人を介して物語が展開し、人との繋がりの中で成長していけます。
「人に恵まれる時期です」と言われて、大抵は
「どんな人に会えるんだろう」「どんな人が何をしてくれるのかな」と想像します。
ですがこの下半期は、「人にどう働きかけるか」が大きなテーマとなっているように見えます。
人に挨拶すること、人を誘うこと、人にメッセージを送ること、手紙を書くこと、
行動を共にし、役割を分担し、教えを請い、教えを授け、褒めたりアドバイスしたりすること。
私たちは無意識にそうしたことを日々、選びながら人と関わり続けます。
もちろん、人との交流を怖れるあまり、そうしたことを一切しない、という人もいます。
「決して能動的に他者に働きかけない」という態度も、一つの人間関係の選択と言えるでしょう。
2019年下半期は、双子座の人の多くが他者への働きかけのスタイルを、意識的に変えていくことになるようです。
これまでなら質問していたところで、敢えて自分の話をするのかもしれません。
これまでなら相手の出方を待ったところで、敢えて自分から先に出るのかもしれません。
そうした「コミュニケーションスタイルの変更」は、奇をてらってのことではなく、
あくまであなたの内的なニーズに端を発しています。そうする理由があってそうするのです。

「そうする理由」は人それぞれであるはずですが、その根っこには
「かつてよりも深く、相手の世界に入り込みたい」という情熱が作用しているのだと思います。
たとえば一言で「友だち」と言っても、その関係性は様々です。
いつも一緒にいるのにそれほど気が合っているわけではない「友だち」もいれば、
一度しか会ったことがないのに心の中では大親友の位置を占めている「友だち」もいます。
一方が大親友だと思っているのに、相手はただの知り合いとしか感じていない場合もあります。
心と心の距離や感触は実に様々で、それは世の中にたった一人、当事者である自分にしか感じ取れないことです。
この「自分にしか感じ取れない、心の距離や感触」に関して、
2019年下半期の双子座の人々は、とても貪欲になるようなのです。
毎日見ていた山が不意にダイヤモンド鉱山であるとわかり、
一心にその鉱脈を掘り当てようとするような作業が、今まさにあなたの世界で起こりつつあるのです。

この下半期、パートナーを得る人もいれば、新しい人間関係の中に飛び込んで行く人もいるでしょう。
上半期までに出会った人と、更に強い関係を築いていく人もいるはずです。
私たちは新しい関わりの中で、いつも新しい自分に出会います。
自分とは無縁だと思っていた感情、自分には必要ないと思っていたこと、自分には訪れっこないと感じていた未来。そうした「関係ない」と思っていたことに関わりを持つことになるのは、
ひとえに他者との出会いがあってこそです。
誰かとの出会いを通して、これまで関わりのなかった世界の当事者となり、
そこで初めて見えてくる世界は、あなたの心にかつてなく強い自由を授けてくれるはずです。

・時期について
7月から8月は熱いコミュニケーションが巻き起こります。情熱的な対話、スリリングな議論、素晴らしい交渉などを通して自分の経験値が上がるのを感じられるでしょう。「何を言うか」を考えるのではなく、「相手が何を言っているのか」を受け止めるところから話が始まります。相手の複雑な思いをキャッチしたとき、あなたの中から新しい言葉が群雲のようにわき起こるでしょう。

8月下旬から10月頭は「居場所が動く」タイミングです。引越や家族構成の変化など、普段の生活をつつむ風景がドラスティックに変化していきそうです。この時期は特に、結婚して転居するなど、誰かとの一対一の関係の変化を通して環境変化が実現する、という形になりやすいようです。

9月半ばから11月頭は、やりたいことにどんどん打ち込める、とてもクリエイティブな時期です。新たな創造性を引き出してもらえるようなシチュエーションに恵まれるでしょう。チャンスも巡ってきやすいようです。

10月から年末にかけては、なにかと忙しい時期でもあります。自分の喜びや充実のために時間を使う一方で、人からの頼まれごとに応じるような場面も増えるでしょう。特に、かつてしてあげたことを「もう一度お願いします」というような再度の依頼があるかもしれません。人のニーズに丁寧に応えていく中で、人から自分に向けられる眼差しが変化していくのが感じられるでしょう。

11月は人に恵まれる楽しい時期となります。2018年の終わり頃から築いてきた人間関係の「真価」をここで実感できるでしょう。人の好意に支えられますし、自分から好意を打ち出すことで相手の表情が大きく変わることに驚かされそうです。

12月から年明け、旅に出る人も多いでしょう。かつてなくスケールの大きなコミュニケーションが広がり、自分の新しい可能性を感じられそうです。

・愛について
上半期に引き続き「パートナーシップの季節」で、愛を探している人にはひときわチャンスの多い時期となっています。カップルもパートナーシップが急成長するでしょう。一時的なトキメキや盛り上がりよりも、「この先長く一緒にいられるかどうか」ということに意識が向かいます。「恋」よりも「愛」を目指したい思いが強まるでしょう。
人を見る目が変わる時期ですし、人間関係の作り方や思いやりの形も変化していきます。それにともなって、恋愛やパートナーとの愛情関係のありかたあり方も、大きく変わるはずです。

だれしも、人間関係における「受け取り方のクセ」を持っています。その「クセ」の強さを、ここでやわらげることができます。
たとえば、何でも人のせいにする傾向があった人は、物事を自分の心に引き寄せることができるようになります。逆に、なんでも自分のせいだと思い込んでしまうクセがあった人は、「これは自分とは関係のない問題だ」というふうに、切り分けられるようになるでしょう。こうした変化によって、愛の世界において自分と相手をもっと自由に解放できる時期です。

愛に追い風が吹くのは9月半ばから10月上旬、11月から12月です。特に11月は素晴らしい愛の物語が展開するでしょう。
出会いを探している人は、9月末、10月半ば、11月末にきっかけを掴めそうです。

・住処、家族、人間関係について
前述の通り、人間関係は華やかに盛り上がります。どんどん人に会って、新しい自分を見つけていけるときです。公私共に素敵なパートナーに恵まれる時期です。うまくいかないことも人の手を借りることで、けっこう簡単に改善していくかもしれません。

家族との関係は、経済的・物理的な役割分担をよく練ることで好転するでしょう。何となく決まっている家事の担当やお金の流れなどを、紙に書き出すなどして可視化し、不満感や行き届かない部分を細かく整理していくことで、感情の流れがよくなるようです。関係性を作る条件は様々ですが、精神論やコミュニケーションの前に、誰を悪者にすることもなく「生活のやりかたやり方」を整理することで、心が解放される時期であるようです。

人間関係はこの下半期の全てが「動く時期」ですが、特に11月から12月に、過去一年の集大成のような大事なイベントが重なりそうです。
家族や居場所に関する動きが起こりやすいのは8月半ばから10月頭です。

・仕事、勉強について
仕事に関しては11月下旬から年明けにかけて、非常に忙しくなるでしょう。大きな任務を引き受ける人も多いはずです。実力が磨かれます。
普段の仕事のあり方に納得がいっていない人は、10月頃から年明けにかけて、就労条件改善の交渉や、転職活動に取り組めるようです。

勉強や研究活動、発信など知的活動に関しては、7月から8月に情熱が燃え上がりそうです。夏の間に、知的好奇心からの勢いを駆ってできる限り前進したいところです。
さらに年末は学ぶことが楽しく感じられるでしょう。専門性が広がり始めるような、新しい可能性の予感が感じられるタイミングです。

・お金について
パートナーや日々関わっている人々の価値観に触れて、驚かされることが多いかもしれません。これまで自分に禁じていたことを「許可」したり、逆に緊縮財政をしいて未来の大きな買い物に備える人もいるでしょう。お金の流れのスケールが変わり、お金に関する考え方を変えなければならない場面があるようです。
7月頭に、意外な収入の道が拓けるかもしれません。7月から8月半ば、11月末以降に経済面で大きめの動きが起こりそうです。
ちなみに2020年のテーマは「経済関係」で、11月末以降、その世界への扉を開くことになるはずです。

・健康について
11月後半から年明けにまたがって、生活や健康面で根本的な改善を試みることができる時です。日々、ムリをしすぎて調子が悪かったり、生活のリズムが作れずに苦労していたりしたなら、理想ではなくあくまで「現実」に立ち返り、心身の調子を保てる生活のあり方を模索できます。
また、一般に、なんでも「ためこむ」ことが不調の原因となる場合があります。ストレスを貯め込んだり、疲労を溜め込んだり、掃除ができないほどモノを貯め込んだり、便秘やガマン、ある種の感情など、本来なら適宜放出されなければならないものを自分の世界に蓄積ししすぎてしまうことで、調子を崩してしまうことがあります。この2019年下半期は、そうした不調のタネを「放出」することに意識が向かうかもしれません。発散すること、言いたいことを言うこと、不要品を処分することなどが、健康改善のきっかけとなる可能性があります。