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「あなたの好きにしていいよ」と言われるより、
「私のこういう願いを叶えて欲しい」と言われる方が、あなたはもしかすると「燃える」かもしれません。
だとするなら、2021年は俄然「燃えてくる」年です。
ほかならぬあなた自身の力で、誰かの願いを叶えることができるからです。
あるいは「願いを叶える」が少し大袈裟でも、
「人を助けることができる」「誰かの役に立てる」場面がとても多い時間となるはずです。
必要とされることを通して、あなたはこの世界における自分の立ち位置に自信を持てるでしょう。
「ここが自分の持ち場だ」という実感を、深い満足とともに味わえるでしょう。
2021年は年明けから、どんどん忙しくなりそうです。
行動範囲が広がりますし、「あれもこれもやりたい!」というふうに、やる気を刺激するタスクが積み上がります。
あなたにとって「なにをすればいいかわからない」「次の段取りがはっきりしない」ことは、
とても辛いことだろうと思います。
その点、2021年はあなたの得意分野、独壇場です。「次にやるべきこと」が、常に明確になっているからです。
もっとも、1月から2月は、2020年のバックログの始末に追われる感じが強いかもしれません。
ですが3月からは、一気に大活躍の舞台に躍り出ることになります。
かねてやりたかったことに着手するなど、心から納得できる「新しいアクション」を起こせるでしょう。
思うに2020年は、「好きなことをやっていいよ」と言われたような年だったかもしれません。
フリーハンドでものごとを決めたり、自分のアイデアだけで前進したりする場面が多く、
迷ったり悩んだりすることもあったのではないでしょうか。
2020年は「愛の年」でしたが、あなたは愛を言葉で伝えるよりも、
風邪を引いた恋人の看病をする方が、どちらかといえば自然に愛を込められる方だろうと思うのです。
2021年のあなたの愛はおそらく、言葉や花束ではなく、
とても役に立つサポートやナイスタイミングのアドバイス、肝心な時の助け船のやりとりで交わされます。
腕まくりして「わかった、ここはまかせて!」という笑顔で、愛する人に気持ちを伝えられる時期なのです。
あるいは、相手のサポートを受けて「本当に助かったよ、ありがとう」と伝える時、
相手がその愛に心から満足してくれるのかもしれません。
5月半ば以降、あなたは「パートナーシップと人間関係」の世界に歩を進めることになります。
公私ともに出会い、人間関係に恵まれる時間ですが、ここは同時に「謎が解ける時間」となるかもしれません。
2012年頃から、人間関係やパートナーシップに関して、ある種の「謎」を抱えてきた人は、
このあたりから、その当事者達が心の秘密を「種明かし」しはじめる気配があるのです。
相手が何に悩み、何に戸惑ってきたのか、そのことが分かりはじめるのかもしれません。
あるいはあなた自身が、「その人」との関係において何を思ってきたのか、分かってくるのかもしれません。
・時期について
1月から2月は、「遠出」の時間となっています。例年ならば「旅に出る人が多いでしょう」と書くところですが、今はまだ、遠く旅に出ることが難しい世の中です。それでも、新しいことを学び始めたり、未知の世界に足を踏み入れたりするような、言わば「精神の遠出」は、この状況でも可能なはずです。視野を拡げ、学び、まだ知らないものに触れることができそうなタイミングです。
さらに、1月から3月前半の中で、自分の「役割」を設定しなおす人が少なくないでしょう。
新しい任務を引き受けることになったり、周囲との役割分担が大きく変わったりするのかもしれません。日常生活のあり方も、これによって大きく変わるでしょう。
2月は「一度立ち止まって、日常のあり方や日々の任務の内容を考えなおす」ような時期でもあります。日ごろムリを重ねていた人は、ここで体調を崩しやすいかもしれません。先を急がずしっかり休養をとるとともに、「ムリを重ねている」状況そのものを見直すことも重要です。
2月後半から3月は「人に恵まれる」時期となっています。公私ともに素敵な出会いが多いでしょう。
ここで掴んだ小さなきっかけが、5月以降大きなドラマに発展していく可能性も。
3月から4月は、仕事や対外的な活動に関して、「大チャレンジ・大勝負」の時間となっています。
非常に忙しくなるでしょうし、その分、大きな成果を挙げられる時でもあります。
経済的な支援を受けやすいときで、それによって活動の幅を拡大できるかもしれません。
4月後半から6月は「人」に多くの時間を割くことになりそうです。
チームを結成したり、何らかのネットワークやサークルに参加したりと、集団的な結びつきを作っていける時期となっています。最初は摩擦や衝突もあるかもしれませんが、6月には「丸く収まる」ことになるでしょう。
5月半ばから7月は、一対一の人間関係にも、大きな転機が訪れます。公私ともに重要な出会いがあり、あるいは「再会」が実現しそうです。
ここでの人間関係のドラマは、ここだけのことにとどまりません。2021年の年末から2022年にまたがって展開していく、スケールの大きな物語です。
[テーマ別ひとことコメント]
・愛について
2020年は「愛の一年」でしたが、2021年は中ほどから「パートナーシップの時間」に入ります。
2020年に「なにもなかった」という人も、2021年半ばに何らかのきっかけを掴み、年末から2022年にかけて願いを叶える、といった展開が期待できます。
2020年は確かに「愛の季節」ではあったのですが、抑制的な力が働いていた部分もありました。たとえば「チャンスはたくさんあったけれど、どれも納得できるものではなかった」とか、「警戒心が強すぎて、チャンスが来てもスルーしがちだった」「コロナなどの厳しい状況があり、思ったように動けなかった」といった人も多かったはずです。
ただ、大きな災害や社会的な問題が起こると、多くの人が「自分の人生は、このままでいいのだろうか?」という視点を持つ傾向があります。過去には恋愛やパートナーシップについて否定的だったけれど、2020年の体験を通して「誰かと出会いたい」という思いを持った人も少なくなかっただろうと思います。
2021年は、愛に対する懐疑的な態度や否定的な気持ちが小さくなり、積極的に動きやすくなる時間と言えます。
年明けは特に、かなり開放的にアプローチできそうです。
さらに2月後半から3月は、出会いの気配が非常に強い時期です。
そしてなんと言っても5月半ばから7月は、「パートナーシップの時間」となっています。
これらの期間に出会いを見つける人も少なくないでしょう。
職場恋愛や日常生活の中での出会いの可能性もあります。また、紹介やマッチングサービスなど、仲介者を得ての出会いも期待できる時です。
既にパートナーがいる人は、年明けは愛に溢れる、とても楽しい時期となるでしょう。素直に愛情表現ができますし、一緒に楽しみたいという気持ちが強まります。
さらに2月半ばから3月は「お互いに歩み寄る」ことが容易な時期です。倦怠感があったり、すれ違ったりしていたカップルも、ここで愛を蘇らせることができるかもしれません。
5月半ばから7月は、パートナーシップがひときわ大きく成長する時間となっています。
2012年頃からパートナーとの間に漠然とした問題を抱えていた人は、ここでごく現実的にその問題の解決に取り組めそうです。「何が問題だったのか」がはっきり分かってきます。
フリーの人も、「自分がパートナーに何を求めているのか」「どのようにパートナーを探せばいいのか」が、この時期はっきりしてくるかもしれません。
とらえどころのなかった要望やイメージが、現実の中で「形を得る」時期なのです。それによって、行動を起こしやすくなるはずです。
・住処、家族、人間関係について
「日常生活を見なおす・再構築する」ことが、この時期のテーマとなっています。ゆえに、家族との役割分担や関わり方、お互いの義務についての考え方などが、ここで大きく変化するでしょう。こうしたことは自分一人で決められることではないので、自然と、身近な人たちとのコミュニケーションの量も増えるはずです。お互いのニーズについて打ち明けあい、理解し合うところから話が始まります。
一緒に暮らしている相手でも、習慣やクセ、体質、価値観が少しずつ違うものです。それによって、暮らしのあり方も違ってきます。お互いの違いをどのように受け入れ合えばよいか、なかなか難しいことですが、この時期はその方法を「現実的に」見つけていけるときです。たとえば、几帳面な側がだらしない側を一方的に責める、といった「善悪」で捉えるのではなく、「どうしたらお互いが気持ちよく暮らせるか」という視点に立って、落としどころを探る、といったことが、この時期はスムーズにできやすいはずなのです。
心地良い暮らし、今の自分にあったのびやかなライフスタイルを、周囲との対等な「調整」を重ねながら実現していける時期です。
人間関係については、5月半ばから7月にかけて、大きく動きます。
公私ともに素晴らしい出会いが期待できます。人と関わることから、多くを得られるでしょう。
前述の通り、この時期の人間関係は、2012年頃からあなたが抱えてきた漠たる悩みや「謎」を、一気に解決してくれるかもしれません。
4月末から6月にかけては、チームワークや交友関係について、多くの労力を割く必要がありそうです。熱い感情をぶつけ合うような場面もあるかもしれませんが、これはけっして「悪いこと」ではありません。むしろ、感情を見せ合うことで、信頼関係が自然に「生まれる」ような展開になるでしょう。
・仕事・勉強について
この上半期を通して「実務・就労条件」が、一つの大きなテーマとなっています。
責任ある役割を引きうけて、仕事内容が重みを増す、ということになりやすい時期です。
一方、自分に合わない環境で働いている人、就労条件に問題を抱えている人は、その状況から脱するために現実的なアクションを起こせるでしょう。異動を希望したり、転職したりといった選択もできるときです。
経験を積んでスキルを磨ける時期でもあります。できることが増えますし、周囲からも大いに頼りにされるでしょう。
仕事の量の調整、内容の調整も大切です。今この場だけ乗りきればいい、という発想ではなく、「長く走り続けるためにはどうすればいいか」という考え方が必要になります。
年齢によって体力も変化します。「今の自分にできること」を考える場面が増えるでしょう。
また、自分のことだけでなく、周囲の人々の活躍を促すにはどうすれば良いか、後輩の成長をどうサポートするか、といったことにも意識が向かいます。自分の「役割」に関する視野も大きく拡がる時期なのです。
勉強については、「経験」が物を言う時期です。
現実の活動、自らの行動によって得るものが多いでしょう。
たとえば受験勉強などでも、「頭で理解する」というより「くり返し、身体に叩き込む」「訓練を積む」といった観点が功を奏するかもしれません。
勉強に勢いがつくのは、1月から2月、4月後半から5月中旬です。
・お金について
2020年後半は「経済関係」が大きく動いた時間だったはずです。自分自身の変化というよりは、周囲の人々やパートナーなど「関係者の経済活動」が大きく変化したため、それに伴ってあなた自身も新しい選択をすることになったのではないでしょうか。
この「経済関係の変化」は、年が明けると収束します。少し落ち着いた気持ちでお金のことを見直せるようになるでしょう。
3月後半から4月にかけて、特に「状況の整理と軌道修正」がしやすいタイミングとなっています。
3月末、素敵なものが手に入りそうです。頑張ったことへの「ご褒美」のようなイベントも起こるかもしれません。