2022年蟹座の下半期の占い

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大活躍の季節。新旧の感情が「入れ替わる」。

5月頃から、大活躍の季節に入っています。この「大活躍の季節」は2023年5月まで続いています。キャリアの重要な転換点に立つ人、これまでとは全く別のフィールドに立つ人、独立する人、チャレンジして大成功を収める人、新しい目標を掲げる人、他者に対して新たな責任を引き受ける人もいるでしょう。
たとえばパートナーを得たり子供を育てたりすることも、「他者に対する新たな責任を担う」ことに当たります。この時期の配置は「仕事」「社会的立場」が強調されているのですが、賃金をもらうような職業に就いていなくとも、ビジネスから遠ざかっていても、無関係というわけではないのです。たとえ個人的な目標であっても、それが自分の人生において最も重要だと思えたり、今どうしても成し遂げたいこととして輝いていたりするなら、それこそが「大活躍」の向かうところです。

この時期の「活躍」は、あなた自身が先頭に立って「率いていく」ような動きによって成立します。決して、誰かから強制されたり、促されたりして忙しくなるわけではないはずです。自分から望み、自ら企画立案して忙しくなっていく、という流れになるはずなのです。更に言えば、この時期は不思議と、人の力を借りにくいかもしれません。普段なら誘ってくれたり、提案してくれたりする人が、この時期は声をかけてくれないかもしれません。いつもなら使えるはずのリソースを、この時期は使わせてもらえない、といったことも起こるかもしれません。こうした状況の原因は、あなたの側にあるわけではなさそうです。むしろ、相手も色々複雑な事情の中にあって、どうしてもいつも提供しているものを提供できない、という状況に置かれている気配があります。ゆえに、この時期のあなたは「自分一人で闘いに出てゆく」という形になりやすいのです。条件が揃うのを待ったり、誰かに声をかけてもらうのを期待したりしている余裕は、この時期は全くありません。自分で決め、自分から動き、自分から流れを作るしかないのです。

では、「サポートが一切得られないか」というと、実はそんなことはありません。あなたがぽんと一人で行動を起こした時に初めて、「後ろから支える手」が差し伸べられます。「引っぱっていってくれる手」はなくとも、「下から支えてくれる手」は、ちゃんとあるのです。あなたが前に出ようとする姿勢を見せる時、闘おうとする態度を顕わにする時、初めて「では、協力しましょう」と申し出てくれる人が現れます。あなたの意志が強ければ強いほど、サポートの力も強く、大きくなります。

この下半期から2023年3月にかけて、古くから「隠れた敵を倒す」と言われる星の配置ができています。「隠れた敵」がなんなのかは、人それぞれです。コンプレックスや認知のゆがみ、内面化された古い価値観など「もう一人の自分」こそが、「隠れた敵」なのかもしれません。あるいは、現実の「誰か」からの、水面下での嫉妬や妨害、疎外などがそれに当たるのかもしれません。いずれにせよ、この時期はそうした問題と真剣に取り組み、根本的に解決することができそうなタイミングなのです。「隠れた敵」が存在するのは、決してあなたのせいではありません。むしろ、日頃自分を責めがちな人ほど、「本当に責めるべきは、自分ではないのではないか?」という正しい疑問を抱くことができます。世の中には、自分自身を責めることによって、本当に向き合わなければならないものから目をそらしている、という人も少なくありません。そうした「隠れた敵」に新しい眼差しを向け、打ち勝てる時なのだと思います。
熱く新鮮な活躍の季節の中で、人間関係全体が大きく変わっていく可能性があります。より自由に、より広い場所で生きていくために、古い人間関係から脱皮していく人も少なくないでしょう。今は「これまでの関わり」にしがみつく必要はほとんどなさそうです。おそらく、この下半期のどこかで、長い時間の中で閉じ込められた感情が解放され、外に流れ出します。そしてかわりに、新しいエモーションが心の中に流れ込みます。「新しい感情を生きる」ことが、この下半期、可能になるようです。


[時期について]

7月から8月中旬は、「これから」の戦略を精力的に練ることができる時です。長期的なプランを立てて、仲間や周囲の人々と共有できます。目の前の目標を追求しつつ、より広い視野でものごとを考えられそうです。
また、7月半ばから8月前半は、とても楽しい時期でもあります。愛に強いスポットライトが当たりますし、誘われたり褒められたりと、嬉しいことが多いでしょう。美しいものに心惹かれる時です。

7月末から9月頭は、経済活動に上昇気流が生まれます。欲しいものが手に入ったり、収入がアップしたりと、とても豊かな時間です。ただ、物欲が嵩じやすい時期でもありますので、「これは本当に自分の心を充たすものなのか?」という自問を大切にしたいところです。特に、見栄や、寂しさの補償などの目的での散財は、後悔につながりがちです。

8月下旬から2023年3月にかけて、「隠れた敵を倒す」ことができる時です。長い間抱え続けた深い問題、ずっと気になりつつも目を背けてきたテーマなどがあれば、この半年強をかけて真剣に取り組み、解決したり、昇華したりできるはずです。第三者からは見えないところで、情熱を持って向き合うべき課題が出てくるかもしれません。自分個人の世界の中で起こっていることを、普段よりも重視したい時です。自縄自縛を解除する人、閉じ込められたような状態から抜け出す人もいるでしょう。来春までに「脱出」が叶います。

9月から10月は、懐かしい人と再会できそうです。また、途切れていたコミュニケーションが復活するかもしれません。ずっと離れていた故郷に帰省する人、バラバラになっていた家族との関係を再構築する人もいるでしょう。自分の心の在処を探す旅ができるようなタイミングです。

10月下旬から11月中旬は、好きなことに注力しやすい時です。クリエイティブな時期ですし、愛にも追い風が吹きます。

10月末から12月中旬は、2021年頃から学び続けて来たことをもう一度「学び直す」ことができる時です。あるいは、これまで学んできたことを発信したり、表現したり、人に教えたりすることになるのかもしれません。時間をかけて積み重ねて来たことが「自分のものになった」ことを実感できそうです。

12月から年明けは、大きな人生の決断・選択をする人が少なくなさそうです。誰かとの関わりの中で、もう一度「人生の目標」のようなものを設定し直せます。今自分が何を目指すべきかを考え、そのことについて大切な人と語り合い、いくつか大事な決断をし、あるいは約束を交わせます。
出会いを探している人は、この年末年始に素敵な出会いが見つかる可能性があります。普段は行かないような場所、第三者に合わないような場所、お互いの弱さを認め合えるような相手を探してみて。


[愛について]

2008年頃から、愛の関わりについて新しい流れが生じたのではないかと思います。リアルタイムではハッキリと自覚できなかったかもしれませんが、過去10年ほどの中で起こったことを振り返ると、ある種のパターンが存在していたのではないでしょうか。それ以前とは全く違った関わりの中に身を置いたり、同じような展開を繰り返したり、なんらかの条件に固執したりしていた人もいるかもしれません。カップルも似たようなやりとりを繰り返したり、お互いがお互いを支配するような関係になっていた人もいるのではないかと思います。これまで自覚できなかったそうしたパターンやある種の関係性のしくみが、この下半期、ハッキリ意識化できるようになるかもしれません。

2008年頃から起こっていた上記のような特別な変化は、あなた自身の心の変容にどうしても必要なものだったようです。人間は多くの場合、他者との非常に深い関わりを通して、真の変容を遂げていきます。人から影響を受ける時、意識に上る部分は非常にわずかなのだと思うのです。私たちは「あの人の影響で変わった」と感じることがありますが、それは「人からの影響で変わる」体験の、ごく一部なのです。現実には、他者から多大なる影響を受け続け、それによって変えられ続けながら、自分ではそれを知ることができません。
ただ、2008年からこの時期に至る一連のプロセスでは、他者との関わりによって起こった変化が非常に大きく、根深いので、ある意味でわかりやすいのです。
たとえば、かつては絶対に信じられなかったことが、今なら信じられるかもしれません。自分の心に根付いた考え方のクセが、今、変わりつつあるかもしれません。愛の世界でどうしてもできなかったことが、今ならできるようになっているかもしれません。

もしあなたが、2008年頃から愛の関係において悩みを抱えていたなら、そろそろ出口が見えてきます。その悩みの最終段階に立って、状況を大きくかえる選択をできるのが、この時期なのです。たとえばずっと思いを抑え込んできた人は、思いを伝えられるかもしれません。ずっと孤独に耐えてきた人は、愛のために行動を起こせるかもしれません。あるいはもっとずっと複雑な状況から、新しい状況へと踏み出していく人も少なくないはずです。

愛に強い追い風が吹きそうなのは、7月半ばから8月前半、10月下旬から11月中旬、10月中旬から年明けです。また、10月末には「愛のミラクル」が起こるかもしれません。驚きを伴う、大スケールのドラマが展開しそうです。


[目標・仕事について]

大活躍の時間です。チャンスがどんどん巡ってきますし、自分の手でチャンスを「創造」できる時でもあります。新しいポジションに立つ人、新たなプロジェクトを任される人、独立や転職など新たな環境に身を置く人もいるでしょう。とにかく忙しい時期となりそうです。
表立っての忙しさの一方で、水面下での忙しさもあります。華やかに活躍しながら、家に帰れば少し先の転機に向けて地道な準備を重ねる、といった多面展開をする人も少なくないはずです。また、自分が主役となる場がある一方で、サポート役に回らなければならない場も同じくらい忙しい、といった状況も考えられます。

この下半期から2023年前半にかけて、なにか大きな事を成し遂げられる時です。同時に、外に出て活動すればするほど、内面的な問題が解決していく気配もあります。表に出ては「ゼロからプラスへと押し上げる活動」をし、その影響で「マイナスだったものがゼロに戻る」ような動きが生じるのです。たとえば、わかりやすいところでは、現実的な成果を挙げることでコンプレックスが解消する、といったことがあるかもしれません。外での活躍が内面的な「解放」を促すのです。

生き馬の目を抜くような激しいチャレンジの中で、人と心から助け合う、といった場面も多そうです。本当に緊迫した「最前線」では、助け合いはごく当たり前に起こります。ただ、できることが限られていることも確かです。誰よりも優しい心の持ち主のあなたですが、人を助けるために自分まで潰れてしまっては、本末転倒です。自分を守りながら、できる範囲で人にも手を貸す、という意識が大切です。

10月末から12月中旬は、勉強がとても重要です。遠出する機会もあるかもしれません。2021年頃から学んできたことがこのあたりで大きくまとまります。自分のものになった知を、なんらかの場で発信したり、発表したりすることになるかもしれません。

この下半期全体を通して、非常に多忙な状況が続きます。中でも特に忙しくなりそうなのは、11月半ばから12月中旬です。「必要とされる」ことの喜びを味わえそうですが、オーバーワークによる体調不良にはくれぐれも気をつけて。


[家族・人間関係について]

忙しい時期ですので、身近な人へのケアが後回しになりがちです。意識的に家族や身内のための時間を作り、丁寧に関わりたいところです。家族のために特に時間を割きたいのが、8月下旬から10月です。

人間関係は、大きめの転機にさしかかっています。ここから2023年にかけて、ある種の「卒業」的な動きが起こるかもしれません。これは、人間関係が終わるというよりは、ある関係性の「縛り」が解除される、ということのようです。たとえば、執着や拘り、支配・被支配関係、思い込みや誤解といった、強い感情の紐帯がときほぐれ、本来あるべき自由な信頼関係や、爽やかな感情の交流が成立するようになる、というような変化だろうと思います。たとえば、どうしても声をかけられなかった相手に、勇気を出して声をかけられるようになる、というふうな「縛りの解除」が起こる可能性があるのです。

7月から8月中旬は、交友関係に熱いムードが満ちています。積極的・情熱的な仲間から刺激を受け取れますし、熱い議論の中から新しいプランが生まれる気配もあります。12月から年明けは公私ともに、豊かな人間関係に恵まれます。素敵な出会いも期待できます。


[お金について]

長い目で見て、コツコツ、少しずつ経済力を強めていく、というスタンスが重要です。経済活動は、人間関係そのものでもあります。信頼関係があって初めて経済的なやりとりが成り立ちます。この時期はそういう意味で、「経済的な信頼」を少しずつ育てて行ける時なのです。もとより、一朝一夕にできるものではないのが人間関係です。たとえば、借金を少しずつでもしっかり返す、といったことによって、経済的な信頼関係は強化されます。時間をかけなければ生まれない「信用」を、ここでしっかり構築できます。