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「今が、がんばり時だよ」とは、たとえば受験生や就職活動中の人などを励ますとき、よく使われるフレーズです。「がんばり時」とは、「集中して努力すれば達成できる、ハッキリした目標がある時間帯」のことだろうと思います。ならば、この下半期から2023年3月にかけての時間帯は、乙女座の人々にとってまさに「がんばり時」です。2020年頃からあなたがコツコツ続けて来た努力が、ここで一気に大きな成果につながっていくからです。
「勝負時」「正念場」「天王山」など、ほかにも様々な言い方がありますが、これらの全てが今の乙女座の人々に当てはまります。特に8月下旬以降、非常に熱いクライマックスが来年の早春まで続いていくのです。経験値を総動員し、慎重で地道な努力と、大胆で勇敢なアクションを組み合わせて、素晴らしい成果を上げられるでしょう。嵐の中を一気に駆け抜けていくような、素晴らしいドラマを生きる人もいるだろうと思います。「勝負をかけるとき」であり、リスクも伴いますが、この時期のあなたは一歩も引きません。自分に「風が吹いてきている」のを、日々実感できるからです。素晴らしいチャンスが巡ってくるケースもあれば、自分の手で闘いをセッティングする人もいるでしょう。普段なら人の後についていきたいようなタイプの人でも、この時期は主導権を握りたくなるはずです。いつの間にかリーダーシップをとり、最前線でチャレンジしている人もいるはずです。
これはもちろん比喩ですが、「勝負」には、武器や防具や兵糧が必要です。この時期、あなたは自分の望む闘いをするためのリソースを、潤沢に集めることができるでしょう。自力でそれらを手に入れる人もいるかもしれませんが、それ以上に「必要なものを提供してくれる味方」に恵まれる傾向があります。資金提供を受けたり、「自由に使ってもいいよ」と、道具や場所を貸してもらえたり、あるいは「手伝うよ、一緒に頑張ろう」と、力を貸してくれる人が現れたりするかもしれません。さらには、ある種のチャンス、機会、活躍の場などを、だれかがあなたのために用意してくれる可能性もあります。こうした「助力」は、ギブアンドテイクの取引ではなく、純粋な好意からのものがほとんどだろうと思います。人からの好意を率直に受け取って、あなたは自分自身の闘いに集中できるはずです。
2021年から、あなたは「他者との関わり・一対一の人間関係・パートナーシップ」といったテーマを見つめてきているだろうと思います。人と関わること、信頼関係を紡ぐこと、人の思いを受け取ること。そうしたことに力を注ぎ、様々な経験値を積み重ねて来た結果、上記のような「リソースの提供」を受けられるようになります。あなたが相手に心を注いだ分だけ、相手もあなたに気持ちと力を注ぎ込んでくれます。あなたはもともと、とても面倒見のいい人で、ほとんど無意識に人を気遣い、ケアしているようなところがあります。そうしたあなたのこまやかな心遣いを、周囲の人々はあなたが思う以上に、理解し、感謝してくれているのだと思います。この時期あなたにもたらされる様々な恵みやギフトは、そのほとんどが「返礼」の意味を持っています。遠慮する必要は、少しもありません。
この下半期全体が熱い勢いに満ちた時間帯で、スピード感があるのですが、8月から10月にかけては、少し「立ち止まる」時間も必要になりそうです。半年以上を走り続けるとなれば「休憩」が不可欠なのです。また、走っているときには、周りの景色が見えにくくなります。見落としたもの、受け取りそびれたもの、忘れもの。そうしたものを「ちょっと取りに戻る」ような作業に取り組めるのがこの秋口です。
また、10月末から12月中旬は、この時期どうしても会っておかなければならない人物に、会いに行くことになるかもしれません。あるいは、相手からあなたを訪ねてきてくれる可能性もあります。「他者との心の結びつき」という人生最大の宝物を、しっかり両手で受け取れるタイミングです。
[時期について]
7月から8月中旬は、「遠出」の機会がありそうです。まだまだ自由に旅行ができる社会状況ではなさそうですが、それでも、大事な用件のために旅することになるかもしれません。この時期の「遠出」は突発的であり、どこか「不思議な縁」に導かれるような所もあるようです。
さらに、この時期は学びの季節でもあります。ここで集中的に学んだことが、このあとの「勝負」の時間に大いに役立つようです。コミュニケーションや発信活動にも熱がこもります。遠くの人と、熱いやりとりができそうです。
7月後半から8月前半は、「人」に恵まれる楽しい時間です。交友関係には愛が満ちますし、素晴らしいチームワークが生まれそうです。夢に大きく近づける時でもあります。
8月下旬から2023年3月は、「勝負」の時間です。なにかしら大きな目標を掲げ、チャレンジすることになるでしょう。あるいは、あなたのジャマをする人や、敵対してくる人などと、徹底的に闘うことになるのかもしれません。「目の上のたんこぶ」のような存在と真っ向勝負して、勝利できる時です。この時期の「勝負」のあとでは、素晴らしい戦利品がもたらされます。
8月から10月上旬は、「原点回帰」の時です。前述の通り「勝負」の時期に入っていますが、チャレンジの入り口で「何が自分らしい闘い方なのか」「自分にふさわしい目標とは何か」といった命題が心に浮かぶのかもしれません。自分が今、闘うべき闘いは何なのか。それは、「自分とは何か」という問いにもつながります。勝負をスタートさせてしばらく経ったところで、特に9月下旬頃から一旦立ち止まり、「自分」の手応えを確かめる必要が出てくるのだろうと思います。ここで新しい体勢を整えられます。
9月末から10月は、経済的な恵みを感じられる時です。収入が増えたり、いい買い物ができたりする時期となっています。このタイミングで経済活動全体のスケールが一気に拡大する人もいるはずです。
10月末から12月中旬は、公私ともに素晴らしい出会い、人間関係に恵まれる時です。2021年からの誰かとの愛のドラマが、ここでハッピーエンドに至る可能性もあります。大切な誰かと心を直接触れあわせるような、非常に特別な体験ができる時です。
11月半ばから12月中旬は、家族や身近な人のために労力を注ぐことになりそうです。身近な人をケアすること、また、周囲から自分へのケアを受け取ることが、この時期の大切なテーマです。
12月から年明けは、素晴らしい愛の季節です。恋愛には強い追い風が吹きますし、好きなことに没頭する人もいるでしょう。クリエイティブな活動に取り組んでいる人には、大チャンスが巡ってくるかもしれません。趣味の創作活動などにおいて、大傑作を制作する人もいるだろうと思います。
[愛について]
2021年から、乙女座?の人々は「パートナーシップの時間」の中にあります。2022年5月から一度中断したものの、この10月末から12月中旬にかけて「第三幕」が置かれています。愛についてまだ何のドラマも起こっていないという人も、この秋から冬にかけて、素敵な出来事が起こる可能性があります。
この時期の愛の世界では、あなたが長い間、潜在的に抱え続けて来た「思い」が、大きな意味を持ちます。
たとえば、愛の関係の中ではしばしば、その人の生い立ちや幼少時からの体験がクローズアップされることがあります。人からの愛の受け取り方、人をどう理解するか、その前提となる枠組みは、私たちがごく幼い頃から、周囲の環境とのやりとりによって培われるものだからです。愛することは、「誰でもが生まれつき、同じようにできること」ではありません。愛し合いたいと思える相手の前に立って初めて、自分の心に空いた穴や、自分の心に深く刺さった刃に気づく人は、決して少なくないのです。
誰もが人との関わりを通して成長します。この「成長」とは、他者への理解の仕方、他者の思いの受け取り方や扱い方が変わる、ということを意味するのだろうと思います。この時期、あなたは誰かとの愛の体験の中で、自分の心のありようやクセ、ずっと隠されていた深い不安や渇望に気づかされるかもしれません。そして、今まさに目の前にある愛の関係を通して、そうした問題を、より強く柔らかな人間性の可能性へと向かわせることができるかもしれません。
愛を探している人は、愛を見つけるために「明確な目的意識を持ち、計画的に行動する」ことが効果的です。普段の活動の場で「共闘」した相手との間に愛が芽生える気配もありますが、それを期待してじっと待っている、というスタンスは、この時期の雰囲気には合わないようです。主体的な自分、積極的な自分として、愛についてもしっかり目標を目指すこと。そのタフな姿勢そのものが、誰かの心をぐっと惹きつけます。
愛に強い追い風が吹くのは、9月、10月末から年明けです。特に10月末から12月中旬は、素晴らしい出会いの時期であり、パートナーシップに愛が溢れる時期です。
[目標・仕事について]
がんばればがんばっただけ、いやそれ以上に、大きな戦果を挙げられる時です。あなたはもともと、コツコツ努力を重ねることが上手な人ですが、そのある意味ジミな努力がこの時期は、非常に華やかな勝負へと発展していくのです。活躍の場があり、チャレンジの機会があり、ハデなチャンスがあるでしょう。とはいえ、この挑戦、大勝負の「ゴール」は2023年3月頃に置かれています。ですから、この下半期の中で全てをやり遂げようと焦る必要はありません。むしろ、半年強という「頑張り時」を走りきるために必要な「ペース配分」を随時、検討しながら進むことが大切です。「今のままでは来春までもたないかも」と思えたら、遠慮なく休養をとり、充電することも「走る」プロセスのうちです。勝負時だからこそ、体調管理、スケジュール管理が普段以上に大きな意味を持ちます。
できるだけ大きな目標を掲げたい時です。その目標は、あくまで自分自身が情熱を注げるものでなければならないと思います。第三者の目に輝かしく映るかとか、周囲から文句を言われないかとか、誰かと比べて優れているかとか、そういったことはこの時期、一切意味がありません。頭で考えた目標ではなく、心が選び取った目標でなくてはならないのです。キャリアに関しては特に、多くの人が「格好つける」選択をしがちです。人から憧れられたり、うらやましがられたりしそうな目標を掲げ、三日坊主になる、といった体験をしている人が少なくありません。自分の心にかなわないような、本気になれない的外れな目標を立ててしまうと、この時期の「勝負」は苦しいばかりで、危険が伴うものとなるでしょう。心が自然に燃えてきて、考える前に身体が動いていくような「目標」ならば、どんなに背伸びをしても、結果的に「大成功」となるはずです。
[家族・人間関係について]
「みんなで」ではなく、「ひとりひとりと、一対一で」関わる時です。家族であっても、「家族みんなで行動する」よりは、「家族のうちの一人とデート」といった形が多くなりそうです。みんなまとめるのではなく、ひとりひとり切り離して、一対一の「線」を意識することで、結果的に全体のまとまりが良くなります。
とはいえ、あなた自身が非常に忙しい時期なので、なかなか身近な人のためにじっくり時間を割くことが難しいかもしれません。それでも、日々の生活の中で何気ない対話を交わす時間を大切にすることが必要です。忙しければ忙しいほど、「帰ってこられる場所」の意義は深まります。外に出て、傷だらけになって闘ったなら、家に帰って傷を癒やさなければならないからです。外でも家でも傷を負うような状態には、誰も耐えられないのです。
特に11月から12月は、家族や身近な人のために集中的に時間をとりたいときです。あなたが忙しく、いつも以上に頑張っているということを、周囲の人に是非とも、理解してもらう必要があります。それにはまず、周囲の人たちの悩みや苦労を聞くことが大事です。吸い込んでもらうにはまず、吐き出してもらうしかないからです。
仲間や友達との関係は、7月後半から8月前半に盛り上がりそうです。さらに、10月末から12月中旬は公私ともに、「人に恵まれる」時期となります。人に大切にされる喜び、人を大切にするゆたかさを深く味わえるでしょう。2021年から、誰かに対してずっと働きかけ続けてきたなら、この秋にその気持ちが「通じる」かもしれません。
[お金について]
この下半期から2023年5月にまたがって、経済活動が大きく拡大する時間帯です。コツコツお金を貯める、というようなイメージより、他者との大きな関わりの中でお金の流れが大きく膨らむ、というイメージがぴったりです。人から大きな財を託されたり、他人のお金を管理する役割を担ったりする人もいるでしょう。大きな仕事を継承したり、すばらしい「ギフト」を受け取ったりすることになるかもしれません。誰かが人生の全てを注ぎ込んだような宝物を受け取って、「これをどう活かすか」を思案する、といった場面もあるかもしれません。
他者との関わりの中で、経済的な価値観が大きく変わる人も少なくないようです。「こういうお金の使い方があるのか!」「お金について、こんな考え方があるのか!」といった衝撃を受け、自分自身の経済活動を少なからず変えていく人もいるだろうと思います。
8月後半から10月にかけて、モノや財、お金の流れについて大々的な「棚卸し」が必要になるようです。現状を正確にチェックし、これからのお金の稼ぎ方、貯め方、使い方、運用の仕方について、新たなスタイルを模索できます。