アーカイブ記事
「玄関を開けて、でかけてゆく」ような年明けです。
これはもちろん、比喩です。
世の中はまだ「出かけにくい」状況で、思い切ってかけだしていくにはまだ早いかもしれません。
でも、2020年にあなたがずっと力を注ぎ、つなぎとめられてきた世界から、
自分の意志で、多少は「外側」に出ることができるはずなのです。
たとえば、今まで家族のことだけを考えて日々を過ごしてきた人は、
2021年、自分自身の楽しみのために、時間を作ることができるようになるかもしれません。
2020年に周囲の要望に従って仕事をしてきたなら、2021年は自分のやりたい仕事ができるようになります。
これまでが「役割を重視」してきたなら、ここからは「自分の才能を重視」することができるのです。
これまで家の中で過ごし、身近な人との関わりの中で生きていた感じがあったなら、
ここからは一人の人間として、外の世界の誰かと、恋をすることになるのかもしれません。
天秤座の2021年は、楽しみと喜びの多い年です。
ただ、この「楽しさ」や「喜び」は、誰かが自動的に運んできてくれるものではないようです。
少なくとも、「注文」「オーダー」する必要があります。
自分から要望して、自分の行動を通して、その喜びがうまれるのでなければ、
本当の意味では楽しくなれないのです。
絵を描く楽しさ、楽器を奏でる楽しさ、子犬を愛でる楽しさは、自分の中から生まれます。
どんなにモテても、自分自身の心に「その人」への愛情がわかなければ、ラブアフェアは虚しいだけです。
この時期はあなたの心の中の、感動やアクションのスイッチがONになり、そこからなにかが始まります。
すでにできあがった世界に馴染んでいくことも大変ですが、
まっさらな場所に家具を配置していくことは、もっと大変です。
どこに何を置けば自分が幸福になるのか、徹底的に考えなければならないからです。
2021年は、すべてアラカルトで指定する食事のようです。
コース料理やセット、定食ならば、メインだけを選んで後はお任せにできますが、
2021年のあなたの世界では、言わば味噌汁の具やショウガ焼きの付け合わせまで、
丁寧に指定する必要があるのです。
こうしたオーダーのためには「自分は何が欲しいのだろう」「どうすれば満足できるのだろう」と
いちいち、自問自答を重ねなければなりません。
そこに本当の創造性がたちあらわれ、世界が自分のものになり、大きな愛が生まれます。
5月半ば以降は、少し風向きが変わります。
「やりたいこと」から「やるべきこと」へと、意識がシフトするでしょう。
年明けから「やりたいこと」を追求してきたからこそ、ここで「やるべきこと」が見えてきます。
愛は、人に「責任」を選び取らせます。そのことの意味が5月から7月に、分かってくるかもしれません。
・時期について
1月から2月は、とてもクリエイティブな時間となっています。
なにか創作をしたい、好きなことをしたい、という思いが強くわき、すぐ行動を起こせそうです。夢中になれるものに出会う人もいるでしょう。あるいは、大恋愛に飛び込んでいく人もいるかもしれません。
2月は特に、とても楽しい時間となりそうです。遊びや楽しみのためのイベントに力がこもりますし、かつて好きだったものへの情熱が「復活」するかもしれません。色々な意味で「欲が出る」時です。
2月末から3月は、調子が上向きになりそうです。健康面で改善するものがありそうですし、生活スタイルをよりリラックスできる、快適なものへと変えていけるでしょう。
自分に合った任務に出会える時でもあります。現状に満足していない人は、「他の道がないか」という模索を始められるでしょう。ここでのアクションは、5月半ばからの変化に繋がっていくようです。
3月から4月は、遠い世界との間に橋が架かるようなタイミングです。遠出することになるかもしれませんし、遠くから誰かが訪ねて来てくれるかもしれません。精力的に学べる時期でもあります。あらゆる意味で「世界を拡げる」ことができるときです。
4月末から7月にかけて、非常に忙しい時期となります。特に5月半ば以降は、自分の「役割」について深く考えることになるかもしれません。
周囲からのニーズの変化に気づかされたり、「自分にしかできないことがある」ことを発見したりする人も多いでしょう。転職や異動など「ポジションの変化」が起こりやすい時でもあります。ここでの変化は年末から2022年のプロセスに繋がっています。
6月は少し不思議なタイミングです。たとえば、「遠い場所に再訪したことがきっかけで、素敵なチャンスを掴む」といったことが起こるかもしれません。あるいは「古い仲間に声をかけられて、新たなチャレンジに臨む」といったこともありそうです。未来と過去が不思議な形で結びつき、そこに道が生まれそうです。
[テーマ別ひとことコメント]
・愛について
くり返しになりますが、2021年は天秤座の人々にとって「愛の年」です。
恋愛やパートナーシップにも強い追い風が吹き続けます。この時期に生まれた愛・蘇った愛は、この先長く続いていく生命力を持っています。
トキメキや憧れのような、キラキラした気持ちが高まる一方で、責任や義務といった「重みのあるもの」への意識も強まるでしょう。
愛の世界において、かつてなく大きなものを「引き受ける」決断をする人も少なくないはずです。
特に1月から3月前半、一気に「愛の年」を実感できるような出来事が起こりそうです。
しばらく「愛」の感情から遠ざかっていたという人も、胸の中に熱い感情がわいてくるのを感じられるでしょう。
愛を探している人は、上半期全体が「チャンス」です。特に年明けから3月上旬は、新しい出会いもあり、蘇る愛もあって、とにかく「愛が動く」時間となっています。
愛についての考え方が大きく変わる人もいるでしょう。
さらに3月下旬から4月半ばは、人に思い切ってぶつかっていけるときです。紹介などにも妙味がありますが、「最初からうまく行く」わけではなく、多少の紆余曲折があるかもしれません。
カップルも、愛に溢れる時間となっています。
「一緒に楽しむ」ことへの意識が高まります。お互いの楽しさや喜びをどう創造できるか、という点で、新しい発想がどんどん出てくるでしょう。
2020年後半、パートナーと衝突や摩擦が絶えなかったという人もいるだろうと思います。その場合は、1月7日を境に、そのハードな状況は収束するはずです。1月7日から13日のあいだで、パートナーとの関係性の節目を迎える人も少なくないでしょう。思いきりケンカしている状態から、お互いを必要とする気持ちを再確認するプロセスへと、流れがシフトするタイミングとなりそうです。
4月半ばから5月半ばは、非常に官能的な時間です。お互いに「与え合えるもの」が多くなるでしょう。
・住処、家族、人間関係について
2020年は「居場所・家族の年」でしたが、複雑な問題に向き合ったり、困難を乗り越えたりと、大変なことも多かったのではないかと思います。そうした緊張感やプレッシャーが、2020年の年末を境に静かに消えていき、年明けは安らぎに溢れる時間を過ごせそうです。2020年の努力が、2021年はとても幸福な形で報われることになるはずです。
特に1月は、家族や身近な人との時間が、とてもあたたかいものになるでしょう。
さらに、子育て中の人にとっては、子供との関係が大きく変わる年になるかもしれません。子供は成長していくものですが、それを受けて育てる側も、少なからず「育つ」ところがあるものだと思います。2021年はそういう意味で、育てる側としての自分が急成長を遂げる時間となっているのです。
特にこの上半期の中では、1月から3月前半に、スケールの大きな出来事が起こるかもしれません。2月は自分自身の子供の頃を、深く振り返り、掘り起こしていく人も多そうです。
人間関係については、2020年後半が非常にチャレンジングな時間帯だったのではないかと思います。その時間が1月7日までに収束し、こちらも「ホッとひと息つける」でしょう。誰かと対決したり、タフな交渉を重ねたり、ライバルと張り合ったり、といった緊張感に溢れる時間が終わって、人と関わることがとても楽しくなってくるはずです。
特に3月後半から4月前半は、人との関わりが活発になります。素敵な出会いもあるでしょう。2020年後半に「開拓」した場で、多くの収穫を得られるはずです。
6月から7月は、仲間や友達との関係に恵まれる時期となっています。協力者や理解者に囲まれ、一緒に未来へ向かっていける、頼れるチームやネットワークを構築できそうです。
・仕事・勉強について
仕事は4月末から7月にかけて、とても忙しくなるでしょう。「大勝負」に出る人が少なくないはずです。
この時期の「勝負」には、かつて学んだことや過去の経験がとても役に立つ場面がありそうです。
また、かつての仲間との関係、昔勤めていた先の人間関係などが、この時期の活動を下支えしてくれる気配もあります。
「今、この瞬間」の状態だけに囚われず、過去に関わった人や得たものを「総動員」する意識を持つと、状況がどんどん好転するようです。
5月半ばから7月は、「自分一人の成果を追い求める」のではなく、「周囲の人々をサポートし、盛り上げたい」という思いもわいてくるかもしれません。上司やリーダーに「この人に手柄を立てさせたい!」という思いを持つ人もいるでしょう。誰かの成功のために自分が力を尽くすことに、新しい喜びを感じられるかもしれません。
ここで転職する人も少なくないはずです。あるいは、この時期の出来事がきっかけとなって、2021年終わりから2022年にかけて転職活動を始める、といった展開もあり得ます。これは主に、就労条件や環境を変えたい、という気持ちが原動力となってのアクションであろうと思います。「今の自分に合う日常」を作るために、仕事を変えられる時なのです。
勉強に関しては、3月から7月頭にかけて、とても大きな盛り上がりが見られます。
特に3月から4月は精力的に学べる時期です。資格取得などの取り組みにも勢いが増すでしょう。
5月から7月は、「復習」がポイントとなりそうです。既に知っているつもりのことをもう一度調べたり、かつて取材に行った場所を「再訪」したりすることで、視野が拡がり、土台を強化することができそうです。
・お金について
2019年頃から経済活動を巡る環境が大きく動き始めているのではないでしょうか。
たとえば、パートナーの経済状況が変わり、自分自身の経済力を強化することへの意識が強まった人もいると思います。あるいは、融資を受けるなど、「外部のお金」が自分の経済活動に流れ込んできて、大きな関係性の中で活動していくことになった人もいるでしょう。逆に、他者との経済的な結びつきをできるだけ解除し、独自の道を模索している人もいるかもしれません。
そうした「動き」が、1月から2月に加速します。特に「自分が好きなことのためにお金を使う」「自分の才能を磨き、強化する為にお金を稼ぐ・使う」ことを目指す人が少なくないはずです。
また、子育てに関するお金の使い方・増やし方・貯め方について、このタイミングで新しいレールを敷く人も多そうです。
4月後半から5月半ばにかけて、お金に関して強めの追い風が吹きます。欲しいものが手に入りそうなタイミングです。