2012年蟹座の上半期の占い

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2012年上半期は、蟹座にとってとても広がりのあるタイミングとなっています。
フリーハンドで大きく未来を描いていくような、そんな自由さがあるのです。
それも、自分一人でそれを行うのではなく、色々な人との対話や関わりの中から、未来を描き出していくことになるだろうと思います。
あなたはたくさんのアイデアに恵まれた人ですが、そのアイデアに、さらに他者のアイデアを取り込むことで、話が大きくゆたかになっていくのです。
この時期は「関係者」の数がとても多くなりやすい傾向があります。
もともと、慣れた相手だけと少数精鋭の信頼関係で物事に取り組むことが好きな蟹座にとって、この時期は不安な要素も多いかもしれません。
でも、あなたの「場を作る」力に惹きつけられるように、様々な人が集まってきて、そのことによってあなたの可能性がぐっと引き出される、という面があると思います。
あまり警戒せず、かといって頭から信頼してしまうこともなく、常にしっかりとコミュニケーションしながら進んで行くことが大事だろうと思います。

人の気持ちを大切にする蟹座の人は、諍いを好みません。
でも、相手の気持ちをおもんばかり、言いたいことが言えずに、我慢ばかり重ねてしまったあげく、結局ものごとがうまくいかない、ということもたまにあるようです。
この時期のコミュニケーションは、とても「熱く」できています。
諍いを回避するよりは、思い切って言いたいことを言ってしまう方が、信頼関係を強化しやすい時期だと思うのです。
優しさと激しさの同居する蟹座の世界では、日ごろ穏やかさを徹底的に大事にするにも関わらず、「ぶつかっていこう」と決めた瞬間に、徹底的に辛辣になったり、あるいは過激になったりすることがあります。
こうした激情の奔流も、実際「あなた自身」ではあるわけで、それをむしろ隠さずに、熱く戦っていくことが、道を切りひらくきっかけになるのかもしれません。

何かを「信じる」ということについて、価値観の転換が起こる可能性もあります。
今までどうにも信用できなかったものの真価を感じ取ったり、隠されていた誰かの真心に触れるようなできごとが起こったりするかもしれません。
人との繋がりや信頼関係などは、決して目で見たり手で触ったりできるものではありません。そのためか、それは容易に消えたりごまかされたりしやすいものですが、この時期、あなたはそうしたものの取り扱いについて、新しい方法を覚え始めるのではないかと思います。
なぜなら、結局それらは、あなたとあなたの大切な人たちにとって、必要なものだからです。

愛情関係については、「蘇る」がキーワードと言えます。
古い愛情が蘇ったり、消えかけていたものが蘇ったり、ずっと忘れていた恋心が蘇ったりするのかもしれません。
あるいは、愛によって、スカスカになっていた心の力が蘇るということかもしれません。
時間は一瞬一瞬に過ぎ去っていきますから、失ったものをそのままの形で取り戻すことはだれにもできません。
でも、つぶしてしまったと思った植物の種が、思いがけず芽を吹くことはあります。
過去に置き去りにしたものが、何らかの形で新しい力を得て、あなたを後押ししてくれる、と言うような出来事が、起こるのではないかと思うのです。