2019年獅子座の下半期の占い

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自分自身の才能について、もっとよく知ろうとする。

「やるべきことをやる」。
この言葉から、あなたならどんな種類の行動を思い浮かべるでしょうか。
周囲の人の世話をしたり、頼まれた用事を済ませたり、
自分が引き受けている義務や責任を果たす、といったイメージが浮かぶかもしれません。
あるいは、自分の掲げている目標のために練習をしたり、才能を磨く工夫をしたりと、
自分の願いを叶えるためのあらゆる努力を思い浮かべる人もいるでしょう。
さらに、両者が完全に一致している人もいます。
たとえば、アーティストが自分の作品の世界を拡げようとすることは、
ファンのために義務を果たす営為でもあります。
自分の夢が自分だけのものでない場合、自分のためにやるべきことと、人のためにやるべきことが、
ぴったり重なり合う場合があるのです。

2019年下半期、あなたの意識は主に「自分のためにやるべきこと」に向かうようです。
自分の才能や適性について「もっと真面目に考えよう」という気持ちが湧いてくるかもしれません。
才能を引き出すにはどうすればいいか、才能をどう鍛え活かすか、といったことが生活の中心に置かれます。
たとえば、有名な俳優が楽屋に加湿器や特別な飲み物など様々なものを用意させる、
というようなエピソードを見て「何とワガママなんだろう」と嫌悪感を抱く人は少なくありません。
でも「自分の才能を最大限に発揮するためには、何が必要か」をはっきり知って、
それを要求できるところに要求することは、まぎれもなく彼らの仕事の一部です。
そして、有名人などでなくとも、私たちの誰もが、自分自身の「必需品」を知っておくことができます。
もちろん、経済的な事情などから「出来る範囲」は限られていますが、
それでも私たち自身が自分の才能やコンディションに関心を持ち、そのためにできることを工夫することは、
本当は、ワガママでもなんでもないはずなのです。

「プライベートなこと」のすべてを、甘えや怠けと感じてしまう人も、現代社会では少なくありません。
家族の世話や子育てなどに時間を割こうとするとき、
職場の人々から「甘えるな」と責められる、という話をしばしば目にします。
子育てや介護などは充分以上に社会的な営為なのですが、
今の世の中ではまだまだ、そうした社会的視野を持てない人も少なくないのです。
でも、自分の才能の発掘に責任を持つことも、プライベートに時間を割くことも、
実際はとても大切なことであり、必要不可欠なことなのです。
それは権利であるだけでなく、社会的な義務にもちゃんと繋がっています。
2019年下半期、あなたは自分の才能や愛のために「何が必要なのか」を知ることになるでしょう。
何があれば機嫌が良くなり、どんな条件下でもっとも才能を発揮できるのか、
そのことを探究して発見できるでしょう。自分の才能やニーズについて知ることは、
自分の本当の義務について知ることと繋がっているのです。

・時期について
7月から8月は、何が起こってもおかしくないような盛りだくさんのタイミングとなっています。新しいことに挑戦する人もいれば、過去を振り返った上で未来に向けて大きな仕切り直しをする人もいるでしょう。人が多く集まってきますし、自分からも様々に働きかけたくなるはずです。

8月下旬になると夏のドラマティックな雰囲気が一段落し、ホッと一息つけそうです。経済面での動きが大きくなる時期ですが、不要品を処分したりと、むしろ「スッキリする」展開もあるかもしれません。「必要なものを手に入れる」のではなく「真に心が満足するものを手に入れる」という方向で、物質的な生活の条件を改められる時です。

9月から10月頭はコミュニケーションが豊かに広がる楽しい時期となっています。知的好奇心がきっかけとなって遊びにでかける機会も多いでしょう。

10月半ばからは勉強に精が出る時期でもあります。特に、普段「この分野はちょっと苦手で、不安だな」という意識を持っていた部分を、思い切ってしっかり学ぶことができるようです。日常的に使う知識であるにもかかわらず、部分的に「穴」となっていたようなテーマをつぶしていける時です。

10月から年末に跨がって、家族や居場所に関して取り組むべきテーマがありそうです。引越や家族構成の変化などが起こりやすいタイミングです。「どんな生活がしたいか」ということは、2020年にかけての獅子座の一大テーマとなっていますが、その「生活」の基盤となるインフラを調えられるのが、ちょうどこの10月から年明けの時間帯なのです。

11月はキラキラした雰囲気のある、とても楽しい時期となっています。遊びや趣味にも勢いが出てきますし、クリエイティブな活動をしている人は2019年の「集大成」のような取り組みに着手できるでしょう。

12月から、一気に忙しくなるかもしれません。周囲の人々のために「やるべきこと」が増えそうです。ここまで「やりたいこと」に注力してきた人は、たとえば趣味が仕事に変わるようなシフトを経験することになるかもしれません。
年末年始は「人に恵まれる」時期です。人間関係に温かな好意が満ちてきて、幸せな年の暮れを過ごせそうです。

・愛について
2019年の獅子座のテーマは「愛」であり、この下半期を通してのテーマとなっています。フリーの人も、カップルも、片思い中の人も、辛い恋愛に苦しんでいる人も、何らかの形で愛の世界を思いきり生き、今の自分にふさわしい前進を見ることができるでしょう。

たとえば、結婚を通して愛を学ぶ人もいれば、離婚を通して愛を学ぶ人もいます。この時期の「愛」には非常に真実な成長という要素が含まれていて、表面的な「いいこと・わるいこと」の枠組みでは捉えられない進展が起こるはずです。
依存や保身のような、愛では無いものと愛がすり替わっている場合は、関係が破綻する可能性もあります。一方で、幼い恋愛観に縛られて身動きが取れなかった人は、成熟した自由な恋愛の世界に歩を進めることができるかもしれません。
子どもを授かる人も少なくない時期です。この時期の「愛」というテーマは、恋愛だけでなく家族愛やその他、全ての愛情に関係しています。

年末まで強い愛の追い風が吹き続けますが、特に愛が大きな盛り上がりを見せるのは7月末から8月半ば、11月です。11月下旬に愛のキッカケを掴む人もいるでしょう。

・住処、家族、人間関係について
11月半ばから年明けにかけて、居場所や家族に関する大きめの動きが起こりそうです。引越や家族構成の変化などが起こりやすいかもしれません。大掃除はかなり早めにスタートするでしょう。プロに依頼してドラスティックな生活環境の整備をする人もいそうです。

家族間での「役割分担」については、細かくしっかり検討する必要がありそうです。たとえば誰か一人が犠牲となるような生活のあり方は、ここから2020年にかけて、完全に解消されていくでしょう。

人間関係については、9月半ばから10月上旬、コミュニケーションがゆたかに広がる楽しい時期となっています。また、年末も「人に恵まれる」楽しい時期となるでしょう。

・仕事、勉強について
2017年の終わり頃から、仕事に関してコツコツ努力を続けて来た人が多そうです。この努力のプロセスが一応のゴールにたどり着くのが2020年年末なのですが、そのプロセス全体から見ると、この2019年下半期は「大きな山場にさしかかるタイミング」と言えます。スタートの頃の不安定さやぎこちなさは抜けだしていて、だいぶこなれてきていますし、だんだんと「どんなゴールを目指しているのか」が具体的にわかっています。さらに、12月以降は不思議な勢いが出てくるでしょう。頑張りが実を結んで、周囲から必要とされ、頼られる場面が増えていくはずです。

勉強や研究活動などの知的活動については、9月半ばから11月半ばにかけて、勢いが出ます。精力的に学び、多くを身につけられるでしょう。

・お金について
8月半ばから10月頭にかけて、動きの大きい時です。特に8月半ばから9月半ばは「欲が出る時」となっています。欲しいものがどんどん視野に入りますし、稼ぐ意欲も倍増しそうです。

・健康について
2017年の年末頃から健康についての努力を重ねてきた人は、この下半期あたりで成果が出始めるようです。どんな健康法でも、ダイエットでも、継続して初めて結果が出ます。短期的に結果が出るとうたうメソッドもありますが、大抵はリバウンドしてしまうものです。「少しずつ、長く続ける」というテーマは、2017年の終わりから今に至るあなたの世界でのメインテーマとなっているはずなのですが、2020年いっぱいまで続いていくこのプロセスにおいて、ちょうど「結果が出てきて面白くなってくる」タイミングがこの下半期なのです。
もちろん、この下半期から何かを始める人もいるでしょう。7月半ば、12月下旬などが新習慣などの「スタート」の時間となるかもしれません。