2016年蟹座の上半期の占い

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「全体のイメージ」
若いころにする「修行」は、何のためなのかなど深く考えず、やみくもに、ひたむきに取り組むものだろうと思います。
でも、ある程度経験を積んでから始める「修行」は、そうではありません。目の前に、倒すべき敵や、解決しなければならない問題などがごく具体的に見えていて、それに立ち向かうために「修行」することになります。目的意識が非常に明確なのです。

2016年上半期、蟹座の人の多くが、自らにストイックな「修行」を課すことになります。
問題意識や危機感、貪欲な創造力や飽くなき向上心が、あなたを内側から駆り立てるのです。
単に「がんばる!」といった精神論ではなく、どういうやり方でどう頑張れば結果が出るのか、ということについても、妥協なく追求することになるでしょう。
的外れな努力では結果が出ない、ということを、今のあなたはよくわかっています。
少しずつやり方を変えながら、粘り強く自分を鍛え上げ、素晴らしい成長を遂げることができる時なのです。

「修行」と言えば「苦しそう」というイメージがわくかと思いますが、この時期の「修行」は決して、苦しいだけのものではありません。
むしろ、やりたいことをどんどんやっていける時です。
絵を描く人が絵の修行をするのは、確かに大変なところもあるかもしれませんが、基本的には楽しく面白いはずです。それと同じように、この時期のあなたの心にはいつも、「たのしい、面白い」という気持ちがあり、その瞳はつねに輝いているはずなのです。

とはいえ、「やるべきこと」の重みも結構なものがあります。
2015年頃から、蟹座の人はつねに「自分が担うべき責任、義務」のことを、率直に見つめ、考え続けているはずです。単に自分の好きなことだけをやっていれば良い、というふうには思えないだろうと思います。
ですがそれでも、この2016年上半期は、「やるべきこと」の中に「やりたいこと」を、注ぎいれ、織りまぜ、溶かしこんでいける時期と言えます。
ただ「決められたことをやる」「これをやらなければみんなが困るからやる」のではなく、そこに、「これが好き」「これをやってみたい」「こんなふうにしたらどうなるんだろう」「こうやって見たらもっと面白くなるのに!」といったアイデアを、どんどん入れ込んでいけるのです。

行動範囲を少しずつ拡げたり、自分を取り巻く環境をゆたかなものへと作り替えたりする作業も進んでいきます。
コミュニケーションの輪が広がり、話せる言葉が増えて行く、面白い時期でもあります。

「時期について」
1月から2月は人間関係において、「改めて話し合うべきこと」が出てくるかもしれません。交渉や契約の見直しをとおして、信頼関係を「再構築」できるようなタイミングです。
また、失われていた人間関係が「復活」する可能性もあります。懐かしい人と再会できるような時期です。
また、2月は経済的に嬉しい「報酬」がもたらされるかもしれません。価値あるギフトを受けとる人もいるでしょう。

3月は遠出する人も多そうです。旅によって大事なチャンスをつかむ人もいるかもしれません。
前述の「努力」に関する試行錯誤について、とても貴重な知恵を授かる人もいそうです。
発言力が増す時で、あなたの一言が多くの人を動かすような場面もあるでしょう。
また、「ここに自分の居場所がある」ということを、深く確認できるような出来事も起こるかもしれません。家族や居場所について重ねてきた苦労が、「実を結ぶ」タイミングです。

4月は仕事や対外的な活動の場で、かなり大きな動きが起こりそうです。
大きなチャンスを掴んだり、誰にもわかる結果を出したりできる時です。
また、名実ともに新しい役割を得る人もいるかもしれません。肩書きだけ変わるとか、肩書きは同じだけれど業務が変わるとかではなく、ポジション全体が変化して、活躍の形が根本的に変わるような、そんな変化が起こりそうな時期なのです。

5月はとても視野が広くなります。とてもいろいろな可能性を考慮に入れて、いくつかの種を蒔くことができます。すぐに実を結ぶのでなくとも、この時期に蒔いた種が先々育って、大いにあなたの力となるでしょう。
かつて夢見たことをもう一度、目標に据える人もいるかもしれません。
古い仲間との再会や、チームの「再結成」のようなことが起こるタイミングでもあります。

6月は、人からは見えないところで、大事な「第一歩」を踏み出すことになるかもしれません。
密かに抱えた問題を解決するための、素晴らしい解決策が見つかる気配があります。
また、誰かの愛情溢れる献身的なサポートを受けて、先に進むことができる、といった場面もあるようです。あるいは逆に、あなた自身が、誰かを純粋な愛の力で救うことになる可能性もあります。

「愛について」
1月、2月、そして6月から7月は、愛が「花盛り」の季節です。
特に、2015年の年末に、少々不本意な経験をした人は、年明けから多いにそれを取り返すことができるでしょう。
古い誤解を解いたり、相手にストレートに思いを伝えたりできるチャンスも巡ってきます。

あなたの中には、「傷つかないように自分を守りたい」という思いと同じくらい、「愛のためならどんなことでもできる」という激しい情熱が潜んでいます。
2016年上半期は、その激しい情熱が、外にどんどん出て行く時期となっています。
これまで、気恥ずかしさから愛を抑え気味だったり、愛に対して深い疑いを抱えて、敢えて一人でいることを選んでいたりした人も、2016年上半期は、半ば強制的に、愛を「外に出す」ことになるだろうと思います。
あなたの「熱さ」に触れた相手もまた、自分自身の「熱さ」を見せてくれることになるでしょう。
あなたの純粋な熱によって、他者が持っている思いがけないほどの深い熱を「呼び覚ます」こともできるのではないかと思います。

愛に追い風が吹くのは上記の他に、3月半ばから4月頭です。

「パートナーシップについて」
1月に「復活する」「よみがえる」ものがあるかもしれません。
たとえば、何となく心が離れていた二人の会話が生気を取り戻したり、共有する時間が少なくなっていたのを復活させたり、といったようなことです。
今だから改めて話し合えることがあったり、わかっているつもりでそうではなかったことを確認し合えたりできるときでもあります。

パートナーを探している人は、同じく1月、過去の人間関係の中から、有望な「芽」が見つかるかもしれません。

2015年から、お互いの役割分担や、本質的に「支え合える部分」を意識しつつある人が多いだろうと思います。
2016年上半期は特に、積極的に要求されていること・要求したいことを、確認し合える時です。そっと見守ったり、さりげなく支えたりするのではなく、敢えて強くアドバイスしたり、情熱的に手をさしのべたりする必要があるポイントが、見えてくるのではないかと思います。

「子ども・家族について」
2016年から2017年にかけて、引越する人も少なくないはずです。
環境の変化とともに、ご近所づきあいなど、身近な人間関係も変化する時期となっています。子育てにおいても、いわゆる「ママ友」のような関係に踏み込む人もいるはずです。

子どもとの関係は、1月、2月、6月は、少々パワーが要るかもしれません。誰かの言っている「正しそうな意見」よりも、自分自身の意志や感情、美意識の方が、ずっと役に立つだろうと思います。
自分を信じて、内なるものを流し出していくことがだいじだと思います。それによって、子ども自身の自己表現や自己主張を「流し出させる」ことも、尊重して受け止めることができるようになるようです。

「仕事について」
2015年から「修行」の時間が続いています。試行錯誤しつつ、自分なりのやり方を構築している真っ最中かもしれません。また、関係者のために大きな責任を引き受けている人も少なくないでしょう。
2016年上半期は、そんな模索にいくつかの答えが見つかりそうです。特に3月から5月にかけて、かなり大きな収穫が得られます。

上半期全体を通して、「学習」の気配が濃く漂っています。
試験勉強や、仕事のための勉強、研究活動、取材など、あらゆる「学び」が軽快に、バラエティに富んだ形で展開していくでしょう。情報収集も勉強のうちです。

4月、かなり大きなチャンスが巡ってきそうな気配があります。これは一時的なものではなく、このあと長く続いていく、大事なミッションであるようです。

「お金・買い物について」
「遠くからくる」気配があります。海外に関係することに妙味がありそうです。
トレジャーハンターのような成果を挙げる人もいるかもしれません(!)。
2014年前半までに勝ち得たものを、2016年上半期はしっかり根付かせ、軌道に乗せていく取り組みが展開していくでしょう。

「健康について」
2015年から不調を抱えている人にとっては、一つの転機となりそうです。
思い切った治療に臨んだり、徹底的に生活改善をすることで不調を根本解決したりできる時期です。

3月から5月は特に、忙しい中、ムリをしやすい時期となっています。
一生懸命になりすぎて、自分の身体の不調に気づかない、ということもあるかもしれません。人に頼ることも大事ですし、人から「顔色悪いよ、身体だいじょうぶ?」と言われるようなことがあれば、耳を傾けるべきだろうと思います。
特に、胃腸や心臓の不調には、早めの対応をお勧めします。