アーカイブ記事
2012年上半期は、蠍座にとって「一対一の関係を育てていく時期」に当たっています。
2011年を表す漢字として「絆」が選ばれましたが、この文字がもっともふさわしいのが蠍座と言えると思います。
そして、その動きは、2012年の上半期にしっかり続いていくのです。
この時期、誰か大切な人に出会う人も多いでしょうし、契約や結婚など、一対一の関係を決定づける重要な約束をする人も少なくないだろうと思います。恋愛に限らず、色々な場で、自分と「対」になってくれるような相手を発見し、そこから自分を育てていくことができるのです。
もとより、人はひとりぼっちでいるときは、なかなか自分のことがわかりません。長所も短所も、誰か他人と接したところに初めて、「差」や「一致点」として表れます。
人は自分自身を完全に客観的に見ることが出来ませんから、他者やパートナーという存在は、自分にとっての鏡のような役割を果たしてくれるのです。
この時期、あなたはパートナーや自分と一対一で相対してくれる相手と真正面から向き合い、自分のあり方を検証し、再構築していくことができるのだろうと思うのです。
自分にとって「大切だ」と思える存在から様々な刺激を受けて、未来を切りひらいていく勇気を得ることにもなるでしょう。
ある程度遠い未来に目を向け、何が必要なのか、どんなことを実現したいのか、あるいはどんなものが欲しいのかを自らに問い、それを実現するために動いていける時期です。
もどかしさや苛立ちは、ネガティブなものと捉えられがちですが、苛立ちがなければ「この状況を打開しよう」という意志もわいてきません。
この時期、苛立ちやもどかしさ、あるいは怒りを感じたなら、そこから「未来を変えよう」という意志が生まれるという予兆なのだろうと思うのです。
蠍座は、12星座の中でもっとも「望んだものを手に入れる」力の強い星座です。
ただ、「欲しいもの」がなければ、そのパワーも十分に発揮する事が出来ません。
この時期、あなたは少し遠い未来に「欲しいもの」を発見し、それに向かって動きだすことができるのだろうと思います。
ここ数年、自分の「居場所」について不安感や疑いを抱き続けていた人もいるだろうと思います。
2012年の2月、そんな不安な気持ちから解放されることができそうです。
「ここが自分の居場所だ」「ここにいていいのだ」と思えるような、そんな出来事が起こるのではないかと思います。
居場所は、土地や建物や家具で出来ているわけではありません。
居場所は、人と人との心の結びつきと、「そこにいて欲しい」という肯定感で出来ています。
あなたがこの時期、手に入れることになるのは、そんな「心の結びつきによって出来ている、居場所」であるはずです。
愛情関係については、とても誠実で発展的な時期と言えます。
フリーの人は仲間の集まりや友達からの紹介での出会いが期待できます。
カップルはパートナーシップが勢いよく育つ時期に当たっていて、この時期に婚約や結婚、同居などにいたる人も少なくないでしょう。
お互いに正面から向き合い、大切な話し合いをしたり、約束を交わしたりする機会も増えるでしょう。
バックグラウンドの異なる人間同士が関わる時には、お互いの違いを発見し、認め合い、その溝を埋める取り決めをし、ということが重要になります。
ですがそれは「ルール」ではなく、「コンセンサス」なのだろうと思います。
愛し合う関係において、約束事は相手を縛るためのものではなく、自分を許してもらうためのものなのだろうと思うのです。