2013年蠍座の上半期の占い

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2013年上半期の蠍座の星回りを見ると、いくつかの光景が思い浮かびます。
まず、一人で真剣に頑張っている人と、温かく見守りつつなにかと手を添えてくれる、その人ととても密な繋がりの人の姿です。
あるいは、相手に「花を持たせる」ことで、相手も自分に恩返しをしてくれるような、そんな目に見えない恩義のやりとりのイメージです。
さらに、強い意志を持って進もうとする人に対し、共感して「投資」しようとする人、という関係も見えます。
あるいは、今まで一人で頑張りすぎていた人が、もう一人の人に頼ることを学んだり、逆に、相手に任せすぎていたことを、ここでぐっと自分の手元に引き寄せたりする姿です。
いずれも、「一人で立つ」ことと「他者と力を分かち合う」ことがテーマとなっています。
あなたがこの中のどの立場に一番近いかは、今まであなたが積み重ねて来たものによると思うのですが、いずれにせよ、そこでは「私は私、相手は相手」と切り離すべき部分と、そうではなく、融合させてしまう部分とが明確に、浮かび上がってくるのだろうと思います。

ここで少々ややこしいのは、この時期のテーマが「融合すること」だけでなく「独自で行動する」も含まれている、ということです。
思うに、どんなに孤独であっても、たった一人きりで生きている人というのはいません。みんな「他者のための仕事」を介してつながっています。誰もが誰かの作ったものを利用して生きている部分がなにかしら、あるわけで、一切誰の力も借りずに生きていると言える人は、ほとんどいないはずです。
そういう意味で、「自分の足で立つ」ということは、「人に頼らない」ということではなく、むしろ「いろいろなものに正しく頼る方法を学ぶ」という
事なのだろうと思うのです。
2013年の上半期、蠍座の人は「今まで頼らなすぎたところを頼る」「今まで頼りすぎていた部分を自分でやる」という2つのことを同時に進めることになると思います。
すなわちこれは「甘えることを、整理して強化するプロセス」と言えるかもしれません。
これによって、あなたと密接に関わる人との関係は深く強くなり、新しい命を得て更に輝くことになるでしょう。

時期的なことを少し申しますと、まず1月は環境に手を入れる人が多いと思います。
模様替えや引越、ちょっと遅めの大掃除など、「いつもの景色」を変えることになるかもしれません。
また、家族の誰かが大きめの変化を経験するのにともなって、自分も生活の一部を少し変える人もいるだろうと思います。
2月になると、強い意欲がわいてきます。
いままで漠然と「やりたいな」と思っていたことに着手したり、あるいは、遊びや創造的な活動に没頭したりする人もいるでしょう。
この時期は、恋人やパートナー、子供との関係に、不思議な魔法がかかる気配もあります。
3月はかなり忙しい時で、特に「周囲からの要請に応える」事が重要になるようです。人のサポートをしたり、人の世話を焼いたり、という雰囲気があります。
あるいは、ここまでに肉体的な疲労を溜め込んでしまった人は、ここでじっくり自分を「回復させる」ことに精を出すことになるかもしれません。これはつまり、自分自身のニーズに応え、自分自身の世話を焼くことで、広い意味で「役割を果たせる」、ということだと思います。
4月から5月は、不思議な「縁」を感じるような出来事があるかもしれません。
思いがけない人生のターニングポイントを迎える人も少なくないでしょう。
なにかに導かれるような感じがするかもしれません。
6月は、「しっかり受けとる」時期です。人の好意やサポートなどを受けとる人もいるでしょうし、技術や知恵、立場や人間関係などを受け継ぐ人もいるかもしれません。
経済的にも動きが大きい時です。

愛情関係については、2月から3月にかけて、とても大事な時期となっています。
潜在的に秘め続けてきた問題に、前向きに取り組むことになる人も少なくないでしょう。
フリーの人には、少々幻想的な感じのする出会いが期待できます。外側からではなく「内側から入り込む」ような形で愛が芽生えるかもしれません。
カップルも、愛が非常に「精神的」な輝きを帯びるでしょう。
また、4月から5月には、ちょっとドラマティックな展開がやってきそうです。
愛に強い追い風が吹くのは他に、6月があります。