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人はしばしば「人生の二択」に陥ります。
恋人を選ぶか、親の意見を選ぶか。新天地を選ぶか、故郷を選ぶか。A社を選ぶか、B社を選ぶか。続けるか、辞めるか。カレーか、オムライスか。
選択肢を複数並べて、「あれか、これか」と考えるわけですが、そこにはしばしば、奇妙な落とし穴が潜んでいます。
一番多いのは「その二択を設定することによって、他の、本当に向き合わなければならない問題に取り組むことを回避している」ケース。
さらに、「どちらかを選べばどちらかは選べない」わけではない、というケースもあります。
白黒はっきり付ける、ということは、一見、すがすがしく潔い態度に見えますが、現実には「なにかから目を背けるために、敢えて二択だと思い込もうとしている」場合も、結構あるのです。
こうした場合は、どちらを選んでも、結果的に後悔することも少なくありません。
つまり、「二択っぽいけれど、実は二択ではなかった」のです。
わかりやすい「二択」というワナにはまってしまった、と言えるかもしれません。
2013年上半期、もし「二択に出くわした!」と感じたなら、ちょっと疑ってみて下さい。そこには、本当に「第三の道」は存在しないのでしょうか。
この時期、「自分が根を張る場所」と、「未来に向かって目指していきたいもの」とが、互いに拮抗している感じがするかもしれません。
でも、星の様子を眺めてみると、どうしても「どちらか一方だけを選び、どちらかを完全に諦める」というふうには、見えないのです。
むしろ、どちらをも活かす道があり、そこでは、大切なものを守ると同時に、大切なものに甘える事も必要だ、ということが見て取れます。
一見曖昧だったり、グレーだったり、わかりにくかったりするように思える答えを、ひとつひとつ、その場の現実に合わせて丁寧に選んでいくことが、「夢を殺さない」「大地を裏切らない」ことに繋がっていくのだろうと思います。
時期的なことを少し申しますと、まず1月は人間関係がとても熱くなっています。
刺激的な出会いや、自分の役割を評価してくれる熱い人との関わりが活性化します。あるいは、ストレートに闘わなければならない場面もあるかもしれませんが、その闘いはあなたの立場を強化したり、あるいは今のあなたの実力の大きさを確認させてくれたりするだろうと思います。つまり、とても「役に立つ」闘いであるはずです。
2月には誰かのサポートをすることによって、思いがけない大きな対価を得たり、あるいは、非常に貴重な「形のないもの」を受け継いだりすることになるかもしれません。この「形のない、貴重なもの」は、例えば「名前」であったり、名誉であったり、ある種の関わりであったり、技術や歴史、思想であったりするのかもしれません。
3月は遠い場所に出かけていく人が多いと思うのですが、この「出かけていくきっかけ」や「出かけたことによって得られるもの」は大変ドラマティックです。あなたの人生に大きな影響を与えるような経験ができるかもしれません。
4月から5月は、個人的に大切に思える恋人や友達などとの交流が深まり、強い絆を感じられる時です。
自分を取り巻く「場」の貴重さを痛感させられたり、これから自分が担っていかなければならないいくつかの人生の大きさに感動させられたりすることになるかもしれません。
6月は、未来と過去が行き来するような不思議な時間帯です。
ここでは、冒頭に述べたような「2タクのように見える命題を解体し、第三の道を模索する」プロセスが勢いよく進むだろうと思います。
愛情関係については、5月後半に大きなターニングポイントが置かれています。
この時期、愛のために必要な条件や愛にたどり着くためのきっかけに巡り会う人が少なくないでしょう。
また、パートナーがいる人も、愛を育む上でどうしても必要なことに気づかされると思いますが、この出来事は非常に開放的な場で起こるのではないかと思います。
愛に追い風が吹くのは、2月、3月下旬から4月半ば、6月末から1ヶ月ほどです。