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「みんなと同じようにする」ことは、自分を守ることもありますが、
必ずしもそうでない場合も、大いにあります。
たとえば恋愛は、「みんなと同じようにする」という方針のもとでは、
なかなか、生まれにくいだろうと思います。
だれも、自分の「恋愛の始まり」を、他人の目にさらしたりはしないからです。
大傑作を作って世に出たいクリエイターやアーティストもまた、
「みんなと同じようにする」方針では、その夢を叶えることはできないでしょう。
人々は創造的な作品に対して、何か異常なもの、意外なものを求めているからです。
2019年上半期、獅子座の人々は「みんなと同じようにする」という価値観から、
どこまでも勢いよく脱出しようとするだろうと思います。
ですがその一方で、この素晴らしい勢いをどのように運用するか、ということも、
同じくらい、重視し始めるだろうとも思うのです。
たとえば、会社勤めからフリーランスになったなら、
自分の労働時間や生活のタイミングを、全て自分で決めなければなりません。
私自身、経験があるのですが、何もしなければ24時間仕事モードで、
昼夜がすぐにひっくり返り、体調がおかしくなり、気分が落ちこみます。
「多くの人とは違った自由」を手に入れたら、それをマネジメントしなければ
せっかくの「自由」自体が、その価値を削がれてしまうわけです。
大恋愛をしたら、頭が愛する人のことでいっぱいになりますが、
その切なさや恋心で、日常生活ややるべきことがおぼつかなくなれば、
かえって、愛する人を守ることができなくなってしまうでしょう。
どんなに斬新な作品を書く作家でも、〆切を落とせば、出版自体が危ぶまれます。
人と違ったことをしようとするときほど、それを支える生活リズムや規範意識、
責任感や現実的なマネジメントへの眼差しが必要になってくるわけです。
2019年から2026年頃にまたがって、獅子座の人々の中には
「ブレイク」を遂げる人が少なくないでしょう。
キャリアにおいて大躍進ができますし、念願の独立を果たす人も入るはずです。
また、2019年は獅子座の人々にとって、愛と自己表現の年です。
大恋愛をする人、パートナーを得る人、子どもを授かる人もいるでしょう。
どれもそれだけで十分、頭がいっぱいになるような出来事です。
全ての恋愛は似通っていますが、「完全に同じ」恋愛はひとつもありません。
子育てもまた、みんなで経験を共有できる一方で、こどもも親も千差万別、
「全ての子育てに完全に当てはまること」など、多分ひとつも存在しません。
「創造性」は、「正解のない世界で、自分なりの答えを出す」ということです。
これもまた、「みんなと同じように」の方針では、立ちゆかないのです。
子どもの頃、学校では常に「みんなと同じように」を強制されるのに、
大人になってからは「自分らしさ」を問われることに、疑問を抱く人もいます。
ですが、もしかすると、子どもの頃に求められる「みんなと同じように」は、
いざ「個性」を発動させようとしたとき、それが単なる無軌道にならないように、
自分の荒ぶる個性のエネルギーを、うまく管理し守る力を育てたい、
という意味合いがあるのかもしれません。
いずれにせよ、2019年上半期、あなたは誰とも違った、あなただけの大活躍、
あなただけの大恋愛、あなただけのクリエイティブな世界へ足を踏み入れます。
「他の誰とも違っている自分」をどう生きるか、それが、この時期のテーマです。
・時期について
1月から2月は、旅に出る人が少なくないでしょう。ずっと行きたかった場所に行ける時期です。過去七年ほどの準備を経てようやく「その場所」に行けるようになる、という人もいるかもしれません。
この時期はさらに、不思議と「物事がなんでもうまくいく」感じがあるのではないかと思います。大きな上昇気流にゆっくりと乗せられていくような、確かに自分の意志で動いているのだけれども、それ以外の大きな流れに押しだされていくような、そんな手応えが感じられるだろうと思います。
2019年は一年を通して楽しいことの多い時期なのですが、この年明けから2月にかけての時間帯は特に、楽しいこと、夢中になれることがたくさん詰まっているはずです。
2月半ばから3月にかけては、一気に忙しくなります。新しいミッションがスタートするタイミングで、これまでとは全く違った活動に取り組みたくなるでしょう。
社会的立場がこの辺りを境にがらっと変わってしまう可能性もあります。ここから向こう七年ほどの中で、あなたの社会的立場や活動のあり方は様変わりするはずです。
3月は「人に恵まれる」時期でもあります。人と会う機会が多くなりますし、人からもたらされるものも増えるでしょう。好きな人に会える時期です。自分から積極的に声をかけて人に会い、新しいチャンスを生み出すことができます。
4月はどんどん外に出て行ける時です。「人を集めて活動する」という感じもあります。ネットワークやチームを自分が発起人となって設立する、という人もいるでしょう。友だちや仲間と一緒に行動する場面が増えるでしょう。自分一人では行けないような場所でも、仲間と一緒なら行けるかもしれません。
5月はかなり忙しい時期となっています。自分のポジションや立ち位置を確認しながら動いていくことになりそうです。人から認められたり、何かを正式に「任命」されたりするような場面もあるかもしれません。
6月はここから先の計画をしっかり立ていたいときです。やりたいことがたくさんあっても、なんとなく日々の慌ただしさに流されて、なかなか実現できない、ということになってしまうと、この時期の大きなうねりが勿体ないのです。特に、2019年下半期の計画を再度練り直すことで、他者や雑務にジャマされずに、あくまで自分のしたいことをやり遂げるための道筋を作れます。
・愛について
2019年は、獅子座の人々にとって一年を通しての「愛の季節」です。フリーの人も、カップルも、愛に関してはとても発展的で嬉しいことの多い時間をすごせるでしょう。
愛を探している人は心から愛せる人に出会えますし、カップルはお互いの愛を更に強く深いものへと育てて行くことができます。
愛に関する価値観や考え方そのものが変わる時期でもあります。もし、今まで愛に関して上手く行かないことがあったり、内面的な問題が原因で愛に踏み出せなかったりしたならば、この時期、そうした壁を突破してゆけるでしょう。愛に関して学ぶ人、「師」に出会って愛の道に導かれる人もいるはずです。
ただ単に好き嫌いを表明するとか、ときめきを感じるとかいうことを越えて、どこまで他者の人生に関わることができるか。そのことを強く意識し、学ぼうという姿勢を持てる時です。
たとえば、子どもを持った人は子育てについて学ぼうとしますし、子どもを愛する方法について深く考えます。ですが恋愛や結婚に関しては、そうした「学びの姿勢」を持つ人は、あまり多くありません。でも、おそらく恋愛やパートナーシップに関しても、初めて子どもを持った親と同じくらい、私たちは無知なところがあるように思います。この時期は、「愛に関して、自分がよく知らないことがある」という自覚こそが、愛へのいちばんの近道となるかもしれません。
特にこの上半期では、1月から2月頭、3月から5月半ばに強すぎるほど強い愛の追い風が吹くでしょう。
・住処、家族、人間関係について
2018年は居場所や家族に関することが大きく動いた年だったのではないかと思います。2019年に入ると、2018年に作った環境をきちんと軌道に乗せていくことがテーマとなります。
さらに、これまでの身近な人たちのために全力を注いでいた状態から、今度は自分の時間を確保していく流れにシフトしていける時期でもあります。「自分の望みを叶えなければ、周囲の望みも叶わない」ということを意識し始める人が多いだろうと思うのです。
家族や居場所に関しては5月半ばに、何らかの大事な節目が訪れそうです。あなたが今取り組もうとしていることを、身近な人たちが理解してくれるかもしれません。
人間関係に関しては、1月半ばから2月中旬にかけて、前向きな展開が起こりそうです。特に1月下旬は、お互いの関係に新しい光が当たるような、互いの関係性が少し不思議な経緯を経て変わっていくような、そんな出来事が起こるかもしれません。
3月は人から好意を寄せられたり、自分から好意を伝えたりすることのできる時です。恋愛に限らず、いろいろな場で「仲良くしたい」という思いを確かめ合えるでしょう。
・仕事、勉強について
2月半ばから大きく動き出し、3月上旬にはっきりしたターニングポイントが訪れ、そこから今までとは全く違った景色の中に入っていくことになりそうです。
ここで起こる変化は一時的なものではなく、ここから7年ほどの中で次々に新展開を見せることになります。キャリアにおける「大ブレイク」をここから7年の中で経験する人が少なくないはずですが、この3月上旬はそうした道のりへの「出発点」なのです。
3月は非常に忙しい時期となりますが、その多忙さの中にたくさんの「夢の種」が潜んでいます。人の意見を大切にしつつも、常に自分のやりたいことを見失わないようにする意識が大切です。
勉強に関しては、過去7年ほどの中でちょっと変わったことを学んできた人も多いかもしれません。今年はその軌道を少し修正し、これまでよりもオーソドックスなこと、「王道」と言えるようなことに学びの場をシフトすることになるかもしれません。
1月から2月半ばは精力的に学べる時期ですし、3月下旬から5月前半も、とても楽しく学べる時期となっています。
キャリアにおける目標が変わることで、学ぶべきテーマが変わる可能性があります。
・お金について
2月中旬から4月中旬にかけて、経済的な関係性を大きく整理していくことになるかもしれません。貸し借りを精算したり、人との経済的な負担のバランスを調整したりすることができる時です。
経済面における不安を人と共有したり、パートナーの経済活動の中で不明な点を確認したりと、「人間関係」の中でお金について考えることができます。
この時期は趣味や遊びに力がこもる時期なので、お金の使い方が大きく変わる場面もあるでしょう。「何のために倹約をするのか」「倹約したお金を何に使うのか」といった本質的な問題を再考する人もいるはずです。
見栄のためにお金を使うと、この時期は際限がなくなります。自己表現としての散財ではなく、自分を充足させるための経済活動を考えたいところです。
・健康について
2017年の終わり頃から、慢性的な健康問題や加齢による体質変化と向き合ってきている人が多いはずです。特に、年齢をかさねると誰もが体型や体調の変化に向き合うことになるわけですが、「アンチエイジング」ではなく「エイジング」のほうに舵を切ることができる時期と言えます。
2018年中に無理を重ねてしまった人は、1月に意外な形でその無理が体調不良として現れるかもしれません。自分の生活全体を見直し、負担の軽減を図る必要がありそうです。
「時間の使い方」と健康は、この時期あなたが向き合うべき大きなテーマの一つです。日々の時間をどう使うか、ということは、人生をどう生きるか、ということに直結しています。自分を苦しめ押さえつけるような時間の使い方を選んでしまっている人は、ここでそれを大きく方針転換出来るはずです。