2022年天秤座の下半期の占い

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人との関わりが、別世界への「扉」になる。

誰かがあなたの手を取って、未知の世界へと連れて行ってくれるかもしれません。あるいはあなた自身が誰かの手を引いて、ここではない別の場所に導いていくことになるのかもしれません。2022年下半期、天秤座の世界では「出会いと関わり」が、「新しい世界」へとつながっています。誰かとの出会いや関わりが、別世界への扉となっているのです。誰かが旅に出ようと誘ってくれるのかもしれません。遠い場所にいる人に声をかけたら、こちらへおいでと招かれるのかもしれません。さらには、「遠征」にでかけてゆく人もいるでしょう。ライバルに挑戦するために、新たな好敵手に出会うために、長い距離を超えてゆくのです。もちろん、現実的にはまだまだ、「旅」が難しそうな社会状況です。でも、なんらかの形で遠い場所にいる誰かと、あなたはコンタクトを取ることになるだろうと思うのです。

この下半期は、熱い学びの季節でもあります。たとえば出会った誰かと深く語り合うために、相手の国の言葉を猛勉強する人もいるでしょう。デートで少々「格好つける」ためにどしどし雑学を仕入れる、といったことも、成長のきっかけとなるかもしれません。大切な相手のことをもっと知りたい、という思いが、勉強に結びつく可能性もあります。さらには、出会った相手のための「先生」になるべく学ぶ人、出会った相手が先生になってくれて学びの機会を得る人もいるだろうと思います。必死の懇願で弟子入りする人もいれば、強く頼み込まれて弟子をとる人もいそうです。「教える」のは「教わる」以上に、学ぶことの多い営為です。ここでも「出会い・関わり」と「学び」が直結しています。知らないことを情熱的に、ガツガツ知ろうとする姿勢が、誰かとの重要な結びつきを生むエネルギーに変わります。誰かとの関係を大切にし、より大きく強く育てようとする意欲が、たくさんの知識を吸収するスポンジの役割を果たします。

一般に、好きなことをするのは、楽しいものです。でも、たとえば山登りや遠泳など、苦労もあれば危険もある「趣味」も存在します。第三者から見れば「なぜそんな辛い、危ないことを、好き好んでするのだろう?」というような趣味に、多くの人がのめり込んでいます。それにも似て、この時期のあなたが「好きでやる」ことには、なんらかのハードな、あるいはタフな要素が含まれているようです。簡単にできることはすぐに楽しめますが、飽きてしまうのも早いのです。一方、難しさを含んでいる趣味や遊びは、「楽しい」と思えるまでに時間がかかりますが、一度楽しさが分かってしまうと、なかなかやめられません。さらに、たとえば歯磨きやエクササイズといった「めんどうくさい」ことも、習慣になってしまえば「やらないと落ち着かない」「やらないと気持ちが悪い」という気持ちになったりします。この下半期、そうした「入り口は狭いけれど、その向こうがとても広く、楽しい」テーマに出会えるかもしれません。

2021年頃から周囲の人々との役割分担が、少しずつ変わってきているかもしれません。周囲から期待されていること、みんなのためにできることが、だんだん増えてきているはずです。あるいは、「自分がなぜ必要とされているか、やっとわかった!」といった発見をした人も、きっと少なくないはずです。この下半期、特に10月末から12月中旬にかけて、「これこそが自分の役割、自分の義務だ」と思えるようなポジションを確立できそうです。「役割」は、たとえば役職名や肩書きのような「枠」と、その中にある「現実の作業、動作、責任範囲」でできています。枠だけははっきりしているけれどもナカミがよくわからなかったり、ナカミが山積みなのに枠がはっきりしなかったり、ということもよくあるものですが、この下半期にはそうした矛盾、ミスマッチを解消できます。ポジションとナカミが自分自身に合った形で噛み合い、「これだ!」という思いを抱いて日々、活動できるようになるでしょう。経験を活かして活動できる場、信頼できる周囲との協力体制、自分のパフォーマンスへの自信、納得できる様々な条件、継続性への安心感。たとえばそうしたものをあなたの世界に、丁寧に配備していけるタイミングです。


[時期について]

7月から8月中旬は、意外な提案を受けることになるかもしれません。誰かが面白いことをあなたのためにセッティングしてくれるなど、想定外の「ありがとう!」がありそうです。一見、自分に合わないように思えるものでも、受け取ってみたらけっこうしっくりくるかもしれません。

7月後半から8月前半はとても好調な時間帯です。活き活きと活躍できますし、素敵なチャンスも巡ってきそうです。注目されたり、褒められたりと、嬉しいことが多いでしょう。
8月半ばから9月頭は、「人に恵まれる」時です。友達に囲まれ、楽しく過ごせるでしょう。仲間とのチームワークもとてもよくなります。

8月下旬から2023年5月にかけて、「冒険、遠征、情熱的な学び」の時間となっています。この間、集中的に学んだり、時間をかけて遠出したり、未知の世界に入り込んだりする人が多いでしょう。特に、「誰がかグイグイ引っぱっていってくれる」「自分が誰かをグイグイ引っぱっていく」ような動きも起こりやすい時です。遠征や勉強に関しても「誰と一緒にやるか」ということが一つの大きなテーマとなるかもしれません。

8月末から10月頭にかけて、じっくり時間をかけて取り組むべき作業が出てきそうです。一時的に活動を停止したり、何度か行きつ戻りつしたりする必要も出てくるかもしれません。この時期は決して先を急ぐことなく、過去を振り返る労を惜しまず、時間をたっぷり使うことが大切です。体調を崩したときはしっかり休むことをお勧めします。無理をして頑張っても、あまり実りはないはずです。

9月末から10月は、とても楽しい時期です。長所がキラキラ輝き、愛にも強いスポットライトが当たります。10月中旬から下旬はこれまでの遅れを取り戻すべく、とても忙しくなるかもしれませんが、心はリラックスしていて、かなり愉快に過ごせるでしょう。

10月下旬から11月半ばは、経済活動が盛り上がります。収入が増えたり、欲しいものが手に入ったりする時期ですが、散財気味になる気配も。きちんと計画を立て、予算を守りながら買い物をしたいところです。

10月末から12月中旬は、2021年から模索してきた「役割」が完成し、軌道に乗る時です。このタイミングで新しいポジションを得たり、転職が実現したりする人もいるでしょう。自分にふさわしい「活動の形」が見つかる時と言えます。
この時期は、心身のコンディションを整えやすい時期でもあります。調子を整えると同時に、「長く走り続けられる、自分に合ったライフスタイル」を確立したい時です。

11月半ばから12月中旬は、コミュニケーションが盛り上がるとても賑やかな時期です。身近な人から遠くの人までを巻き込んで、豊かな対話を重ねて行けそうです。知的活動は全般に、素晴らしい勢いが出るでしょう。集中的に学び、成長できる時です。

12月から年明けは、かなり大きな人生の決断をする人もいるかもしれません。重要な転機に立って、何か大事なものを選び取ることになりそうです。
家族や身近な人に多くの時間を割けるときでもあります。ひとりひとりにしっかり向き合い、大切な話ができそうです。


[愛について]

この下半期から2023年5月にかけて「パートナーシップの季節」となっています。愛を探している人、特にパートナーを探している人は、パートナーを得られる可能性がとても高い時期と言えます。人の紹介やマッチングサービスなど、あらゆる手段を利用して出会いを探してみたい時です。
特に、この時期は「遠い場所」に関係のある相手と縁が結ばれやすくなっています。ですから「日常の中での自然な出会いを待つ」という作戦(?)は、あまりお勧めできません。「犬も歩けば棒に当たる」方式で、とにかく動いてみること、普段とは違った場所に出向くことが効果的だろうと思います。旅先での出会い、学びの場での出会いが有望です。また、「恩師の紹介」や「親戚の紹介」も期待大です。目上の人に「パートナーを探している」と伝えておくのも一案です。
また、「知らない」「わからない」ことが、出会いのきっかけとなるかもしれません。知らないことを知ろうとした時、そこに「動き」が生まれ、接触が生じます。熟知している世界の中で身を守ろうとするよりは、未知の世界へ冒険しようとするほうが、ずっと「出会いやすく」なります。

カップルはこの時期、愛を大きく育てることができます。二人でいることの幸福感を味わえますし、「やはりこの人でなくては!」と惚れ直すような場面も、たくさんあるでしょう。二人きりで過ごす時間を大切にしたい時です。
二人で取り組むべき「共同作業」も多そうです。協力し合わなければできないミッションを前にして、普段よりも話し合う機会が増え、お互いをより深く知ることになります。たとえ役割分担があったとしても、あまりにも「縦割り意識」が強すぎると、それは真のパートナーシップにならないのかもしれません。時々役割を交換したり、必要があれば柔軟に分担を変えたりすることで、お互いの気持ちを深く理解できます。

長い間愛の問題を抱えている人は、カウンセラーや弁護士など、専門家の力を借りるのも一案です。身近な友人よりは、遠くにいる第三者が頼りになる可能性があります。
2020年頃から愛について、なんらかの課題を抱えながら努力を続けて来ている人も少なくないはずです。この「課題と努力」のプロセスは、2023年3月までに一段落します。2020年頃にはただ困惑するしかなかった問題も、今ではだいぶ解決に近づいているのではないでしょうか。この下半期、そろそろトンネルの出口が見え始め、大きな希望が湧いてきそうです。

愛に特に強い追い風が吹くのは9月末から10月です。


[目標・仕事について]

たとえば「仕事の上でライバルが現れ、勝負するためにスキルアップを目指す」「仕事の上でとても優秀な人物とタッグを組むことになり、相手に迷惑をかけないためにも必死で勉強する」といった展開が起こりやすい時です。あるいは「ベテランから仕事を引き継ぐにあたり、ほとんど『新人教育』のような薫陶(くんとう)を受けることになる」、なども考えられます。誰かの期待に応えるために学ぶ、誰かとの出会いがきっかけで成長できる、という流れが、仕事の中でも起こりやすい時なのです。
自分を鍛えるための場に恵まれますし、ただ学ぶだけでなく、即実践して経験値を蓄積することもできます。この時期に経験したこと・学んだことは、少し先ですが2025年頃からの活躍期において、素晴らしい武器になるでしょう。

2021年頃から普段の仕事や活動の内容が少なからず変わってきている人もいるはずです。「これが自分の任務だ」と考えていたことからそろそろ卒業し、新しい任務を背負いつつあるのではないでしょうか。たとえば、現場スタッフから管理職に昇格する、というような変化が起こりやすいときと言えます。最初はなかなか身につかなかったり、どう動いていいのか解らなかったりしたのが、この秋には「よし、これで闘っていけそうだ」というところまで、コンディションを整えられます。訓練すること、繰り返すこと、試行錯誤すること、実際にやってみること、などが功を奏する時です。

今まで自分が担っていたことを、人に任せることになるかもしれません。一方で、誰かの任務を引き継ぐことになるのかもしれません。こうした「任務の移行」は、「完全コピー」ではありません。前任者とは違う活躍の仕方があるわけなので、前任者と同じようにできないと落ち込んだり、自分の思い通りに引き継いでもらえないと憤ったりすることは、この時期には合わないだろうと思います。また、「自分なりのやり方」を作るのにも、時間がかかります。すぐに自分スタイルを見いだせなくても、自信をなくす必要はありません。おそらく2023年3月までには、あなたらしいスタイルがちゃんと、できあがるはずです。「同じでない」ことは、クリエイティブなことなのです。

この時期、チャンスを掴みやすいのは7月から8月前半、9月から10月です。


[家族・人間関係について]

公私ともに、人間関係に恵まれる時です。素晴らしい出会いがあるはずですし、既にある人間関係も大きく進展するでしょう。「知り合い」が「友達」になったり、「関係者」が「仲間」になったり、「仲間」が「パートナー」になったりする時です。人と関わることは天秤座の人々にとって、人生の一大事とも言える大切なテーマですが、この時期はそのテーマがフルに「開花」します。会いたい人、関わりたい人には、積極的に声をかけたい時です。また、声をかけられれば遠慮せず、どんどん出向いてみたい時です。

家族との関係では、2008年頃から長らく、様々な「縛り」を感じてきた人が多いのではないかと思います。家族の誰かの深い感情に巻き込まれたり、なんらかの支配的な力関係が生じていたり、依存や執着、様々な葛藤など、強い心情的な圧力を感じてきた人が少なくないはずなのです。表面的には何事もなく、和やかに暮らしていたとしても、あなたの内側では、家族や身近な人と自分との間に渦巻く深い感情のエネルギーが、潜在的な不安や悩みを生み出していたかもしれません。離れたくても離れられないとか、離れていてもいつも心が囚われているとか、そうした状況にあった人もいるだろうと思います。
もしそうした状態に心当たりがあるなら、そろそろ「出口」が見えてくるかもしれません。2023年に「出口」が見つかるはずなのですが、そこに至る最終段階に、すでにさしかかっているのです。これまで起こっていた出来事を相対的に捉えられるようになる人、「縛り」自体が少しずつ緩み始めているのを感じる人もいるでしょう。少しずつでも、心が軽く、明るくなってゆくはずです。


[お金について]

突発的な変化が起こりやすい時です。どーんと臨時収入が入ったり、運命的に出会ってしまったアイテムを「清水の舞台から飛び降りる」勢いで購入したりと、自分でも驚くようなお金の動きがあるかもしれません。
あまりお金や物に縛られずに動ける時ですが、その「縛られない」スタンスが、かえって大きな経済活動につながる可能性があります。冷静かつ客観的な計算ができるあなたですが、この時期の「不確定要素・突然の変化」にどう対応するかは、かなり難しい判断となるのかもしれません。とはいえ、この時期の「大きな経済的変動」は、来年半ば以降にバランスが取れるようです。たとえばここで少々赤字になっても、来年半ば以降に取り戻せる可能性が高いはずです。