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2012年上半期は、乙女座の人にとって、とにかく忙しい時期となっています。
火星があなたの星座に長期滞在しており、文字通り「火が入った」ような状態になっているだろうと思われるからです。
火星は、勝負、攻撃、意欲、情熱、欲望などを象徴する星です。
乙女座の人の繊細で慎重な心には、この星は「ちょっと厄介で、めんどうくさいもの」と思えるかもしれません。
でも、乙女座の人は12星座中でもっとも「タフ」な星座でもあります。
忙しくしていることが好きなのです。
だらっと暇な時間を過ごしているよりは、家事をしたり勉強したり誰かの世話をしたり何か美しいものを創り出したり、等々、とにかく手を動かしていたい、という人が多いのです。
身体を動かして勤勉に動き回った日の夜は、「今日はよくやったなあ!」という深い充実感を味わえるはずです。
乙女座の人の五感はとても敏感で、同時に、非常に働き者でもあるのです。
そんな乙女座の世界に「火星」という、活発で躍動的な星が巡ってくるということは、あなたの「動いていたい」という最大の欲求を満たすようなシチュエーションが続く、ということを意味しているように思います。
この時期のあなたは、タフに動き回って、自分が欲しいものをたしかに創り出したり勝ち得たりすることができるのだろうと思うのです。
ただ、独りよがりを嫌い、人をサポートしたり人の中から何かを引き出したりするのが好きな乙女座にとって、この時期は一つ、課題があります。
それは「自分から望んで動く」ということです。
周囲の流れを読み、その流れをちゃんと汲んでいこうとする乙女座の人にとって、「あくまで自分の意志で動き出さなければならない」「最初の一歩は自分から踏み出さなければならない」というシチュエーションは、あまり「らしくない」ものだろうとおもうのです。
でも、この時期のあなたは、自ら自分の一歩を決め、そして踏み出します。
そこに、多くの人が付き従ってくる、というような動きが生じるのです。
リーダー的な動き、あるいは「言い出しっぺ」的な動きは、乙女座の人にとっては苦手意識のある所だと思うのですが、この時期のあなたはそうした抵抗感を飛び越えてしまうような情熱と意欲に満ちています。
その情熱が燃える輝きをたいまつのようにして、みんなが集まってくるのだろうと思います。
この時期、自分の可能性を試すために、遠く旅に出たり、留学や出張を経験したりする人も少なくないでしょう。
「未知の世界」に導かれるように飛び込み、そこで新しい自分の才能を発見する人が多いだろうと思います。
知的好奇心が刺激されますし、「師」と呼べるような人との出会いも期待できそうです。
愛情関係については、少々不思議な出来事が起こるかもしれません。
あなたの心の奥深くに触れてくるような、誰かの「手」を感じるかもしれません。
あるいは、パートナーがずっと見せてくれなかった心の一部を見せてくれたり、逆に、あなた自身気づかなかったあなたの哀しみを慰撫してくれたりするのかもしれません。
目に見えない、澄んだ地下水の流れが出会って一本の流れとなるような出来事が、そこに起こるのかもしれません。