2022年獅子座の上半期の占い

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関わり続けようとしたからこそ、もたらされる「ギフト」。 

「宇宙船を飛ばしたい」。
そう願って日々活動しているのに、日々関わっている人は「今までどおり、飛行機で十分だ」と言い、徹底してジャマをされたら、どうすればいいでしょうか。
これはもちろん比喩に過ぎませんが、2020年頃から獅子座の人々は、概ねこんな「対決」を強いられてきたのではないかと思います。2019年頃から、あなたはより新しく自由な世界を目指しているのに、それを2020年頃に知った相手が、従来通りの世界を守ろうとして、あなたの前に立ちはだかってきたのです。

相手はただあなたのジャマをしたいわけではありません。心から自分の意見が正しいと思い、相手なりに「みんなのため」を考えて、あなたに対抗しています。今まで通りのことが未来にも続いていくと信じているのです。でも、あなたには「今まで通りを維持するだけでは、もう限界なのだ」とわかっています。あなたの掲げる目標は、現状を変え、未来を刷新し、より自由な生き方を実現することです。相手が望む「今まで通り」とは、まったく別のヴィジョンです。

こうした「対決」を、2021年のあなたはずっと続けて来たのではないでしょうか。自分にはより自由な、より新しい目標がある。でも、それを引き留め、批判し、否定する人々がいる。この「批判的な人々」は決して、あなたの「敵」ではないだろうと思います。日々関わっている人々や、家族やパートナーなど、ことによるとあなたがもっとも大切に思っている人々が、心からあなたのためを思って、「今まで通りがいちばんだよ」と、あなたを引き留めているのかもしれません。ゆえに、あなたは「解ってもらえないなら、もう関わらない」というふうに相手を切り捨てることをしなかったはずです。説得し、抵抗し、一時的に距離を置き、また別の角度から話をし、といった具合に、「関わる」ことを決して諦めなかったのではないでしょうか。

2022年上半期、あなたのあの「関わり」への努力は、じわじわと報われます。相手がいきなり態度を変えてくれる可能性もありますし、今まで批判的だった人々の中から、理解者や賛同者が現れ、味方が増え始めます。これまで力を貸してくれなかった人が、突然経済的な支援を申し出てくれるかもしれません。あなたが密かに願っていたチャンスを、まるごと「提案」してくれるかもしれません。あなたがこれまで「関わりを諦めなかった」ということ自体が、今、大きな信頼を生み出そうとしています。その信頼が形になったような「ギフト」を、2022年上半期、あなたは受けとることになるはずなのです。「日々関わっている人々とは、違う意見を持つ」ということは、とても辛く、孤独なことです。でも、あなたは相手のために妥協することも、目標のために人を切り捨てることもしませんでした。その努力の成果が、ここで受け取れる「ギフト」です。

2022年5月から6月の中で、前述の「宇宙船を飛ばす」夢の突破口が開かれるかもしれません。あなたの夢を叶えるために「まずは行かなければならない場所」へのチケットが手に入ります。2022年は全体を通して、あなたにとって熱い夢と希望に満ちた年です。特に上半期は、その夢と希望に近づくために必要な「旅費」を、今まで敵対していた人々から受け取ることができるタイミングなのです。


[時期について]

1月はとても楽しそうです。やりたいことができますし、「やるべきこと」の中に「やりたいこと」のカケラをどんどん持ちこんで自分の好きな色に塗り替えることもできるかもしれません。日々がとても愉快に、明るく感じられる時です。また、懐かしい人との「再会」の気配も濃厚です。

1月末から3月頭は非常に忙しい時期となっています。一気にタスクが山盛りになり、毎日バタバタ駆け回るような状態になるかもしれません。1月中に少し緩みすぎて遅れた部分があれば、2月になると一気に取り返せるでしょう。「やるべきこと」がハッキリ見えて、そこに全力投球できる時です。
一方、このところ体調が悪かったり、心身の調子が不安定だったりした人は、この時期に「自分のメンテナンス」をしっかり行えそうです。休養をとり、英気を養うとともに、生活や働き方、役割分担などを根本的に見直して、今の自分に合った生活を構築し直すことができるでしょう。

3月から4月半ばは、人間関係に熱がこもります。人との出会いに恵まれますし、すでに関わっている人々との関係も大いに盛り上がるでしょう。人と顔をあわせる機会が増え、打合せや相談事、交渉なども熱い展開を見せます。ガンガンわたりあって、相手の真意に近づくことがポイントです。

4月から5月は「人から受け取るもの」が多いタイミングです。この上半期全体を通して「ギフトの時間」なのですが、特にこの春の時間は、素敵なものを次々に受け取れるでしょう。「ギフト」は文字通りのモノのプレゼントの可能性もありますし、仕事を引き継ぐ、名誉な役割を受け継ぐ、といったこともあるかもしれません。あるいは、誰かがあなたのためにチャンスを用意してくれたり、オファーを受けたり、提案を受けたり、といった展開もあるだろうと思います。「他者が自分のために差し出してくれるもの・話」が、この時期のメインテーマです。ひとつひとつ深く吟味した上で、新しい世界への鍵となる申し出を選び取りたいときです。

5月以降は一気に「学びと冒険の季節」に突入します。自由に遠出できる社会的な条件が整っていれば、ここから2023年前半にまたがって、かなりスケールの大きな「遠出」をする人が少なくないはずです。また、もしまだ遠出が難しい状況だったとしても、新しいジャンルを開拓したり、未経験の世界に足を踏み入れたりと、なんらかの形で「今までとは別の風景」を見ることになるだろうと思います。新たな勉強を始める人も多いだろうと思います。

5月後半から6月は、何かと素敵なチャンスに恵まれるタイミングでもあります。「役得」のようなことも多いかもしれません。自他を比較することなく、自分の力を信じて、のびのびと機会を掴みたいときです。


[愛について]

2021年は「パートナーシップの年」で、特別な出会いに恵まれた人も少なくなかったはずです。その関係を2022年上半期は、着実に育てていけるでしょう。たとえば植物を育てるには、その植物に合った世話をする必要があります。あれこれ世話を焼きすぎても逆効果ですが、常に気をつけて世話を怠らないようにしないと、枯れてしまいます。この時期のパートナーシップもそれに似て、「お互いの関わりにふさわしい手間のかけ方、頻度、方法」を丁寧に学び、馴染ませていくプロセスをたどることになるかもしれません。「やりすぎ」「やらなさすぎ」の誤解を解消しながら、二人でいて本当に幸福になれる道を探り当てていけるのです。

上記の通り、2021年は出会いの時間、パートナーシップの時間だったとは言え、現実的に「人と会う」こと自体が難しい時間だったこともあり、「出会えない」状況に苦しんだ人もいるだろうと思います。ただ、行動が制限されることによって、逆に自分の望みに気づかされる、ということはよくあります。制限されたからこそ「世の中の状況が変わったら、絶対に動こう」という決心を固めた人もいるのではないでしょうか。この時期「制限によって火がついた情熱」は、現実的な結果に結びつきやすくなっています。遅くとも2023年までには、「誰かとともに生きたい」という願いを叶えられるはずです。

愛に追い風が吹くのは1月、出会いにも恵まれやすいタイミングです。さらに1月末から2月頭、2月半ば、3月から4月半ば、フリーの人にもカップルにも、愛のドラマを進展させるきっかけを掴みやすい時間帯となっています。


[目標・仕事について]

2019年頃からより自由な、自立した、新しい活動のあり方を模索してきた人が多いはずですが、2020年から2021年にかけては「ハードル」のような人物が常に存在したかもしれません。たとえば、新しいことに挑戦しようとすると「そんなのは非現実的だ」「できるわけがない」などと批判・反対してくる人がいたのではないでしょうか。人生の早い段階で「自分の志望に、親が反対してくる」という経験をする人は少なくありませんが、それに似た状況にぶつかった人もいるかもしれません。
もし、このような事態に心当たりがあるなら、2022年上半期はこのような「ハードル」が徐々に低くなっていく時間と言えます。反対者・批判者からのプレッシャーが緩み、やりたいことをやる方向へと心が解放されてゆくのです。この変化はおそらく、あなたがこれまで丁寧に説明し、説得し、自問自答しながら軌道修正を試みてきたから起こるものです。あなたは自分への批判や反対も、これまで努力して「受け入れよう」としてきたのではないでしょうか。もちろん、「反対されたからすぐ諦める」ことは考慮しなかったはずですが、それでも「聞く耳を持たない」状態は避けたかっただろうと思うのです。そんなあなたの粘り強いスタンスが、ここで大きく実を結びます。理解者が増え、敵が味方になり、積極的なサポートが得られるようになっていきます。

さらに、2021年11月から、日々担っている役割や仕事において、楽しいことが増えてきているのではないでしょうか。この「楽しさ」は2022年3月頭にかけて、どんどん膨らんでいきます。辛いだけのタスクをより面白く楽しいものに変えたり、重すぎた負担を軽減したり、といった試みができる時です。「ラクをすること」を罪悪視する人が少なくない世の中ですが、長く続けていくためには、「ラクに呼吸ができる」「気楽に取り組める」状態を作ることは、とても大事なのです。この時期、いい意味での「ラク」を、日々の任務の随所に組み込めそうです。

忙しくなりそうなのは1月末から3月頭です。また、5月末から6月、素晴らしいチャンスが巡ってきそうです。
5月頭、特別なミッションがスタートする気配があります。願いを叶えるチャンスです。

[家族・人間関係について]

2022年上半期、出会いや関わりを作ることに対して「努力する」「がんばる」という意識を持つ人が多いかもしれません。人間関係は、イメージしている状態と、実際にやってみた状況とは天地ほどの差があります。
他者は基本的には「不可解な存在」です。自分とは違う存在だからこそ惹かれ、ともにいたいという気持ちが生まれる一方で、どんなに好意があってもどうしても解り合えない部分、謎の部分が存在し続けます。どんなに長く付き合っても「こういうとき、どうしたらいいかわからない」という戸惑いや悩みから完全に解放されることは、ないのかもしれません。
2022年上半期は特に、「この人のこういう部分に、どう付き合えばいいのだろう?」「こういう場面では、どんな対応をすればいいのかな?」というとまどいを感じる場面が多そうです。でも、これは決して「悪いこと」ではありません。むしろ、これはあなた自身が人との関わりにおいて「急成長を遂げつつある」ことを示しています。この上半期に大切な人との関わりの中で疑問を感じたり、悩んだりするのは、あなたの誠実さや真剣さの表れなのです。また、ここでの疑問は必ず、時間をかければ超えていくことができます。疑問を超えたその先に、より強く確かな繋がりを見つけることになるのです。

いつも非常に近い距離にいるなら、この時期は、大きな絵の全体像を捉えようとする人のように、少し後ろに下がって接するのも一案です。逆に、いつもなんとなく距離を取りがちなら、ぐっと近づいて接することになるかもしれません。ポイントは「いつもとは少し違った接し方になる」という点です。距離感が変われば、見えるものも変わります。第三者の意見を聞くことで、視野がからっと変わる、といったことも起こるかもしれません。

家族や身内との関係では、特に年明けから3月頭にかけて、「役割分担」が大きなテーマになりそうです。あなた自身が気持ちよく、ここちよく暮らせているかどうかを考え、もし窮屈だったり、無理が多かったりするなら、それを解消する方向で身近な人と調整を重ねていけるのです。「自分さえガマンすればいい」という発想を抜けだし、「自分も含め、みんなが暮らしやすい状態」を実現する方向に動けるタイミングです。

[お金について]

間接的な追い風が吹くときです。たとえば、パートナーの経済状態が劇的に好転する、といったことが起こるかもしれません。あるいは、普段関わっている人々の経済状況がよくなり、そこから影響を受ける形であなたのお金の巡りもよくなってくる、といった変化があるかもしれません。意外なサポートを受けたり、融資を受けることになったりする可能性もあります。この時期だけで貸し借りナシの状態にしようとするのは、あまり意味がありません。できるだけ長い目でものごとを捉え、「今はお世話になっておこう」「ここは気持ちよく受け取っておこう」といった判断が必要になりそうです。

特に4月から5月にかけて、経済活動に変化が起こりやすいタイミングとなっています。お金の損得自体よりも、それを包み込んでいる人間関係や人の心に注目するとき、「何を選択すべきか」がわかりやすいはずです。