2013年蟹座の上半期の占い

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優先順位を丁寧に吟味することになりそうです。
人は弱い生き物なので、無意識に自分を守る方向、楽をできる方向に向かいがちです。
でも、人の中にはちゃんと強さもあって、自分の内なる弱さと闘って、心から納得できる清らかな選択肢を選び取りたい、という望みも働きます。
この両者のせめぎ合いの中で、日々取り組むことの優先順位が決まっていくわけですが、この2013年前半はとくに、大切なものや好きなもの、自分が本当に守りたいこと、実現したいことのために、注意深く優先順位を決める必要があるのです。
たとえば、短期的にしかものを考えられない狭い視野に立つと、この時期選ぶべき選択肢は、はっきり見えてきません。
いくつかの道の分岐点に立ったとき、反射的に一つの道を選んでしまって、その後すぐに後悔する、ということは、決して珍しいことではありませんが、こうした場合はたいてい、自分の中にある「弱さ」の側が、それを選び取っていることが多いのだと思います。
小さなリスクを極端に怖れたり、誰かの顔色ばかり窺ったり、自分が責任を負いたくないばかりに誰かの言葉に従ったり、等々「弱さ」が優先してしまう条件はたくさんあります。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみたとき、そうした「弱さによる選択」は決して、自分や周囲を幸せにしないことが解るわけです。
「もっと正直になれば良かった」という後悔のフレーズがありますが、「正直になる」ことは、勇気の要ることです。
でも、心の中にある幾つもの矛盾する思いの一つ一つと語り合い、そこからもっとも「自分に正直」な答えを見つけて挑戦した人は、決して後悔することは無いのだと思うのです。

この時期に蟹座の人が選択することは「世間一般にはみんなこうする」というような「型」には、あまり当てはまらないものが多いはずです。
みんながそうするからそうする、とか、自分だけ違うのはおかしいのでこうする、などの判断基準は、この時期は一切役に立ちません。
あなたを取り巻いている、あなただけに固有の条件を受け止めて、それに応えるために、あなただけにしか選べない選択肢を選ぶことになります。
それによって、誰がなんと言おうとも、あなたにとって最も価値あるものを、確かに手に入れることができるはずです。

時期的なことを申しますと、まず1月、人と一対一で関わり、そこから得られるものがとても大きくなりそうです。
楽しい会合や心ときめく出会いの多い時期ですが、人との関わりがそれにとどまらず、もっと重みのある大きなものを相手から受けとり、それを自分のものとすることができる時期なのです。
2月になると、不思議な縁をたどって遠出する人が増えそうです。
突然、どこか遠くに行きたくなったり、あるいは、誰かから情熱的に誘われて海を越えることになったりするかもしれません。
今まで興味の無かったことにいきなり引き込まれたり、ちょっと奇妙に思える分野について勉強を始めたりする人もいるでしょう。
親戚縁者との結びつきから、貴重なものを手にする人もいるかもしれません。
3月後半、ガツンとブレイクスルーが起こる気配があります。
抜擢や昇進など、予想外の展開で大きな舞台に立たされたり、ずっとやってきたことがいきなり脚光を浴びたりするかもしれません。
4月から5月にかけて、これまでに選び取ってきたことを丁寧に整頓し、自分なりにその意味づけを考えるようなプロセスが進むかもしれません。
一人で大切にあたためて来たことが大きな意味を持ったり、静かに愛してきた人とのあいだに、気持ちが通じ合うような出来事が起こったりするかもしれません。
6月には、2012年の中程からあなたが積み重ねて来たことをまとめ上げ、新しい世界に飛び込むための準備をする人が多いでしょう。
いくつか、ずっと引きずってきてしまったものを、思い切って処分することになるかもしれません。
6月末以降、あなたは人生の大きなターニングポイントに突入するのですが、それに備えて「是非とも今、やっておかなければならないこと」に向き合う事になるはずです。

愛情関係については、人生の複雑さや愛の奥深さを感じつつも、愛をじっくりゆたかに育てていく時期となっています。
「愛がなければできないこと」がこの時期の大きなテーマといえるかもしれません。
たとえば、子供を持つということは、あきらかに愛と責任がセットになっているわけですが、恋愛にもまた、そうした状況がつきものです。
この時期、そんなふうに、今後長く続けていける愛を得て、それを育てる工夫を重ねていく人が多いだろうと思いますし、そうした工夫をする機会には、ゆたかに恵まれるはずです。
恋愛に追い風が吹くのは、1月、2月下旬から3月中旬、そして6月です。