2020年蟹座の上半期の占い

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心を開く出会い、自分の「軸」となるもの。

ドラマや漫画などの世界ではしばしば、
「主人公の平穏な日常に、突然異質な人々がバタバタと闖入してきて、
主人公も最初は戸惑いや怒りを感じるものの、だんだんドタバタが日常化し、
新しい世界で新しい人生を生きることになる」
といった展開が描かれます。
現実にはそんなことは起こりそうもないわけですが、
この上半期の蟹座の人々の世界では、もしかすると、
そんなことが起こってもおかしくないかもしれません。

2017年の終わり頃から、
どこか「他者と距離を置く」ような生き方をしてきたのではないでしょうか。
人嫌いになるとか、人を避けるとかいうことではなくとも、
どこか「少し離れたところから他者を見る」とか、
「自分からはあえて近づかない」など、かつてのあなたとは少し違った方針で、
「他者」と関わってきたのではないかと思うのです。
人を観察し、人を尊重し、人を見る目を広げようとしてきた人もいるはずです。
たとえば絵画でも、少し離れないと全体像が見えませんし、
たくさんの作品を見る体験を重ねていかないと、
そもそも「絵画の見方・楽しみ方」は、身につきません。
2017年の終わりから2019年に至るまでのあなたの「人との距離」は、
もっと他者をよく観察し、その上で広く理解し、
より深く他者と関わる上で必要な、人間的な胆力や知性を養うための、
大切な「学びの期間」だったのではないでしょうか。

そんな状況がこの2020年を境に収束していくのですが、
この「収束」のかたちは、静かなグラデーション的なものではなく、
冒頭に書いたとおり、
「いきなりドタバタと、いろいろな人が闖入してくる」
というような雰囲気があります。
「闖入」してくる人々は、あなたとちゃんと向き合ってくれようとしていて、
あなたもまた、彼ら一人一人と「対決」することになるでしょう。
過去二年ほどの観察と学習の時間に養われた力が、
そこですべて、試されることになります。
この上半期に登場する人々は特に、情熱的で、積極的で、刺激的です。
相手の勢いに巻き込まれるような感じがするかもしれませんし、
相手のペースに引きずられて、
秘めたる「底力」を引き出されることになるかもしれません。

人間は、自分以外の誰かと関わることで、人生を創っていきます。
関わる相手によって、そこに現れる「自己像」も変わります。
この上半期、バリエーションに富む生き生きした出会いの中で、
あなたは今まで知らなかった新しい自分にも、出会うことになるでしょう。
さらに言えば、過去二年ほどの中で培った、自分の「芯」のようなものをも、
発見することになるのかもしれません。
他者と関われば必ず、自分も相手も変わっていきます。
ですがその一方で、変わらずにしっかりと立つ柱のような部分もあるはずです。
この上半期は、他者との出会いと熱い交流の刺激の中で、
その両方の手応えを確かめつつ、開かれた、愉快な気持ちになれるはずです。

・時期について
1月から3月にまたがって、前述の「いろいろな人がドタバタ闖入してくる」ドラマが展開しそうです。おそらく複数人が入り乱れて登場するので、最初は「どうしよう」という気持ちになるかもしれませんが、過去二年ほどで培った「少しずつ関わろう」「ゆっくり進もう」「きちんと観察しよう」「結論は持ち帰ろう」のような方針がかなり役に立つはずです。

また、年明けから2月半ばは非常に忙しい時期でもあります。2019年の中で「自分の任務・役割」を確立した人も少なくないはずですが、その「任務」の内容が非常に分厚いものになるのです。精力的に動いて、2020年の具体的な活動の道筋をつけていけます。
あるいは、この間、健康や生活に関する「改革」に取り組む人も少なくなさそうです。この時期に体調を崩したなら、生活全般のムリやガマンを見直す必要があります。自分の体と生活全体を「メンテナンス」できる時期です。

3月は素晴らしい仲間に恵まれるでしょう。また、ワクワクするような計画も持ち上がり、未来に明るい見通しが立ってきます。純粋に「嬉しい!」と思えるような出来事もたくさん起こるはずです。

4月以降は、夏から始まる大勝負への「準備期間」のような意味を持っています。学ばなければならないこともたくさんあるでしょう。この時期の準備の厚み如何で、夏以降のチャンスのスケールも変わってくるはずです。

6月は懐かしい人に会えるかもしれません。過去から不思議な贈り物が届くような、面白い時間帯となっています。

・愛について
2020年は蟹座の人々にとって「パートナーシップの年」「人間関係の年」です。ゆえに、愛もまた「一対一のパートナーシップ」という角度から盛り上がりを見せるはずです。

すでにパートナーがいる人は、相手との関係がより強く新しいものへと、急成長を遂げるでしょう。協力して活動する場面が増え、お互いに「頼れる部分」も増えそうです。

パートナーを探している人は、2020年全体を通して、非常に有望な時期となっています。特にこの上半期は「電撃的な出会い」の気配が濃厚です。自分から積極的に動いて結果を出せるタイミングでもあります。紹介に妙味がありますし、たとえばテニスや卓球のような「対戦型」の趣味を持つと、同士に巡り会えるかもしれません。

2017年の終わり頃から、愛に対してシニカルな気持ちを抱いていたり、「もう、一人でいいや」と入った思いでいた人も少なくないのではないかと思います。2020年は、そんなシニシズムを吹っ飛ばすような、熱い出会いが巡ってくる気配が強い時期なのです。人と関わることの面白さ、人と出会うことでの成長を、2020年は心から喜べる時期となるはずです。

この上半期で特に強い愛の追い風が吹きそうなのは、1月半ばから2月上旬、2月半ばから4月頭です。
1月11日前後、6月6日前後にもなにかドラマティックな出来事が起こるかもしれません。

・住処、家族、人間関係について
家族や人間関係についても、「ドタバタでドラマティック」な時間となっています。人を「集団」としてではなく、一人の人間として、一対一で受け止めていくプロセスが展開するでしょう。
たとえば、これまで「両親」「上司」としか思っていなかった相手が、次第に「一人の生身の人間」に見えてきたり、恩師と「これからは対等につきあおう」と言われるなど、役割や立場を前提としながらもより「その向こうにある人間性」に対峙する場面が増えそうなのです。

人間関係はどんどん広がりますし、家族が増える可能性もあります。「家族ぐるみの付き合い」のような関係性も、外界へと広がっていきそうです。
1月と6月に、人間関係のターニングポイントが巡ってくる気配もあります。新しい人間関係の中に身を置き、方向転換できるような節目となりそうです。

・仕事、勉強について
少々フライングになりますが、2020年の一番の多忙な時期は、6月末以降となっています。そこで「勝負」をかけるため、上半期はガンガン「準備を進める」時間と位置づけられます。勉強したり、必要なものや資金を集めたり、人の輪を広げたりと、本当にやりたいことのためのあらゆる手段を調えていくことになるでしょう。

勉強は「誰に学ぶか」がポイントです。机上の勉強もさることながら、「師事して学ぶ」ような流れが生じそうです。

仕事も、「誰と活動するか」が重要な意味を持ちます。普段一人で動く事が多い人も、この時期は不思議と、誰かとタッグを組んで動くことになるかもしれません。
自分一人では見られない景色を、「その人」と一緒に見ることができるでしょう。

年明けから2月半ばは、非常に忙しい時期となるでしょう。6月6日前後、普段の頑張りが少し意外な形で報われるような場面がありそうです。

勉強に勢いがつくのは1月半ばから2月上旬、5月半ばから6月です。これらの時期は、旅に出て新しい世界に「開眼」する人もいるはずです。

・お金について
3月から6月の中で、経済関係が大きく変化しそうです。人から頼られることになったり、少し節約したくなったりするかもしれません。家族内での経済的な分担を変えることになる人もいそうです。
経済面での「変化の動き」が本格化するのは2021年ですが、この時期はその「予兆」「入り口」のような出来事が起こるようです。
2月9日前後、経済面で前向きな変化が起こりそうです。少し前に仕込んでおいたものが「完成」するようなタイミングです。

・健康について
年明けから2月にかけて、健康に「向き合う」人が多いでしょう。普段無理を重ねている人は、この時期に体調を大きく崩す可能性もあります。自分の体としっかり対話し、望ましい生活のあり方を模索できる時です。

人間関係からのストレスを溜めやすい時期でもあるので、4月以降は特に「一人の時間」が大事です。もともと、蟹座の人々は「甲羅の中に潜り込む」ような時間を必要とするところがあるのですが、この時期は特に「一人の時間」が英気を養うのに役立ちます。良質な眠りや静かな環境を確保することで、人との関わりにも余裕が出ますし、夏以降の奮闘で使えるアイデアや策を練ることもできるはずです。